もくじ
セルフケアで「シミ」って消せるの?
たった一つでもできてしまうと目立ってしまう「シミ」。シミには種類があり、セルフケアで「消すことができるシミ」と「消すことができないシミ」があります。
シミのメカニズム
シミやくすみの原因は、紫外線やストレスにより発生するシミの元「メラニン」が肌内部に蓄積されることによって発生します。このメラニンは肌の奥にある「メラノサイト」という細胞で作られますが、通常であれば肌本来の力でメラニンは排出されます。この肌本来の力というのは、肌のターンオーバーとも言われる肌代謝のこと。肌代謝とは、肌が生まれ変わる一定のサイクルのこと。健康的な肌と言うのは、本来は古い細胞から新しい細胞に入れ替わることにより、きれいな肌を保つ力が備わっています。
ただし、以下のようなことが要因となり、肌代謝が乱れシミを作り出してしまいます。
肌代謝を乱す原因
- 紫外線
- やけどやケガ、繰り返す赤いニキビ跡の強い刺激
- ホルモンの変化(例・生理前のホルモンの影響、加齢により卵巣機能が衰え始めることによりホルモン分泌が不安定になる等)
- 加齢
- 慢性的な物理刺激
- 極度の乾燥
- 間違ったスキンケア
- 精神的ストレス(メラニンの生成を刺激するホルモンや成分が分泌されるようになる)
シミの種類
主なシミの種類は6種類。老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)、炎症性色素沈着、肝斑(かんぱん)、そばかす、脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)、花弁状色素斑(かべんじょうしきそはん)です。
シミの種類 | 特徴 | 原因 |
老人性色素斑 |
|
紫外線、肌代謝の乱れ、ストレス、加齢 |
炎症性色素沈着 |
|
傷跡、ニキビ跡、虫刺され跡の色素沈着 |
肝斑 |
|
紫外線、女性ホルモンの乱れ |
そばかす |
|
紫外線、遺伝 |
脂漏性角化症 |
|
加齢、紫外線 |
花弁状色素斑 |
|
紫外線 |
セルフケアで消せるシミと消せないシミがある
消せるシミ
上記で挙げた6種類の内、「老人性色素斑」、「炎症性色素沈着」、「肝斑」の3種類のシミは、セルフケアで改善が見込めると言われています。後述するスキンケアや化粧品を使用したセルフケアを参考にしてくださいね。
消せないシミ…「どうしても」の場合は医療期間へ
一方、「そばかす」、「脂漏性角化症」、「花弁状色素斑」の3種類のシミは、セルフケアでの改善が難しいシミです。これらのシミをどうしてもキレイに消したい場合は、美容皮膚科・美容形成外科などの医療機関で治療を受ける方法をとるのがおすすめ。
セルフケアでシミを消す方法
正しくスキンケアをする
セルフケアでシミを消すためには、毎日のスキンケア方法をまずは見直す必要があります。スキンケアを正しい方法で実践することで「肌代謝」が整います。肌代謝を整えることによって、シミ・そばかす、肌荒れ、ニキビなどのさまざまな肌トラブルを防ぐことに繋がるのです。
正しいスキンケア方法を実践すると、肌が自分の力で新しい肌に生まれ変わることができるため、シミの元である「メラニン」の排出を促すことができるように。
肌代謝を整えるスキンケア方法
1. 「洗顔は丁寧に」
たっぷりの泡で優しく汚れを落とすようにします。一生懸命ゴシゴシ洗うことは肌を傷つけて肌代謝を乱す原因にも。洗顔スポンジを利用して泡立て洗いをするのがおすすめ。洗顔スポンジを利用するだけで、肌質が柔らかくなりますよ。
保湿不足のお肌は乾燥に繋がります。乾燥することで、肌代謝が乱れる原因になるので要注意。
3. 「ピーリングで古い角質を除去」
ピーリングには古い角質を落として、シミの元となるメラニンの排出をサポートする効果が期待できます。
ピーリング剤は塗って洗い流すタイプのものがおすすめ。オルビスのピーリングジェルは無香料・無着色・無油分で、海洋深層水をブレンドした水で作られています。成分の80%以上が水のジェルは、肌への刺激が少ないのも嬉しいポイント。
保湿力があり肌のうるおいもしっかり保てるためピーリングをすると肌荒れや乾燥が気になるという方にもおすすめ。
しつこいシミには美白有効成分配合のスキンケアを試してみよう!
丁寧なスキンケアを心がけてもなかなか改善しない場合は、「シミ消しクリーム」で集中ケアを検討してみてはいいかもしれません。
シミ消しクリームの選び方は、厚生労働省から認可された「美白有効成分」配合のシミ消しクリームを選ぶようにするのがおすすめ。代表的な美白有効成分は、以下の通りです。
シミを薄くするのに効果的な美白有効成分
|
おすすめのシミ対策スキンケア
価格・11,000円(税込み)
ラグジュアリーホワイト コンセントレートHQ110 11ml 美容液
美容液ながらクリームのようにリッチなテクスチャーが特徴です。独自成分「新安定型ハイドロキノン」を配合していて、気になるシミにピンポイントでアプローチをかけてくれます。頑固なシミを効果的にケアできるのが嬉しいポイント。
価格・6,600円(税込み)
今あるシミを消したい方におすすめなのが、ビーグレンの「QuSomeホワイトクリーム1.9」です。美白効果の高い成分を配合し、シミを集中ケアしながらメラニンの生成を押さえてくれるアイテム。独自の浸透テクノロジーで、効果的に透明感のある素肌へと導いてくれます。
価格・10,800円(税込み)
クリームタイプの美白美容液「ホワイトショットSXS」。ポーラ独自の美容成分を配合。気になるシミ・そばかすにピンポイントではアプローチして透明感のあるお肌作りへと導いてくれます。
価格・1,255円(税込み)
薬局で購入することができるお手頃価格なシミ消しスキンケア「ケシミンクリーム」。メラニンの生成を抑制するはたらきのある、ビタミンC誘導体や油溶性甘草エキスといった成分を配合しています。まずはシミ消しスキンケアを試してみたいという初心者の方は、まずはケシミンから始めてみるのもおすすめです。
美白効果の高い食べ物で身体の中からケアする
できてしまったシミを消すためには、身体の外からだけでなく、中からもケアすることが大切。そのためには、シミや美白に良いとされる食べ物を意識して摂るのも効果が期待できます。
肌代謝を促してメラニンの排出をサポートしてくれる効果が期待できるのは栄養素は「ビタミンA」、「ビタミンC」、「ビタミンE」です。これらの食材をバランスよく摂ることで、シミに負けない美白肌を目指すことも可能に。
栄養素 | 食材 |
ビタミンA | ニンジン、小松菜、ブロッコリー |
ビタミンC | レモン、アセロラ、パプリカ、トマト |
ビタミンE | アーモンド、ピーナッツ、かぼちゃ |
生活習慣を整える
また生活習慣を整えることも、シミ消しには有効的と考えられています。不規則な生活を送ることは、健康的な肌の大敵な慢性的な睡眠不足やストレスの原因に為りかねません。
ストレス発散方法を見つける
ストレスは肌代謝を乱す要因の一つ。ストレスの多い現代社会ですが、自分に合ったストレス方法を見つけるようにしましょう。筆者のおすすめは、「適度な運動」をすること。運動をすることで血流が促されることで肌代謝の働きを良くしてくれる効果も期待できます。運動は、肌だけでなく心身の健康にも良い影響があるため、毎日5分でも続けるようにするのがおすすめです。
おすすめストレス発散方法
|
快適な睡眠生活を送る
睡眠不足は身体や心だけでなく、肌代謝にも影響します。「疲れているのになかなか寝付くことができない」、「夜中に何度も目が覚める」、「一度目が覚めるとなかなか眠れない」などはストレスを抱えている人に多い傾向があります。
よくあるのが、日中は仕事で頭を使っていることが多いけれど、身体を適度に使っていないため、脳は疲れているけれど身体は疲れ切っていないなどのアンバランスな状態で睡眠不足に陥るパターン。
この解決策として有効的なのも、運動です。寝る前の5分だけでも軽くストレッチするだけで、睡眠の快適度合いが変わります。是非試して下さいね。
朝までぐっすり快適な睡眠生活を送るために
|
医薬品飲み薬でより効果的にシミをケア
自宅でのセルフケアとあわせて検討したいのが、医薬品の飲み薬でシミを内側からケア。セルフケアで改善しきれないシミを消したい時や、なるべく早くシミを消したい、という時には参考にして下さい。
https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/
価格・1,644円(税込み)
美白医薬品はこのメラニンに内側からアプローチしてくれるため、セルフケアにあわせて活用するとより効果的に。美白成分、ビタミンB2、B3、B6、ビタミンEといった4種のビタミンが配合されています。肌代謝を整えて、シミに悩まない素肌を叶えてくれます。
セルフケアでシミにさよなら!
できてしまったシミ。気にならないのであれば、もちろん余計なことはしなくても良いでしょう。もしシミが原因で心が暗くなっているのであれば、まずは自分でできることは考えてみてはいかがでしょうか。シミによって、暗い生活を送っている人が少なくなることを願っています。