もくじ
なかなか細くならない二の腕
夏が近づくといろんな雑誌で、“身体の部分痩せ特集”なんか組まれるようになります。中でも女性の関心が高いのが二の腕。それは女性にとって最も細くしたい身体のパーツの一つです。そして一度太くなるとなかなか痩せられない部分でもあります。
二の腕が太いから七分袖を着る!ノースリーブなんて着たくない!と思っていても、実は堂々とノースリーブを着られるようになりたいな…と憧れていたりしませんか?でも二の腕ってなぜかなかなか細くならないんですよね。何故なのでしょうか?でも今年の夏こそは、堂々とノースリーブを着てみたいと思いませんか?
二の腕の仕組み
では二の腕とはどのような仕組みになっているのか見てみましょう。私たちが「二の腕」と呼ぶ腕の裏側には「上腕三頭筋」と呼ばれる筋肉があり、力こぶができる表側には「上腕二頭筋」という筋肉があります。三頭筋の「三」と二頭筋の「二」という数字は何を表しているのかというと筋肉の数を表します。すなわち「上腕三頭筋」は三つの筋肉で、「上腕二頭筋」は二つの筋肉でできているということなのです。二の腕って意外と大きい部位だったのですね!
二の腕が太くなる理由
意外と大きな二の腕なのですが、私たちが普段の日常生活をする上で、二の腕の裏側、すなわち上腕三頭筋はあまり使うことがありません。意識して使おうとしないと鍛えにくい部位と言えるでしょう。ではその他に二の腕が太くなる理由にはどのようなものがあるのか見てみましょう。
皮膚のたるみ
皮膚のたるみは加齢によってハリが失われることで進むことがあります。また上腕三頭筋が普段使うことが少ない筋肉であるため、他の筋肉に比べると衰えやすい箇所なのです。よって筋肉は衰えたが二の腕の皮だけが残り、たるんでしまうというわけです。
脂肪とセルライトの蓄積
日常生活の中で使わない上腕三頭筋の周辺に溜まった脂肪と老廃物が混ざり合ってセルライトになります。セルライトが蓄積され続けると血管やリンパ管が圧迫され、循環を阻害します。これによってますますセルライトが大きくなって二の腕を痩せにくくしてしまうのです。
姿勢が悪い
姿勢が二の腕とどう関係があるの?と思われるかもしれませんが、この姿勢がいちばん二の腕痩せのカギを握っていると言っても過言ではありません。
姿勢が悪いと背中が丸くなり猫背になります。猫背になると左右の肩甲骨の間が広がり、肩や背中も緩んだ状態になりますが胸は縮こまった状態になりますね。するとどうなるか。ただでさえ使わない上腕三頭筋が緩みます。すると上腕三頭筋が衰え、皮がたるみ、二の腕の静脈やリンパを流れを促すポンプ作用も衰えていきます。そして老廃物や余分な水分が適切に流れにくくなるため、二の腕の中に滞っていくのです。
皮膚のたるみ、脂肪とセルライトの蓄積のカギを握るのは姿勢なのです。
二の腕痩せに効くヨガのポーズ
ラクダのポーズ
1.正座の状態からお尻を上げ膝立ちの状態になります。両手は腰か骨盤辺りに当てます。
2.息を吸いながら片手で同じ側の足首をつかみます。この時、親指は外側になるように掴みます。もう一方の手も同じ側の足首をつかみます。
3.息を吐きながらおへそを前に突き出すようにして上体を反らせたまま2~3呼吸続けたら片手ずつ足首から離し、元の膝立ちに戻ります。
バッタのポーズ
1.うつ伏せに寝て両手を後ろ手に組みます。
2.胸を張るように背中を寄せます。
3.息を吸いながら背中と腰の筋肉を意識しながら上体と足を天井に向けて反らします。足は延ばしたままです。
4.最初は少し辛いかもしれませんが呼吸を忘れないように続け、20~30秒キープしたら息を吐きながらうつ伏せに戻ります。
牛の顔のポーズ
1.右に横座りします。左足を内側に曲げ、踵をお尻の横に引き寄せます。
2.右足も同様に曲げ、左足の上に重ねます。足の甲は床につけて右のお尻も床から浮かないようにします。
3.背筋を伸ばし、右手を上から左手を下から背中に回して背中で握手をします。できるだけ近付けるだけでも良いです。
4.息を吸いながら背中を張るように伸ばし、吐く時は上体を少し反らし30秒ほどそのままキープ。息を吸いながら体を元の位置に戻し逆も行います。
上を向いた犬のポーズ
1.マットの上に膝をつき、足は肩幅に開いて踵は天井に向けた状態から始めます。
2.そのまま上体を前に倒し、両手を胸の横に置いて肩の力を抜きます。3.息を吸いながら両手でマットを押しながら上体を反らします。
4.膝をマットから離し、太腿をマットから浮かせてそのまま呼吸を3~5回繰り返します。一日3セットくらい頑張りましょう。
二の腕以外にも嬉しい効果が!
ご紹介したポーズは背筋を張るものばかりでした。すなわち姿勢を良くするポーズでもあります。姿勢を良くすることで二の腕痩せが実現する以外にも嬉しい効果があります。
首こり・肩こりが改善
首や肩は体重の10%を占める頭を支えています。猫背になると頭が前に下がり首や肩にますます負担がかかり、首こり・肩こりの原因になっていたのです。姿勢を良くすることで頭が正しい位置に戻るので首や肩の負担が大幅に減るのです。
バストアップ効果
猫背になると胸が縮こまった状態になるので、胸を支える大胸筋を使わないので衰えていきます。良い姿勢を取ると自然と胸を張った状態になり大胸筋を使うのでバストアップ効果が期待できるのです。
美しい姿勢が美しい二の腕を作る
姿勢が二の腕痩せのカギを握っているということでした。姿勢を良くすることで悪いことなんて何もありません。あなたも今日から美姿勢を保つヨガを取り入れてみませんか。
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