もくじ
より良い人生を過ごしたい。本来の自分を取り戻し快適に生きていきたい。大人になるにつれて人生が複雑に感じたり、自分の気持ちが分からなかったり…という人は少なくありません。
そして「自分を愛すること」の大切さや心にきちんと向き合うことの重要性が説かれ、書籍やブログなどを媒体として私たちの日常生活にもそれらの声はよく届くようになりました。
今回は「インナーチャイルド」に焦点を当て、インナーチャイルドを癒すための方法やハワイの「ホ・オポノポノ」について解説します。
インナーチャイルドとは?
「インナーチャイルドを癒せば人生が上手くいく」ということばを聞いたことのある人は少なくないと思います。
「インナーチャイルド」とは「心の中の子ども」のことです。小さな頃に体験したさまざまなことで人格が形成されていきますが、
- 満たされなかった気持ち
- 恐怖や不安の気持ち
- 理解されなかった悲しみ
- 親に失望された時の惨めな気持ち
などのようなマイナスな体験から造られた自我の側面で、「もう一人の自分」と言い換えることができます。
このインナーチャイルドは心(意識)に常にいて、大人になって自分を守ることができるようになってもことあるごとに出てきます。
大人になった自分の心を守るために出てくる「潜在的な意識のパターン」なのですが、承認や愛情を求める行動や意識は大人同士の人間関係を上手く機能させません。
つまり子どもの頃に安心感や健康的な愛情・承認を多く得られた人は大人になっても人生を円滑に進んでいけますが、あまり得られなかった人は何かしらのトラブルを抱えがちになるのです。
インナーチャイルド・チェックリスト
- 引きこもりがち
- 鬱っぽい/鬱病
- アルコールや喫煙などへの依存
- 人間関係でトラブルを抱えがち
- 不安感が強い
- 虚無感がある
- 漠然と気持ちが重い
- 感情が爆発する時がある
- 恋愛に依存する
このようなパターンを持つ人はインナーチャイルドが満たされていない可能性があります。
もっと詳しく自分のインナーチャイルドはどんな感じなのかチェックしたい…。そんな人はネットの無料診断チェックを利用してみるといいでしょう。↓↓↓
インナーチャイルドを癒すことはとても大切
幼い頃より形成された自我と潜在的なインナーチャイルド。大人になってしまったのだからもう遅いのでは…?生きづらさを抱えていながら何もできないのはとてももどかしいものです。
しかしこのインナーチャイルドに優しく話しかけ、「今どんな気持ちなの?」・「あの時本当はどうしたかったの?」などと聞いてあげてコンタクトをとることは可能です。
満たされなかった思いや辛かった気持ちを聞いてあげて、大人になった自分が直接癒してあげるのです。
もしインナーチャイルドが「これをしたい!」ということがあればそれに付き合ってあげたり、要はその子どもの欲求を満たしてあげるわけですね。
インナーチャイルドを癒す方法
インナーチャイルドを癒す方法は
- 瞑想をし、浮かんできた気持ちについて問いかけたり、満たされなかったできごとを思い出しその時の自分に今の自分が話しかける
- その気持ちに寄り添う(自分自身が泣いてしまう場合も)
- 満たされなかった思いをノートに思い切り書く
度々話しかけてあげ、気持ちに寄り添って自分の中の子どもが癒されたら少しずつ潜在意識が変化していくのを感じるでしょう。
インナーチャイルドカードとは
インナーチャイルドと対話し、自分の気持ちを癒すツールの1つに「インナーチャイルドカード」というものがあります。
このインナーチャイルドカードとは78枚の大きめのカードで、赤ずきんやヘンゼルとグレーテル・アラジンなどの童話の絵柄がモチーフとなっており、
- 本来の自分が望むこと
- 今必要としているアドバイス
- 自分自身の気持ち
- 現状と未来
などを自分の引いたカードの絵柄から読み取るもの。
使い方も簡単で
- 深呼吸をして気持ちを落ち着かせる
- 78枚のカードをゆっくりと切りながら自分の質問を心で唱える
- 78枚のカードから1枚を選ぶ(その日の気分で複数枚でも良い)
- 絵柄から感じたインスピレーションでアドバイスを読み取る(解説書もあるが、絵柄の印象で何を感じたかが重要)
とても簡単にその時聞きたいことへのアドバイスが貰えるので日常的に自分を支えるツールとして使いたいですね。
インナーチャイルドを癒すためのツール・「ホ・オポノポノ」とは?
インナーチャイルドを癒すためのツールとして、ハワイの伝統的な「ホ・オポノポノ」をご紹介します。
これはハワイのイハレアカラ・ヒューレン博士が提唱するもので、「問題は自分の外ではなく内側にあると考え、自分の潜在意識(記憶)をクリーニングすることで本来の状態へと戻す」というもの。
「ホ・オポノポノ」ではインナーチャイルドのことを「ウニヒピリ」と呼びます。そのウニヒピリがさまざまな記憶を抱えているためにトラブルが起きると考えます。
そしてその記憶がクリーニングされるまではウニヒピリが同じ問題を見せる→記憶をクリーニングしようということです。
やはりウニヒピリも潜在意識。
たとえば誰かと誰かがケンカしていることに巻き込まれたとか、自分の家族がアルコール中毒だとか自分以外の人のトラブルでも、自分が自分のウニヒピリの記憶をクリーニングするのです。これはとても不思議ですね。
ホ・オポノポノの実践方法
この「ホ・オポノポノ」のやり方は実にシンプルで、4つのことばを唱えるだけ。
- ありがとう
- ごめんなさい
- 許してください
- 愛しています
これを何か問題が起きた時でも強い感情が起きた時でもウニヒピリに向かって唱えるというもの。「愛しています」だけでもいいようです。
また、自分の心の中のウニヒピリに今の気持ちや、クリーニングしたいものがあるかなどを問いかけ、出てきた感情やことばに「見せてくれてありがとう・もうこの記憶は手放していいよ」という気持ちで優しくクリーニングする場合もあります。
大事なのは小さな子どもに問いかけるように優しく行うこと。ウニヒピリとコンタクトできていないのに、こちらの自我で勝手にクリーニングするのではなく、思いやって行うことが大切です。
セルフヒーリングでいつでもインナーチャイルドを癒そう
今回はインナーチャイルドを癒すことの大切さとその方法・そして1つのツールである「ホ・オポノポノ」をご紹介しました。
自分自身の内側に目を向けることの大切さを知らずにいた人は最初は戸惑うかもしれませんが、大人になった自分が癒す側になって自分のインナーチャイルドを大切にしてあげ始めると生きづらさが少しずつ減っていき、自分自身への発見もあるでしょう。
いつでも自分自身さえいればできることなので、まずはインナーチャイルドに話しかけてみることから始めてみましょう。