もくじ
あれもこれも…ついつい足してしまう
引き算美容とは
「美しくなりたい」と思ったことのある女性は多くいるのではないでしょうか。
次々と新しい新商品が発売され、情報過多とも言える現代では、今よりもっとキレイになるための、スキンケアやコスメ、エステなど、時間やお金をかがいくらあっても足りないかもしれません。
「引き算美容」とはその名の通り、手間や工程を引いた美容方法。何ステップもあるスキンケアから肌本来の力である肌代謝を活かしたり、コテコテメイクアップではなくポイントメイクなどでキレイを作り上げていきます。
引き算美容のメリット
時間が短縮される
何ステップにも及ぶスキンケアやコテコテメイクには、当然ながら「時間」がかかります。「キレイを作り上げるためだから」とその工程が楽しいという方もいるかもしれませんが、何かと忙しい朝の時間帯などが引き算美容を取り入れることで短縮されます。
浮いた時間を睡眠に費やしたり、ちょっとした朝の運動や、朝ごはんをゆっくり食べるなどのに当てることもできます。
美容代がミニマルに納まる
引き算美容することは、美容に必要なアイテムが自然と減っていきます。つまり節約に繋がるということ。
肌の機能が上がる
メイクはもちろんのことスキンケアも付けすぎることで肌が疲れてしまうことも。
そもそも私たちの肌には、自らの力で潤いを生み出したり、シミや肌荒れなどのダメージを修復したり、古い細胞から新しい細胞へと生まれ変わったりと、すこやかで美しい状態をつくりだす力が兼ね備わっています。ただし、生活習慣や食習慣の乱れ、強いストレスなどが起因して肌の機能が低下し、スキンケア商品に頼る必要性が生まれてきます。
暮らしがシンプルになる
美容にかける時間やお金を減らすことで、不必要な物や行動を手放すことに繋がります。自然と暮らしがシンプルになり、見た目だけでなく心も豊かな状態になっていきますよ。
引き算美容を成功させるコツ
運動の習慣化
肌本来の力である肌代謝を上げるために欠かせないのが「運動」です。運動をすることで、身体にある余分な老廃物が汗として排出される、肌代謝の機能を低下させるストレスや冷えに対しても有効的な働きをすることが期待できます。
その他にも、運動は毛穴の詰まり改善にも効果的。これは運動をすることで身体の基礎代謝が上がり、血流がよくなるため。
有酸素運動、無酸素運動、またストレッチなど上手に組み合わせて適度に運動をするようにしましょう。
呼吸は鼻で
呼吸は本来、鼻でするものですが、いつの間にか口で呼吸をしているという方も少なくないのではないでしょうか。
口呼吸を続けていることで、口の中が乾燥して口臭も発生や、顔全体がたるみにも繋がります。口はしっかり閉じて、口角をきゅっとあげてみるだけで、見た目のキレイさが倍になりますよ。
早寝早起きは基本
規則正しい生活を送ることがスキンケアやメイクアップに頼らない暮らしへ繋げてくれます。規則正しい生活の大前提となるのが「早寝早起き」。
睡眠は肌質やシミやニキビなどの肌トラブルの改善にも繋がります。適度な運動をして、良質な睡眠をとることを心がけましょう。
洗顔は「泡」で丁寧に
洗顔で大切にしたいのが「丁寧」にするということ。おすすめは、洗顔スポンジで充分に泡立てて顔を洗うようにしましょう。
泡立てた洗顔料で顔を丁寧に洗う場合と泡立てが不十分な状態で洗った場合の汚れの落ち方や洗い上がりの肌のキレイさは、明確に差が出ると言われています。
ハンドプレスで浸透力を上げる
化粧水などをつけるときに、しばらく手で押さえて肌に浸透させる「ハンドプレス」。手で押さえることで蒸散を防ぎ、しっかり浸透させることができると言われています。
おすすめのハンドプレス方法
- 手のひらに化粧水をとり、顔につけてそのまま10秒ホールドする。
- これを顔全体に施する。
ハンドプレスを実践する上でポイントなるのが、「強く押さないこと」と「やりすぎない」こと。強く押すと、表皮を痛めてしまいます。また、やりすぎることは逆に肌代謝を損ねてしまう要因にもなります。
紫外線対策を一年中徹底する
気になるシミやそばかすを隠すためのメイクを実践するよりも、シミやそばかすを作らない肌つくりを実践するようにしましょう。そのためにはUVケアを徹底することが大前提。
「夏以外は紫外線対策のための日焼け止めはつけない」「暑い夏は日焼ど止めはするけれど、帽子やサングラスは常備しない」という方も、それぞれに季節にあった紫外線対策をするように心がけましょう。
バランスのとれた食生活
食生活を整えることも肌に優しく、引き算美容を成功に導くポイントです。バランスのとれた食生活は肌代謝だけでなく、身体や心の健康にも繋がります。
肌に嬉しい栄養素
栄養素 | 特徴 | 食材 |
ビタミンA | 肌代謝を促進したり乾燥を防ぐ効果が期待できる | にんじん、かぼちゃ、しその葉、バジル、レバー、うなぎ、乳製品 |
ビタミンC | シミの原因となるメラニン色素を抑える美肌作りに欠かせない栄養素 | レモン、パプリカ、ブロッコリー、カリフラワー、キウイフルーツ、海苔 |
タンパク質 | 肌や骨、体内のあらゆる細胞を作る栄養素 | 赤身(牛や豚など)の肉、鶏むね肉、鶏ささみ肉、アジ、イワシ、卵な |
冷たい飲み物をやめる
女性の大敵、「冷え」は美容にもマイナスに働きます。身体が冷えていない状態だと全身の巡りもスムーズ。むくみにくく太りにくい身体に繋がります。また見た目も血色が良くヘルシー美人に。冷たい飲み物をやめることも美人をつくる方法の一つです。
夜食をやめる
寝る前に食べることは太るだけでなく、実はお肌にもよくない効果があると言われています。未消化物があることで睡眠の質が低下し肌代謝を損ねる原因に。また美肌に大切な栄養の吸収が妨げられてしまったり、美肌にとってもマイナスな行動です。
砂糖をやめる
疲れたり、ストレスが溜まると甘いものが欲しくなるという女性も多いかもしれません。糖自体は私たちの身体にとって必要な栄養素。ただし、食生活が整っていれば、米やイモ類など、自然の食品から充分摂ることができます。
逆に糖の摂りすぎは肌をくすませたり、疲れやすくなる原因にもなるとも言われているんですよ。
筆者は、甘いものは果物など自然な甘味から摂るようにしたり、はちみつや黒砂糖に変えたことで、肌の状態が格段に変わりました。
何から引けばいいか分からない?おすすめ引き算美容
スキンケアはオールインワンジェル
「オールインワンジェル」とは、化粧水から乳液までのスキンケアが一つにまとまったスキンケアアイテム。何ステップも工程を踏まなくてはいけないスキンケアとは違い、たった一つのアイテムで全ての工程をかなえてくれるアイテムです。
「子どもが小さいからスキンケアにじっくり時間をかけられない」「朝の忙しい時間帯に時間がとれない」という方などは、オールインワンジェルとUV対策だけで済むためおすすめ!
美白・アンチエイジング・乾燥肌用・敏感肌用など様々なタイプがあるので、肌の状態に合わせて、選ぶようにしましょう。
おすすめは「メルライン」。しつこい大人ニキビに悩む人のためのオールインワンジェル。あごニキビケア薬用化粧品として日本で売上1位、楽天ニキビケア2部門でNo.1を受賞するなど、実力派コスメとして知られています。肌にポツンとできた大きなニキビや、あご&フェイスラインのにきびなど、繰り返すニキビをケアしてくれると評判のコスメです。
フェイスマッサージをやめる
リンパの流れをよくする小顔マッサージも、力加減やリンパを流す向きが間違っていると逆効果になります。
姿勢改善や運動など普段の暮らしを整えることで、フェイスマッサージをする必要もなくなります。
ファンデーションはブラシで仕上げる
パウダーファンデーションは、スポンジで塗るという方が多いかもしれません。筆者もそうでしたが、つい力が入って厚塗りになったり、ムラになったり、返って見た目が悪い印象になることも。ブラシを使えば、サッとなでるだけで今風のツヤ肌を仕上げることができます。
眉毛はナチュラルに
顔の印象を大きく変える眉は、時代とともに流行りがあります。一昔前は細く整った眉が主流でしたが、最近では「ナチュラルな抜け感のある眉」が流行っています。流行をとりいれつつ、ほどほどのお手入れする方が自然体ですよね。
ポイントメイクを楽しむ
頭の先から爪の先までバッチリ作り込むのもたまには楽しいですが毎日だと疲れてしまいます。
「今日は眉メイクと口紅だけにする」「休みの日はマスカラをやめる」などその日の気分に合わせて「ポイントメイク」を楽しんでみてはいかがでしょうか。
引き算美容でナチュラルビューティーを目指そう
筆者は引き算美容を実践してからというもの、足すことでキレイを作り上げることよりも圧倒的に持続可能なキレイを目指せているなという実感があります。
そもそも「美しさ」とは外側だけでなく、内側から滲み出てきます。見た目が「キレイだな」と思う女性は、必ず内面を美しいです。外側だけをどんなに頑張っても、どこかで物足りなさを感じてしまうものです。
たくさんの情報がある現代では、「本当に良いもの」、「自分に合っているもの」に出会うのが難しい世の中かもしれません。なんとなく足しているのであれば、引いてみることで新しい発見やひらめきに繋がるかもしれません。