もくじ
縁日やお祭り・お参りなどの際、甘くてねっとりした甘酒を飲んだりすることがありますね。それほどよく飲むものではないけど、私たちの生活文化に馴染んでいます。
しかし近年、甘酒の健康&美容効果がすごいと話題になり、日常的に甘酒を飲む(食べる)人も増えています。今回は甘酒の健康・美容効果や、本当に美味しい、米麹から作る「食べる甘酒」のレシピなどをご紹介します。
甘酒は2種類ある?
一言で甘酒といいますが、実は甘酒には2種類あります。
酒粕で作る甘酒
まず1つ目が酒粕で作る甘酒。縁日や峠の茶屋のようなところで振る舞われる甘酒はこのタイプの甘酒が多いです。いわゆる昔から私たちが「甘酒といえばこれ」とイメージするものですね。
酒粕を熱湯で溶かし、塩と砂糖を入れ、生姜を少々添えていただきます。ほんのりのアルコールが心身を温めてくれますね。
アルコール度数は1%ほどと低く、1%未満のアルコールが入っている商品はソフトドリンクとして扱われますが、小さな子供さんや妊婦さん・授乳中のママには少し気になりますね。
米麹で作る甘酒
もう1つの甘酒は「米麹」から作るもの。近年の甘酒ブームでよく話題にされるのは主にこちらの米麹で作る甘酒です。
つぶつぶの麹の食感と天然の甘さがおいしく、甘酒ブームにのってさまざまなメーカーが米麹甘酒を販売しています。牛乳で割って飲んだりとアレンジしてもとても美味しいですね。
特徴はアルコールが入らないこと・砂糖も加えないことです。妊婦さんや小さな子供さん・授乳中の方でも安心しておいしく飲むことができます。
甘酒に期待できる効果とは
飲む点滴・美容液といわれる甘酒ブームの火付け役は2つ目にご紹介した米麹から作る甘酒ですが、酒粕から作る甘酒にもさまざまな良い効果が期待できるようです。
それぞれに期待できる効果をご紹介します。
酒粕で作る甘酒に期待できる効果
酒粕で作る甘酒に期待できる効果・効能は
- 美白効果
- 美肌効果(肌のターンオーバーの正常化・保湿など)
- 便秘・腸内環境の改善
- ダイエット効果(砂糖を使わない場合)
- 生活習慣病の予防
などです。米麹で作る甘酒にばかりスポットが当たっていましたが、実は酒粕で作る甘酒にも相当の健康・美容効果が期待できそうですね。
しかし特にダイエット・生活習慣病予防などが目的の方は砂糖の摂取などが気になりますね。白砂糖→天然黒糖に変える・砂糖は入れない、などで工夫して楽しみましょう。
また前述の通りアルコールが含まれるため、気になる方はアルコールをしっかり飛ばすなど工夫しましょう。
1日に飲む目安量はコップ1杯程度が良いでしょう。
引用:https://www.sake-kasu.com/blog/?p=863
米麹で作る甘酒に期待できる効果
米麹で作る甘酒に期待できる効果・効能は
- 便秘・腸内環境の改善
- 新陳代謝アップ・血行促進
- 美肌効果
- ダイエット効果(満腹感を感じやすい)
- 抗酸化作用・アンチエイジング
- 生活習慣病の予防
- PMSの改善
などです。天然の甘さでおいしいので沢山摂ればいいような気がしますが、1日の摂取目安量は200mlくらいまでにしましょう。1回につきおちょこくらいの量で、ちょこちょこ摂るのもおすすめです。
特にこれからの暑い季節は夏バテ予防として毎日摂りたいものです。甘酒というと何となく冬の寒い時…なんて気がしますが、実は昔から夏バテ予防のものと知られてきました。
引用:https://kawashima-ya.jp/contents/?p=6223
通販で買える美味しい甘酒
市販されている美味しい甘酒をご紹介します。
1. 信州・善光寺平の味噌醸造業者・マルモ青木味噌醸造業場の無添加甘酒
国内産米100%。添加物を一切使用していない、無添加・無加糖の甘酒です。 自然の美味しさが味わえる人気の商品です。
賞味期限 8ヶ月
価格 : 6,091円(税込 送料別)
2. 信州・須坂の遠藤酒醸造の無添加甘酒
二つ目は信州・須坂の遠藤酒醸造の無添加甘酒です。お米と米麹のみで造られていますよ!ノンアルコール・無加糖だから、子供や妊娠中の方、どなたも安心して飲むことができます。
賞味期限 製造日より1年(ラベルに記載)
価格 2,980円(税別、送料別)
3. みどりの甘酒PREMIUM
最後は、パウダー状の甘酒x豆乳x青汁で、水や牛乳に溶かして飲む甘酒ドリンクの『みどりの甘酒PREMIUM』をご紹介。本物の国産糀甘酒を贅沢に使った飲みやすい朝活発酵飲料です。スティックタイプなので手軽に飲めます。
価格 はじめての方限定 1,000円(税込、送料無料)
米麹だけで作る甘くて美味しい、食べる甘酒の作り方レシピ
甘酒を手作りしたい!といってもさまざまなレシピが存在します。今回は甘くて美味しい、「食べる甘酒」をご紹介します。そのまま食べるだけでなく、料理に甘みを足したい時などにも利用できますよ。
【食べる甘酒レシピ】用意するもの
- 米麹500g
- 温度計
- 40度のお湯(200ml)
- 70度のお湯(1リットル)
- 炊飯器
- 布巾
- ガムテープ
①米麹・500gを40度・200mlのお湯によく混ぜ合わせ、30分置く。ポロポロの状態になればOK
②1リットル・70度のお湯を炊飯器に入れ、①も入れる。(沸騰したお湯750mlに水250mlを足せば70度になる)
③炊飯器の内釜に清潔な布巾をかぶせ、炊飯器の蓋を閉めず5センチ開け、保温を押す。この時にガムテープを使って5センチをキープする
④10時間保温したらできあがり
温度や計量・炊飯器の蓋を5センチ開けてキープなどちょっと気をつけるポイントはありますが、1度作ってみると要領が飲み込め、とても簡単です。
この米麹だけで作る甘酒を食べた(飲んだ)方は、砂糖を使わずにこの甘み…!と驚くことでしょう。
ちなみに、筆者はマルクラ食品の有機米・乾燥米こうじを使っています。ひと袋500gなのでこのレシピで甘酒を作る時は丸ごとひと袋使えて便利です。↓
保存方法
米麹だけで作った甘酒は酵素たっぷり。栄養分もたっぷりですが、雑菌にとっても繁殖しやすい環境となってしまいます。
作った甘酒は冷蔵保存だと1週間程度が限度となってしまうため、1週間では食べきれないという方は「冷凍保存」がおすすめ。作りたての栄養成分をしっかりとキープできます。
作りたての甘酒を火にかけ(70度程度をキープして2分ほど)、冷蔵保存できる期間を延ばす「火入れ」という方法もありますが、やはり元気な酵素を摂りたい!という方は冷凍保存が良いでしょう。
おすすめの食べ方
米麹だけで作る甘酒は、そのまま食べてももちろん甘くて美味しいですが、人によっては甘みが強すぎる場合も。
そんな時はヨーグルトにカレースプーン2~3杯分ほど混ぜて食べたり、牛乳で割って飲むのがもっとも簡単でおすすめです。甘さが中和されてとても美味しいですよ。
また、スムージーなどを毎朝飲む方はそこに甘酒を入れたり、さつまいもやかぼちゃ・蕪など甘みがある食材のポタージュなどに添えても美味しくておすすめです。
料理やお菓子作りに使うレシピもさまざまあるようなので、試してみるのも楽しそうですね。
甘酒で健康&美容レベルをアップさせよう
今回は酒粕・麹それぞれで作る甘酒に期待できる効果と、米麹だけで作る甘くて美味しい甘酒のレシピについてご紹介しました。
それぞれ特徴があり風味の違いも大きいので、自分の身体の状態に合わせて楽しみながら甘酒ライフを送り、健康や美容レベルをアップさせたいですね。
今回ご紹介した米麹だけで作る甘酒は本当に甘くておいしく、甘酒の概念が変わるかも。米麹だけで作った甘酒を食べた(飲んだ)ことのない方は、ぜひ1度作ってみてください。