白湯を1ヶ月飲んでみて起きた変化5つ!アユールヴェーダと向き合って、自分に効果的な白湯の飲み方を知ろう!

白湯を1ヶ月飲み続けて感じた効果をお届け!アユールヴェーダの3つのエネルギーのバランスによって、個人に合った白湯の飲み方があります。どの温度で飲めばいいのか、どの時間帯に飲めば効果的なのかも合わせて紹介します。

白湯を毎朝1ヶ月飲んでみた

私の周りでも白湯の効果を実感している人が多く、中には「白湯は最強の栄養ドリンクだ」との声も…。体の不調が改善されたという人もいれば、心にいい影響を与えてくれると話す人もいて気になり、私も試してみたくなりました。

ただ、もともとお水を飲むのが苦手で、意識して飲まないと1日一歳お水を摂取しないタイプ。1ヶ月であれば続けられそうということで、期間を設けて白湯生活を開始することにしました。

期間を設けたのですが、白湯を飲み続けてからどんどんポジティブな効果を感じ、半年ほど続いています。

白湯を飲み続けて感じた効果5つ!

白湯を飲むことは、健康と美容にさまざまな効果があります。私自身、白湯を飲み続けていたら疲れがとれたりニキビが減ったりと、驚くべき効果を感じました。初めは「ただの水を温めただけのものでしょう」と侮っていた私も、白湯の効果を実感してからというもの毎日欠かさずに白湯を飲み続けています。

以下では、白湯を飲み始めて1ヶ月目に感じた効果を紹介します。

1. 便通がよくなった

白湯を飲みはじめてからというもの、便通がよくなったように感じます。効果を感じはじめたのは、1週間くらいたったころから。普段便秘気味だったのが、毎朝トイレに行くことができるようになりました。

便秘の原因は腸内の未消化物です。食べたものが消化されずに腸内に残っていると、それが毒素となり腸の動きが停滞します。すると、ますます未消化物や毒素を排出しにくくなるのです。

白湯を飲むことで体が温まり、消化力を上げることが期待できます。白湯を飲み続けて腸が温まると、浄化力が高まり排便がスムーズにいくようになりますよ。

2. 肌荒れしにくくなった

白湯を飲みはじめてからというもの、肌の調子がよくなったような気がします。

白湯生活を開始して2週間ほど経過したときから、朝起きたときの肌の調子がいいように感じました。化粧水がスッと浸透するようになり、またニキビもできにくくなったように感じます。

肌荒れしにくくなった理由は、先ほどもご紹介したように、未消化物の浄化が関係しています。

白湯は浄化力を促します。食べすぎや寝不足が原因のニキビは、血液中の毒素が血の流れにのって皮膚に出てきたものです。白湯を飲むことで、未消化物が浄化され、ニキビといった吹き出物が出にくくなります。

3. 鼻づまりを和らげてくれた

もともとアレルギー性鼻炎持ちの私は、とくに朝起きると鼻が詰まっている感覚がありました。ひどいときには頭痛を感じることもあったのですが、朝白湯の蒸気をゆっくり吸い込むことで、鼻詰まりが解消され、朝もスッキリ過ごせるようになりました。

ある研究によると、白湯を含む温かい飲み物は、鼻水、咳、のどの不快感、そして疲労感をすばやく、そして継続的に和らげる効果があるとのことです。室温のドリンクよりも、温かい飲み物のほうが効果的だそう。

アレルギー性鼻炎は、体内にたまった毒素が鼻水となって排出されている状態。白湯を飲んで未消化物を浄化すれば、詰まっているものがなくなり鼻詰まりなどの不快感はなくなりやすいです。

効果は人それぞれですが、私のように鼻詰まりに悩んでいる方はぜひお試しくださいね!

4. 冷えを撃退できた

白湯を飲むと胃腸がダイレクトに温められているのが感じます。胃腸は体を温める火元。この部部分が温まれば、全身も温まり、あらゆる機能が活発化します。代謝が高まることで体内の未消化物が燃焼されて、不調や病気を防ぐことができますよ。

5. 足がむくみにくくなった

デスクワーク中心の仕事をしているということもあってか、夕方あたりから足のむくみを強く感じていました。血液中の未消化物が下半身にたまることで、むくんでしまうのです。しかし、白湯を飲み始めてからというもの、白湯効果で血液中の未消化物が流され、むくみを解消できました。

むくみは血流が悪い状態なので、心臓に負担がかかりため息が出たり体が疲れやすくなったりしてしまいます。心身の健康も考慮して、白湯は飲み続けたいです。

白湯とアユールヴェーダの関係

「生命の科学」を意味するアユールヴェーダ。アユールヴェーダの考えでは、すべての人はドーシャと呼ばれる3つのエネルギーを持っているとされています。この3つのエネルギーとは、水(カパ)、火(ピッタ)、風(ヴァータ)のこと。このエネルギーのバランスは、人によって異なっていて、この3つの体質に大きく分けることができます。

どのエネルギーに分けられるかで、白湯の飲み方が変わってくるのでみていきましょう。

  水(カパ)体質 火(ピッタ)体質 風(ヴァータ)体質
体の特徴 ぽっちゃりしていて太りやすい。むくみやすい。のどや鼻が弱い。 太っても痩せてもいない。汗かき。消化しやすいけど、食べすぎて消化管の問題を起こしやすい。 痩せ型。乾燥肌。消化力が弱く、冷え性になりやすい。
性格 常に冷静。平和を大切にし、穏やか。愛情を持っている。 分析力と知性があり、チャレンジ精神旺盛。問題解決力もある。短期で怒りっぽい。 自由を好む。好奇心旺盛で行動力がある。周囲を楽しませる活発さを持ちながら、気分が変わりやすい。
おすすめの白湯の温度 50〜60度 40度 50〜60度

時間帯別!おすすめの白湯の飲み方

どの時間に白湯を飲むかでも効果が異なってきます。アユールヴェーダの3つのエネルギーが優位になる時間帯があり、その時間帯によって体の整理機能も変わります。

優位になる時間帯に合わせて白湯を飲むことで、効果を最大限に感じましょう。

朝目覚めたばかりの体は1日で一番冷えています。白湯を朝一番に飲むことで、体を温めることができます。代謝がスムーズになるので便秘にも効果的ですよ。

朝の白湯の飲み方

朝6時は風(ヴァータ)が優位にある時間帯。歯を磨いたり下の汚れを落としたりと口内をきれいにしてから、白湯を飲みましょう。8時は水(カパ)が優位で消化力が落ちてきます。朝食を食べながら、白湯を飲んで消化力を促しましょう。

お昼の白湯の飲み方

昼食の時間帯は、火(ピッタ)が優位。1日の中でも消化力が最も高いです。昼食は1日のメインとなるものを摂取するのがおすすめ。消化力をさらに高めるために、白湯を飲みながら昼食をするのがおすすめです。14時以降は風(ヴァータ)が優位になります。集中力が続かなくなるので、1〜2時間おきに白湯を飲んで一息つきましょう。

夜の白湯の飲み方

18時以降は水(カパ)が優位。軽めの食事を20時までに済ませるのがおすすめです。夕食と一緒に白湯を飲めば、消化を助けてくれますよ。お風呂上がりにも白湯を飲むのが◎ 眠る前に飲む白湯は、飲み過ぎには注意しましょう。

白湯の作り方

白湯に使う水は、飲むのに適したものならなんでもOK。白湯に適した水は「純水な水」とされていて、水道水は厳密には純粋ではないものの、火にかけるので問題ないです。

水を火にかけて、火(ピッタ)を入れます。そして換気扇を回すなどして風(ヴァータ)の質も入れます。

このとき、やかんを使うのがおすすめ。電気ケトルでは白湯は作ることはできません。なぜなら、火と風の質を十分に入れることができないからです。また、火の質と風の質を入れるために10〜15分は必ず沸かし続けるようにしましょう。

白湯を飲むのが少し苦手な方に!アレンジ白湯レシピ

レモン+塩を入れる

白湯にレモンと塩を加えることで、排泄がスムーズになります。また、便秘やニキビといった吹き出物の改善など美肌効果も期待できます。

レモンはクエン酸とビタミンCが豊富で、風邪予防や疲労回復に効果的です。

スパイス湯

スパイスにはそれぞれ効果がありますが、消化力を高めるのにおすすめなスパイスは黒胡椒とクミン、コリアンダーです。黒胡椒は未消化物を浄化し、クミンとコリアンダーは食欲増進に効果があります。

胃もたれしがちな人や、冷え性の人、食欲がない人などにおすすめです。

白湯を取り入れて、心身ともに健康な日々を過ごそう!

白湯の持つパワーで改善できる不調がたくさんありました。水をもともと飲むのが苦手だった私ですが、1ヶ月続けると習慣化してきたのと効果を感じられて、今では楽しく白湯を飲むことができています。

白湯を続けたいけど飲むのが苦手だという方は、ぜひ今回ご紹介したアレンジレシピを試して、生活の中に白湯の時間を組み込んでみてくださいね。

Z世代、ハワイアンダンス、ヨガ、国際コミュニケーション学部専攻(卒)元オーストラリア留学生。「誰もが生きやすい世界」をコンセプトに世界各地のカルチャー、社会問題×ライフスタイル、メンタルヘルス×ヨガなどを中心にお届けします!
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