ヨガが続かない理由は?
そもそもヨガが続かない、続けられない理由は何でしょうか。思い当たることはそれぞれあるでしょうが、それらを整理してみましょう。
ヨガスタジオ、ヨガ教室に行くのが億劫
続かない理由として意外に大きいのは「物理的な問題」による場合です。つまりヨガスタジオやヨガ教室が自宅や職場から遠かったりして、行くこと自体に労力がかかり、行くのが億劫になってしまうケースです。
目的があいまいなまま始める
また「何のためにヨガをするのか」という目的が明確ではなく、「何となく流行っているから」「同僚みんながやっているから」といったようなあいまいな理由で始めてしまうと、続けるモチベーションがそもそも弱いですから、続かないことが多いです。
自宅の場合は誰も促してくれない
ヨガスタジオなどに通わず自宅でDVDなどを見てヨガを行う場合は、何の制約もありません。
だから自由にできるというメリットがありますが、一方では「今日は少し疲れているから」「眠いから」などの理由で1回止めてしまうと、そこから再度始めるにはパワーが必要ですから、その段階でやめてしまうこともよくあります。
思ったより難しかった
あるいは簡単だと思って始めたヨガが、いろいろなポーズをするうちに、意外に難しくてついていけなくなってやめてしまう、というケースもあります。
用具の持ち運びが面倒
ヨガスタジオに通うのが億劫という理由の1つでもありますが、用具を持ち歩くのが重いしかさばるので嫌になってしまった、という場合もあるでしょう。
特に仕事帰りに行こうと思うと、自宅から満員電車の中でかさばるヨガマットなどの用具を抱えて乗るのは大変ですし、それをヨガスタジオで使った後でまた持って帰るのも面倒な気がしてくるものです。
スタジオで周囲に対しコンプレックスを感じた
ヨガスタジオでレッスンに参加した時に、周囲に対してコンプレックスを持ってしまって挫折する場合もあります。
それがポーズの上手さやきれいさに対する場合だけではなく、自分の体型と周囲の人の体型と比べてしまってコンプレックスを持ったり、周囲の「意識の高さについていけない」と思ったりする場合もあるので、なかなか難しい問題です。
ヨガを続けるための10個のヒント
このようになかなか続ける上ではハードルのあるヨガですが、やはり始めた以上続けたいものです。そこでヨガを続けるためにできることのヒントを10個ご紹介します。
1 職場か自宅に近いスタジオ、通勤経路の途中にあるスタジオを選ぶ
職場に近いスタジオは会社帰りに寄りやすいです。あるいは自宅近くでも、会社帰りや休日に通いやすくて続くでしょう。そのようなスタジオがない場合は、最低でも、自宅から職場までの通勤経路上にあるところを選びましょう。
2 ホテル内にあるなど施設がきれいなスタジオにする
ホテル内に併設されているスタジオは、施設自体もきれいですし、シャワーやジャグジーなどが完備されていて、レッスン後に気持ちの良いご褒美を設定できます。
そのようなきれいで、レッスン後に「お楽しみ」があるスタジオであれば、ヨガへのモチベーションをキープできます。
3 ヨガ仲間を作る
どのような趣味でも仲間がいると、励ましあったり、その趣味を話題に盛り上がったり、あるいは趣味を通じて飲み会などがあって楽しむことができます。
ヨガにおいても同様ですので、同僚で一緒にヨガに通ってくれる人を探すか、あるいはスタジオ内で親しい人を作って、「その人とヨガについておしゃべりしたいから通う」というような状況を自分で作りだしましょう。
4 スタジオでは基本的な呼吸法だけ学んで後は自宅で行う
正しいヨガの方法を学びたいけれど、インストラクターと会話をするのが恥ずかしいなどの人もいるでしょう。
そういう人は、とりあえずは数回だけ頑張ってスタジオに通い、ヨガの基本である呼吸法だけマスターしましょう。それができれば、あとはいろいろなポーズをDVDを見ながら見よう見まねで実践しても、それなりに効果が実感できるので、続けられます。
5 自宅で1番簡単そうなDVDやyoutubeを見ながら行う
静止画を見てヨガをした場合、正しいポーズが作るのは非常に難しいです。正しいポーズでなければ効果が実感できませんから続けられません。
そういうことを防ぐには、1番簡単そうで安いヨガレッスンのDVDを購入するか、あるいはYoutubeなどの動画サイトを利用するかなどの方法で、動画を見ながら実践しましょう。
6 義務だと考えず、楽しみだと考える
どのような趣味でもそれが「やらねばならない義務」だと思うと、それだけで憂うつになって続きません。
仮にどうしてもダイエットが必要なので始めたヨガであっても、義務だと思わず、好きでやっている楽しみだと思うように自分の気持ちをマネジメントすることも大切です。
同時に、義務ではありませんから、しんどい時にはサボってもいいと、軽く考えるようにしましょう。
7 夜に実践して効果を実感する
ヨガを続ける1番のモチベーションは効果を実感することです。そのためには夜の寝る前などににヨガを実践しましょう。すると朝の目覚めがとてもスッキリ爽快になりますから、また続けようという気持ちになります。
またヨガの呼吸法は副交感神経優位な状態を導き、リラックスできますので、非常に質の良い眠りをとることができ、お肌の調子もよくなって一石二鳥です。
8 用具を先に揃えない
これは性格にもよりますが、ヨガを始めると決めたら、まずヨガウェアやヨガマットなどを買いそろえ、すぐ形から入る人がいます。
そうやって自分を追い込むのも1つの続ける方法ですが、それが返って「ウェアだけで●万円したんだから元を取らなきゃ」という気持ちになると、ヨガが義務化してしまい、続けるのがつらくなります。
ですから用具を揃えるのは、ある程度続くようになってからにして、最初は既に手持ちのスポーツウェアやTシャツを使い、購入するにしても最低限のものにしておきましょう。
9 1日のルーチンに入れる
物ごとを続けるうえで1番よいのは「習慣化」させることです。習慣化、とは要は1日の生活の流れの赤にルーチンとして組み込んでしまうことです。
たとえばお風呂からあがったら、ヨガを10分間で1サイクルする、などを決めてしまい、それを続けていると、仮に忘れてしまったり、何かの都合でできない時には、何だか気持ち悪い感じがして来るはずです。
そうなれば、ヨガはずっと続けることができるでしょう。
10 簡単なポーズから始める
また自分に対する期待値が高い人や、ダンスなどの身体を動かすことをしていた経験のある人は、最初から自分のヨガへの対応力のハードルを上げてしまう傾向があります。
しかし実際には最初はそれほどうまくはできませんから、それで挫折を感じてやめてしまうのです。
そうならないためには、最初は簡単なポーズから始めるようにしましょう。
まとめ
いかがですか。
よく言われる「継続は力なり」はヨガにおいても成り立つことです。特にヨガだからこそ継続することで得られる効果は大きいとも言えるでしょう。
ですから、ヨガが続けられなくなる原因をできるだけ排除して、しっかりとヨガを実践し、効果を実感しましょう。そこまで行けば、ヨガは終生の趣味になるはずです。