もくじ
手が美容に繋がっている理由
つぼマッサージと聞くと「足つぼ」を想像する人は多いのではないでしょうか?マッサージ店でも、フットマッサージを施術しているお店は多いですよね。しかし、つぼは体中にはりめぐらされているのです。
つぼの中でも、多く集中している部位が手です。実は手のひらや手の甲には、足裏と同じように食道、胃、腸など全身に繋がる反射区があり、手のつぼを抑えることで全身のさまざまな症状に対応することが出来るのです。

悪い症状を感じる幹部が痛い時も、手のつぼを押すことで間接的に不調を改善することが可能です。また、手はつぼ押しマッサージがどこでも簡単に行えるメリットがあります。
つぼを押す時に意識するといいコツは?
つぼは、「少し痛いけど、気持ちいい」程度の力加減で押すのがポイントです。あまり強く押しすぎると、内出血の原因になるので気をつけましょう。押す時は指先だけでなく、腕全体の力で押すようにしましょう。

つぼの位置に親指をあて、息をゆっくり吐きながらつぼを押し、息を吸う時に力を緩めるようにしましょう。指で押すのが難しいのであれば、ゴルフボールやボールペンの頭で代わりに押しても構いません。手のつぼは1回6~8秒ほどゆっくりと押し、10回ほど繰り返しましょう。
シミやそばかすに効果のある労宮(ろうきゅう)
労宮(ろうきゅう)は、手のひらの中央にあります。場所は、ちょうどこぶしを握った時の中指と薬指の先端あたりに位置しているつぼです。労宮の「労」は労働、「宮」は中央に集まることを表しています。

↑画像の「stomach」が労宮になります。
「働く手の中心のつぼ」と言われ、体が心が疲労すると凝ると言われています。緊張を緩和させたり、ストレス、精神不安を解消させる、リラックス効果が期待できます。他にも、慢性的な疲労や寝起きの悪さを解消する効果もあります。
ストレスや疲労は、女性ホルモンの乱れを引き起こし、シミやそばかすの原因にも繋がります。肌を守るためにも、日頃からストレスを解消し、睡眠や休養をしっかり取ってホルモンバランスを整える必要があります。

労宮には、日々の疲れを取り除く効果もあるので、忙しく日々を過ごす女性が気軽に疲れを取るのに労宮マッサージはもってこいといっても良いでしょう。
労宮を押す時は、親指以外にもゴルフボールを使用しても便利です。ゴルフボールを両手で挟み、手のひらの中心をほぐすように意識しながらゴリゴリ回してみましょう。簡単にマッサージができるのでオススメです。
肌荒れに効果のある陽池(ようち)
陽池(ようち)は、手首を反らせた時の横じわの中央寄り、少し小指よりのところにあるくぼみの箇所ですね。陽池の「池」とは、くぼみを表しています。もし場所がわからなければ、少しくぼんでいるところがないか指で辿ってチェックしてみて下さい。

↑画像「shen Men」の、ちょうど手の甲側が陽池になります。
陽池は体の中の熱をコントロールする場所ともいわれており、血液の循環を良くしてくれます。血行促進、冷え性、生理不順、肌荒れや肩こり予防の効果も期待できます。他にも、便秘や膀胱炎を解消する効果があります。
押し方は、反対の手の親指を陽池にあて、残り4本の指を手のひら側に回して手首を挟むように支えましょう。

もし手首を痛めていたり、熱がある時は、症状が引いてから行うようにして下さい。
目の疲れを取り、ぱっちり目にする外関(がいかん)
外関(がいかん)とは、両手の手の甲側の手首中央からひじに向かって指3本分あたりの場所にあります。

↑画像「Tong Li」の、ちょうど手の甲側が外関です。
おもに手の神経痛や手関節の痛みを緩和させるときに使うつぼですが、体のむくみ解消や、自律神経を整えてストレスを緩和させる効果なども期待できます。手足の冷えを解消し血液を循環させる効果だけでなく、頭痛や難聴、耳鳴りの解消、体のめぐりを良くして疲れを取る、目の疲れにも効果が期待できます。

↑外関の、場所は手首中央から3本指目の場所です。場所に迷ったら、3本目の指の箇所を押すようにしてみましょう。
まとめ
人間には、足の裏や手のひらだけでなく様々な部位につぼがあります。その中でも、場所を選ばず気軽にマッサージできるのが手のつぼマッサージです。手の凝りは、体の凝りや不調を解消する効果も期待できます。力加減は、痛気持ちいい位の力加減で息を吐きながら押すように意識しましょう。
冷えやストレスも、放っておくと血流不足の原因になるので定期的に手のつぼマッサージでケアしてあげると良いですね。とくに、長時間パソコン作業をする人が現代人は増えてきています。

同じ姿勢を保ち続けることは体の凝りや不調のみならず、ストレスから起こるシミやシワの原因など、美容にも影響がでてきます。デスクワークの合間に、是非手のマッサージを取り入れてみて下さいね。
ストレス緩和は、アンチエイジングにも効果があります。みなさんも、手のマッサージでマイナス10歳肌を目指してみてはいかがでしょうか?