もくじ
お庭がなくても家庭菜園ってできるの?
ベランダやバルコニーで小さなミニガーデンを作ろう!
お家で野菜や果物を育てようと思った時に最初に考えるのが、どのスペースで始めようということかもしれません。農家をイメージすると、それはそれは大きなスペースが必要で個人で菜園を作るにしても「大きなお庭」が必要と考え諦める方も多いかもしれません。
もちろん、育てたい野菜や果物によってはお庭やそれ以上のスペースが必要な場合もあります。けれど、そのような広いスペースが必要な食材は素人や初心者にはかなり難しい場合が多いんです。
素人や初心者の方でも育てやすい野菜や果物は、実際小さなスペースでも十分育てることができます。コツさえ掴んで、大切に育ててあげればベランダやバルコニーと言ったスペースでも育てることができ、また大都会でも十分に育てることが可能です。
ミニガーデンを成功させるコツって?
日当たり
家庭菜園の大切なコツ1つ目は「日当たり」。太陽の光をたくさん浴びさせて光合成させてあげましょう。
植物は午前中に光合成を活発に行うと言われているので、日が昇る東向き、もしくは南向きのベランダやバルコニーにプランターを置くのがおすすめ。
ベランダやバルコニーの位置が西向きや北向きであっても大丈夫。できるだけ日が当たりやすい場所に置くようにしたり、段差を作るなどすればゆっくり育ってくれます。
日本のように四季がハッキリとした国では季節によって日の当たり方も変わるので、毎日観察してその都度移動させるのをお忘れなく!
風通し
家庭菜園を成功させるコツの2つ目は、「風通し」。
植物は新鮮な空気が必要。なぜなら葉っぱや根っこを伸ばして呼吸をして養分を作るため、植物に新鮮な空気が行き渡る環境を整えてあげましょう。
例えば、隣同士の葉が触れない間隔にプランターを置くなど、狭いスペースの中に植物を密集させすぎないのは大切。
水やり
家庭菜園の基本となる野菜への水やり。一見簡単なようですが、実はとても難しいんです。水やり方法を間違えるとすぐに枯れてしまったり、腐ってしまうので注意が必要。
初心者の方がよく陥るのが水の「やりすぎ」!家庭菜園へのモチベーションが高い方に多いのが、「たくさん水をあげなくては!」と思ってしまうのですが、必要以上に水を与えてしまうと結果的に根が酸欠状態となり、さらに雑菌が土の中で繁殖して根が腐り、最終的に枯らしてしまうことも。
プランター菜園では、土表面が乾いてからプランターの排水口からしっかりと水が流れ出るくらいたっぷりと水を与えることが大切と言われていますよ。
ミニガーデンに必要なものって?
プランター
プランターはお花用ではなく、菜園用の大きめのものを選ぶようにしましょう。
水がたまると根が腐ってしまうので、底が二重構造になっているタイプがおすすめ。
また、最近では水やりが面倒という人のために底面給水鉢なども人気。プランター内で貯水ができ鉢皿も不要!
とは言え、水やりは植物とお話する大切なコミュニケーションの場であることは間違いないので、極力自分で水やりをするのがおすすめです。
価格: 3,500円(税込み)
底面給水 観葉植物 室内園芸 お手入れ簡単 プランター
給水ヒモ付き 水やり簡単 給水アラーム付
こちらのプランターは、お水が無くなるとアラームでお知らせしてくれるので給水忘れの心配なし!また底面に溜めた水が、紐をつたって土壌まで水を供給してくれるため、おうちを1−2日間開ける際でも水やりの心配は不要なのも嬉しいですよね。
鉢底石
鉢底石は粒の大きな石。鉢の中の通気性と排水性が良くなります。根っこに酸素を取り入れやすくする効果もあると言われています。
価格・657円(税込み)
水で洗えば何回でも繰り返し使用できる鉢底石。軽くて運びやすく、また少量パックなので置くスペースを取りません。
少しずつ家庭菜園を始めたい人はまずは、1Lの鉢底石を選ぶのがおすすめです。
土
一般的には市販の培養土に苦土石灰、化学肥料などを混ぜてつくります。石灰を混ぜたあと土をなじませるために数日放置する必要がありますが、最近はあらかじめ野菜や果物に適した配合になっている培養土が多く販売されています。初心者の方はそちらを選ぶのがおすすめです。
価格・1,100円(税込み)
アイリスオーヤマ 培養土 花・野菜の培養土 ゴールデン粒状培養土 配合 25L
元肥入りでこのまま使えるゴールデン培養土に元肥が入っているので、面倒な肥料の混合が不要!このゴールデン培養土が配合されている事で通気性が良くなり、土の中に新鮮な空気が入ります。また余分な水分が流れるので根腐れも抑えられ、初心者が陥りやすいトラブルを回避してくれます。
肥料
菜園を成長させるには肥料も重要!
肥料には種や苗の植え付けをする前に最初に与える元肥(もとごえ)と、成長途中の作物に追加で与える追肥(ついひ)の2種類があります。
どちらも与えすぎると根っこにダメージが与えられてしまうため注意が必要です。
価格・1,386円(税込み)
24種類の微生物の働きで連作障害を軽減し、豊かな土に改善してくれる元肥。口コミ評価も高く、リピート買いする人も多い商品。
価格・657円(税込み)
追肥は即効性のある液体肥料がおすすめ。なぜなら、液体肥料の場合は植物や季節によって希釈割合を調整できるので便利だから
薬剤
自分で野菜や果物を育ててみると、どれだけ野菜が病害虫に弱いか分かります。なので、もしもの時のために薬剤も準備しておくようにしましょう。
価格・1,544円(税込み)
住友化学園芸 殺虫殺菌剤 ベニカXネクストスプレー 1000ml
こちらは、世界初の5種類成分配合殺虫殺菌スプレー。害虫に素早く、長く効きます。病気の予防、治療にも効果的!野菜の種類によって使用頻度は異なるので、用法と用量を確認してから使用して下さいね。
ガーデニング初心者さんでも育てやすい食材って?
ミニトマト
おうち時間が長い今の時期は、新しい趣味や特技を増やすチャンスです!食べることは私たちが生きていくための基本中の基本。私たちを作り上げてくれる食べ物を自分の手で作ることは、とても生きることそのものを楽しんでいることに繋がるのではないでしょうか。自分で愛情を持って育てた食材でのお料理も楽しくなるはず!
小さいベランダやバルコニーでも美味しい野菜や果物を育てることができます。是非、今だからこそ楽しんではじめられることに挑戦しておうち時間を有意義に過ごしてみてはいかがでしょうか。
家庭菜園といえばミニトマト!子どもの頃に育てたことがある方も多いのでは?!植え付け時期は、3月から6月が目安です。日当たりを好む野菜です。
苗を購入する場合は、つぼみや花が付き始めた、葉の緑が濃く厚みのある苗を選ぶのがおすすめです。
なす
なすは炒めても、焼いても、蒸してもおいしい野菜なす。以外かもしれませんが、なすは初心者でも簡単に育てられます。植え付け時期は、4月から6月。
たらし、虫がつきやすいので、水やりの際によく観察し、早めに対処するようにして下さいね。
枝豆
栄養価が高い枝豆も家庭菜園で人気の野菜。植え付け時期は4月から6月です。
種をまいた直後、鳥が掘り返して食べてしまうこともあるため、こちらも注意して下さいね。
きゅうり
植え付け時期は、4月から5月がベストのきゅうり。
プランターで育てる場合は、横幅30cmのものに2株が植え付けの目安。つる性なので、苗の横に支柱を格子状に立てて、つるを誘引するようにしましょう。最低週1回は、支柱につるを結びながら育てるようにして下さい。
いちご
春にはかわいらしい白い花を咲かせて、食べるだけではなくその見た目でも私たちを楽しませてくれるいちご。植え付け時期は9月から11月。
ミント
ミントは、初心者がハーブ栽培をはじめるにあたり一番簡単なハーブといってもいいほど簡単に育てることができます。日当たりがよく風通しの良い場所で育てることさえ守っていれば元気に育ってくれます。ただし、極端な乾燥に弱いので乾燥させすぎには注意が必要。
自分で育てた食材は格別に美味しい!