もくじ
秋に植えるのにおすすめのハーブ6選
ハーブと一言にいっても、たくさんの種類があります。今回はたくさんあるハーブのなかから、秋に植えるのにおすすめの種類を6つ選んでみました。どんなハーブなのかを知り、さっそく園芸店に足を運んでみましょう。
ミント
ミントは今では多くの種類が増え、すっきりとした香りのものから甘い香りが漂うものまで様々です。ハーブティーやアロマ、観賞用・・・などと用途もいろいろで、鮮やかな緑色が元気を与えてくれます。白い斑がかかったパイナップルミント、小さな葉っぱが可愛らしいアップルミントやストロベリーミント・・・などどれも魅力的です。そのなかでも日々の生活に取り入れやすいのが、ペパーミントとスペアミントです。繁殖力が強く育てやすい品種でもあるので、ハーブ初心者にもおすすめですよ。
風通しの良い半日陰などの場所で育てるのがポイントです。乾燥に少し弱い特徴があるので、保水性のある土を選ぶと良いです。鉢植えと地植えどちらも可能なため、お手入れのしやすさや理想の庭などから考えてみましょう。
レモンバーム
爽やかなハーブならではの香りにレモンも感じられるのが、レモンバームです。ドライフラワーやアロマオイルとしても人気の種類で、活用方法も様々です。どのハーブにしようか迷ったとき、レモンバームを一つ植えておくと生活のなかでも利用できて便利です。
レモンバームは、日当たりと水はけのよい場所を好み、乾燥してきたらたっぷりと水をあげましょう。葉っぱが枯れていたり弱っているときは、茎の葉と葉の間を切っておくことでまた新しい葉が伸びてきます。こまめにカットして整えておくとこんもり丸い形に収まるので、鉢植えまたは地植えでハーブの種類ごとに場所を決めておきたいときにも安心です。
タイム
小さな葉っぱがたくさんついていて可愛らしい見た目のハーブとして人気なのが、タイムです。肉や魚を使った料理の際にも利用でき、特に魚との相性が抜群です。草丈は20~30㎝ほどで、常緑多年草に分類されます。小枝が分岐する形で葉っぱが増えていき、丈夫なハーブでもあります。せっかく植えたハーブを死なせてしまったらどうしよう・・・と不安な人にもおすすめのハーブですよ。
タイムにもハーブのように種類があります。料理に使うならコモンタイム、爽やかな香りのレモンタイム、観賞用として花も楽しめるカンファータイムなど、目的に合わせて選んでみましょう。
オレガノ
トマト料理によく合うオレガノ、丸みを帯びた小ぶりの葉っぱが可愛らしいです。ピザにも欠かせないハーブで、花ハッカと呼ばれているように花も楽しめます。寒さに強いハーブの一種で、秋から植えるのにもおすすめです。
地下茎でどんどん伸びていくので、茂りすぎないようお手入れをしながら育てていくのがポイントです。株分けなどで増やすこともできるので、いろいろな場所でオレガノを見て楽しめるでしょう。料理やアロマ、入浴剤などに活用できるハーブです。
ローズマリー
ローズマリーも、料理に欠かせないハーブの一種として有名です。常緑性の低木で、花壇などの広い場所で地植えすることで立派に育ちます。すっきりとした香りが特徴で、乾燥した場所でも丈夫に育つので、ハーブ初心者にもおすすめです。木のように上に伸びていくタイプと地面を這うようにして増えるタイプとがあるので、植える場所や理想の庭などを想像しながら選んでみましょう。
青や青紫色の可愛らしい花を咲かせ、環境さえ合えば一年を通して花を楽しめます。ローズマリーを増やしたいときは、挿し木をしてみましょう。日当たりのよい乾燥した場所を選び、ローズマリーを植えてみてください。
ディル
ディルも、料理に使われることの多いハーブです。爽やかな香り、噛むとほんのり甘いのが特徴で、おしゃれな見た目も人気となっています。薄い葉が細かく分かれている状態で、ちょっと変わった見た目のハーブも植えたいというときにおすすめです。ハーブティーとして利用することで、イライラを抑えリラックスさせてくれる作用もあります。
種まきや植え付けが春と秋に可能で、日当たりと風通しの良い場所に植えてあげましょう。地植えであれば根付くと水やりは必要なくなります。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたタイミングでしっかり水を与えるようにしましょう。乾燥に弱いハーブであるという点を覚えておくと安心です。一年草で冬が来る頃には枯れてしまいますが、秋の早い段階から植えておくことでたっぷり楽しめるでしょう。
ハーブを育てるうえでのポイントや注意点は?
秋におすすめのハーブをより長く楽しむため、育て方のポイントや注意点についても知っておきましょう。
温度や日当たりをチェック
どのハーブにしようか考えているとき、住んでいる地域の温度や家の日当たりも確認してみましょう。ハーブの種類によっては、暑さや寒さに弱いものがあります。また、日当たりの良い場所を好むハーブもあるので、種類ごとに特徴を押さえておくことが大切です。
住んでいる地域の気候に合うハーブを見つけて、緑のある生活を楽しんでみましょう。
水やりの頻度や風通しにも注目しよう
ハーブのなかには、乾燥や湿気に弱い種類があります。そのため、水やりの頻度や風通しにも気を配ることが大切です。
水やりのポイントとしては、土の表面が乾いてきたらたっぷりとあげましょう。植木鉢の底に水があふれてきたら、その水を処分します。夏場は乾燥しやすいので、水やりのタイミングやあげる量にも気を付けてみましょう。
また、乾燥した場所を好むハーブは風通しの良い場所が大切な条件となります。水やりは控えめにして、風が通る場所で育ててみましょう。
育ててみたいハーブが見つかったら、住んでいる場所の気候に合うか、どんなところで育てる予定かなどを考えてみてください。
住んでいる場所の気候に合うハーブを選ぼう
日当たりや温度のところで少し触れましたが、ハーブは住んでいる場所に合わせて選ぶのがおすすめです。寒さや暑さに強いハーブを選ぶことで、枯らすことなく翌年も楽しめるものがあります。以下を参考に、お住まいの地域で育てられるハーブがあるかを調べてみてください。
寒さに強いハーブ・・・ミント、タイム、セージ、オレガノ、ローズマリー、ラベンダーなど
暑さや乾燥に比較的強いハーブ・・・ローズマリー、タイムなど
まずは単独植えで、慣れてきたら寄せ植えを
ハーブは、様々な種類の寄せ植えを楽しめる植物でもあります。しかし、慣れないうちはどの種類を一緒に植えるべきか、花壇やプランターでどんなふうに植えようか悩んでしまうものです。
そこで、まずは単独植えをしてみましょう。プランターに1種類のハーブを植える、花壇の一角に1つのハーブを植えることから始めてみてください。そのうち、植えているハーブと相性の良いもの、見た目が美しくなるバランスなどについて考えやすくなります。その際、寒さ暑さに強いか、乾燥を好むのか水が必要なのかも考えながら、寄せ植えに挑戦してみましょう。
ハーブを植えるのに必要なものをそろえよう
続いて、ハーブを植えたりお世話をするときに必要なグッズについてご紹介します。ハーブを購入する際に合わせて準備しておくと、さっそくガーデニングを始めることができますよ。
植木鉢
花壇ではなく鉢植えでハーブを楽しむ場合、植木鉢を用意しましょう。ホームセンターや通販などでいろいろなデザインが登場しており、ハーブは丈夫な植物なので小さめの植木鉢でもきちんと育ちます。小さめの植木鉢であれば室内で育てたり、寒さ対策のために取り込むことも簡単です。
また、ハーブのなかには湿気を嫌う種類が多いので、素焼きの植木鉢で通気性をよくしておきましょう。素焼きの植木鉢でもおしゃれなものがたくさんあるので、ハーブと植木鉢の組み合わせを想像しながら選んでみてください。
土
ハーブを植えるとき、土は水はけの良いものを選びましょう。ハーブ専用の土を購入するのが一番手軽ですが、赤玉土と腐葉土を混ぜて土作りをすることも可能です。
ハーブ初心者さんは、ハーブ専用の土を買い、プランターや植木鉢に植えてみましょう。
スコップ
スコップは、苗の植え替えの際に欠かせないアイテムです。100円ショップでも手に入れることができますが、園芸用品として販売されているスコップを1つ持っておくと重宝します。実際に植え付けたりしているときに扱いやすく、土もきれいに落ちるものがあり、使い勝手が良いです。デザインが可愛らしいスコップもあるので、いろいろな商品を見比べてみてください。
ジョウロ
鉢植えのハーブに水やりをする際必要になるジョウロ、いきなりドバっと水が出てしまわないよう、注ぎ口が細めになっているものがおすすめです。見た目がおしゃれなジョウロもたくさんあるので、鉢の近くに置いておくだけでインテリアの一つにもなります。
水を入れやすいか、ハーブの根元に水やりをしやすいか、屋外に置いておいても丈夫かどうかといった点に注目しながら、お気に入りのジョウロを探してみましょう。
ハサミ
伸びてきたハーブのお手入れや植え替え、挿し木などの際に欠かせないのがハサミです。ハサミは、手に持ちやすく、固めの茎もきちんと切れるものを選びたいです。そこで、園芸用と紹介されているハサミを選んでみましょう。
また、錆びにくく、刃の先が細めになっているものが長く使えて便利です。デザインにもこだわりながら、ハーブ用のハサミを選んでみてください。
クロス
ハーブのお手入れを室内や屋外に置いているテーブルの上でしたい、そんなときにあると便利なのがクロスです。園芸用に1つ用意しておくと、土や葉っぱがこぼれても安心です。おしゃれなクロスを一枚敷くだけでハーブのお手入れも楽しくなるので、汚れが落ちやすく丈夫なクロスを選んでみましょう。クロスは、園芸用品を扱うお店で見かけることが多いです。
グローブ
土を触ることになるので、グローブも用意しておきましょう。軍手など布製の手袋は汚れが落ちにくいので、ゴムやナイロン製のグローブがおすすめです。汚れた際にも水で洗い流して干しておくことができます。
最近は、見た目が素敵なグローブも見かけるので、ぜひハーブのお世話用にグローブを用意してみましょう。手を汚さずにお手入れができるので、衛生面においても安心です。
ふるい
園芸用品を揃える際、ふるいもぜひ用意しておきましょう。土の種類を分ける際、ふるいは便利です。軽石と土とを分けるときに、効率よく作業ができます。スコップやハサミなどと一緒にふるいも揃え、ハーブのお手入れを楽しんでみましょう。コンパクトに重ねられるふるいが多いので、場所を取ることなく保管できるのもおすすめポイントです。
ライフスタイルに合うハーブを選んで秋の園芸を満喫してみよう!
ハーブは、見ているだけでも癒されますが、実際に育てたり料理に活用することでより愛着が沸いてきます。いろいろな種類があるので選ぶ楽しみもあり、また理想の庭を目指してハーブのお世話も楽しむことができるでしょう。季節や気候に合わせて、ライフスタイルに合うハーブを選んでみてください。生活の中に緑があると、気分も癒されます。秋から植え付けができるハーブもあるので、ぜひ緑のある生活を満喫してみましょう。