もくじ
家事はシェアする時代!
夫婦または同棲しているカップル同士で、家事をシェアする必要性が増しています。現代では、女性が社会に出て働くのがあたりまえになってきました。共働きの家庭はとくに、お互いに手を取り合いながら、家事を進めていく必要があります。
家事をシェアするにあたり、多くの壁にぶつかる可能性が考えられます。家事に対する意識の違いや「見えない家事」の存在が原因で、お互いが不満を抱きながら生活するというのは避けたいですよね。
そんな今回は、夫婦で家事をシェアするときに役立つ、家事効率化・家事分担・家事管理アプリ5つをお届けします。ご紹介するアプリは、すべて日本のアプリ+無料でダウンロード可!
アプリを使いながら家事を管理して、自分も相手も満足できる「家事シェア生活」を手に入れてくださいね!
家事シェアアプリを利用するメリット
家事シェアアプリを利用することで、どんなメリットを得ることができるのでしょうか。家族または同棲中のカップルが家事共有アプリを利用した場合のメリットを、以下で見ていきましょう!
コロナ禍でも家事&育児をシェアしやすい
家事共有アプリを使用することで、新型コロナウイルス感染症の影響でさらに難しくなった家事・育児を、うまく分担できるようになります。
コロナの影響で、男女ともに自宅で過ごすことが増えた今、家事・育児を夫婦でいっしょに取り組める環境が整いました。
しかし、いまだに女性のほうが、家事と育児において負担が大きいという事実が明らかになっているのです。自宅にいる時間が長いと、より家事と育児に専念しなくてはいけないと感じる女性が多いことが理由だそう。
お互いに在宅ワークをしているのにもかかわらず、なぜか女性だけが家事や育児に時間を取られてしまうといった悩みを抱えている場合、家事分担アプリの活用をおすすめします。
家事共有アプリを使うことで、お互いどのくらい家事をやっているのかの割合や、どの家事をいつまで終わらせればよいのかを把握できるので、家事への貢献度アップを目指すことができます。
無償労働(見えない労働)を見える化してくれる
家事共有アプリを使用することで、無償労働の見える化を可能にし、お互いの作業の偏りを減らすことができるようになります。
無償労働とは、働いているにもかかわらず「市場では評価されない労働」「お金が支払われない労働」を意味します。
時間や労力を使うのにも関わらず、お金が支払われることがなければ、社会的に評価されることもない労働のことです。家事、育児、介護を休みなくおこなっているのにも関わらず、対価は支払われず評価もされないのです。
多くの調査では、女性のほうが無償労働に悩まされやすいことがわかっており、この見えない労働が女性たちを苦しめているのです。
2014年の有償・無償労働時間の男女比率(OECD加盟国)のデータによると、日本人女性の無償労働時間は299分と、無償で労働をしている時間が29カ国中6位に位置しています。世界と比べてみても、日本人女性の無償労働時間が長いのがわかります。一方で、男性の無償労働時間は62分と、29カ国中27位。無償労働時間のバランスが男女で偏っていることがわかります。
家事労働でも「過労死」する可能性が考えられている今、無償労働の問題を無視するわけにはいきません。
家事共有アプリを利用することで、家事を負担する割合が男女でどのくらいなのかを一目で把握することができます。偏りがある場合、偏りをなくすための努力ができるかもしれません。家事シェアアプリは、問題を明確にし改善に導くメンターのような存在でもあるのです。
【無料で使える】家事共有アプリ5つ!
1. 魔法の家事ノート
出典:http://ilike.style/housework-app
魔法の家事ノートは、「家事のToDoリスト」と表現することができます。やる家事の予定を立てて、実際に家事をしたときに記録していきます。
アプリでは家族5人まで、同じアカウントを使用することができます。家族でアカウントを共有することで、みんなで協力しながら効率よく丁寧に家事をこなすことが可能です。
家事を達成すると、達成率で順位がつく仕組みになっています。お子さんもゲーム感覚で楽しむことができるのではないでしょうか。
アプリには便利な6つの機能が搭載されています。
- 家事の整理:家事の頻度と担当する人が一覧で見られるため、偏りがないかを確認することができる
- 通知機能:家事の時間になると通知が届く
- メモ機能:家事ごとにメモをつけることができる。たとえば「洗濯機」の項目に、「昨日買ってきた洗剤を使う」というようなメモをつけることが可能。家事にメモをつけることで、自分以外のメンバーが迷うことなく家事をおこなえるようになる
- 洗濯天気:住んでいる地域の天気・最高気温・最低気温・降水確率・洗濯指数を7日先まで把握することができる
- ウィジェット機能:アプリを開くことなく、買い物リストや家事を確認することができる
- いろんな家事:季節や天気に合わせたおすすめの家事を表示。また、家事の裏技や生活に役立つ情報の配信を受け取ることができる
予定を立てて作業することが好きな方や、やったことを書き留めることで1日の行動を管理したい方におすすめするアプリです。
- 家族みんなで家事を分担したい
- 家事の偏りを把握したい
- 家事の時間になると通知がほしい
- お天気情報や家事の裏技などの、家事に役立つ情報がほしい
2. Yieto(イエト)
出典:yieto
アプリ「Yieto(イエト)」には、よくある家事のタスクリストが用意されています。家事・育児の担当者を選択することで、作業の分担をはかってくれます。
ペアリング機能を使って2人で同じデータを共有できるため、変更を加えた瞬間すぐに反映されるのが特徴!
分担マップで、誰がどのくらいの割合で家事・育児を担当しているかが一目瞭然です。家事・育児の偏りを減らすきっかけとなるでしょう。
家事・育児について話し合うきっかけをつくる機能もついています。たとえば、「家事はどの程度丁寧にするとよいか?」「家事家電は買うのか」といった質問に答えることで、家事育児への向き合い方を確認することができます。家事・育児に関する2人のコミュニケーションを深めて、問題解決に導いてくれるアプリなのです。
また、色使いやデザインに優れていて使いやすいのも同アプリの魅力。アプリはなんといっても使いやすさが肝心ですよね!
スマートフォンでアプリを利用する場合は、夫婦間やカップル間のみのシェアが可能ですが、ウェブバージョンは、夫婦間だけではなく、息子や娘の参加も可能です。
- 夫婦/家族で家事を分担したい
- 家事の偏りを把握したい
- 家事・育児について話し合える場を提供するアプリを利用したい
- 見やすくて使いやすいアプリがいい
3. 家事の名は
お子さんやパートナーとカレンダーを共有し、それぞれが担当する家事を、リストから選ぶことで家事の分担を促してくれるアプリです。
既存の項目に加え、自分たちで項目をつくることが可能。家族の数だけ個性もあるため、家族オリジナルのルールが追加できるのは嬉しいですね!「花に水をやる」「犬を散歩に連れて行く」などご家庭ならではの家事を、ぜひ項目に入れてみてください。
家事をするとポイントが貯まる制度になっていて、手間や時間がかかる作業ほどポイントは高くなります。指定された条件の数だけポイントが貯まると、家族で決めたご褒美をゲットできます。
さらにこのアプリは、見えない家事・名もなき家事と呼ばれる「目に見えづらい家事」が与える負担を減らすことにも貢献します。
【目に見えない家事・名もなき家事の例】
- 粗大ゴミの回収を予約する
- カーテンを開ける
- テーブルを拭く
- 加湿器に水を入れる
- 郵便物をチェックする など
アプリには、上記のような「見えない家事」が、リストに追加されています。
見えない家事は、意外と負担になるのにもかかわらず、それが見えにくいために評価されることがありません。アプリを利用して家事を見える化することで、家事を担当する者への感謝の気持ちを育むことができるのです。
さらにこのアプリでは、頑張って家事をしている相手に、感謝の気持ちとしてポイントを贈ることができます。「家事=当たり前」という概念を払拭し、感謝の気持ちを持つことや思いやりを育んでくれるアプリになっています。
- 家族で家事を分担したい
- オリジナルの家事を項目に追加したい
- ポイントが貯まるとご褒美がゲットできるような、「ゲーム感覚」で家事を楽しみたい
- 見えない家事をリストに入れたい
- 家事を担当する人に感謝の気持ちを伝えたい
4. Smuzoo(スムズー)
家事管理アプリ「Smuzoo(スムズー)」の最大の特徴は、家事の全体工程をみることができるところ。
たとえば、「洗濯」を選ぶと、「洗剤を買う→補充する→洗濯機に入れる→洗濯を回す」といった、洗濯を完成させるまでの一連の流れがご覧いただけます。
パートナーには家事を手伝ってほしいものの、1から説明するのは大変... と感じる方にとって、一連の作業工程がわかるサービスは助かりますね。
さらに、夫婦間の家事シェア率を比較することができるのもポイント。個人別の達成率が表示されることで、偏りをなくす努力ができるでしょう。
家事の目標を達成することで、家族で決めたご褒美を受け取ることができます。モチベーションも高まりますね!
出典:smuzoo
スムズーならではと言えるのが、家事代行サービスを導入しているところ。忙しいときや別のことに時間を使いたいときなどは、アプリを通して簡単に、家事代行サービスに作業を依頼することができるのです。
今後、共働きの夫婦ことが増えることが予想されているため、家事代行サービスの需要は高まることでしょう。アプリで簡単に家事代行サービスに依頼できるのはありがたいですね。
- 夫婦で家事を分担したい
- 家事の流れを教えてくれるアプリがいい
- 家事の分担に偏りがないか把握したい
- 家事代行サービスを導入している、家事共有アプリを使用したい
※家事代行サービスの対応地域は都心が中心となっています。今後サービスが拡大する可能性もあるため、更新情報は公式ホームページをご覧ください
5. Cross(クロス)
出典:cross-app
「Cross(クロス)」は、家庭内のToDo(やるべきこと)を家族で共有できるアプリ。
誰が・いつまでに・何をやるのかを一目で把握することができるため、タスクに合わせて先のスケジュールを立てられるのが特徴。
また、「やることセット」が搭載されているのも嬉しいポイント。たとえば、「確定申告(所得税)」セットを登録することで、確定申告でやるべきことや期限、ワンポイントアドバイスなどを知ることができます。「防災グッズリスト」「洗面/脱衣所の大掃除」「キッチンの大掃除」「海外旅行準備」など、種類豊富なやることセットを登録しています。
また、カレンダー機能もついているので、「運動会のお弁当づくり」といった1回きりしかない作業も予定に組み込むことができます。繰り返しおこなう家事以外にも、できるだけいろんなタスクを登録したいという方におすすめするアプリです。
- 夫婦で家事を分担したい人
- 既存の家事リストの種類が豊富なアプリがいい
- 家事についてアドバイスしてくれるアプリがいい
- オリジナルの予定を項目に組み込みやすい
アプリを利用して家事をシェアしよう!
共働きの家庭はとくに、お互いに手を取り合いながら、家事を進めていくことで、心身ともに健康な生活を過ごすことができます。
家事をシェアするにあたり、多くの壁にぶつかることも考えられますが、今回ご紹介したアプリを利用して、スムーズにそして仲を深め合いながら家事を共有していってくださいね!