ヨガインストラクターになるために覚えておきたい志望動機とは?面接時のポイントもチェック

ヨガインストラクターを目指すなかで、面接や履歴書の準備をしている方もいるのではないでしょうか。そのどちらにも共通して重要なのが志望動機です。志望動機は企業へ自分の熱意を伝えるためのポイントとなるため、採用の可否を左右するといっても過言ではありません。そこで今回は、志望動機のクオリティーを高める方法を紹介します。シチュエーション別の例文や面接時の注意点もまとめました。ヨガインストラクターを志す方は、ぜひお役立てください。

ヨガインストラクターになるには志望動機が重要なカギ!

ヨガインストラクターになるうえで、志望動機を確たるものにしておくことは、とても重要です。ヨガインストラクターに関わらず、採用試験などでは、面接の際や履歴書内で志望動機を語る場面が出てきます。

熱意と覚悟を伝えられる志望動機は、大きなアピールポイントになるでしょう。とくに、ライバルの多い人気スタジオで採用を勝ち取るためには、面接官や担当者に興味を持たれ、印象に残る必要があります。相手に「一緒に働きたい」と思わせるような志望動機を盛り込むことが大切です。

ヨガインストラクターの志望動機でチェックされるポイント

まず、ヨガインストラクターを目指す際に、志望動機でチェックされるポイントを確認しておきましょう。

これまでの経歴

企業は採用の際、選考基準として職歴のほかに、ヨガの経験があるかどうかや、資格の有無をチェックします。ヨガはもちろん、ピラティスなど運動に関わる経歴がある場合には、アピールポイントになるでしょう。資格を持っているなら、忘れずに伝えるようにしてください。

経歴にヨガとの関連性が少なく、アピールが難しいと感じる場合にも、「接客業でコミュニケーション能力を鍛えてきた」など、仕事に活かせそうなポイントを見出すことで評価につながります。

仕事に対する理解度

ヨガインストラクターの仕事内容は、スタジオやジムによってさまざまです。まずは希望する企業の特徴や重視している点などの情報を収集しましょう。

業務内容への理解を深めることは、その企業にしかない魅力を知ることにつながります。その結果、自分がなぜその企業で働きたいのかを明確にできるため、採用者にも志望度の高さを伝えやすくなるのです。

ヨガインストラクターに対する熱意

どのような業界でも仕事に対する熱意が伝わらなければ、企業に採用されるのは難しいでしょう。それは、熱意がなければ仕事は続けられないと採用者が考えるためです。とくに、ヨガインストラクターは、長い時間をかけて利用者と向き合う必要がある仕事。熱意が伝わるかどうかは重要でしょう。

さらに、企業が求めているのは、どのような仕事にも積極的に取り組める人材です。そのため、仕事への熱意はチェックポイントのひとつといえます。

ヨガインストラクターの志望動機に盛り込みたい項目

続いて、ヨガインストラクターの志望動機に盛り込むべきポイントをピックアップしました。

ヨガインストラクターを目指した理由

単純に好きというだけなら趣味として極めるのもよいヨガ。志望動機では、インストラクターを目指す理由を明確にする必要があります。

「ヨガのよさを自分以外の人にも知ってほしい」「ヨガに救われた経験を活かして周りの人の力になりたい」など、インストラクターを目指した理由を伝えましょう。

就職を目指すスタジオに惹かれた理由

そのスタジオや企業を就職先として選んだ理由は、志望動機として必須。

「〇〇先生から直接ヨガを学べるこの場所で働きたい」「ずっとお世話になったこのスタジオで、今度はスタッフとして一緒に成長したい」など、ほかの企業では叶えられない希望を熱心に伝えるのが大切です。

自分自身の強みや目標

自分の強みを志望動機に盛り込むことは、自己PRにつながります。例えば、ヨガスキルや指導経験のような専門的な強みがあれば、即戦力として高い評価につながるでしょう。

また、前職がヨガと無関係の職種など、専門的な分野に自信がない場合には、「自分以外の人の成長を喜べる」「ヨガの知識を深めたい気持ちは誰にも負けない」といった自身の長所も強みになります。高い目標を掲げ、前向きに取り組めることを伝えてください。

コミュニケーション能力と協調性

ヨガインストラクターは、利用者一人ひとりの悩みやニーズをしっかり理解しなければなりません。そのため、コミュニケーション能力は非常に重要です。

社交性を活かした経験や、「わかりやすく伝えるのが得意」「相手の気持ちに寄り添って考えられる」など、協調性の高さがわかるエピソードを盛り込みましょう。

ヨガに関する資格

ヨガインストラクターには必須の資格はありません。しかし、資格の有無は経験値などの判断材料になります。国内、海外問わず、ヨガインストラクターの民間資格は多数あるため、取得している場合は、記入しておいて損はないでしょう。

また、ヨガだけでなく、運動や応急処置、コミュニケーションに関する資格も、インストラクターをするうえで役に立つかもしれません。

ヨガインストラクターになるための志望動機例文

ここからは、志望動機の例文を、シチュエーション別に紹介します。実際に志望動機を書くうえで、ぜひ参考にしてください。

新卒や未経験からヨガインストラクターを目指す場合

大学時代から私は趣味でヨガを楽しんできました。ヨガのよいところは身体をしなやかに鍛えられることはもちろん、精神を落ち着かせられるところだと思っています。

大学での勉学や研究がうまくいかず悩んだとき、ヨガをすることで気持ちを落ち着かせたり、自分と向き合ったりと、何度もヨガに救われてきました。自分を支えてくれたヨガの魅力を、今度はヨガインストラクターとして、多くの人に伝えたいと思っています。

現在、私は貴社○○先生のご指導のもと、ヨガインストラクターの養成講座を受講しております。そのなかで、○○先生のお人柄や企業理念に大変感銘を受けました。今回求人のお話をうかがい、資格取得後もぜひ貴社で学びながら成長し続けたいと熱望しております。

ほかのヨガスタジオから転職する場合

多くの人にヨガの素晴らしさを広めたいと、5年に渡り10名以上規模のグループレッスンで指導をおこなっております。そのなかで、もっと一人ひとりに丁寧にレクチャーしたい気持ちが芽生え、プライベートレッスンや少人数制のグループレッスンに力を入れている貴社の方針に深く共感いたしました。

入社後は、これまでに身につけたヨガの知識とコミュニケーション能力を活かし、即戦力として貴社とお客様に尽くしていく所存です。

異業種からヨガインストラクターに転職する場合

私の前職は保育士です。趣味の延長でヨガインストラクターの養成コースを修了したことをきっかけに、園児の保護者を対象としたヨガの会を定期的に開催していた経験があります。

その際、保護者の方々がとても楽しんでくださったことで、ヨガインストラクターを本業とし、身体に悩みを抱える方たちを癒したいとの思いが強くなりました。

貴社の、お客様一人ひとりにじっくり向き合う姿勢と企業理念に心を動かされ、入社を志望いたしました。採用いただけた際には、前職で培った観察眼を活かし、お客様の思いをしっかりくみ取れるインストラクターとして、貴社に貢献いたします。

志望動機と一緒に覚えておきたい面接時の注意点

最後に、志望動機と同様に重要な、面接時の注意点をまとめました。

明るくはきはきとした態度を心がける

優れたコミュニケーション能力を見せるためにも、明るく元気に話すようにしましょう。また、実際のレッスンでは声の大きさや話し方など、利用者に伝わりやすい会話術が必要になります。

面接時から意識しておくことで、採用に一歩近づけるかもしれません。

できないことはできないと伝える

面接でよい印象を与えたいからといって、できないことに対して「できる」と回答するのは避けましょう。

採用後のミスマッチは、面接を受けた側と企業、どちらにとっても負担となります。後々トラブルに発展する可能性も。面接ではできないことは正直にできないと伝えましょう。

模擬指導を練習しておく

面接時にレッスンの摸擬指導をおこなうこともあります。本番で緊張を和らげられるよう、事前に練習しシミュレーションしておくのがおすすめです。

また模擬指導の際は、相手にわかりやすく的確に伝わる声かけを心がけてください。

まとめ

ヨガインストラクターを目指すうえで志望動機は重要です。志望動機のクオリティーを高めるために、まずヨガに対するあなたの考えを深堀りしていきましょう。ぜひ例文や面接時のポイントも参考にしてください。ワンランク上の志望動機で、ヨガインストラクターの夢に一歩近づいてみませんか?

広島県在住。 東京から移住し、最近の言葉で言うところの「スローライフ」をのんびり送っています。 ヨガは日々の習慣になっていて、特に呼吸法(プラーナーヤマ)を意識・大切にし体を動かしています。 YOGAHACKを通してヨガの楽しさ・魅力が伝えられればと思います。