もくじ
何か問題が起きた時や憂鬱な時・人生に行き詰まった時…。生きていると時にはそんな状態を経験することがあります。
いつもいつも間違いのないアドバイスを貰えたり、明確な次への道しるべがすぐさま現れるというわけではなく、多くの人が立ち止まったり迷ったり、やきもきとした時間を過ごすものです。
一般理論や良識・頭で考え過ぎることに疲れたという場合もあるでしょう。そのような時、心から安心して身を任せることができ、自分にとって良い判断ができるよう導いてもらえる存在があれば…。
まだ聞いたことのない人もいるでしょうが、今回は「ハイヤーセルフ」という存在について詳しく解説していきます。
また自分自身が「ハイヤーセルフ」と繋がることができ、優しく・パワフルな判断をもたらす手助けとなるであろうおすすめの書籍をご紹介します。
ハイヤーセルフの意味とは?
それでは早速「ハイヤーセルフ」という存在について。
ハイヤーセルフとは一言でいうと「高次元の自分自身」のことです。人間の魂には色々な性格があり、愛に満ちている側面もあればエゴや恐怖感・不安感に振り回される側面もあります。
慈愛に満ちた人もいればエゴまみれで凶暴な性格の人もおり、また大体一般的だけど今日はすごく優しい気持ちでいられたのに一瞬後はものすごく人に意地悪な気持ちを持つ、なんてこともよくある話です。
ハイヤーセルフとは、さまざまな人間の魂の側面のなかでもっとも愛に満ちた高次元の存在。
時に人生においてとても良い判断ができた時にはハイヤーセルフの側面が出ており、逆に嫌な判断や後味の悪い気分になったりした時はハイヤーセルフではなくエゴに結びついています。
自分の状態を意識している人は少ない
嫌な気持ちの時やパニックに陥っている時、なんとか回避したくて慌てた判断をし、結果さらに上手くいかなかったなんてことはよくあります。
良い気分で日々を楽しく過ごしたいというのは本来、人間の普遍の希望といえるでしょう。
しかし満たされない気持ちが一過性であればまだ良いですが、長きにわたって染み付いてしまうと、次第に自分自信に対する評価は低くなり、少しずつ破壊の方向へと向かってしまいます。
「自分自身で頑張る以外にない」という気持ちは前向きな時はとても気持ちの良いものですが、追い込まれていることに気づかず無理をしている場合は本当にハードです。
無理をし、心身バランスを崩し、これまでの価値観ではやっていかれないという人生の窮地を経験をした人の中で時々、自動的に「ハイヤーセルフの存在に気づいた・ハイヤーセルフを感じた」という人がいます。
そこではじめて「自分の中の素晴らしい存在」というものに気づくわけですね。同時に「いかにこれまで狭い視野の中で苦しんで生きてきたか」も分かります。
多くの人がそこまで劇的な経験をするわけではありませんが、極端なコントラストを体験した人はよりハイヤーセルフの存在に気づきやすく、人生経験としても大きな変化を伴うことがあるようです。
このような経験をした人たちの声は書籍や動画などで観ることができ、とても興味深いものです。
直感で感じるハイヤーセルフの声(潜在意識)
前述した通り、本や動画で語るほど劇的な経験をする人は少ないでしょうが、私たちの日常にもさまざまな波があり、考え抜いてもダメなパターンもあれば、ちょっと思いついたことをやってみたら何となく上手くいったということもあります。
多くの場合、ハイヤーセルフの声というのは思考で考えて考えて生み出すのではなく、直感という形を取る場合が多いようです。
また、さまざまなカードリーディングのアドバイスだったり、危険を感じた時の第六感などを通して現れることもあります。
悩んだり上手くいかない時、追い込まれて考え続けてしまうことが多いですが、それは自分の自我が生み出した思考そのものに耳を傾けている状態であり、その声が大きければ大きいほど、ハイヤーセルフの声には気づきません。
また何かアイディアが生まれても「上手くいくはずがない」と打ち消したりもしますね。しかしハイヤーセルフというのは常に心(意識)の中に存在しているのです。こちらが聴いていないので聴こえないのです。
ハイヤーセルフに繋がる(ハイヤーセルフリーディング)ことで得られる効果とは?
ハイヤーセルフに気づき、自分の人生に積極的に受け入れることで得られる効果には次のようなものがあります。
- あてもなく考え続ける→身を任せて安心できるようになる
- 本来の自分が快適な状態へと近づく
- 自分自身を大切にできるような判断ができるようになる
- 漠然とした不安感が軽くなる
- 自分が望むものが分かるようになり、人生が快適になる
さまざまな良いことがありますが、もっとも大きいのは「不安」や「追い込まれる気持ち」を解放できることといえるでしょう。抱えこまず手放し、お願いしてもいいんだと知ることは生きるうえで大きなメリットです。
心が軽くなれば何か良いアイディアが湧いた時に簡単に取り組んだり、さまざまな抜け道が提示されるもの。
これまでの経験則からものを言う「自我」も大事ですが、それよりも遥かに大きな見方ができるハイヤーセルフに委ねる方が簡単なことだって少なくないでしょう。
ハイヤーセルフと繋がる~瞑想~
ヨガを行う人は「瞑想」の重要性についてよく知っている人も少なくないですね。そもそも「ヨガ」とは繋がりを意味することばで「自我」と「全てなるもの」を「深い呼吸」で繋ぐという見方があります。
深い呼吸を行いながら身体を動かすこと自体を瞑想とするのですね。そして自我をなくし「全てなるもの=ハイヤーセルフ」と繋がることが元々のヨガの目的といわれます。
瞑想を行うことはハイヤーセルフと繋がるための1つの大きな方法です。「瞑想」とは深い呼吸をしながら、思考のおしゃべりをやめて自己を内観し、内なる声を聴くこと。
自分が自分がと話すのではなく「聴く」ことがとても重要なのです。
ですが初めから簡単にうまくいくものでもありません。初めはとにかく静かに落ち着ける場所で、明るい光や激しい音楽などシャットダウンし、深い深呼吸に集中します。
その内考え事が始まりますがそれに気がついたらまた呼吸に意識を戻すという方法がもっとも簡単に取り組める瞑想でしょう。
瞑想を習慣化すると、上手くいった時とあまり集中できなかった時の差が分かるようになります。上手くいった時はその後気分がしゃっきりし、快適な気分になります。閃きやアイディアなども浮かびやすくなります。
ハイヤーセルフを受け入れること
ハイヤーセルフと繋がり、さまざまな変化に気がついてくると心の底からの安心を得られることに慣れてきます。
偏見や恐怖に満ちた視点から、愛に溢れた視点へと変化し、自分の望むもの・不必要なものの見極めもできるようになります。
初めて「ハイヤーセルフ」ということばを聞いた人には理解のしづらい話ですが、何か行き詰まった時に最良の方法で助けを得られるのは、より快適で安心な人生のために必要なことです。
次の項より、ハイヤーセルフを自分の生活に受け入れられるような優しいオーラを持つ優しい本をご紹介します。
ソニア・ショケット著 ほんとうの自分になれる120の習慣
ほんとうの自分になれる120の習慣
Amazonで見るピンク色の装填が心に優しい本。ページをパラパラとめくって開かれたページが自分への今必要なメッセージとして受け取れるのが魅力です。
ルイーズ・ヘイ著 こころが満たされる本
こころが満たされる本―すべてはあなたの中にある
Amazonで見る性的虐待を受けた著者が人生に躓きながら身体と心の繋がりを理解し、親との関係を見直すようなメッセージをアドバイスしてくれる本。
サネヤ・ロウマン/デュエン・パッカー著 オープニング・トゥ・チャネル
オープニング・トゥ・チャネル―あなたの内なるガイドとつながる方法
Amazonで見るハイヤーセルフと繋がる方法について詳しく書かれている本。
ドリーン・バーチュー著 エンジェル・セラピー
エンジェル・セラピー天使の癒し
Amazonで見る著者がチャネリングにより天使から人間を助けるため、意志をそのまま書き起こした本。自分がどのような状況かで目次から選べるのも魅力。
イハレアカラ・ヒューレン/KR著 ウニヒピリ
ウニヒピリ ホ・オポノポノで出会った「ほんとうの自分」
Amazonで見るハワイの伝統的なヒーリングである「ホ・オポノポノ」について書かれた本。わかりやすい実践方法で今すぐどこでも試せるのが魅力。
ハイヤーセルフと繋がって安心して生きよう
今回はハイヤーセルフという存在と、それを自分の日常生活に取り入れやすい概念や具体的な方法について書かれている書籍をご紹介しました。
自分1人で頑張り過ぎず、時には一般論で説明できないような世界を体感し、人生を楽に・穏やかに乗り切りましょう。