もくじ
そもそもお茶でダイエットできるの?
まず最初に疑問なのは、そもそもダイエットにお茶は効果的なのかという点です。
ダイエット茶と言われているものは非常に多い
世の中にダイエットをうたっているお茶はそれこそ山のようにあります。試しにAmazonで「ダイエット茶」を検索すると2000種類以上がヒットします。それほどダイエット茶と呼ばれるものは多いのです。
なぜかといえば、ダイエットを実現する道筋は1本ではなく、たくさんあるからです。ある道筋は脂肪燃焼を活発にし、ある道筋は脂肪の吸収を抑制するという具合です。そしてその1つ1つの道筋を実現するお茶がまた複数あるので、結果的にダイエット茶の種類が増えていくのです。
食品よりも水分の方が吸収率は高い
またダイエット効果をもたらすとされているものはお茶のような水分だけではなく、当然、納豆やヨーグルトといった固形の食品もあります。これらの固形食品と比べてお茶のダイエット効果は高いのでしょうか、低いのでしょうか。
水分は浸透圧によって吸収される
お茶のような水分を口から摂取すると、その水分は胃を通過して小腸までたどり着いた段階で吸収されます。その吸収のされ方は「浸透圧」によるものです。
2つの違った濃度の液体は、濃度の低い方から高い方に移動します。この移動の圧力が浸透圧です。浸透圧によって、水分は濃度の低い小腸内から、体液という濃度の高い液体に満ちた体内に吸収されていくのです。
一方食品は固形物として胃腸の中に入り、胃液などと蠕動運動によって分解され、やはり浸透圧で体内に吸収されます。この分解のプロセスがあるために、固形物は水分に比べて体内に吸収されにくいのです。
ですから、同じダイエット効果があっても、その形状が固形のものよりも液体状のもの方が吸収されやすいのです。つまりダイエット食品としては液体状のものの方が効果が得られやすいと言えるわけです。
吸収率の高い順は、水、お茶、スポーツドリンク
さらにその水分は、濃度の低いものほど吸収されやすいと言えます。同じ水分でも、濃度の高いジュースなどは吸収されにくく、濃度の低いサラサラの水やお茶の方が吸収されやすいのです。吸収されやすい順番で言えば、水、お茶、スポーツドリンクです。
したがって、同じ効果がある液体状の食品でも、より濃度の低いものの方が効果が出やすいため、ダイエット茶には高いダイエット効果が期待できるわけです。
お茶に含まれるダイエット成分は?
ダイエット茶にはどのようなダイエット成分が含まれているのでしょうか。
カテキンは血糖値の上昇を抑える
お茶の中に最も含有されているダイエット成分はカテキンです。カテキンはお茶の苦みや渋みの元となる成分です。
同時にカテキンはポリフェノールの1種でもあります。ポリフェノールとは抗酸化物質のことで、アンチエイジング効果がある一方、以下のようにダイエットにつながる効果もあります。
- 脂肪の吸収を抑制する
- 脂肪の排出を促進する
- 血中のコレステロール値を下げる
- 血糖値の上昇速度を抑え、糖質が脂肪になって蓄積されることを防ぐ
- エネルギー消費量を増加させる
カフェインは脂肪燃焼を促進する
多くのお茶に含まれるカフェインにも脂肪燃焼効果があります。カフェインは脂肪が燃焼する前段階の、脂肪の代謝というプロセスを促進させます。つまり燃焼の原料を増やすということです。したがってカフェインには脂肪燃焼を促進する効果があるといえるのです。
さらにカフェインは褐色脂肪細胞を活性化させます。褐色脂肪細胞とは、脂肪を原料にエネルギーを産生し、体温を維持する働きがあります。したがってカフェインが褐色脂肪細胞を活性化させれば、その点でも点でもダイエット効果が生まれます。
徹底分析!効果あるダイエット茶はどれ?
以上のようなダイエット成分が含まれるダイエット茶ですが、ではどのダイエット茶が1番ダイエットに効果的なのでしょうか。
成分別のダイエット効果比較は難しい
最初に書いてしまうと、万人に共通して1番効果の高いダイエット茶というのはなかなか判定できません。なぜなら、ダイエット茶の成分と飲む人の体質の相性によって効果は変動しますし、ダイエット茶を飲む際のその人の体調によってもダイエット効果は上下するからです。
さらにダイエット茶をどのようなタイミング飲むかによっても、ダイエット効果は上下します。
ですので、絶対的な基準でどのダイエット茶が最も効果的かということは一概には言えません。そこでここでは、上で挙げたダイエット成分の含有量が多いのはどのダイエット茶か、という観点で比較していくことにします。
カテキンの含有量が多いダイエット茶は?
まずカテキンの含有量はどのダイエット茶が1番高いのでしょうか。
ダイエット茶という分類ではではあまり挙がってきませんが、実は最もカテキンの含有率が高いお茶は煎茶です。
煎茶は日光を遮ることなく栽培されますが、カテキンの含有量は日光を浴びるほど増加します。これに対し、日光を浴びないようにして栽培される玉露は、煎茶に比べてカテキンの含有量が低くなります。さらに同じ煎茶にする緑茶でも若い芽であればあるほどカテキンの含有量は増えます。
発酵によって製造されるウーロン茶、プーアール茶、杜仲茶には体内に入るとより強く作用する重合カテキン(酸化重合物)が含まれており、脂肪やコレステロールを抑えるダイエット効果だけでなくシミやシワなどの老化の防止にも高い効果があります。
カフェインの含有量が多いダイエット茶は?
ではカフェインの含有量で比較した場合、1番多いダイエット茶は何になるでしょうか。
以下は文部科学省の「日本食品標準成分表」をもとに算出した100mlあたりのカフェイン含有量の比較です。
- レギュラーコーヒー 焙煎方法によって65~100mg
- 紅茶 抽出時間によって30~50mg
- 玉露 120mg
- 緑茶 20mg
- 抹茶 30mg
- ほうじ茶 20mg
- ウーロン茶 20mg
※参照元 日本食品標準成分表
カフェインの効果によってダイエットを目指すのであれば実はコーヒーが1番効果的なのです。ただしカフェインの過剰摂取は身体に悪影響がありますので、カフェインの含有量だけを目安にダイエット茶を選ぶことはおすすめできません。
特有のダイエット成分が含有されているお茶は
またダイエット茶の中には、カテキンやカフェインではなく、そのダイエット茶特有のダイエット成分を含有しているものもあります。
アスペルロシドが含まれる杜仲茶
杜仲茶は日本で開発されたダイエット茶で、膵臓において胆汁酸の分泌をつかさどるアスペルロシドという成分が豊富に含まれています。
胆汁酸は肝臓で生成された後、小腸において脂肪の消化、吸収に大きくかかわります。さらに胆汁酸はコレステロールが原料なので、胆汁酸の分泌を増やせば血中のコレステロール値が下がります。この2つの作用によって、胆汁酸の分泌を促進させればダイエット効果が生まれます。
杜仲茶はこのアスペルロシドを含有するために、効果のあるダイエット茶だと言えるのです。
食物繊維が豊富なゴボウ茶
またゴボウ茶に豊富に含まれる食物繊維もダイエットには効果的です。
食物繊維は、便を軟らかくして便秘を解消し、さらに腸を刺激して蠕動運動を促進させます。この2つの効果によって、ダイエット効果が生まれます。
【おすすめ】簡単・おいしい・体に優しい『超発酵ダイエット茶』
雲南大葉種という大きな茶葉を麹で発酵させた『超発酵ダイエット茶』は、ポリフェノールやアミノ酸が豊富に含まれた美味しくて飲みやすいプーアル茶(黒茶)です。普段飲むお茶をこちらに変えるだけで、手軽にダイエット・美容・健康効果が得られるという人気のお茶。抽出しやすい三角バッグ型になっており、1パックで800〜1,000ml分のお茶が作れるためコスパもよく、アイスでもホットでも、またミルクを入れてミルクティーでも美味しくいただけます。
5パック入った初回限定のお試しセットは480円(税込・送料無料)。40パック入った定期購入版も、今ならクーポン利用で初月80%OFFの500円(税込・送料無料)で申し込みできておすすめです。
お茶以外だとこちらもおすすめ
もぎたて生スムージー
お茶ではないですが、スムージーはいかがでしょうか。はるな愛さんがダイエットに成功したことでおなじみの『もぎたて生スムージー』は、10種類の果実と11種類のビタミンが含まれる甘酸っぱくて爽やかなMIXベリー味のスムージー。1食たったの17kcalという低カロリーにもかかわらず、女性に嬉しい美容成分のコラーゲンや18億個の乳酸菌など、体にいい栄養素がバランスよく配合されています。
はちみつレモンジンジャー味やスープ仕立て(クリームコンソメ味・トマト味)もあり、1食でも満足感があるので、ストレスなく続けられます。水やお湯に溶かして飲むだけなので、自宅だけでなく職場や外出先でも手軽に飲めるのがポイント。初回は66%オフで購入できます。
まとめ
いかがですか。
どのダイエット茶が1番効果的かということは一概には言えませんが、どのダイエット茶にダイエット成分が多く含まれているかということは、以上の解説からお分かりいただけたのではないでしょうか。
最終的なダイエット茶の効果は自分の体質との相性になりますので、以上の解説を参考に、自分に合ったダイエット茶を探してみましょう。
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