もくじ
そもそも頭蓋骨って小さくなるもの?
そもそもの話ですが、脳を守っているヘルメットのような硬い頭蓋骨が小さくなるというようなことはあり得るのでしょうか。
片岡鶴太郎さんの頭蓋骨がヨガで小さくなったとTVで評判に!
ヨガで頭蓋骨が小さくなるという話題が沸騰したのはTVがきっかけです。
画家でタレントの片岡鶴太郎さんがヨガに傾倒し、本当かどうかわかりませんが、ヨガが原因で離婚までしてしまったというニュースは聞いたことがあるかもしれません。
鶴太郎さんのヨガ歴は、インド政府公認のヨガ検定合格ですから、筋金入りのものです。その鶴太郎さんがいくつかのTVに出演し、ヨガによって体重が40㎏台になり、着る洋服も女性用のSサイズしか合わなくなったと明かしたときに、あわせて「頭蓋骨が4cm小さくなった」と告白したのです。
このTV番組がきっかけになって、ヨガをしたら頭蓋骨さえ小さくなるという驚き、あるいは頭蓋骨が小さくなるのかという疑いで、お茶の間や会社で話題になったのです。
頭蓋骨の構造とは?
しかし本当にこの硬い頭蓋骨が小さくなったりするのでしょうか。
骨自体は小さくならない
結論から言って、頭蓋骨という「骨」はカルシウムでできていますから、何かの原因で「溶けて」しまわない限り、小さくなることはありません。
しかし一般に頭蓋骨と言われている部分、すなわち首から上の頭を形作っている骨は、1片の骨でできているわけではありません。具体的には頭蓋骨は脳頭蓋、顔面頭蓋に分かれ、さらにその2つは以下の通り、パズルのように骨のパーツが組み合わさって形作られています。
脳頭蓋とは
脳頭蓋とは、脳を入れる容器ですが、ヘルメットのように1片の骨ではなく6つの骨の組み合わせによって形作られています。具体的には以下の骨の集まりです。
- 前頭骨:額など頭部の前半分
- 頭頂骨:頭部のてっぺんの部分
- 側頭骨:頭部の脇の部分
- 後頭骨:頭部の後ろ半分
- 蝶形骨:こめかみの部分
- 篩骨:目の脇の部分
顔面頭蓋とは
顔はさらに頭部よりも形が複雑です。したがって、その骨である顔面頭蓋もより細かくいくつもの骨片の組み合わせによって形作られています。具体的には以下のものです。
- 鼻骨:鼻筋の部分
- 頬骨:ほほのふくらみの部分
- 上顎骨:顎のの上半分
- 下顎骨:顎の下半分
- 鋤骨:鼻の下の縦の筋の部分
- 涙骨:目の奥の部分
- 舌骨:口の中の下部
- 口蓋骨:口の中の上部
骨片の組み合わせ状態によって全体の大きさはかわる
先ほど書いたように骨自体は小さくなりません。しかし上記のように、頭蓋骨はいくつもの骨の組み合わせですから、骨同士が密着して隙間なく組み合わさっていれば、全体の大きさは小さくなりますし、逆に骨同士の隙間があれば全体の大きさは拡大します。
つまり、現在の頭蓋骨がルーズに組み合わさっている骨片の組み合わせだった場合、何らかの方法でその隙間が縮まるようにすれば、「頭蓋骨」という全体の大きさは小さくなる可能性はあります。
ただし骨片の組み合わせがずれて骨全体が歪んでしまうことは、毎日の少しのいびつな動きから生じて、それが積み重なって発生しているものです。
ですから逆に言えば、骨の歪みは少しヨガなどをしただけで改善されるようなものでありません。毎日矯正のための行為をして、少しづつ治していくものだと考えましょう。
頭蓋骨が小さくなると何が起こる?
では頭蓋骨が何らかの方法で小さくなった場合、どのようなことが顔に起こるのでしょうか。
頭蓋骨の歪みが矯正されると小顔に
ではその頭蓋骨が大きくなっている状態を矯正すると何が起こるのでしょうか。
まず頭蓋骨の顔面頭蓋が小さくなるというのは、膨れていた顔の骨格が収縮することです。つまりまさに小顔になるのです。
さらに頭蓋骨を小さくするということは、頭蓋骨の骨片同士が不具合に組み合わされている状態を矯正し、それぞれ正しい位置に戻すということなので、顔自体の左右の状態が対称になります。目の大きさが左右で違う、鼻が左右どちらかに歪んでいる、口の形が歪んでいるという状態が解消されるのです。
左右対称の顔は、その顔をを見た人に、良い印象を与えると言われています。つまり頭蓋骨を小さくすれば自分の第1印象を良くすることが可能なわけです。
ヨガで頭蓋骨を小さくするには?
ヨガであれば頭蓋骨が小さくできるかも
頭蓋骨の骨格を矯正する方法はあるのでしょうか。世間にはいろいろな「小顔メソッド」が言われていますが、全てが本当に効果があるかというと疑問のものも少なくありません。
しかしヨガであれば、頭蓋骨の骨格の位置を矯正し、小顔を実現できるかもしれません。具体的には以下のような方法です。
身体の歪みを治して小顔に
頭蓋骨の骨格の歪みは、意外にも身体の歪みと連動しています。ですから身体の歪みをとれば、頭蓋骨も小さくできるのです。
例えば身体の歪みをとるためには以下を行いましょう。
正座から身体を前に倒す
1つめは以下のような流れです。これは身体が後ろに歪んでいる人には効果的です。
- 正座して両手は膝の上に
- 両手をゆっくり床にそって前に伸ばす
- 額が床についたらそのまま20秒キープ
- ゆっくり元に戻る
以上を1回3セット行いましょう。
正座から身体を後ろに倒す
2つめは身体が前に歪んでいる人にとって効果的です。
- 正座して、後ろに手をつく
- 身体をゆっくり後ろに倒していく
- 背中と頭が床についたら20秒キープ
- ゆっくりと元に戻る
これも1回3セット行います。
ねじって身体の歪みを矯正する
身体の歪みの種類には、骨格がずれて組み合わさているだけの場合と、さらに骨格が歪んで組み合わさている場合があります。この身体の歪みを直すには身体をねじる運動をしましょう。具体的には以下のようなエクササイズです。
- 足を伸ばして床に座る
- 右足の膝を立て、その右膝に左腕のひじを当てる
- 身体をゆっくりねじり、痛くない限界まで来たら20秒キープする
- ゆっくり戻る
- 次に左足の膝を立てて行う
これを1セットにして合計3セット行います。
顔の筋肉の緊張をほぐす顔ヨガ
また顔の骨格が歪んで全体が大きくなっている理由は、そもそも骨格が原因ではなく、骨格を覆っている筋肉が緊張して強張っていることが原因である場合も多いです。そこで顔の緊張をほぐしてあげれば、顔全体の構造が柔軟になり、自然と骨格のずれが矯正されて、小顔になります。
顔の筋肉の緊張をほぐすには以下のような顔ヨガを行うことがよいでしょう。
- 目をつぶり口をすぼめる。梅干しなど酸っぱいものを食べた時を思い出し、思い切り顔をしわくちゃにする
- 20秒キープする
- 思い切り目と口を広げる、非常に驚いた時の顔を思い出す
- 20秒キープ
これを1セット5回行います。
まとめ
いかがですか。
頭蓋骨が小さくなるなんてあり得ないと思っていたことが、実は科学的にもあり得ることだ知って驚いたのではないでしょうか。ヨガで頭蓋骨を小さくすることができれば、顔の左右の歪みが解消し、さらに小顔が実現できます。ぜひ以上を参考に、小顔美人を目指しましょう。