もくじ
どっしり安定感抜群のヨギーになる!
ヨギー(ヨガをする人)であれば、強いコアがどれほど大事かを分かっているかと思います。
身体面では、コアはバランスを保ったり、ポーズからポーズに移る際に筋肉をコントロールしたり、健康的な背骨を維持するのに役立っていますよね。
精神面でも、コアは重要な役割を担います。コアを鍛え姿勢が整うことで、脳や自律神経の働きを正常化してくれます。身体も心もブレない人間になるために「コア」は不可欠な存在なのです。
コアって何だっけ?
一言でいえば、コアとは「背骨を支えるインナーマッスル」のこと。でも実際に体のどこを指すのでしょうか?腹筋が6つに割れたシックスパックはインナーマッスルでしょうか?答えはNOです。見た目はカッコイイし、大きな力を働かせるときに役立ちますが体の根幹である背骨を支えてくれる筋肉ではありません。
コアとはより深層部にある、基本的な体の動作をしたり、効果的に体を動かすために必要な筋肉です。骨盤底にある「骨盤底筋群」とよばれるいくつかの筋肉郡であったり、「腸腰筋」とよばれる腰椎と大腿骨を結ぶ筋肉群の総称です。
コアを制するものはヨガを制する!
これらの筋肉をしなやかに保ち、意識的にコントロールする力を養うことは、より身体的に自由な動きを可能にし、背骨の動きや下半身の動きをスムーズにしてくれます。
コアをコントロールすることがヨガの上達における真っ当な近道なのです!どっしりブレないヨギーになりたい!まずはコアです。
zen place yogaで「コアコントロールヨガ」を受けてきました!
今回、レッスンを受けたのは、東京エリアと関西エリアを中心に全国20店舗以上展開する「zen place yoga」の三軒茶屋店です。(zen place yoga三軒茶屋店はzen place pilates三軒茶屋店と統合しました)
zen place yogaの「コアコントロールヨガ」は、スポーツ医学の教育・研究を行う体幹深部筋研究の第一人者金岡医師とともに、開発されたzen place yogaの新しいクラスです!実際にオリンピックの選手にも取り入れられている最新のヨガトレーニングということで大変期待が高まります!
今回教えていただいた先生はこちら!
Ken先生です!
こちらの素敵な笑顔の持ち主Ken先生は、劇団四季ミュージカル俳優を経てヨガインストラクターになられた何ともすごい経歴の先生なんです!
劇団四季在団中に、ヨガをした後いつもより声が出やすい状態になり自分のパフォーマンス能力が上がっていることに驚き、ヨガの持つ心身の効果に興味が湧き、本格的に勉強しはじめたそう。
今回のインストラクターは男性の先生ですが、お客さんも男性が多いのがzen place yogaの特徴。
アスリートが、体のベースづくりとしてヨガを取り入れていたり、忙しいビジネスマンが自分の体と向き合い、長く健康的な体を保ちたいといったニーズで通ったりしています。
カップルや家族でも通えるのは嬉しいですよね!
どんな人にコアコントロールヨガはおすすめ?
コアを制してヨガを深めたいヨギーはもちろん、以下のようなお悩みを抱える方に、コアコントロールヨガはおすすめです。
- 姿勢不良、猫背、ゆがみ
- 慢性的な腰痛や肩こり、便秘
- 体の可動域が狭く、日常でも運動時でも体をより効果的に使いたい
- ウエストまわりが気になる
- 呼吸が浅くリラックスしづらい
- 睡眠が浅い
レッスン開始!
1、まずはコアの位置を確認
手で触って、自分のコアを確認します。おへその指三本分くらい下のところにある丹田(たんでん)を意識して体を動かしていきます。おへそと恥骨の間です。
力を入れないと、ぷにぷにの状態ですが、後ろに体を傾けていくと丹田が固くなるのが分かります。吐く息とともに、このコアに呼吸を入れるように意識するのが、このレッスンの要になります。
そして何といっても、元劇団四季のKen先生。声が、笑顔が、素敵です。
「心配ないさ~」の一言にも、安心して体を預けられます。(一言も言ってません)
2、コアを意識しながら体をほぐします
ヨガのキャット&カウポーズもKen先生が取ると、ライオンキング風に見えてくる不思議。(しつこい)
お腹を薄い状態をキープしたまま行うのが、コアコントロールヨガ流です。
コアを触ってお腹が薄い状態になっているか都度確認。
バランスをキープしながら、ゆっくり体を動かしていきます。右手を伸ばして、体を丸める動きです。
こっから。
こうやっ!おでことひざをくっつけるように、お腹を丸めていきます。
このあたりで編集部は気づきます・・・
「コアコントロールヨガ」は、ストレッチ系のポーズを最初にいくつか行い、そこから徐々に強度の高いポーズへ、、、のよくあるヨガレッスンの流れではない!ということを。
最初から最後まで「コア」を意識し続け、「コア」を強化し、コントロールしていく、かなり本格的で(当たり前です)ハードなレッスン。
レッスン序盤から既に、アドレナリン放出を感じる編集部。テンションが上がってきました!
3、激動のコアコントロールタイム!
吐く息で手のひらと太ももを押し合いながら、ツイスト!
今出来る、精いっぱいの笑顔。脇を広げ、ひじを長く伸ばし、深くツイスト!ツイスト!アドレナリン!
太もものつけ根から腰の背骨につながる腸腰筋という筋肉を強化・安定させるこの動き。
腰の背骨は体の中でも特に動きやすい骨。ヨガの後屈の動きでも、胸を反らせる後屈のポーズのはずが腰を反ってしまう(痛めてしまうので注意!)ことありませんか?それは腰の骨は胸に対して圧倒的に動きやすいから。この腸腰筋を安定させることがヨガ上達への第一歩です!
まだまだ、続きます。両足のかかとを左に倒して、右手を天井へ。腹横筋(背骨を支える筋肉)へアプローチ。
先生「出来る人は上の足を腰の高さまで上げてください~」
編集部「おっしゃ!やったるで(心の声)!!」
こういう時にやはり自分の「ピッタ」の性格の特徴「負けず嫌い」な部分が出てくるなぁ…とふと頭をよぎります。みなさんは、頑張り過ぎちゃう?or自分のペースを大切に?どちらのタイプですか?
※アーユルヴェーダでは、人間を大きくヴァータ・ピッタ・カパの3つの体質に分けて治療を行います。自分がどの体質かは以下から診断できますので気になる方は是非!
バッタのポーズ。おへそを床から浮かせ、胸を持ち上げます。腰で上げないようにコアを働かせます。
目の前に鏡があると思って、鏡をくもらせるような深い呼吸を常に行います。
4、コアコントロール流太陽礼拝!
来ました!太陽礼拝!しかし、コアコントロールヨガのレッスンで行う太陽礼拝はちょっと違います。
両手を胸の前で合掌(山のポーズ)から、手を上に上げるポーズ(ウールドゥヴァハスターサナ)へ。
流れは基本的に一緒ですが、大きな違いはお腹をずっと薄いまま行うということ。常にお腹をへこませたまま呼吸をするドローインの状態です。これがコアコントロールヨガ流なんです。
と、ここで。ずっと気になって、むしろそちらに釘付けだった方もいると思うのですが、編集部の左側にいる腹筋バキバキのナイスボディなお姉さまはダンサーをされている蘭さんというお方。隣から拝んでおきました。(太陽礼拝だけに)
何度も、小うるさいくらい(嘘です)に先生が呼吸や、コアの意識をリマインドしてくれます。有難いお言葉のお陰で「なんとなく」やるのではなく「意識」をしながら体を効率的に効果的に使うことができます。
さっきの笑顔はどこへ行った!目がうつろです。
トリコナーサナ(三角のポーズ)。
腰の背骨が強化されるほど、安定感がどんどん増し美しいトライアングルを描けるこのポーズ。ヨガにおいて形にこだわり過ぎるのは良くないですが、美しい形を求めることへの意欲や出来た時の自信は一つの醍醐味でもあります。
基本のポーズまで戻ってきました。常温ヨガですが、異常なほど汗だく。相変わらず目はうつろですが、心地よい疲労感が体中を駆け巡っています。
5、クロージングからの至福のシャバーサナタイム
お疲れ様でした!使い倒したコアや体をゆるめ、呼吸を落ち着かせていく時間。
寝そべって股関節を開くと、一気に体中の力が抜けていきます。元劇団四季団員のKen先生の優しく通る声も体に染み渡ります。
至福のシャバーサナタイム。世田谷の風を体にそよそよ感じながら、ご褒美タイム。
レッスン終了!ありがとうございました。
コアコントロールヨガのレッスンが無事に終了。
コアの安定感が増したことで、座り方も床に根付くようにどっしり。明らかに安定感が違います。
そして、コアの安定・強化は、自律神経を調整し心の安定にもつながります。最後のしんとした静寂な時間が、全員の心の安定を物語っていました。
そして、ここまで頑張った同士への感謝!!ハードなレッスンであればあるほど、終了後にみんなとハグしたくなる感情的・情緒的な「ピッタ」あるある(ただの迷惑w)
今回取材したスタジオはこちら!
ホット&常温ヨガスタジオ「zen place yoga」
東京エリアと関西エリアを中心に全国展開するzen place yoga。
今回受けた、「コアコントロールヨガ」のレッスンも各店舗で受けることが出来ます。
関東 | 西葛西、二子玉川、下北沢、銀座、人形町、五反田、 吉祥寺、茗荷谷、自由が丘、学芸大学 |
関西 | 梅田、三宮、千里中央、大阪本町、心斎橋 |
zen place yogaは「ホットヨガ」と「常温ヨガ」の両方から選ぶことができ、暑すぎるのが苦手な方や、体を動かすこと・ヨガを学ぶことに集中したいという方にオススメです。
男性も全店舗利用可能で、ご家族やカップルで参加している方も多くいらっしゃいます。
編集後記
劇団四季仕込みの笑顔が、さすが!なKen先生。
そしてレッスンの成果はというと・・・分かりやすいくらいに、次の日のコアは悲鳴を上げておりました!!本気でコアを安定させたい・強靭なブレない体を作りたいという方に是非おすすめしたいちょぴり(かなり?)ハードなレッスンでした。
Ken先生、zen place yogaのみなさま、ありがとうございました!
これまでの「編集部が行く」体験取材レポートはこちらから。