もくじ
ヒルドイド(ヘパリン類似物質)とは?
病院で処方してもらえるヒルドイドやヘパリン類似物質と呼ばれるクリームやローション、いったいどのようなものなのでしょうか?その特徴について詳しく説明します。
医療用の皮膚保湿剤
ヒルドイド(ヘパリン類似物質)は、医療用の皮膚保湿剤です。皮膚が乾燥したり肌荒れを起こしているとき、皮膚科をはじめとした病院で処方してもらう薬の一つです。皮膚を保湿することができるクリームやローションで、外傷による炎症を治療する際や保湿が必要な治療の際に用いられます。
保湿だけでなく血行を促進する作用もある
ヒルドイド(ヘパリン類似物質)には、保湿作用だけでなく血行促進作用も期待できます。冷えが気になる箇所や炎症を起こしている箇所につけることで血行が良くなり、症状をやわらげることができるのです。
保湿が重要となる冬においては、血行も良くしてくれるので心強い存在となるでしょう。
ヒルドイド(ヘパリン類似物質)はこんな症状に効果が期待できる
保湿と血行促進作用におすすめのヒルドイド(ヘパリン類似物質)、具体的には以下のような症状に効果が期待できます。病気の治療に使用されることもありますが、今回は日常生活で感じがちな不調に焦点を当てて見てみましょう。
アトピー性皮膚炎や皮膚のかさつき
ヒルドイドは、本来アトピー性皮膚炎やその他の病気や症状の治療の際に使用される保湿剤です。皮膚科に行って処方されることの多い薬の一つであり、アトピー性皮膚炎や乾燥によって皮膚がかさついているときにおすすめの保湿剤となっています。
少量つけるだけでお肌がしっとり潤い、気になるかさつきやかゆみなどを軽減することができます。
しもやけ
冬場、冷えや乾燥、水仕事などでしもやけになることがあります。ぷっくりと指がふくれて赤くなり、痛痒いのもしもやけの特徴です。
そのしもやけのケアにも、ヒルドイドがおすすめです。しもやけで病院に相談に行くと、ヒルドイドやビタミンを含んだ内服薬を処方されることがあります。ここから、ヒルドイド(ヘパリン類似物質)には冷えや血行を促進する作用があり、しもやけ特有の症状を改善することができます。
クリーム、ローション、スプレーの3種類がある
ヒルドイド(ヘパリン類似物質)には、3種類のタイプがあります。使用する場所や使用感、症状の状態に合わせて適したものを選ぶことが大切です。油分の多さからべたつき具合も異なります。保湿力という点で見ると、クリーム、ローション、スプレーの順がおすすめです。
クリームよりしっかり保湿できるのは、ソフト軟膏になります。軟膏になるとべたつきもあるので、就寝前といったタイミングでの使用がおすすめです。乳液感覚で使用できるローションやクリームは、夜だけでなく日中も使いやすいでしょう。種類によって使用感が異なるので、どんなときに使いたいのかを考え、お肌の状態に合わせて選んでみてください。
ヒルドイド(ヘパリン類似物質)に似た製品の選び方
ヒルドイド(ヘパリン類似物質)は、病院で処方される保湿剤です。治療のために病院に行き処方してもらうのは問題ありませんが、美容目的で病院に行くのはNGとなっています。そこで、最近登場し始めたヒルドイドに似た製品をチェックしてみましょう。探してみるといろいろな製品が見つかるので、自分に合うものを見つけるため選び方をチェックしておくと安心です。
ヘパリン類似物質がどれぐらい入っているか
ヒルドイドと似た製品を選ぶとき、保湿目的で購入を検討する人が多いでしょう。そこで、ヘパリン類似物質がどれぐらい入っているのか確認してみてください。保湿、血行促進、抗炎症作用と3つの効果が期待できるヘパリン類似物質、パーセントの表示で含有量が記載されています。
この含有量によって期待できる保湿力が異なるので、いくつかの製品を比較しながらチェックしてみましょう。
クリームやローションなどのタイプをチェック
ヒルドイド(ヘパリン類似物質)と似た製品を選ぶとき、保湿力の次はタイプを調べましょう。上で紹介したように、ヒルドイドにはクリームやローション、スプレーといった種類があります。そのなかで、使うシーンに合わせて使用感が快適なものを選びましょう。
日中の家事の合間や仕事中、出先などでケアをするときには、べたつきにくいローションやスプレータイプがおすすめです。また、お風呂上りや就寝前といったタイミングで使用するなら、しっかり保湿できるクリームタイプが良いでしょう。夜の間に、お肌をしっかり保湿することができます。
使用できる部位の確認も忘れないように
保湿力に優れているヒルドイド(ヘパリン類似物質)、いろいろな部位に使用してお肌の保湿ができるアイテムですが、使用できる部位を確認しておくことも大切です。以下の場所には使用しないよう、注意してください。
- 出血やかさぶたができているところ
その他、目に入らないようにするなどに気を付けながら、使用しましょう。その他は、保湿剤として様々な部位につけることができます。
ヒルドイド(ヘパリン類似物質)の有効成分を配合した市販薬7選
ヒルドイド(ヘパリン類似物質)の有効成分を含んだ市販薬は、今では数も増えました。おすすめ商品を厳選したので、乾燥する季節が始まる今ぜひチェックしてみてください。
MICHIURU(ミチウル) DrySkinWhiteMilk(ドライスキンホワイトミルク)
「MICHIURU(ミチウル) Dry Skin White Milk」は、超超乾燥肌と戦う人におすすめの薬用化粧品です。これ1本で、極保湿・極美白が可能と紹介されています。ポンプ式のシンプルなデザインのボトルで、インテリア映えする見た目にも仕上がっていますよ。
- ヘパリン類似物質、GK2(抗炎症)、プラセンタエキスと3つの薬用成分を配合
- 美容成分には、ヒアルロン酸、コラーゲン、ヒト型セラミドを配合
- 皮脂膜成分としてスクワランも配合されている
- 乾燥に悩む方が選ぶ・皮膚科医がすすめるスキンケア・シミ予防で選ぶスキンケアの3つにおいて、ナンバー1を獲得
- これ1本で、化粧水、乳液、クリーム、美容液、パック、ボディケアの6つが可能
- 継続しやすいよう、3つのコースがそろっている
- 安心の180日間返金保証つき
価格:4,980円(税抜)→3ヵ月ごとお届け定期コースで4,480円(税抜)
白繭肌
乾燥やシミ、そばかすなどのお肌の不調で悩んでいる人におすすめなのが、ヘパリン類似物質を配合した「白繭肌」です。薬用スキンケアクリームとして、シミやくすみ、乾燥、肌荒れなどのケアができます。SNSでも話題になっているクリームで、使用し始める人が増えています。
- ヘパリン類似物質のおかげで保湿効果や血行促進作用、肌荒れ改善などが期待できる
- 肌荒れ有効成分にはグリチルリチン酸2Kを配合
- シミやそばかすの原因となるメラニンが生成されるのを抑制するプラセンタエキス入り
- コラーゲン、ヒト型セラミド、ヒアルロン酸によって、うるおいのあるお肌をキープできる
- 香料や着色料、エタノールなどを使用していない、6つのフリーを実現
価格:4,818円(税込)→特別価格4,336円(税込)
NALC ナルク 薬用ヘパリンミルクローション
せっかく買うなら全身に使えるヘパリン類似物質配合のローションがいい、そんな人にぴったりなのが、ナルクの「薬用ヘパリンミルクローション」です。肌荒れや乾燥で悩んでいるときにおすすめの製品となっています。白と黒のシンプルなデザインもおしゃれです。
- 化粧品メーカーとして、テクスチャーにもこだわった使い心地快適なローション
- 顔をはじめ全身に使用でき、グリチルリチン酸ジカリウムによってニキビを防ぐこともできる
- グリチルリチン酸ジカリウムはしもやけやひび割れなどにもおすすめ
- スクワラン、リピジュア、ヒアルロン酸と美容成分も配合
- アルコール、無着色、無香料、無鉱物油と4つのフリーで安心して使用できる
価格:3,480円(税込)→2,934円(税込)
JMEDIC(ジェイメディック) ヒフメイド
ジェイメディックの「ヒフメイド」は、ヘパリン類似物質を配合したオイルベースのクリームです。乾燥が気になり始める季節には、心強い存在となってくれます。たっぷりお肌を保湿したいときにチェックしておきたい製品です。
- たっぷり保湿できる油性クリームや伸びの良い乳液タイプも登場している
- 朝の洗顔後やお風呂上りのケアのときにおすすめ
- 1日1回から数回使用でき、体温で温めながらお肌に伸ばしていくとよりなじませることができる
- 塗りなおしが必要ないほどうるおいをキープできるオイルベースのクリーム
価格:1,980円(税込)→特別価格1,280円(税込)
マツモトキヨシ ヒルメナイド ローション
薬やコスメなど数多くの商品がそろうマツモトキヨシから、ヘパリン類似物質を配合した保湿ローションが登場しました。「ヒルメナイド」は1,000円程度とプチプラローションで、乾燥肌をしっかりケアできる油性クリームです。ヒルドイドと似た、ピンクのパッケージが印象的です。
- 無香料、無着色、ステロイドフリー、エタノールフリーとお肌に優しい仕様
- お肌の表面に長くとどまるため、うるおいが続く
- 肌荒れやかかと、ひざ、ひじなどのかさつき、あかぎれやしもやけ、筋肉痛などにも効果が期待できる
- 1本持っておくと様々なシーンで使えるローション
価格:1,306円(税込)
ミナカラ薬局 ヘパリン類似物質 乳状液JM
白と淡いピンクのボトルが可愛らしい「乳状液JM」も、ヘパリン類似物質を配合したクリームとなっています。ヘパリン類似物質を限界まで配合した乳液で、パッケージの後ろに記載されているQRコードから薬剤師に無料相談できるサービスも整っています。
- お風呂上りの保湿だけでなく、化粧下地としても使用できる
- 伸びの良い乳液タイプで、使用感も快適
- ヘパリン類似物質として、保湿、抗炎症、血行促進、皮膚の修復といった効果が期待できる
- 4つのフリー(無香料、無着色など)も実現した乳液
価格:1,980円
HP HPクリーム
おでこがカサカサする、指先が乾燥する、首やひじなどの内側がちょっとした刺激でヒリヒリとする・・・そんな悩みを抱えている人に試してもらいたいのが「HPクリーム」です。クリームとローションタイプの2種類があり、しっかり保湿したいときはクリームがおすすめですよ。
- ヘパリン類似物質を配合した保湿、抗炎症、血行促進と3つの効果が期待できるクリームで、皮膚の内側からお肌を再生させる
- クリームタイプでありながらべたつかない
- 無香料なので、どこでも使用できる
価格:1,780円(税込)
ヒルドイド(ヘパリン類似物質)配合の市販薬比較表
商品画像 | |||||||
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ブランド | MICHIURU(ミチウル) | AQUA BEAUTY(アクアビューティー) | NALC(ナルク) | JMEDIC(ジェイメディック) | マツモトキヨシ | ミナカラ薬局 | HP |
商品名 | Dry Skin White Milk | 白繭肌 | 薬用ヘパリンミルクローション | ヒフメイド | ヒルメナイド ローション | ヘパリン類似物質 乳状液JM | HPクリーム |
特徴 |
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内容量 | 95ml | 35g | 200ml | 50g | 50g | 50g | 60g |
参考価格 | 4,980円(税抜)→3ヵ月ごとお届け定期コースで4,480円(税抜) | 4,818円(税込)→特別価格4,336円(税込) | 3,480円(税込)→2,934円(税込) | 1,980円(税込)→特別価格1,280円(税込) | 1,306円(税込) | 1,980円 | 1,780円(税込) |
商品リンク | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 |
ヒルドイド(ヘパリン類似物質)を配合した市販薬でお肌の状態を整えよう
ヒルドイド(ヘパリン類似物質)を配合した市販薬は、今では身近に手に入るようになりました。どれぐらい有効成分が入っているのかをしっかりチェックして、シーンに合わせて快適に使用できる商品を選んでみましょう。乾燥が気になる季節には、必須のアイテムとなること間違いありません。