もくじ
筋膜リリースローラーの購入をご検討中の皆さん、その選び方はご存じですか?
「使うといいとは聞いたことがあるけれど、具体的にどんなものかよく分からない」
「自分にはどのタイプが合うのか分からない」
そんな皆さんへ、筋膜リリースのローラーの選び方と、使い方をご紹介します。
筋膜リリースローラーの価格はピンキリ
ネットでも店舗でも、多く見かける筋膜リリースローラーですが、選び方を間違うと快適に使用できない可能性があります。
ここでは安い製品と高い製品の違いについてご紹介します。
安い筋膜リリースローラーを選んだ人のリアル
今や100円均一などでも低価格で販売されている筋膜リリースローラーですが「安いから」と適当にノーブランドのものを買うと上手く使用できなかったり、体に合わない可能性があります。
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こんな口コミもあるので「安い」を判断基準にせず、まずは自分に合うかどうかを考えなければなりません。
反対に、安くても自分に合うものならば問題なく使えるので、どういったものが自分に向いているのかを見極めてから買うことをおすすめします。
ブランドものの筋膜リリースローラー
しっかりしたブランドのものを選ぶと、程よい刺激で適切なストレッチができる傾向があります。デメリットは、ノーブランドのものに比べて高いことくらいと言えるでしょう。
ブランドの製品の特徴
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ということが挙げられます。
大きく2つの素材が代表的に使用されていますが、その特徴は異なります。
この表を参考にしてみてください。
素材名 | タイプ | 特徴 |
ポリプロピレン | 柔らかい |
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EVA | 弾力や耐久性が高い |
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筋膜リリースローラーの選び方
筋膜リリースローラーのなかにもサイズがいくつか存在します。今回は代表的な3つのタイプについてご紹介します。
自分に合うサイズを選ぼう!
体のどこの部位をほぐしたいか、どのような環境で使用したいかによって、選ぶローラーのサイズが変わります。代表的なサイズを3つ紹介します。
初心者でも扱いやすい「30cm」
コンパクトなので女性の体にもぴったり。部位に偏らず、全身のケアが可能な、スタンダードなサイズです。
細かいところをほぐしたいなら「10cm」
足の裏やふくらはぎ、二の腕などをピンポイントでほぐしたいなら手のひらサイズのフォームローラーをおすすめします。長時間座ることが多いデスクワークの人は、足で踏んでおくと仕事中にもケアができます。
ストレッチポールとして使える「50cm」
背中全体を効率的にほぐせるサイズ感です。ヨガポールにもなり、体幹を鍛えるのにも役立ちます。
しかしサイズが大きく持ち運びには向かないので、自宅で使うことを前提にした方がよさそうですね。
表面の凸凹は要チェック!
フォームローラーの種類によって凸凹の大きさや配置はさまざま。形状によって刺激が変わるので、選ぶときは要チェックです。
凸凹が浅いもの:初心者や痛みが苦手な人向け
https://www.mtgec.jp/wellness/sixpad/products/bodyroller/
鋭利な刺激のない、凸凹の浅いものは初心者さんにおすすめです。痛みが苦手な人も、まずは刺激が少ないタイプのローラーを使ってみてください。
凸凹が深く、鋭いもの:深い位置の筋肉をほぐしたい人向け
筋膜のより深い部分へ刺激を与えられるため、体重をかけずに軽く転がして使用します。もちろん凸凹が浅いタイプよりも痛みが強いので、フォームローラーに慣れている人向けです。
何が違う?ローラータイプとハンドタイプ
ローラータイプは自重をかけて使用するため刺激が強く、ハンドタイプは手に持って使用するので刺激が少ない傾向があります。
それぞれ、どのような人におすすめなのか解説します。
ローラータイプがおすすめの人
大きな筋肉をほぐせるのが特徴なので、以下のような人におすすめです。
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ハンドタイプがおすすめの人
https://muellerjapan.com/triggerpoint/product/grid-foam-roller-stk
好きな部位を細かくほぐせるので、以下のような人におすすめです。
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両方を使っても効果は期待できる
ローラータイプ・ハンドタイプの両方を使えば、大きな筋肉も小さな筋肉も満遍なくほぐすことが可能です。
全身のケアを丁寧にしたい人は両方を使うこともおすすめします。
【価格帯別】おすすめの筋膜リリースローラー
価格帯別で初心者〜アスリートまで幅広く使用できるローラーをご紹介します。
(1)¥1,000台:プリマソーレ フォームローラー
EVA素材のため耐久性が高く、体重をかけても変形しにくい仕様です。耐荷重は200kg。
2種類の凸凹がついているので、部位ごとに使用する面を変えれば狙ってもみほぐすことが可能です。キャリングケースつきなのも便利でいいですね。
33cmで、スタンダードな扱いやすいサイズ感ですので初心者さんでも楽に使用できます。
(2)¥5,000台:TRIGGERPOINT グリッド フォームローラー®
「筋膜リリース」を世に広めたといっても過言ではないブランドです。
そのなかでも最もスタンダードなモデル。好きな柄を選べるのも嬉しいですね。
取扱説明書を読み取れば使い方が動画で見られたり、保証がついていたりすることから、安心して使えることで人気です。
TRIGGERPOINTの特徴 ・手のひらのように平たい形状 ・指で押されるかのようなチューブ形状 ・指先のようにピンポイントでおす突起した形状 |
この三つで、全身のケアを丁寧に行えます。販売しているショップによってはセールになっていることもあるので、気軽にお試しできます。
(3)¥7,000台:TRIGGERPOINT
筋肉・筋膜により強い刺激を与える、スタンダードモデルの2倍の硬さのローラーです。より強い刺激を求める方、本格的にスポーツをされている方におすすめです。
(4)¥10,000以上:SIXPAD パワーローラー
出典:Amazon
電動の筋膜リリースローラーで、振動のパターンを変えて体調に合わせたマッサージができるのが特徴です。
適度な振動で血行促進にも役立ちます。椅子に置いて腰に振動を与えるように使用できるなど、電動だからこその性能が人気です。自分は動かなくてもよいので、体勢を変えるのが難しい高齢の人にも使い勝手がいいと評価されています。
筋膜リリースローラーの効果が期待できる使い方
効率よく効果を出すためには、筋膜リリースローラーをどのように使用すれば良いのでしょうか?
体のどこの部位に使えばいい?
硬い筋肉・硬い部分を優先的にほぐしてください。筋肉の柔軟性は左右で異なることもあるので、アンバランスな状態になると姿勢悪化の原因になります。左右を均等にするようほぐしてくみてください。
「痛いほど効果が出ている」というわけではないので、「痛気持ちいい」程度で使用してくださいね。
マッサージもした方がいい?
マッサージは、筋肉を局所的に圧迫して刺激し、凝りや痛みを軽減させる効果があります。一方で筋膜リリースは筋膜全体へ圧をかけ、引き伸ばして刺激を与えるというものです。
このように筋肉へのアプローチ方法が異なるため、両方行うことで筋肉の凝り解消への効果が期待できます。
毎日使ってもいい?
結論、筋膜リリースローラーは毎日使っても問題ありません。習慣化できれば慢性的な凝りや痛みも解消していくことでしょう。
しかしケガをしているときや、骨に異常があるときは要注意です。
筋膜リリースすると血流がスムーズになるため、ケガを悪化させたり、骨に負荷をかけてしまったりする危険性があるためです。
まとめ
安い筋膜リリースローラーも、形や素材によっては十分に活用できます。しかし値段だけで判断すると快適に使用できない可能性があるので、しっかり選び方を頭に入れておいてくださいね。筋膜リリースローラーがみなさんの健康な生活のために役立ちますように!