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美容効果が期待できる春野菜7選!おすすめレシピも
春に旬を迎える野菜のなかから、美容に嬉しい野菜を7つご紹介します。どれも身近な食材なので、スーパーに立ち寄った際はぜひ探してみてください。美味しく食べられるレシピも掲載していくので、料理も楽しんでみてくださいね。
1 菜の花
春の野菜の定番ともいえるのが、菜の花です。緑色と黄色が春を思わせる菜の花には、お肌に嬉しい栄養素がたくさん含まれているんです。少し苦みがあるところも、菜の花らしさとなっています。期待できる美容効果について、一部をご紹介しましょう。
- ビタミンB2・・・お肌を保護し、抵抗力を高める作用があります。脂肪の代謝にも関わる栄養素で、美容やダイエットのときに心強いです。
- ビタミンC・・・数ある緑黄色野菜のなかでも、菜の花にはたくさんのビタミンCが含まれています。コラーゲンの生成、美白効果など、お肌に嬉しい点もたくさんあるんです。
- カリウム・・・余分な塩分や水分を排出するため、むくみの解消が期待できます。
- βカロテン・・・粘膜を健康に保つ作用や、抗酸化作用に優れています。トラブルに負けない、丈夫なお肌を目指すことができます。
菜の花を選ぶときは、つぼみが閉じているものを選んでみてください。花が咲いていると栄養価が落ちてしまうからです。また、茹ですぎるとビタミンが破壊されてしまうので、調理法にも気を付けてください。以下に記載する、お肌に嬉しい菜の花レシピも試してみてください。
~菜の花の豚肉巻き~
材料(2人分)・・・菜の花1束、豚肉200g、しょうゆ大さじ2、砂糖大さじ2、酒大さじ1、みりん大さじ1、塩コショウ少々、サラダ油大さじ1
作り方
- 豚肉は2枚を1組にして重ねるように広げ、塩コショウを振る。
- 豚肉の手前に茹でた菜の花を置き、くるくると巻いていく。巻いた表面にも塩コショウを振る。
- フライパンでサラダ油を熱し、豚肉の巻き終わりが下になるように並べて焼く。
- 焼き色がつき肉に火が通ったら、しょうゆ、砂糖、酒、みりんを回し入れて全体にからめて出来上がり。
2 イチゴ
そのままでもとても美味しいイチゴは、美容にも嬉しい春が旬の野菜です。まずは、どんな美容効果が期待できるのか、みてみましょう。
- ペクチン・・・善玉菌を増やし、腸内環境を整える役割があります。
- エラグ酸・・・コラーゲンの減少を緩やかにすることからシワ予防に効果が期待できます。また、メラニン色素の生成を抑える働きもあるのが特徴です。
- カリウム・・・体内にある余分なナトリウムを排出し、むくみを軽減してくれます。
- ビタミンC・・・抗酸化作用に優れた成分で、他の果物と比べても多く含まれています。お肌の状態を整え、若々しい状態をキープすることが可能です。
イチゴは手軽に食べられて、美容に嬉しい成分を豊富に含んでいる野菜です。食べ方を工夫して、イチゴの美容パワーをしっかり吸収してみましょう。生の状態で簡単に食べることができるので、以下のポイントを抑えて良いイチゴを選んでみてください。ヨーグルトと合わせる方法も、美肌を意識するときにおすすめの食べ方です。
- 種のツブツブ部分まで赤くなっているもの
- へたが反りかえっているもの
- ツヤがあり、先端が赤くなっている
3 たけのこ
たけのこご飯や煮物、和え物など様々な食べ方を楽しめるたけのこも、実は美容に良い野菜なんです。さっそく、どのような美容効果が期待できるのか見てみましょう。
- ビタミンB2・・・皮膚や粘膜を丈夫にしてくれることから、トラブルに負けないお肌を維持できるようになります。
- ビタミンE・・・健康的なお肌を維持させる作用があり、肌トラブルだけでなくエイジングケアにもぴったりの栄養素です。
- チロシン・・・アミノ酸の一種であり、メラニンに働きかけることからきれいな黒髪を維持することが可能です。
- 食物繊維・・・お通じの改善が期待でき、肌荒れの解消につながります。
たけのこは、選び方をチェックすることでより美味しいものと出会うことができます。太短く、皮部分がしっとりと湿っているもの、根本にある赤いぶつぶつが少なめのものを選ぶと良いでしょう。新鮮なたけのこが手に入ったら、たけのこレシピも試してみてください。
~たけのことあさりのワイン蒸し~
材料(2人分)・・・たけのこ300g、あさり400g、オリーブオイル大さじ4、にんにく4かけ、塩コショウ少々、白ワイン大さじ3、プチトマト12個ほど、イタリアンパセリ適量
作り方
- フライパンでにんにくとオリーブオイルを一緒に炒め、弱火で香りを出す。そこに一口大に切ったたけのこと塩コショウを加え炒める。
- フライパンに砂抜きをしたあさりとプチトマトを入れ、白ワインを振り蓋を閉める。あさりの口が開くまで蒸す。
- あさりの口が開いたら火を止め、イタリアンパセリを散らしたら完成。
洋風メニューとなるので、パンやサラダなども一緒に用意すると、食卓が華やかになるでしょう。おもてなし料理としても利用できるのでおすすめです。
4 春キャベツ
葉が柔らかく甘みも感じられる春キャベツにも、嬉しい美容効果がたっぷり詰まっています。春になるとスーパーに並ぶようになるので、新鮮な春キャベツを選んで美味しく食べてみましょう。春キャベツからは、こんな嬉しい美容効果が期待できます。
- ビタミンC・・・シミやそばかすを抑え、美白効果が期待できます。紫外線が強くなってくる春に、ぴったりの食材です。いつものキャベツと比べたとき、3倍ものビタミンCが含まれているともいわれています。
- ボロン・・・女性ホルモンを活性化させるミネラルの一種で、お肌にハリや弾力を与えてくれます。
- 食物繊維・・・春キャベツには、食物繊維も豊富に含まれています。ここから、便秘の改善が期待でき、肌荒れ解消にもつながります。便秘で悩んでいる人、腸内環境の悪化から肌荒れが起きている人などにおすすめです。
美味しい春キャベツを選ぶときは、芯部分が黒ずんでいないか、葉の色が濃い緑色でできるだけ薄いものを、持ったときに軽いものをチェックしてみましょう。みずみずしく美味しい春キャベツ、春の食卓において主役にもなってくれます。そんな春キャベツを使ったレシピもご覧ください。さっぱりと食べられる温野菜サラダです。
~春キャベツとささみのマスタードサラダ~
材料(2人分)・・・春キャベツ4分の1個、鶏ささみ2本と2分の1本、ドレッシング(粒マスタード大さじ2分の1、しょうゆ大さじ2分の1、酢大さじ1、サラダ油大さじ1、塩少々)
作り方
- キャベツはざく切りにしておく。
- 鍋に多めの水を入れ火にかけ、ささみを入れる。煮だってきたら中火にし、アクを取る。5分ほど茹でたところで春キャベツ加え、さっとゆでる。ささみは手で裂き、キャベツはかために絞っておく。
- 器にキャベツとささみを入れ、上からドレッシングをかけたら出来上がり。
5 パセリ
料理のトッピングとして使われることの多いパセリも、春に美味しい野菜の一つです。パセリをメインに食べることはあまりありませんが、実はこんな美容効果が期待できる野菜なのです。
- ビタミンC、ビタミンE・・・抗酸化作用に優れ、お肌の老化を防いでくれます。美肌を維持することも可能です。
- ビタミンB1、B2・・・脂肪の燃焼を促すことからダイエット効果が期待できます。
- カリウム・・・体内の余分な塩分を排出することから、むくみ予防にもおすすめです。
- 鉄分・・・貧血気味という人は、パセリを食べることでしっかりと鉄分を補うことができます。
パセリは、家庭菜園でも手軽に育てられる野菜です。育てたり収穫する楽しみも感じながら、新鮮なパセリを料理に使ってみましょう。簡単に作れてパセリの風味をたっぷり感じられるレシピをご紹介します。普段作る料理の上にも、トッピングとして積極的に活用するとパセリに含まれる栄養を摂取できるでしょう。パスタやグラタンなどを作る際は、パセリも忘れずに用意してみてください。
~パセリのトースト~
材料(2人分)・・・パセリの葉3本分、ツナ缶40g、マヨネーズ大さじ1、ごま油大さじ1、食パン2枚
作り方
- パセリの葉は細かく刻んでおく。
- ボウルにパセリの葉、汁気をきったツナ、マヨネーズ、ごま油を加えて混ぜる。
- 食パンの上に乗せ、トースターで焼き色がつくまで焼いたら完成。
パセリの風味をツナの旨みを同時に味わえるレシピです。忙しい朝にも比較的作りやすいトーストレシピといえるので、いつものトーストをアレンジしたいときに試してみるのも良いでしょう。
6 スナップエンドウ
春に旬を迎える野菜には、スナップエンドウもあります。スナップエンドウにも、美容に嬉しい成分がたくさん含まれています。
- ビタミンC・・・抗酸化作用に優れていることから、免疫力アップやコラーゲンの生成を促すことができます。トラブルに負けない、丈夫なお肌を維持できるようになります。
- 食物繊維・・・腸内環境を整え、お通じの改善が期待できます。お腹の中がきれいになることから、美肌をキープすることが可能です。
スナップエンドウに含まれる栄養素をたっぷり補うなら、調理法に気を付けることも大事です。水を使ったり、長時間加熱することで栄養が損なわれてしまうため気を付けてみましょう。それらを踏まえた上で、簡単に作れるおすすめレシピをご紹介します。筋をとるだけで丸ごと食べられるので、スーパーで見かけたらさっそく買ってみてください。炒め物や和え物などでアレンジを楽しむことができます。
~スナップエンドウの卵とじ~
材料(2人分)・・・スナップエンドウ10本ほど、卵2個、バター10g、水大さじ2、砂糖小さじ2分の1、塩少々、醤油小さじ1
作り方
- スナップエンドウの筋をとり、半分に切っておく。
- ボウルに卵を入れ、水、砂糖、塩も一緒に混ぜ合わせる。
- フライパンにバターを熱し、スナップエンドウ2、3分炒めて軽く塩を振る。
- 火を弱めて卵を回し入れ、半熟程度になったら醤油を加え全体を混ぜて完成。
7 アスパラガス
食感と風味を楽しめるアスパラガスも、美容に嬉しい野菜です。女性にとっておすすめの成分がたくさん含まれているため、旬を迎える春に食べることでお肌の状態を整えることもできるでしょう。アスパラガスは茹でたり炒めたり、様々な調理法も楽しめる野菜なので、常備しておくと使いやすいです。
- βカロテン・・・皮膚や粘膜を健康に保ち、美肌を維持することが可能です。
- ビタミンC・・・メラニン色素の生成を抑え、美白効果が期待できます。コラーゲンの合成にも関わる成分なので、お肌にハリが出てきます。
- アスパラギン酸・・・新陳代謝を促し、美肌効果や疲労回復効果が期待できます。
美味しく新鮮なアスパラガスを選ぶには、穂先がかたくしまっているもの、茎が太くまっすぐなもの、乾燥していないものを選ぶのがポイントです。すぐに使わない場合は、濡れた新聞紙でくるんでから冷蔵庫に入れると保存ができます。その一方で、新鮮なうちに早めに使い切ることも大事です。
~アスパラガスと豚肉のみそ炒め~
材料(2人分)・・・豚小間切れ肉150g、アスパラガス1束、タマネギ2分の1個、サラダ油大さじ1、調味料(みそ大さじ1、酒大さじ1、みりん大さじ1、醤油大さじ2分の1)
作り方
- アスパラガスは下半分の皮をむき、2㎝程度の斜め切りにする。玉ねぎは薄切りにしておく。
- フライパンにサラダ油を熱し、タマネギと豚肉を入れて、タマネギが柔らかくなるまで炒める。
- アスパラガスを加えてしんなりするくらいまで炒めてから、合わせておいた調味料を加えて混ぜると完成。
豚肉の旨み、みそのコクなどを感じられる一品で、ご飯も進みます。子供たちが好きな味付けでもあるので、家族みんなで美味しく食べることができるでしょう。
春野菜を用意して、美味しく食べながら美容ケアを始めよう
春、スーパーや八百屋さんなどには春野菜が並び始めます。旬のものを食べることで身体が健康的になっていくため、春野菜を取り入れたメニューを作って食べてみましょう。扱いやすく調理しやすい春野菜をチェックし、さっそく食事のなかに取り入れてみてください。美味しく食べて美容ケアを行ない、健やかなお肌を保てるようにしましょう。