現代人にリトリートがオススメな理由
リトリートは、都会の喧騒から逃れて数日日常から離れた環境に身を置き、自分自身に向き合う時間を取る事です。
今、多くの現代人は日々の生活に追われ、タスクをこなすことで精一杯という方も多いと思います。
また、SNSやネットニュースなど情報を得やすくなっている今、私たちは情報と常に繋がり頭の中が常に忙しく、気付けばその現実に対してジャッジをしているということもあるのではないでしょうか。
リトリートは、全てをオフにして自分とだけつながる贅沢な時間です。
忙しい現代人にこそ、環境を変えて自分と向き合う時間「リトリート」が必要なのです。
リトリートの一つ農泊とは?
農泊とは?
リトリートのひとつに「農泊」というものがあります。
「農旅」とも言い、農山漁村地域に滞在宿泊し、その地域の豊かな地域資源を食し味わい体験する「農山漁村滞在型旅行」のことです。
「農林漁家民泊」は旅館業許可を取らずに行い、「農林漁家民宿」は旅館業の許可を得て宿泊業を行っている違いはあるものの、民泊は地域自治体で営業方法が決められており宿泊者から体験料をいただく形で運営されていますので、どちらも安心して体験していただくことができます。
農泊を詳しく知りたい、農泊してみたいなと興味を持ったら、農泊ポータルサイトである「nouhaku.net」を確認してみるのがオススメです。
なぜ農業が良いのか?
農業は、自然の中で無心になって行える動く瞑想の一つだと筆者は考えています。
普段の常にマルチタスクで次から次へと頭の中で思考する忙しい生活から離れ、太陽と共に起床し自然の中で土や葉と触れ合いながら集中して何かを行うことは、無心で運動するところとどこか似ています。
頭を空っぽにして無心で太陽の元動いた後は心地のいい疲れがあるものの、自然のエネルギーを受け取ることができ「生きている」という感覚が蘇ってきます。
また、普段何気なく食べていたりスーパーで購入している食材がどのように作られているかを実際に体験することによって農作物の関心が深まる他、自分が育てる・収穫するという経験を通して違う角度から見ることによって視野を広げることができます。
また、緑の中でリラックスした状態で無心に何かを行うことで、様々なことに対してのインスピレーションを磨くことができます。
どのような体験ができるのか?
ここでは、農泊で体験できることをご紹介していきます。
まず一つ目は、農山漁村で伝統的な日本の生活を体験することができます。
普段街の中にいると便利さに溢れていることに気付くでしょう。
夜中まで開いているコンビニエンスストア、自動販売機、レトルト食品、電気ケトル、ボタン一つでお風呂が沸くなど。
日本古来の伝統的な生活は、都会の暮らしに比べると不便ではあるものの、くらしを丁寧に楽しむ・味わうと言ったことで自分自身とも丁寧に向き合い自分の今の気持ちを丁寧にくみ取り味わうことにもつながっているのです。
二つ目は、地元の方との交流を楽しめることです。
核家族が多い中で、なかなか世代の違う方との触れ合いが減ってきていたり、近所の方との面識がないなど、普段暮らしていて当たり前だと思っている人間関係を改めて見直しさせられる、ふれあいがあるでしょう。
様々な生活の仕方や農業のノウハウを教えていただける他、人と人とが触れ合うことで感じる心が温かくなる感覚を思い出すことでしょう。
最後に、農業や漁業といったことを体験することができます。
一つ目のご紹介の「伝統的な日本の生活」にも繋がるものがありますが、農業漁業体験をすることで、農作物を植え育てて刈り取ったり魚を釣って、それを新鮮なうちに頂くことができます。
新鮮なものの美味しさはもちろんのこと、自分で釣ったりもぎ取ったものをいただく喜びはひとしおです。
子ども時代に農業体験をしてみるとたくさんの感性が刺激され、視野が広くなるので子連れでの農業体験もオススメです。
もちろん大人になってから農泊に行くことで、いつもと違う体験から多角的に物事を見られる視野が手に入るでしょう。
農泊の選び方
農泊は、先ほどご紹介した「nouhaku.com」以外にも様々なサイトで農泊先をご紹介しています。その中でも、STAY JAPAN」は、「知らない日本に泊まってみよう」というキャッチコピーの元、田舎体験農泊・古民家農泊の他にも、狩猟を体験できる宿泊体験の猟泊、変わった宿坊体験ができる寺泊、合掌造りの家に泊まれる合掌造泊、古城に泊まれる城泊など、記憶に残る宿泊と体験ができる宿泊提案をしているサイトです。
また、様々な特集が組まれており、特集地域での体験のご紹介や、「食事が美味しい宿」特集、ワーケーションができるWi-Fi完備の宿や、大切な家族の一員であるペットと一緒に泊まれる宿など、様々な特集が組まれていますので、定期的にチェックしてみてください。
そして、農泊はホテル宿泊や温泉宿と持ち物が変わってきます。
もちろん体験内容にもよりますが、このサイトでは農泊の持ち物チェックリストなどもあり、持ち物の中には「最高のプレイリスト」や「宿の方へのちょっとしたお土産」などついつい忘れがちだけど大切な持ち物も書かれていますので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
今回は、忙しい方にこそ体験していただきたい「農泊リトリート」についてご紹介してみました。
筆者も、親子で農業体験を1年に数回させてもらった経験は今でも記憶にそして感覚として鮮明に残っていますし、子ども達にとっても食育の一環としてとても良かったなと思っています。