もくじ
気温マイナス30℃「フィンランド」の冬
ムーミンやサンタクロースで知られているフィンランド。ここ数年は、北欧インテリアで注目されていますよね。
カラフルで鮮やかなインテリアから暖かなイメージもあるフィンランドですが、実は1年の3分の1が冬なんです。本格的な冬の季節には気温がマイナス30℃になるほど冷え込むことも。日照時間はわずか6時間にもなります。
日照時間も短くなり曇りがちな日が多いフィンランドでは、冬の時期は必然的にお部屋の中で過ごす事が多くなります。そのため、フィンランドの人々はお部屋の中で過ごすのがとても上手なんです。
フィンランドの人々の冬を楽しく過ごす方法
お部屋を明るくする
キャンドルを灯す
お外は真っ暗で、しかも気温はマイナス30度…そんな中で、フィンランドの人が大切にしているのが、お部屋を明るくすること。
暗く寒い時期は、気分まで落ち込みがちになります。一説によると、冬の時期は天候からうつ病などの精神疾患患者が急増する傾向にあるそう。
だから、お部屋の中は暖かく灯すために暖色系の照明やキャンドルの優しい明かりを使いましょう。ゆらゆらと揺らめくキャンドルのの明かりは、心を落ち着かせてくれる効果も期待できますよ。
北欧インテリアを飾る
日本でもデザイン性が高く人気のカラフルで鮮やかな北欧インテリア。お部屋の中を一気に暖かな雰囲気にしてくれ、気持ちをハッピーにしてくれます。
インテリアを全て北欧インテリアにするのは難しくても、例えばテーブルクロスなど北欧デザインのものを選んでみてはいかがでしょうか?食卓が暖かくなります。
その他にも、今あるインテリアに合わせた絵画やファブリックパネル等のインテリア雑貨を飾ってみるのもおすすめです。
ホームパーティーをする
お外で過ごす機会が少なくなるフィンランドの冬は、おうちに友達を招いたり、家族で食事をゆっくりと楽しみます。
人を招くのって、お部屋の掃除をしたり、「料理を何出そうか…」なんて迷ったり、ストレスを感じる人もいますが、気心知れた人たちと楽しい時間を過ごすことが重要!部屋がきれいか、何を食べるかは問題ではありません。
もし「料理が苦手だからホームパーティーは…」という方は、例えば持ち寄り(ポットラックパーティー)にしたり、デリバリーサービスを利用したり、またゲストと一緒にクッキングをするのも楽しいですよ。
クリエイティブな時間を過ごす
おうちの中で過ごすとなると、テレビや映画を見たり、本を読んだりという方も多いですが、北欧の人々はクリエイティブな時間を過ごすことも。
お子さんがいる家庭であれば、子どもと一緒にお菓子作りをしたりするのが北欧の冬休みの過ごし方。
特に凝る必要はありません!型抜きクッキーやフルーツやナッツ、マシュマロを溶かしたチョコレートにディップし固めるなどお子さんの年齢や興味に合わせてできる範囲のレシピにチャレンジして見て下さいね!
あったかドリンクを作る
寒い冬は、あったかドリンクが美味しいですよね。リラックス効果のあるハーブティーや、またパーティーなどではホットサングリアなどが美味しい時期です。フィンランドの人々も、冬はもちろんあったかドリンクで心身を温めます。中でもフィンランド発祥の「Glögi(グロギ)」は、各家庭の定番ドリンク。
このドリンクはフィンランドクリスマスには定番の飲み物だそう。グリューワインと訳されますが、アルコール入のものとノンアルコールのものがあります。
ノンアルコールクロギの作り方
材料
- 黒すぐりジュース(or 100%ブドウジュース):500cc
- リンゴジュース:500cc
- 水:100cc
- レーズン:大さじ3
- 乾燥した生姜:1片
- クローブ:5つ
- シナモンスティック:1本
作り方
- 全ての材料をお鍋に入れ、煮立たせないように沸騰手前ぐらいで5分ほど火にかける。
- 火から鍋を離して数分待ちましょう。
- スパイスをザルでこして、コップに注ぎ完成
お酒好きの方は、お好みでワインなどを加えて下さい。
お風呂に浸かる
フィンランドはサウナ文化が有名。昔は、サウナで出産も行われ、フィンランドの人達にとっては神聖な場所でもあるんですよ。何とおうちにサウナ室があるという家庭も少なくなく、サウナはフィンランドの人にとってとても身近なもの。
日本人の私たちにとっては、お風呂に浸かることはフィンランドの人々がサウナに入ることと同じくらい文化として根付いていますよね。忙しいからシャワーで済ませるという方も多い現代ですが、湯船に浸かりゆっくり体を温めて下さい。凝り固まった体や心がリフレッシュできるかもしれません。
フィンランドの人は冬外出しないの?
フィンランドの冬は、10月ごろから始まると言われています。冬の間は、フィンランドの人々は外出しないのでしょうか?答えはNo!
在宅の人もいますが職場に行く人もいたり、学校に行く人もいるそう。
また日照時間が短いからこそ、体内時計を狂わせないために外に出るという人も多くいるそうです。
体内時計を狂わせないためにしたいのが「規則正しく暮らす」というシンプルだけど意外と難しい方法。一人暮らしの方などは特に、休みに入ると朝起きる時間、寝る時間がどんどん後ろ倒しになってくるという方もいるのではないでしょうか。
冬場は、こたつで温まりたいという方も多いとは思いますが、なるべく「予定を入れる」のも冬の過ごし方のポイント。
時には、お昼間に外出して友達と会ったり、朝や日中に散歩をするなどしてアクティブにしましょう。もちろんウィルス感染対策をしっかりして!
冬を快適にゆっくり過ごそう
幸福度ランキングが常連のフィンランド。
寒いと体も心も縮こまってしまいますが、フィランドの人々がハッピーなのは、日々の生活の過ごし方を無理なく工夫し楽しんでいるからかもしれませんね。フィンランドの人々の暮らし方を参考に、この冬を乗り切っていきましょう。