もくじ
ヨガと瞑想
ヨガと瞑想の関係。そもそも瞑想って何?
「ヨガ」という言葉を耳にすると大抵の方が、アーサナ(ポーズ)を思い浮かべるかもしれません。しかしヨガの哲学書によると、実はヨガは様々な意味を持っていて、日本で広く実践されているアーサナはそのほんの一部。そして、そのアーサナは人々を瞑想状態に持っていることを目的とされているとも記されています。
瞑想状態というのは簡単に言うと「自分の感情などをコントロールして心が穏やかに自分の内側と結びついている状態」です。
ヨガのアーサナプラクティスを経験したことのある方であればインストラクターから「呼吸/ポーズに集中する」ように指示されることがほとんどだと思いますが、まさにその集中している状態(その他の雑念などに影響されていない状態)こそが瞑想しているという状態ということです。つまり、アーサナをしていること自体が瞑想を経験しているということになります。
瞑想を実践している人が増えている
インド発祥のヨガが世界的にブームというのは周知の事実。ヨガのアーサナを通して瞑想を体験する方以外にも、日本古来から伝わる座禅、または最近では米グーグル社やFacebook社など世界的大手企業が社員研修で取り入れていることで広く知られているマインドフルネスも「瞑想」の一つとして呼べるでしょう。
このように「瞑想」にも様々な種類ややり方があり、それぞれのライフスタイルに合わせて瞑想を生活に取り入れている方が増えているのです。
瞑想を実践する4つのメリット
1.集中力アップ
瞑想状態というのは、雑念や余計な思考に引っ張られることなく、「今」に集中をします。例えば、ヨガのアーサナでバランスポーズの実践を試みたとします。ポーズに集中せずに、違うことを考えているとバランスを崩してしまったという経験をしたことがある方もいるかもしれません。過去のこと、未来のことを思考を巡らせるのではなく、「今現在」のことに集中することが瞑想を完成させるポイントです。
2.ストレスの軽減
現代はストレス社会とも呼ばれておりたくさんの方が、日常で多くのストレスにさらされていると言われています。瞑想を取り入れることで、ストレスの一因であるネガティブな感情をコントロールしポジティブな感情へと導びくことができると言われています。
3.免疫力アップ
瞑想を実践することで深い休息状態へと導くことが可能になります。ヨーガニドラー(ヨーガ行者の眠り)と呼ばれる心身の深いリラクゼーション効果をもたらしてくれると言われる瞑想があります。この瞑想を実践することで、心身ともにリフレッシュでき活力に満ちあふれた状態にすることが可能になります。
1時間のヨガニドラーは4時間の睡眠に相当するとも言われており、短時間で疲れを効果的に回復させ、免疫力アップに繋げることも可能に。
4.感情をコントロールできるようになる
様々な雑念や思考に影響されることなく、無の状態を作ることに集中するため、自分自身の感情をコントロールすることができるようになるのが瞑想です。自身の感情をコントロールできるようになることで、普段の日常の中でネガティブなことが起こったとしてもポジティブに受け止める体制へと導いてくれるにも瞑想のメリットの一つです。
瞑想のやり方
瞑想の種類
先述した通り、瞑想の方法には様々な方法があります。ヨガのアーサナを実践しながら、瞑想状態に自身を持っていく方法、静かな場所で数分程度目を閉じてする瞑想、床に寝て行う瞑想など。また最近では海外で人気の食べる瞑想と呼ばれる「マインドフルイーティング」や、書く瞑想と呼ばれる「ジャーナリング」なども瞑想初心者の方にはおすすめです。
1日1分から始められる瞑想の方法
実は瞑想は、たった1分間でできるものもあります。どんなに忙しい方でも、朝起きた直後、電車の中、お昼休憩など場所や時間を気にせずに続けることができます。ご自身のライフスタイルに合わせて、まずは1日1分から瞑想を始めてみましょう。
1分間瞑想では、「呼吸をすること」に集中します。1分間は短いようで長く、慣れるまでは中々呼吸に集中できずに、いつの間にか雑念が浮かび上がり集中できないということが続くかもしれませんがポイントを抑えれば徐々に上手くできるようになります。
- 静かな場所で、リラックスした状態で目を閉じます。
- 体中の息を全て吐ききった状態で、4秒間かけてゆっくり鼻から息を吸い込みます。
- 4秒で吸ったあと、8秒かけてゆっくりと鼻から息を吐き出します。
- これを、1分間繰り替えしていきます。
心の中で数を数えることで、自然と呼吸することに集中できるようになっていきます。何事も続けることが大切。時間や場所を選ばない1分間瞑想は初心者の方にはうってつけではないでしょうか。
瞑想する際の注意点
環境
初心者の方で注意したいのが瞑想する際の環境。集中するためには、なるべく静かな環境で実践するのがおすすめです。また、部屋の温度なども気を使いたいポイント。なるべく自身が集中できる環境を整えるようにしましょう。徐々に慣れてくると、瞑想中は普段邪魔と思えるもの(騒音や暑さ・寒さなど)が気にならなくなってきます。
気がそれてしまったら?
瞑想に慣れていない頃は、静かで穏やかな気持ちを保とうと思えば思うほど、気がそれてしまうこともあります。そんな時は、気がそれてしまう自分を受け止めることが大切。徐々に慣れてくると、思い浮かんできた雑念を自然を受け流せるようになってきます。
瞑想初心者にはアプリがおすすめ
マインドフルネス・アプリ
寝たまんまヨガ 簡単瞑想
「寝たまんまヨガ 簡単瞑想」は、全国展開のヨガスタジオ「スタジオ・ヨギー」のエグゼクティブ・ディレクター 、キミ氏が監修したスマホアプリです。
ヨガニドラーというガイド瞑想の手法を用いて、心身に深いリラクゼーションをもたらしてくれます。身体を休ませ寝たまんまのリラックスした状態でできるのがこのアプリの魅力の一つです。
・寝たまんまヨガを実際に試してみた記事はこちら
寝落ち続出の「寝たまんまヨガ」を試してみよう!睡眠に問題を抱える人、寝る前にリラックスできない人は必見!
Daily Yoga (毎日ヨガ)
海外ヨギーの間でユーザーの多いヨガアプリ「Daily Yoga(毎日ヨガ)」は、初心者から上級者、プロまで幅広いヨガ、そして瞑想プログラムを用意しているアプリです。(一部コースは英語対応のみ)iPhoneの方は、「ヘルスケア」と連動できるのでご自身の健康管理もしやすくなりますよ。瞑想だけにフォーカスしたい方はもちろん、ヨガのアーサナを通して瞑想を実践したい方にもおすすめです。無料会員の他にも幅広いコースを受けたい方向けの有料会員コースもあるので、それぞれの目的に応じてダウンロードして下さいね。
瞑想専用スタジオ「muon」@西新宿
2018年に西新宿にオープンした日本初の瞑想専用スタジオ「muon(ムオン)」。完全予約制で、手ぶらで通える手軽さが魅力のスタジオです。
自分自身を瞑想状態に持っていける環境が整ったスタジオは、瞑想初心者の方から経験者の方まで幅広くおすすめです。
その他にも瞑想クラスを取り入れている全国展開の大手ヨガスタジオもあります。自分一人だと逆に集中できない。静かな環境が周りにないという方は、スタジオで実際に瞑想体験してみるとコツが分かりますよ。
zen place(全国19スタジオ)
スタジオ・ヨギー(全国26スタジオ)
・スタジオ・ヨギーで話題の「瞑想レッスン」取材体験記事はこちら
【編集部が行く】瞑想レッスンを初体験!Googleでも取り入れられているその効果や内容とは?
瞑想を上手に取り入れてヘルシーなライフスタイルを送ろう!
忙しい現代社会を生きる私達は、毎日様々なことに思考を巡らせています。そんな生活の中で、瞑想を取り入れることは心身をリラックスした状態に導くことができ、ヘルシーなライフスタイルを手に入れることも可能となります。
セレブリティーだけでなく、スティーブ・ジョブズを始め世界の著名な経営者の方が瞑想を実践しているのも納得できますよね。
是非、ご自身のライフスタイルに合った方法で瞑想を生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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