ピラティスの資格は大きく分けて2種類
ピラティスとは、からだのバランスを整え、ダイエットや美容に効果があるとされている運動。自宅でもできるエクササイズとしても人気を集めています。
マシンピラティス
マシンピラティスは、ピラティス専用の機械を使って行います。機械ごとに期待できる効果が異なるので、自分に合ったものを使用しましょう。スタジオによって設置してある器具や使用するマシンの種類が異なります。そして、マシンのインストラクター資格を取得するためには、マットピラティスの資格を取得しなければなりません。
マットピラティス
ヨガマットよりも厚めのマットを使用して行うピラティスです。マットがあれば自宅でもトレーニングが可能です。ボールやストレッチポールなどの器具を使用すると、より集中的にトレーニングができます。
なお、マシンとマット両方の資格を取得すると、コンプリヘンシブと呼ばれるようになります。
ピラティスの資格は国家資格なの
ピラティスの資格に国家資格はなく、多数の団体が資格を発行しています。民間資格のため種類が多く、自分に合った団体の資格を選べます。インストラクターを目指す方以外にも、ピラティスの資格取得をおすすめしたい方がいます。それは、理学療法士の資格を持っている方です。
ピラティスは、負傷兵の怪我や病気の回復のためにリハビリとして開発されました。そういったことから、ダイエットや美容にはもちろん、からだのケアにも適しています。
スキルの幅が広がるだけでなく、職場によっては資格手当を用意しているところもあるため、取得して損はないでしょう。
おすすめのピラティス資格9選
おすすめのピラティス資格を9つ厳選しました。複数の団体が発行しているため、講座内容や時間、費用などがさまざまにあります。自分に合った資格を見つけましょう。
Balanced Body®(バランスドボディ)
スタジオが日本各地にあるzen placeが運営している企業です。ピラティス教育とピラティスマシンの製造に力を入れており、Balanced Bodyのマシンは日本のほとんどのスタジオで使用されています。Balanced Bodyで学べば、全国のスタジオで実力を活かせるでしょう。1クラス69,000円(税込)~、マットピラティスのインストラクターを目指す方は435,000円(税込)~。オンラインでも受講可能です。
- オンラインでマット、マシン、コンプリヘンシブの資格取得ができます。524時間の授業と課題で、初心者でもインストラクターを目指せます。Balanced Bodyでは、zen place pilatesのスタジオを使って無料で自主練習ができ、学んだことを実践することでしっかりと身に付けられるでしょう。
BASI PILATES(バシ ピラティス)
機能的な美しさは世界一ともいわれており、ピラティスにスポーツやヨガなどを組み合わせたBASI PILATES独自の手法を提供しています。日本でも指折りの教育団体で、これまでに4,000人以上が受講してきました。資格取得後も継続して教育を受けられるため、常にピラティスの技術をブラッシュアップできます。マットコースは298,000円(税込)~受講でき、オンラインと対面レッスンを組み合わせたハイブリッド講座もおすすめです。
- コンプリヘンシブを取得する方法が3つあり、自分に合ったコースを選択できます。BASIは40カ国以上で活動しているので、海外に住んでいる方や海外移住を検討している方も受講が可能です。
BESJ(Body Elements System Japan)
BESJピラティスとは、日本人のために作られたピラティスです。エクササイズだけでなく、プログラムの組み立て方やコミュニケーション方法など、インストラクターを目指すうえで大切な情報も学べます。講師も技術向上のため、ピラティスマスターの指導を受けています。
- マットコースは32時間、マシンコースは22時間で取得可能となっており、受講時間も土日や夜など、スケジュールを合わせやすいのがうれしい!対面講座のみで受講費用が187,000円(税込)~と安めに設定されているのも特徴。短期間・お手頃価格でインストラクターを目指したい方にぴったりです。
FTP Pilates (Fit To Perform)
FTPとは、ロンドンで生まれたピラティス。日本のインストラクターの7割が所属しておりピラティス業界のなかでも比較的大きな団体です。効率と実践性を重視した内容で、資格取得後には即戦力として活躍するインストラクターも多数。体験コースもありますので、資格取得までの内容を詳しく知りたい方におすすめです。金額は認定料込みで191,400円(税込)~。対面講座のみとなっています。
- 最短6日で資格取得が可能!短期集中型講座で、記憶が新鮮な状態でテストを受けられます。短期間で不安という方のために、卒業生が優先的に予約できるフォローアップ研修も行っています。養成講座のあるスタジオによっては講師が女性のみのため、男性の目が気になるということがない場合も。
IHTAピラティス
IHTAは「カラダとココロの健康」をコンセプトに、アロマや整体、ヨガなど、さまざまな分野で活動をしている団体です。IHTAの認定ピラティスインストラクターになるためには、認定校や指定校で学び、試験に合格することが必要となります。解剖学やトレーニング理論を取り入れられた講座を受けるため、スポーツクラブやデイサービスなどの企業へ就職し、学びを活かす卒業生も。
- スマホで学習ができ、通勤通学の時間も知識を身に付けられるでしょう。資格取得だけでなく起業のサポートも充実しており、実際に卒業生のスクールを見学して、起業に必要な知識を学べますよ。オンライン講座ではピラティスについての座学から実践学習までできるプレピラティス講座を開講。通学のピラティスインストラクターコースでは、マットは348,000円、マシンは345,000円の受講料で資格取得を目指せます。
Peak Pilates(ピーク・ピラティス)
アメリカフロリダ州に本部がある団体で、一般愛好者はもちろん、トップアスリートやセレブが通っていると有名な団体です。日本には表参道と鎌倉に資格取得のためのスタジオがあります。「最高品質のピラティスを提供」することを目的とし、伝統を引き継ぎながら、日々進歩していくプログラムが特徴です。
- マットとコンプリヘンシブの資格が取得できます。それぞれベーシック・インターミディエイト・アドバンスの3段階のレベルで構成されているため、初心者の方でもチャレンジしやすいプログラムが魅力です。Level1は対面講座で443,520円(税込)~受講できます。
PHI Pilates(ピーエイチアイピラティス)
ジョセフ・H・ピラティスが考案したピラティスを、正式に継承している団体です。PHI Pilatesでは、資格取得後もインストラクターとして、最新の技術を学ぶ必要があると考えています。資格に2年間の有効期間を設定しており、単位を取得し更新手続きをすることで、資格継続が可能です。
- 8種類の資格認定コースの中から自分に合ったコースを受講でき、将来的にコンプリヘンシブの資格取得やマスタートレーナーを目指すこともできます。基本となるマットコースは、すべて対面での講習で254,100円(税込)~受講可能です。
POLESTAR PILATES(ポールスターピラティス)
臨床の治療とピラティスを融合し、リハビリテーションの専門家に向けて発足されたのがPOLESTAR PILATESです。教育プログラムはアメリカや世界28カ国で行われており、POLESTAR PILATESでは、完璧なスキルを身に付けるために自主練習が必要不可欠であると考えています。
- 入門編となるGatewayコースが設けられているため、初心者の方におすすめです。マット、リフォーマー、コンプリヘンシブのコースは4つのモジュールで構成。認定試験料は別、オンライン授業を含め、280,000円(税込)~自分のペースで受講可能です。
STOTT PILATES®(ストットピラティス)
世界に100か所以上の養成スクールがあり、ピラティス界の名門校と呼ばれている団体です。STOTT PILATESの資格が取得できるスタジオZONE(ゾーン)では、インストラクターとして活躍する卒業生の質の高さが世界でも評価されています。
- リハビリや解剖学の集中講座もあり、自分に合った分野をより深く学べるでしょう。STOTT PILATES認定インストラクターのみ利用可能なチラシのテンプレートもあり、卒業後のサポートも充実しています。初中級マットコースは363,000円(税込)~対面で受講可能です。
ピラティスの資格に関するよくある疑問
何歳からピラティスの資格が取得できる?
ピラティスの資格取得に年齢制限はありません。幅広い年代の方が挑戦できる資格となっており、転職やスキルアップにもぴったりです。費用や期間など団体によってかなりの差があるので、自分に合った団体を選びましょう。
ピラティスの資格取得を目指したい場合に準備しておきたいものは?
取得したい団体やコースにもよりますが、マットやボールを自分で用意する場合が比較的多くあります。オンライン受講の場合はインターネット環境が必要です。事前に確認しておきましょう。
講座以外に勉強すべきことは?
団体によっては、自主学習の時間を設けています。自主学習を必須としていなくても、小テストや受講前には積極的に予習復習を行いましょう。
まとめ
ピラティスの資格の種類について紹介しました。ピラティスのインストラクターを目指す方はもちろん、さまざまな分野で活かせる資格です。転職やスキルアップしたい方はぜひ参考にしてみてください。