【夫婦/パートナー】寝る時に起こる問題5選と解決策とは?いびき・室温・起床時間等

人にはそれぞれ、睡眠環境の好みや睡眠のサイクル、生まれつきの特徴があります。普段の睡眠で、1度も目が覚めることなく、充実した睡眠をとれる方がいる一方、十分な睡眠がとれないと頭を悩ませる方もいます。睡眠不足なのは、もしかするといっしょに眠る相手が原因ということも... 今回は、パートナー同士で質のよい睡眠をとる方法をご紹介します。

十分な睡眠をとれている?

みなさんは、同棲中の相手や結婚相手といっしょに眠るときに、何か工夫していることはありますか。

普段の睡眠で、1度も目が覚めることなく、充実した睡眠をとれる方がいる一方で、何度か目が覚めてしまったり、疲れが十分にとれなかったりと、頭を悩ませる方もいます。十分な睡眠が取れないのは、もしかするといっしょに眠る相手が原因ということも...

人それぞれ、睡眠環境の好みを持っていたり、睡眠のサイクルを持っていたり、生まれつきの特徴を持っていたりします。相手が原因で眠れない場合は、快適な睡眠をとるための「小さな工夫」を施して、自分も相手も満足できるような睡眠を目指してみるのはいかがでしょうか。

今回は、パートナー同士が満足のいく、質のよい睡眠をとる方法をご紹介します。

パートナーといっしょに寝るメリット

そもそも、どうして同棲中の相手・結婚相手と眠るのでしょうか。「パートナーであればいっしょに眠るのがあたりまえ」という価値観が根付いているのが理由と考えられます。

このような価値観が根付いている理由としては、これまでに両親が一緒に眠るのをみてきていることや、メディアや企業の広報が夫婦・カップル用の寝具を積極的にブランディングしていることが背景にあるのかもしれません。

もちろん、いっしょに眠るメリットを感じて寝ている場合も考えられます。実際に、仲のいいカップル・夫婦がいっしょに眠ることで、お互いの睡眠の質が向上したという研究結果があります。

パートナーといっしょに寝るメリットには、どんなことが挙げられるのでしょうか。以下でみていきましょう。

安心感を得られる

パートナーといっしょに眠るメリットとして、安心感を得られるということが挙げられます。

仲のいいカップル・夫婦がいっしょに眠ることで、愛情ホルモン「オキシトシン」が分泌されます。オキシトシンが分泌されることで、ストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」の分泌が抑えられます。ストレスを緩和したり不安・恐怖が減少することで、眠りにつきやすくなるのです。

いっしょに過ごす時間が増える

パートナーといっしょに眠ると、お互いの生活リズムが合うようになります。いっしょに眠ることで、お腹が空くタイミングや眠くなるなるタイミングが同じになるのです。

生活リズムが合うことの利点としては、いっしょに何かをする時間が増えることが挙げられます。お腹が空くタイミングがいっしょだと、2人で食事を楽しむことができます。起きるタイミングがいっしょだと、2人で朝ごはんを食べることができます。

生活リズムがいっしょだと、デートの予定も生活リズムに合わせたものになるでしょう。眠いのにもかかわらず、片方に合わせて夜にデートに出かける日が続くと、いつかストレスになってしまうかもしれません。

いっしょに寝るときに起こり得る「問題」と「解決策」

1. いびきが大きくて眠れない

パートナーのいびきで目覚めることが続き睡眠不足になってしまうと、倦怠感や集中力の不足を感じるようになります。

またいびきをする側も、いびきが原因で日中に眠気を感じたり、頭痛および睡眠障害に陥る危険性があります。いびきで呼吸の量が減ると、不足したぶんの酸素を補おうとして体は心拍数をあげて負担をかけます。

<解決策> 

いびきを防ぐ解決策として、体に合う枕を使うようにしましょう。体に合う枕を見極めるポイントは、仰向けになっているときに首と後頭部の隙間をしっかりと埋めてくれるか(自然に立っている姿勢を横になってもキープできているか)、スムーズに寝返りができるかです。

自分の体に合う枕を見つけて、睡眠時のいびきの悩みを解消しましょう。

また、いびきの原因はアレルギー性鼻炎という場合も。部屋が乾燥していると症状が悪化するといわれているので、寝室に加湿器を置くなどして乾燥を防ぎましょう。

2. 寝室の適温が合わない

「寝室のエアコンが効きすぎて寒くて眠れないと」いう問題を抱えている同棲中のカップル・夫婦は多いです。

オフィスや学校などでもよく経験するように、一般的に男性のほうは暑がり、女性は寒がります。男性は筋肉量が女性よりも多いため、暑がる傾向があるのです。

寝室の温度が体に合わないと、十分な睡眠を取れず、ストレスを抱える日々が続いてしまいます。

<解決策>

どちらか片方の体温に合わせて室温を調節するのではなく、「快眠をもたらす適切な室温」に合わせて調節しましょう。

快眠をもたらす適切な室温は、

夏は25〜27℃
冬は10℃以上

といわれています。

この室温を保つことで、自律神経の副交感神経が優位になり質のよい睡眠を取ることができます。

しかし、睡眠環境の好みや体の調子は人それぞれ。適温といわれている温度でも、暑いと感じたり寒いと感じたりするものです。そんなときは、ベットシーツや掛け布団は個別にするのがおすすめです。キングサイズのベッドを使用しながらも、掛け布団などは別にするのです。

適切な室温のなか暑いと感じるのであれば、薄い掛け布団をかけたり、接触冷感マットを敷いたりしてみましょう。逆に適切な室温のなか寒いと感じるのであれば、厚い掛け布団をかけるなどしてみてください。個人の体調に合わせた寝具をそろえて、質のよい睡眠を目指しましょう

パジャマを工夫するのも大事。夏は通気性がよく涼しさを保ってくれるパジャマを着たり、冬は寒さを感じさせないパジャマを着たりして、心地よい眠りを手に入れましょう。

3. 睡眠サイクルが合わない

誰もが独自の「体内時計」を持っています。自分は朝型で、パートナーは夜型ということも珍しくありません。睡眠サイクルが合わなくてもいっしょに眠りたい... そういう場合は、どうすればよいのでしょうか。

<解決策>

お互いの睡眠サイクルが合わないのであれば、眠りにつくタイミングをずらすのが1番です。自分の睡眠サイクルに合わせて眠ることが健康にとって重要だからです。

体は眠くないのにもかかわらず、相手に合わせて無理やり寝ようとすると、プレッシャーや不安、不満の感情を引き起こしてしまいます。

どうしても2人同じタイミングで眠りたいのであれば、光を上手に使って体内時計を合わせていきましょう。朝起きてから太陽の光を浴び、夜眠る前にはスマートフォンを含む電子機器を使用しないなど工夫して、睡眠サイクルを調整するのがおすすめです。

4. 寝相が悪くて眠れない

相手の寝相が悪くて、夜中に目が覚めてしまうという悩みを抱える方も多いようです。また、どちらかが夜中に目を覚まし、トイレに行ったりスマホをいじることで、いっしょに眠る相手も目が覚めてしまうといったことが考えられます。

<解決策>

相手の寝相が悪くて眠れないときには、ウェイトブランケットが役立ちます。ブランケットを使って動きを制御できるのだとか。

また、ウェイトブランケットの心地よい重さは、私たちに安心感を与えてくれます。何かに包まれているような感覚は、心を落ち着かせてくれて眠りをよりよいものにしてくれるので、検討してみてくださいね。 

ウェイトブランケット

出典:amazon

安心感・癒しを与えながら深い眠りに導いてくれるウェイトブランケット。3タイプの重さから、自分に合ったものを選ぶことができます。自分の体重の10%+1kgの重さがおすすめとのこと。

【選べる重さ】

  • 5kg(体重範囲 40kg~50kg)
  • 6kg(体重範囲 50kg~60kg)
  • 7kg(体重範囲 60kg~70kg)

ブランケットのサイズは、150×210cm(シングル布団)です。素材は側地がコットン100%、中材は無毒無臭ガラスビーズ混合綿。ハグされているような感覚を再現することで、上質な眠りに誘います。

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どちらかの動きで目が覚めてしまうようであれば、シングルベッドを2台使うこともおすすめします。シングルベッドだと、動いたときの振動が伝わりにくいメリットがあります。

ダブルサイズのベッドのように、シングルベッドを2台くっつけることで「離れて寝ている」といった感覚をもたずに眠ることができますよ。

ベッド同士の隙間が気になる場合は、ベッドパットをマットレスの上に敷いてみてください。隙間を埋めてくれるのに加え、マットレスがずれるのを防いでくれます。

すきま防止・ズレ防止ベッドパット

出典:amazon

ベッドの間の隙間をしっかりと埋めてくれるベッドパット。横幅が20cmあるため、完璧に隙間を埋めることができます。肌触りにも優れていて、表面は柔らかく裏面は高反発のウレタンを使用。ベッド同士をピッタリと固定したいときにおすすめです。

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また、どうしてもスマホをいじりたかったり、光を出す電子機器を使用したくなったりした場合は、相手を起こさないためにも寝室を離れて作業するなど工夫してみましょう。

5. スキンシップが多い

相手のスキンシップが多くて眠れないという悩みを抱えている方は、しっかりと相手に意見を伝えてみましょう。相手と話し合って解決策を見つけることは、よい睡眠を取るためにも良好な関係を構築するためにも重要です。

眠れない日が続いてしまうと、人間関係に悪影響を及ぼす可能性があるのです。睡眠を十分に取れないと、感情的な動揺を抑える能力が損なわれてしまうためです。

手持ち無沙汰を感じる場合は、抱き枕を使ってみるのがおすすめ!肌ざわりのよい抱き枕や、体の形にぴったりあう抱き枕などがあるので、お互いが快適に眠るために検討してみてはいかがでしょうか。

Yogibo Roll Max (ヨギボー ロールマックス)

出典:amazon

アメリカで生まれた「Yogibo(ヨギボー)」から出ているストレートタイプの抱き枕。中材に発泡スチロールビーズを使用していて、体にフィットしやすいのが特徴です。直径約25cm×長さ165cm。カバーの取り外しが可能なので、洗濯機で洗って清潔に保つことができます。カラーバリエーションが17種類と豊富なのも魅力です。

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いっしょに寝ないというのも選択肢の1つ

いっしょに寝ることで、十分な睡眠を取ることができないと感じる場合は、いっしょに寝ないのを選ぶのもありです。「いっしょに眠らないと仲が悪くなる」という考えもあるようですが、いっしょに寝なくてもお互いを愛し合うことはできると思います。

無理していっしょに寝て体調を崩してしまうよりも、別々に寝ることを選ぶことで、睡眠の質が向上し、相手との関係も良好に保てるようになるかもしれません。

実験段階として、数週間だけ別々に寝てみるというのもあり。「永遠に別々に寝る」ということに不安を感じてしまう場合は、平日は1人で寝て休日はいっしょに眠るといった選択肢をとることもできます。

パートナーと快適に眠れる環境をつくっていこう!

人それぞれ、睡眠環境の好みを持っていたり、睡眠のサイクルを持っていたり、生まれつきの特徴を持っていたりします。相手が原因で眠れない場合は、快適な睡眠をとるための「小さな工夫」を施して、自分も相手も満足できるような睡眠を目指してみるのはいかがでしょうか。

健康を保つために重要とされている睡眠。日々、快適な睡眠をとるためには、いっしょに眠る同棲中の相手もしくは妻や夫と、睡眠に関することを話し合う必要があります。 

話し合いながらオリジナルの解決策をみつけ、自分たちだけの快適な睡眠をつくりあげていってくださいね!

Z世代、ハワイアンダンス、ヨガ、国際コミュニケーション学部専攻(卒)元オーストラリア留学生。「誰もが生きやすい世界」をコンセプトに世界各地のカルチャー、社会問題×ライフスタイル、メンタルヘルス×ヨガなどを中心にお届けします!
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