もくじ
ファスティングってそもそもどんなことをするの?
ファスティングは一定期間固形物を摂らず、必要最低限のカロリーや栄養のみを取り入れて消化器官を休ませることです。一方修行の一環として行われる断食や、病気などから回復するために行われる絶食は、一切食べ物を摂らずに水だけで過ごすことを指します。
ファスティング中は200~600kcal程度を1日で摂取するように野菜スムージーや酵素ドリンク、味噌汁などを飲みます。さまざまなものを飲むことができて水だけよりも空腹感を感じにくいので、断食や絶食よりも失敗しにくいと言われていますよ。
ファスティングの効果は?
デトックス効果が期待できる
ファスティングには、日々働き続けている消化器官を休め、体内にたまった毒素や老廃物を排出するデトックス効果があると言われています。デトックスにより肌のダメージが回復してキレイになるなどと、女性にとって嬉しい効果も期待できますよ。
ダイエット効果が期待できる
カロリーの摂取量が減るため、短い期間でもファスティングを行えば、体重を減らすことにつながりやすくなります。長い期間の食事制限や激しい運動をするダイエットに挫折した経験があるという方に、おすすめしたいダイエット法です。
腸内環境を整える効果が期待できる
ファスティングで消化器官である腸を休ませリセットすることにより、腸内環境を整える効果が期待できます。腸内環境が整うと便秘やむくみの解消などにつながるため、健康的な身体を目指す方にもファスティングがぴったりな方法なんです。
睡眠の質と集中力の向上が期待できる
仕事などで夕食が遅くなり満腹のまま寝てしまうと、寝ている間にも胃腸が活発に働かなければならないため、身体が十分に休息できないという現象を引き起こします。ファスティング中は空腹状態で眠るため胃腸をしっかりと休めることができ、睡眠の質が高くなるとされていますよ。
またファスティング中は、通常なら食後は胃腸に集まる血液が脳まできちんと行き届くので、集中力も上がると言われているんです。生活習慣の乱れや集中力の途切れが気になるという場合には、ファスティングを試してみると良いかもしれませんね。
酵素なしでファスティングするやり方4選
ここからは、酵素なしのファスティング方法を4つご紹介します。
味噌汁ファスティング
具なしの味噌汁を食事と置き換えるファスティングです。味噌汁は温かいので基礎代謝が上がりやすく、ファスティングの効果が出やすいとされています。やり方は、1日3食全て味噌汁にする方法と、1日1食のみ味噌汁にする方法の2種類。栄養価が高く、手に入りやすい味噌を使うので、挑戦しやすいですね。昆布でだしをとり、赤味噌や豆味噌を使うのがおすすめです。
オプティマム・ファスティング
動物性のホエイプロテインと豆乳、米麹の甘酒を混ぜあわせた特製ドリンクを使用するファスティングです。薬剤師が提唱する方法で、4日間かけて行います。初日は朝昼に和食、夜に特製ドリンクを摂り、2・3日目は特製ドリンクのみ、最終日は朝に野菜と果物、昼にお粥、夜に特製ドリンクを摂ります。
タンパク質と乳酸菌を効率良く摂取でき、ファスティングの中でも空腹になりにくい方法なので、よりストレスを感じずに実施できますよ。
MCTオイルファスティング
脂肪を燃焼させ、エネルギーを補給するMCTオイルを取り入れたファスティングです。味噌汁やお粥、紅茶やスムージーなど、どのような食物にも入れられ、糖質を減らして脂肪をエネルギーに変えるので、より効果的にファスティングができます。
コーヒーに栄養価の高いギー(インドなどで使用されているバターオイル) や無塩のグラスフェッドバター、さらにMCTオイルを加えたバターコーヒーを朝食の代わりに飲み、半日断食する方法もおすすめ。半日であれば気軽に取り組めるため、初めてのファスティングにもぴったりですね。
ジュースクレンズファスティング
新鮮な果物や野菜を使用したジュースによるファスティングです。添加物や保存料を使っていない、コールドプレスジュースを飲むのが良いとされています。金曜に準備食、土・日曜にジュースクレンズのみ、月曜に回復食を摂る週末ファスティングは、週末が休みの方でも実施しやすいファスティング法です。
ファスティングする際に注意したいこと
準備期間と回復期間を設ける
いきなりファスティングを始めると効果が出にくくなり、ファスティング後すぐに普通の食事をすると吸収力が高いのでリバウンドにつながってしまいます。そのため、始める2日前には野菜やきのこ、豆類を中心とした食事にし、前日には固形物を避けお粥や具なし味噌汁、コールドプレスジュースなどを摂ります。
そしてファスティング後は消化器官の働きを補助する食物繊維や発酵食品を含む食品を中心に、豆類や海藻、野菜、果物、きのこ、イモ類などを摂りましょう。
実施期間や頻度に気をつける
ファスティングは固形物を一切摂らず、摂取カロリーもかなり抑えるので、長期間の実施には向いていません。内臓を休ませたいのであれば1~2日程度、むくみ・便秘の解消やデトックス目的なら3~4日程度、脂肪の燃焼や脳の活性化をねらうなら5~6日程度がおすすめです。
どの期間で実施するにしても、身体の調子やライフスタイルに合わせ、やりすぎない程度にしましょう。
アルコールやカフェインの摂取は控える
肝臓には体内の毒素や脂肪を分解する働きがありますが、アルコールを摂取するとその分解を優先してしまいます。ファスティングの効果が出やすいようにするためにも、アルコールの摂取は控えましょう。
またカフェインは空腹時だと少量であっても胃を刺激するため、摂取を控えめにするのが好ましいです。バターコーヒーなどカフェインを含むものを飲む場合には、それ以外でカフェインを摂取しないようにしましょう。
まとめ
ファスティングといえば酵素というイメージもありますが、酵素なしでもできるファスティングはたくさんあることが分かりました。やってみたいファスティング法が見つかった方は、自分の体調と相談しながらファスティングをして、健康でキレイな身体をゲットしてくださいね!