そもそも乳酸菌とは?
まずその膨大にある乳酸菌は、一言で言うと何になるのかという定義をご紹介します。
とはいっても、乳酸菌には生物学上の固有名称ではありません。乳酸菌はブドウ糖を消費して、その元のブドウ糖の量に対して50%以上の乳酸を生成する菌の、慣用的な呼び名なのです。
【効果・効能別】自分に合った乳酸菌の種類は?
では早速、乳酸菌の効能別の種類を挙げていきましょう。ただし、代表的な乳酸菌を挙げただけでも非常に多種存在していて、読むのが煩雑になりますから、ここでは乳酸菌とその中のビフィズス菌を分けてご紹介します。
整腸作用を持つ乳酸菌は?
腸内環境を整えて、便秘や下痢を治す乳酸菌です。
- L・カゼイ・シロタ株:ヒトの固有の菌を原料して培養した乳酸菌。ヤクルトで有名
- LGG乳酸菌:世界で最も研究されている乳酸菌。最初のトクホはこの乳酸菌が原料
- ガセリ菌CP-23株:自律神経に働きかけて、腸の働きを正常化する
- LB81菌:トクホによく用いられる乳酸菌
- クレモリス菌FC株:カスピ海ヨーグルトの原料
免疫力を強化する乳酸菌は?
乳酸菌が直接免疫細胞に働きかけたり、乳酸菌が生成した物質が免疫細胞に作用したりして、免疫力を向上させます。
- R-1乳酸菌:インフルエンザの感染率を下げると言われている乳酸菌
- ラブレ菌:これの同様にインフルエンザの感染率を下げるとわれている
- プラズマ乳酸菌:免疫細胞を活性化させる
- 乳酸菌L-137:日本の「なれずし」から発見された乳酸菌
ガンの予防が期待できる乳酸菌は?
ガンの予防は免疫力向上による乳酸菌と、遺伝子損傷を防ぐ乳酸菌とによって、実現されます。乳酸菌にはそれぞれの作用を持った乳酸菌が存在します。
- L・カゼイ・シロタ株:整腸作用だけではなく、有害物質を減少させ、がん予防に貢献するといわれていう
抗アレルギー効果が得られる乳酸菌は?
乳酸菌の中には、身体の免疫力のバランスの整えて、その結果アレルギーを緩和してくれる乳酸菌もあります。
- リフレクト乳酸菌:日清食品が開発した、花粉症などの鼻炎の発症期間を比較的短くしてくれる乳酸菌
- L-92乳酸菌:カルピスが抗アレルギー作用を持った乳酸菌を探索する中で発見した乳酸菌。アトピー症状の患者の90%を緩和させたと言われている
- LGG乳酸菌:妊娠中に母親がLGG乳酸菌を摂取する、生まれた子供のアトピー性皮膚炎の発症率が下がると言われている
ダイエット効果がある乳酸菌は?
乳酸菌の中には肥満細胞の増殖を抑えるものがあります。
- ガセリ菌SP株:内蔵脂肪の炎症による増殖を防ぐ
- CP1563株:脂肪燃焼を促進する
生活習慣病を予防する乳酸菌は?
乳酸菌の中にはビタミンBを生成し、そのビタミンBの効果でコレステロールの産生を防ぐものがあります。コレステロールが減ると、血管が狭まることが防げるため、高血圧、脳梗塞、心筋梗塞などの生活習慣病を予防できます。
- LGG乳酸菌:整腸作用だけではなく生活習慣病の予防効果もある
虫歯を防ぐ乳酸菌は?
虫歯は歯に付着した細菌の増殖によって発生します。乳酸菌の中にはその虫歯菌の増殖を抑えるものがあります。
- ロイテリ菌プロデンティス:虫歯菌の中でも歯周病菌を抑制する
- L8020乳酸菌:虫歯菌、歯周病菌、カンジダ菌の増殖を抑える
- LS1菌(TI2711菌):歯周病菌に元になるプレボテラ・インターメディア菌を殺菌する
ストレス解消、安眠効果のある乳酸菌は?
乳酸菌によって整腸効果がもたらされると自律神経のバランスが整って、ストレスが解消され、安眠も実現できます。
- プレミアガセリ菌CP2305株:整腸作用、抗ストレス作用、安眠誘導効果が確認されたガセリ菌
胃ガンを予防してくれる乳酸菌は?
ガンの中でも胃ガンはピロリ菌が原因だと言われています。乳酸菌の中にはそのピロリ菌の増殖を抑制するものがあります。
- 乳酸菌LG21株:ピロリ菌の数を1/10に減少させると言われている
アンチエイジング・寿命伸長作用のある乳酸菌は?
乳酸菌が免疫力を強化すると、感染症やガンを抑制されるため、細胞の老化が防げ、寿命が伸びる効果があることが期待されます。
- プラズマ乳酸菌:数ある善玉菌の中で唯一、「プラズマサイトイド樹状細胞」という免疫細胞を活性化できる
ビフィズス菌の種類は?
次に乳酸菌と同じような効果を持ったビフィズス菌をご紹介します。
ビフィズス菌は酢酸や乳酸をつくる働きがあるのに対し、乳酸菌は主に乳酸のみをつくるなど、異なる特徴を持っています。
整腸作用を持つビフィズス菌は?
- ビフィズス菌BB536菌:日本で最初にヨーグルト製造に用いられたビフィズス菌
- ビフィズス菌Bifix:生きたまま腸まで届き、腸内で増殖して整腸作用をもたらす
- ビフィズス菌BE80:ダノンが製造しているビフィズス菌。高い確率で腸に到達する
ガン予防効果のあるビフィズス菌は?
- ビフィズス菌BB536菌:整腸作用だけでなく、大腸に棲むETBF菌というガンの発症を誘引する悪玉菌の増殖を抑え、がん予防効果をもたらす
- ビフィズス菌LKM512:高い生存率で腸に到達し、ポリアミンというDNA修復効果のある物質を作ってガンを予防する
抗アレルギー効果のあるビフィズス菌は?
- ビフィズス菌BB536:スギ花粉による花粉症の原因物質を減少させると言われている
ダイエット効果があるビフィズス菌は?
- ビフィズス菌B-3:腸内フローラを善玉菌優位にして、インスリンの分泌を抑え、糖質が脂肪に変換されることを抑制する
生活習慣病予防効果のあるビフィズス菌は?
- ビフィズス菌BB536株:非常に多様な効果を持ったビフィズス菌で、上で挙げた整腸作用、ガン予防作用だけではなく、コレステロールを低減させ、生活習慣病の予防効果ももたらす
アンチエイジング・寿命伸長作用があるビフィズス菌は?
- ビフィズス菌LKM51:ガン予防効果だけではなく、このビフィズス菌が生成するポリアミンという物質にはアンチエイジング作用もある
まとめ
一口に言っている乳酸菌には、実は非常に多種多様な種類があり、それぞれいろいろな効果をもたらしているということに驚かれたのでないでしょうか。ですから、以上の効果効能を参考に、乳酸菌を含んだヨーグルトや発酵食品を積極的に摂取して、健康維持に努めましょう。
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