もくじ
貯金をするにあたり重要になってくる考え方とは?
収入と貯金は必ずしも相関性があるとは言い切れません。基本的に人は、自分の収入に合わせた生活をする傾向にあります。お給料が増えれば、少し贅沢ができると考えて、食べるものや購入する衣服などの生活水準を上げるようになります。
このような傾向を考えると、収入の多い少ないは、貯金額にはあまり関係がないといえるでしょう。となると、お金を貯めるためには何が大切となってくるのでしょうか。
結論からいうと、それはずばり考え方!お金を貯められるか、貯められないかの道にあなたを導くのは、考え方なのです。
貯金するにあたって重要になる思考法がいくつかあるなかで、今回取り上げるのは「お金を貯めるためにやめること」。捨てることが得ることになるのです。
以下では、お金を貯めるためにやめること8つをご紹介します。8つの方法を参考に、お金に関するあなたの価値観を見つけていってくださいね!
お金を貯めるためにやめること8選
1. バーゲンに行かない
お金を貯めるためには、バーゲンに行かないこと、オンラインショップのセールをむやみに見ないようにしましょう。
安いという理由だけで買ってしまうと、本当に欲しいもの・長く使えるものとは反対のものが手元に残ってしまいます。そういったものは、次第に使わなくなってしまうか、無駄にしてしまう可能性が考えられます。
「安いから買うのではなく、満足するために買う」を意識することで、お金を散財することなく、本当に大切なものにお金を使うことができるでしょう。損をしない買い物術として役立つアイデアです。
2. お財布にレシートを入れたままにしない
お金を貯めるには、お財布はいつもスッキリさせておきましょう。お財布の中を整理しておくことで、いくら入っているか、いくら使うかを把握でき、お金の管理がしやすくなります。
レシートは買い物をした日にお財布から取り出して、その日のうちに家計簿に書くなどして管理しましょう。お財布に入れるクレジットカードやポイントカードも、必要最低限にしておきましょう。
3. 食材のまとめ買いをしない
損をせずに買い物をするには、できるだけまとめ買いをしないようにしましょう。食材をたくさん買っても、使いきれなくて捨てしまうようであれば、お金が無駄になってしまいます。
買い物をするときに目安としたい食材のストック量は、1週間で使い切る分。
とはいえ、このご時世なので買い物にいく頻度を減らしたいですよね。食材の無駄をつくらずにまとめ買いをしたいのであれば、長期間冷凍保存できる食材を選ぶのもコツの1つです。
4. 本を買わない
本を買うのをやめることで、お金を効率よく貯めることができるます。本を読むことが好きな方にとっては、難しいことのように思えるかもしれませんね。
筆者は読書が趣味なのですが、本を買うのをやめたところ、節約になっただけではなく部屋がすっきりして過ごしやすくなった気がします。
以前は気になっている本を買って読むことを繰り返していました。しかし、気になっていた割には心に響かない本もあり、結局最後は古本屋さんに届けたり、長い間本棚で眠らせたり...。紙がもたらす環境問題についても聞いていたので、この無駄をどうにできないかと考えました。
そこで思いついたのが、図書館の本を借りて読むこと。図書館の本はお金を払うことなくタダで読むことができ、節約になります。また、読んだあとは、再び図書館に返すだけなので本の循環が成り立ちます。
本をまったく買わないわけではありません。図書館で借りて読んだ本のなかで、心に響いて何度でも読みたいと思った本は買うようにしています。最新の本などは図書館で取り扱っていない場合もあるので、最新の本の内容がどうしても気になる場合は購入します。
自分の好きなものでも、一定の基準を設けてお金を使ったり節約することで、お金を貯めることができるのではないでしょうか。
5. 他人基準での買い物をしない
お金を貯めるためには、他人基準の買い物をしないようにしましょう。
「誰かが持っているから買う」
「みんな憧れているものだから買う」
というような基準でものを購入すると、自分が心から欲しいと思っているもの以外が集まってしまいます。他人基準の物が増えることで、心から満足できなかったり自分らしさを見失ったりしてしまうかも...。
周りに左右されずに買い物をするには、自分が何に価値を感じるのか、そして何に価値を感じないのかを理解する必要があります。
自分が価値を感じるものを見つける方法はおもに2つ。
- これまでの人生を振り返る
- お金がかかる生活と節約生活の両方を体験してみる
「これまでの人生で大きな決断をしたときに大切にした考え方は何か」「これまで出会った人の憧れる点・尊敬できない点は何か」といった質問を、自分自身に問いかけてみましょう。
また実験段階で、お金がかかる生活と節約生活の両方を体験してみることで、惹かれるもの・興味が湧かないものを発見できるでしょう。「貯められないひとほど、貯められるようになる」という言葉は一理あるのかもしれません。
6. サブスクを見直して、必要のないものは解約する
サブスクはお得感があって、ほとんど使わなくても解約するのを躊躇したくなることがあります。しかし、私たちの興味は、時が経つとともに変化していきます。
使用しなくなったサブスクを解約することで、年間1万5千〜10万円ほど節約できるようになるといわれています。
サブスクのサービスを最大限に使用できている人は、少ないそう。サブスクにおいても、上記でご紹介した「自分の基準」を通して、切り捨てるのか、それとも残しておくのかを慎重に決めていってくださいね。
7. アプリを消す
ダウンロードしているアプリを消すことで、お金を貯めることができるかもしれません。
Amazon(アマゾン)やUber Eats(ウーバーイーツ)のアプリは、あると使ってしまいがちなアプリ。これらのアプリを消すことで視野・選択肢がぐんと広がります。
というのも、アプリを普段から目にしていると、何か買うときはアマゾン、お腹が空いたときはウーバーイーツという思考回路になっていきます。アプリを消すことは、特定の思考回路に陥るのを防ぐのです。
視野・選択肢が広がることで、送料やサービス手数料などをかけることなく、近場で買い物を済ませられるようになるかもしれません。
また、SNSは欲しいものに出会いやすい場所になっています。数あるSNSのなかでも、とくにInstagram(インスタグラム)は、「ショッピング機能」を導入していて、憧れる誰かが着ている服や使っている小物などが購入しやすくなっています。
欲しいものを買うことはよいのですが、購入が簡単になった以上、それが「本当に」欲しいものなのかを考えて購入することが、お金を貯めるためには重要になってきます。
もしもSNSが、お金を貯めることを邪魔していると感じるのであれば、SNSアプリを削除してみるのもいいかもしれません。
8. ポイ活をやめる
ポイントを貯めて使っていく活動「ポイント活動=ポイ活」。ポイントを貯めて、お得にお買い物ができると感じるかもしれませんが、必ずしもそうとは言い切れません。
例えば、ポイント5倍や10倍の日に、買わないと損!と感じてしまい、無理に多くのものを購入するのはNG行為。ポイントを貯めるために出費が増えていたら、本末転倒です。
ポイントに惑わされずに買い物をしたい方は、ポイ活をやめるのも手段の1つになるでしょう。
お金を貯めるには、価値観に基づいて取捨選択しよう!
いくら目標があって節約中だからといい、削りすぎないのがポイントです。自分の好きなものまで削ってしまっては、精神的によくないですし、貯金が続かなくなってしまう場合も。そうなってしまうと元も子もないですよね。
削りすぎないためには、自分が何に価値を置いているのかを知ることが大切です。価値観を知ることで、お金に関わる行動を適切に取捨選択することができるようになります。この価値観を持っていれば、無理なく自然に節約できるようになるでしょう。
「お金自体は人生の目的ではない」と心に刻んで、自分の価値観に基づいて、適切に取捨選択していきましょうね!