望んでいることが分からない・・・
現代は情報が多く、めまぐるしく、慌ただしく過ぎていく日々を過ごしている人が多い世の中。地に足がついていないような、落ち着かないような気持ちの中で、自分のしたいことや望みをクリアにする事は難しいと感じる人も多いように感じます。そんな時に試したいのが「グラウンディング」。グラウンディングを意識し実行する事で、世界が変わっていきますよ!
グラウンディングって何?
グラウンディング(Grounding)の意味は「地面に接地すること」です。その意味から「地に足をつけて生き」、「自分の中の不必要な物を取り除く」ことで、大地に根を張るように安定して自分の足でしっかりと立ち、自分軸をしっかりと、安定し整った心身の状態のことを呼びます。
グラウンディングの効果
グラウンディングによっての効果は心身が安定し、生きやすくなっていくことです。現実的に変化・効果があったものをまとめてみました。
- 自分軸がしっかりし、ぶれない自分になる
- ネガティブなものの影響を受けなくなる
- 良好な人間関係を築けるようになる
- 集中力アップ
- 恐怖心・不安の克服
- どんな時も冷静に対処できるようになる
- 自信がわいてくる
- 経済的に安定した
- リラックス効果
などと様々な効果がありますが、まだまだあげたらきりがないほどの効果。グラウンディングで本来の自分に戻っていく事により、心身ともにクリアになるので、物事が自分に取って良い方・心地よい方に向かっていきます。
グラウンディングヨガの方法とポーズ
自然とグラウンディングを取り入られるのが、呼吸が大切なヨガなんです。グラウンディングの方法とグラウンディングを意識しやすいポーズはこちら。
基本のグラウンディング
床に仰向けに寝る。または椅子に座る。
寝ている状態なら、背中や頭、体に面している部分に意識を向けながら深く呼吸。ゆっくりと深く息を吐きながら、体に面している部分から不必要な物を地面の下に流すようなイメージで行う。
椅子に座っている状態なら、床に面した足の裏、椅子に面しているお尻の部分に意識を向けながら、ゆっくりと深く息を吐きながら不必要な物を地面の下に流していくようなイメージで行う。
ヨガでポーズをとる時も、呼吸しながら、地にからだをしっかりと着け、不必要なものを下に流すようなイメージで行って下さい。
タダーサナ(山のポーズ)
1・足を肩幅に開いて立つ。足の裏に均一に体重がかかるように。
2・両腕は自然に、上半身の力を抜く。頭から足まで一本の筋になるように背筋を伸ばし、足が地面に根を張るようなイメージで。呼吸しながら、基本のグラウンディングを行う。
木のポーズ
一本の木になったように、しっかりと足で立つ。手の先からエネルギーを吸収し、足の裏から不必要な物を流すようなイメージでグラウンディングする。
1・直立した状態から左足を上げ、右足の付け根に持ってくる。まっすぐに立つように。
2・胸の前で合掌、呼吸を整える。
3・息を吸いながら腕を上げ、肘を後方に。
4・目線はまっすぐ、30秒キープ。ゆっくり戻しながら反対も同様に。
三角のポーズ
しっかりとマットに足をつけ、足裏を感じることを意識して。指先からエネルギーを流し、床についた足裏、手の平から地面下に向かって不必要な物を流すイメージで行う。
1・右つま先は正面、左つま先は90度横に開く。両手は肩の高さに伸ばす。
2・息を吸いながら背筋を伸ばし、息を吐きながら上体をまっすぐ倒し、右手は右足に添えられる位置に下ろす。
3・右手から左手がまっすぐ一直線に伸びるイメージで左手を上げる。顎を軽く引き首の後ろを伸ばし、目線は伸ばした左手に。
そのまま5回呼吸。反対側も同様に。
鋤のポーズ
肩でしっかりと土台をつけることを意識して。床に接した頭・肩・腕・手の平、足の指先から不要な物を流すようにグラウンディングを行う。
1・仰向けの状態で両足を揃え、息を吸いながら垂直に足を上げる。
2・足先を遠くに向け、30秒キープ。息を吸いながらゆっくりと戻す。
ショルダースタンド
こちらも肩でしっかりと体を支え、一本の木になったように足はまっすぐと空に向かうイメージで。頭や地面に接した背中からネガティブなものや不必要なものを流すようにグラウンディングを行う。
1・鋤のポーズから、両手で腰を支えながら足を一直線に上に上げる。
2・肘は肩幅の位置で。この状態でゆっくりと10回〜20回呼吸。ゆっくりと戻る。
呼吸を意識する
イライラしたりネガティブな気持ちになったり焦ってしまったり・・・そんな時は呼吸が浅い事が多いです。緊張している時には呼吸が止まっている事も。
まずは基本のグラウンディング法をしなくても、ただ呼吸を見つめ、ゆっくりと深く、深呼吸してみてください。
少しずつ呼吸に意識がいくことにより、呼吸が変化し、自分の心身の状態も変化していきますので日々の中でも意識して目を向けてみて下さいね。
ちなみにヨガでは鼻でする腹式呼吸を用いる事が多いですが、自律神経のバランスが整うため心身にとても良い効果をもたらします。
食事にも気を配る
グラウンディングして、ヨガもして、呼吸も整えたら次に気を付けたいのが食事。グラウンディングやヨガをしていると、自分の心と体を見つめる瞬間が増えるので、「自分にとって心地良いもの」を選び取るように変化していきます。
ですので自然とジャンクフードや甘いケーキなどを欲さなくなる傾向にあります(食べたい時もありますし、体が欲する場合もありますよ)。
筆者の場合は、甘い物が手放せないほど大好きで、甘い物を食べない自分の想像なんてできなかったのですが、気づいた時のグラウンディングと深い呼吸、それから一日1、2回のヨガを始めてみてわりとすぐに、「私が甘い物を欲するのは体ではなく、ストレスから来る依存」という事になんとなく気がつきました。それからは疲れたときに甘酒を飲むなどの摂取で満足できるようになり、とても大きな変化でした。
甘いものも時には栄養になりますし、その時々の自分の食べたい!が自分の必要なものでもあるので、その時々の気持ちが一番大切だと思いますが、せっかくならからだをきれいにする、摂取したい食品をあげてみました。
- 野菜や自然からできたもの
- 麦や赤米などの雑穀・豆
- しょうが・タンポポ茶など体をあたためるもの
- 納豆や味噌などの発酵食品
- わかめやこんぶなどの海藻
- 白湯
バランス良く、食べ過ぎないように食べる事も大切ですね。
まとめ
グラウンディングをすることによって、地に足がついて明晰・クリアな自分になり、自分の目的や生き方が分かって力強い自分になります。グラウンディングや呼吸法は気づいた時にどこでもやることができますし、ヨガはそれらを取り入れながら同時にしなやかで強い体も整えてくれます。心地よくて習慣化する人も多いのでグラウンディングを意識したヨガ、ぜひ取り入れてみる事をおすすめします。
▷ヨガの目的とは本来どんなもの?正しく知って行えばより効果的!