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ストレートヘアーアイロンが進化している!
ひと昔前のストレートヘアーアイロンは、ただ髪を挟んで熱でまっすぐにするといったものでした。しかし最近はどんどん進化し、様々な形状や太さ、ヘアケア機能までついているものもあります。
今回はそんなストレートヘアーアイロンについて、基本となる知識をご紹介。購入を迷っている方、検討している方は、ぜひ選ぶ際の参考にしてみてくださいね。
ストレートヘアーアイロンの主なタイプは?
形状や素材など、まずはストレートヘアーアイロン自体の種類について確認しましょう。使用目的によって適したものが変わるため、要チェックです。
形状は主に3種類
ひとくちにストレートヘアーアイロンといっても、様々な形状があるのをご存じですか?以外に知られていないものも含めて、ご紹介します。
1.プレートタイプ
ストレートヘアーアイロンと聞いて真っ先に思い浮かぶのが、このプレートタイプ。2枚のプレートで髪を挟み、するんと滑らせて使います。
巻き髪で使うコテは全体が熱くなるので火傷をしやすいですが、プレートタイプのヘアーアイロンは2枚のプレート部分のみが熱くなるだけなので火傷をしにくく、初心者にもおすすめです。また手を添えながら髪を滑らせることができるため、扱いやすいこともポイントですね。
のちに詳しく解説しますが、プレートの幅や素材は様々なものが出ています。自分の髪の長さや使用目的に合わせて選択すれば、より快適にヘアーアイロンを使うことができますよ。
2.ブラシタイプ
意外と知られていないのが、このブラシタイプ。通常のブラシのように、髪をとかす感覚で使うことができます。完全なストレートではなく、髪の流れを整えて自然なストレートヘアーを目指したい方におすすめです。またプレートタイプよりも根元をふんわりと立ち上げやすいため、髪がぺたんとなりやすい方にも向いているでしょう。
カールドライヤーとの違いは、風がなく音もしないこと。不要な髪の乾燥を防ぐことができます。
ブラシのタイプも、通常のブラシのような「ハーフタイプ」と、一周ブラシになっている「ロールタイプ」があります。使用目的に合わせて選択しましょう。
3.2wayタイプ
「ストレートが基本だけど、たまには巻き髪もしたい!」「毛先はしっかりストレートにしたいけど、根本はふんわり立ち上がらせたい!」といった方におすすめなのが、この2wayタイプのアイロン。2種類の専用プレートを付け替えるものから、筒状のコテの間がセパレートになって髪を挟むことができるもの、プレートタイプの周りにブラシタイプがついたものまで、様々なタイプがあります。
ただ価格や重量は上がる傾向にありますので、自分の状況や使用目的と向き合って決めましょう。
プレートの素材は主に3種類
主にセラミック、チタン、テフロンのものがあります。プレート部分の素材は髪に直接的に影響するため、慎重に選びたいですね。どの素材もメリット・デメリットがあるため、自分の目的に合わせて検討しましょう。
1.セラミック
セラミックは熱伝導率が高いため、温まりやすく冷めにくいという特徴があります。使用中の温度も安定しやすいため、髪全体をスタイリングすることで時間がかかりやすい人にもおすすめです。
耐久性にも優れており、長年使用できるものが多いため、コスパもよいでしょう。
ただしセラミックは、他の素材のものと比べて摩擦が多いとされています。摩擦が多いほど髪は傷みやすいため、セラミックのものを選ぶ際にはヘアケア機能もしっかりとチェックしたいですね。
2.チタン
チタンは均一に熱が伝わりやすく、髪の滑りもよいため、髪へのダメージが少ないとされています。またチタン自体に抗菌作用があるため、衛生的に使用することができます。耐久性にも優れており、長年使用できるものが多いでしょう。
ただしチタンは加工が難しいため、他のものと比べるとやや高級とされています。自分の予算と相談としっかりと相談する必要がありそうですね。
3.テフロン
テフロンは摩擦が少なく滑りがいいため、比較的髪へのダメージが少ないことがポイントです。また薬品にも強いため、スタイリング剤をつけた髪にも使いやすいでしょう。
しかしテフロンは黒く錆びたようになりやすく、耐久性には優れません。価格は安い傾向にありますが、買い替え頻度が高まる可能性があるため注意が必要です。
コードの有無
コードの有無も要チェックです。最近はコードレスタイプもたくさん出てきており、コンパクトで軽量なものが多く、旅行先などでも重宝します。しかし、やはりコード有りのタイプよりも立ち上がり時間が遅かったり、機能的にも抑えられたりしたものが多いのが事実です。「電源がないところでも頻繁に使いたい」「頻繁な出張など、持ち歩く機会が多い」といった、コードがあることによるデメリットの方が多い人は検討してみるといいですね。
またコード有りのタイプのなかでも、コードの長さは様々です。コードが長いと邪魔だと感じる人もいれば、コンセントまでの距離があるため、コードは長い方が嬉しいという人もいるでしょう。コードの長さにも着目してみてくださいね。
ストレートヘアアイロンを選ぶポイントは?
ここからは、選ぶ際に着目したいポイントについて、具体的にご紹介します。基準や目安を知って、選ぶ際に比較ができるようになりましょう。
設定可能温度
一般的にヘアーアイロンを使う際に推奨されている温度は、150~180℃です。温度は低すぎると髪をしっかりとスタイリングすることができず、高すぎると髪へのダメージが大きくなってしまいます。髪の性質は個人差があるため一概には言えませんが、まずはこの推奨されている温度がしっかりと設定可能かをひとつの判断基準とするとよいでしょう。
またどの程度細かく設定できるのか、設定する部分がボタンかダイヤルかなども違いが出てきます。このあたりは個人の好みにもよるため、自分が使いやすいと思うものを選択しましょう。
立ち上がり時間
立ち上がり時間とは、電源を入れてからヘアーアイロンが設定温度になるまでの時間を指します。これは機種によって様々で、プレート部分に使われている素材も影響してきます。素材の項目でも少し触れましたが、一般的にはセラミックが立ち上がり時間が早いとされていますよ。
また素材に限らず、機種の性能として立ち上がり時間の短さを売りにしているものもあります。
早いものだと30秒ほどで温まるものもあれば、数分かかるものもあります。ひとつの基準として、1分かかるかかからないかを目安にするとよいでしょう。
時間の節約を重視する人は、立ち上がり時間が遅いとスタイリングする前からストレスになってしまう可能性があります。使用頻度が高い場合は、立ち上がり時間が短いものを選択すると快適に使用できるでしょう。
プレートの幅
プレートタイプのものは、プレートの幅も様々なものがあるため選ぶ必要があります。幅が狭いもののメリットは、髪が短い人や前髪にも使いやすいこと、小回りが利くことが挙げられます。幅が広いもののメリットは、ロングヘアの人も一気に髪を挟むことができ、時間の節約になったり髪を何度も挟まなくてよいことによるダメージ軽減につながることなどが考えられます。
一番スタンダードなのは、20~30mmのものです。ボブ~セミロングくらいの人、万能に使いたい人はこの太さを選ぶとよいでしょう。
短めのショートの人や男性、前髪など、一部分だけ当てたい人は15mm前後のものを検討するのがおすすめです。
かなりロングの人や髪が多い人は、40mm前後のものもありますので、全体を一気に当てたい人には向いているといえるでしょう。
髪の傷みへの配慮
1.スチーム機能
スチーム機能では、ヘアーアイロンに水を入れ、それを熱してスチームにすることで髪の乾燥を防ぐことが期待できます。また髪自体を少し湿らせてくれるため、スタイリングをしやすくなるというメリットもあります。
2.マイナスイオン機能
マイナスイオンとは、空気中の微細な水分がマイナスの電気を帯びたものです。髪は通常プラスの電気を帯びているといわれ、これがヘアアイロンから出たマイナスイオンと反発せずに結合することで、含まれた水分が髪をしっとりとさせてくれるとされています。静電気を防いでくれる効果もありますよ。
3.ナノイオン機能
ナノイオンとは、簡単にいうとマイナスイオンをもっと細かくしたものです。マイナスイオンよりも多くの水分を含んでいるとされています。そのため、マイナスイオン機能よりもさらなるしっとり感が期待できます。マイナスイオン機能の上位モデルと考えるとわかりやすいでしょう。
重量
重量は意外と見落としがちな部分ですが、使用中から持ち運びまで、ストレスなく使うためには重視したいポイントです。あまりに重いと、ヘアーアイロンを当てている際にも腕が疲れてしまい、スムーズにスタイリングができなくなってしまいます。
種類や太さにもよりますが、一般的には350gを目安にするとよいとされています。これより軽ければ軽量、重ければ割と重量感があると認識しておくとよいでしょう。
おすすめ商品を厳選してご紹介!
それでは、ここまで見てきたことをふまえて、おすすめの商品を厳選してご紹介します。今回はパツンとしたストレートのボブやミディアムにしやすい、人気のプレートタイプに絞りました。プレートタイプは汎用性も高いので、1台持っておくと非常に便利です。ぜひ購入の参考にしてみてくださいね。
1.SALONIA(サロニア) ストレートヘアアイロン SL-004
まず1台目、お手軽に手に入れたいならこれ!公式サイト価格で3,278円(税込)と、ストレートヘアーアイロンの中でも低価格でチャレンジしやすくなっています。楽天年間ランキング2019家電ランキングでは第3位を獲得しました。
プレート幅は15mm、24mm、35mmの3種類あります。カラーも2~4種類あるため、好みに合わせて選ぶことができます(プレート幅の種類によって異なる)。
低価格ながら機能性はバッチリ。温度設定は、ダイヤルで120~230℃まで調整できます。また立ち上がり時間は30~35秒(最低設定温度に達するまでの時間)と早く、さっと準備できるところも嬉しいですね。
素材は、本体色ホワイト以外はアルミニウムにチタニウムコーティング、ホワイトのみアルミニウムにセラミックコーティングとなっています。
ヘアケア機能として、マイナスイオンも搭載されていますよ。
重量も約275~385gと軽量です(プレート幅の種類によって異なる)。
2.TESCOM(テスコム)マイナスイオンヘアーアイロン TS550A
こちらは低価格ながら、多くの機能が搭載されている商品です。公式サイト価格で5,390円(税込)となっています。
まず、プレート幅は約30mmと使いやすいサイズ。素材にはナノセラミックコーティングがなされており、髪がなめらかに滑りやすい工夫がなされています。また髪の流れに沿ってプレートが傾くようになっており、髪とプレートがしっかりと密着してくれるため、アレンジがしやすくなっています。
温度設定は80~200℃まで、なんと5℃刻みで調整することができます。自分の髪に合った温度をみつけることができますよ。立ち上がり時間は約25秒と高速です(最高温度設定時100℃到達時間)。
ヘアケア機能としてマイナスイオンが搭載されており、静電気を防ぐ効果があります。重量は約345gと軽量です。
そのほかにも、押しやすい大きめボタンや抜き差ししやすいプラグの形状になっているなど、細かい配慮がなされたかなりコスパのいい商品といえます。
3.KINUJO(キヌジョー) 絹女~KINUJO~
「こだわりのいい1品が欲しい!」という方にはこちらがおすすめ。KINUJOは、多くの芸能人やプロの美容師にも愛用されており、多くの雑誌でも取り上げられています。
公式サイト価格で19,800円(税込)となっています。
プレートの幅は約28mmで、使いやすいサイズ感。重量は約390gです。
そしてこの商品の特徴は、なんといってもプレートの素材。独自開発の「シルクプレート」を搭載しており、保湿力に優れているため、髪を傷めにくくなっています。プレート自体がヘアケア機能抜群なため、多くの支持を獲得しているのです。
温度設定は130~220℃までで、10℃刻みに調整することができます。また立ち上がり時間が非常に速く、約20秒で180℃まで到達するとされています。
プレート部分は左右に傾くクッション機能があり、しっかりと髪をとらえてくれます。プレート部分のみ水洗い可能となっているため、万が一汚れた場合も清潔に保つことができますね。
理想のヘアスタイルを作ろう!
いかがでしたか?なにかと便利なストレートヘアーアイロン。様々な種類があって迷いますが、まずはこれらのポイントを押さえて選んでみましょう。
製品は実際に手に取ってみるのが一番おすすめですが、各社サイトにも製品情報はしっかりと掲載されています。ここまで見てきたポイントを押さえたうえで製品情報を見れば、各製品への理解も深まるでしょう。
ストレートヘアーアイロンは、髪に少しニュアンスをつけたり、前髪のみ使ったりと用途は多様です。1台持っておけば、おしゃれの幅もぐっと広がりますよ。「自分がどんな用途で使いたいのか」「何を重視するのか」といった希望とじっくり向き合ってみましょう。
理想のヘアースタイルに近づくためのアイテムとして、ぜひ検討してみてくださいね。