もくじ
日本では美容・健康を保持するためと広く知られるヨガですが、本場インドでは精神と肉体の統一・自分自身を内観し、さらに悟りを得て人間の自我から解脱することが目的とされています。
単なる呼吸と身体の関係ではなく、自分の体内に感じる感覚や精神状態を敏感に感じとり、「本来の肉体/精神に沿う生き方」そのものがヨガというもの。
自我を無くし、身体にエネルギーを流すヨガでは、身体に7つあるとされる「チャクラ」を開くことでエネルギーの詰まりを解消し、肉体に良い気をもたらします。
本来ヨガには呼吸とともにポーズを行うだけでなく、瞑想し、内観という時間もあります。瞑想・内観することでチャクラの詰まりを取り除き、エネルギーをクリーンに活性化してくれます。
ヨガが単なる肉体への働きかけでないことが分かりますね。肉体からヨガの世界へと足を踏み入れた人もいれば、精神面、つまり瞑想からヨガの世界へ入った人もいます。
今回は、7つのチャクラがどのような肉体の部位を司り、どのような効果をもたらすのか、チャクラを開くために効果的なポーズにはどのようなものがあるのかを見ていきます。
チャクラってそもそも何?ヨガとどんな関係があるの?
ヨガの瞑想でチャクラは見える?それはどんな色なの?
それぞれのチャクラに対応する身体の部位があるのと同時に、対応する色もあります。それは虹と同じ配色なのですよ!
- 第1チャクラ:赤
- 第2チャクラ:オレンジ
- 第3チャクラ:黄色
- 第4チャクラ:グリーン
- 第5チャクラ:ブルー
- 第6チャクラ:藍色
- 第7チャクラ:紫
なお、対応部位はどこなのでしょう?
- 第1チャクラ:副腎・骨・骨格
- 第2チャクラ:卵巣・精巣・膀胱・性器・大腸・骨盤・前立腺
- 第3チャクラ:腎臓・消化器系
- 第4チャクラ:心臓・循環器系・胸腺
- 第5チャクラ:甲状腺・喉・口
- 第6チャクラ:脳・神経・脳下垂体
- 第7チャクラ:大脳皮質・皮膚・松果体
ではそれらチャクラの色はヨガの瞑想中に見られるのでしょうか。脳裏に浮かぶ色を「丹光」と呼びますが、人によってはハッキリ脳裏に浮かぶことがあるようです。
浮かんできた色でどのチャクラが活性化しているかが分かります。とにかく神経を集中させることが必要となります。
ヨガの覚醒体験は神秘的!チャクラを開いて異次元体験
ヨガやスピリチュアルを追求している人は、偉大な師の「覚醒体験」に憧れているのではないでしょうか。そして覚醒体験とは一体どんなものなのでしょう。
その内の1つ、「クンダリーニ覚醒」とは、尾てい骨の辺りのエネルギー(2匹の蛇がとぐろを巻いている感じ)が各チャクラを通りながら一気に上昇し、宇宙への道が貫かれるというもの。
エネルギーが一気に開かれ、圧倒的な多幸感・そして幸せへの悟りが体感できるようです。
しかし、「これが覚醒体験なんだ!」という自我が挟まれると瞬時に消えてしまうデリケートなもの。
偉大なヨガの師は、きっとこのような覚醒体験を成してきたのでしょう。なんとも興味深いですね。
チャクラヨガというものがあるみたい…。日本で体験できるの?
ヨガをする人だけでなく、チャクラの開きによる覚醒体験はスピリチュアル方面から瞑想を行う人にとっても憧れです。
そのため、前述した通り瞑想からヨガへと導かれる人も多数います。「チャクラヨガ」とはこちらも前述の通り「クンダリーニヨガ」のこと。
実際にヨガを行っている人の中には「ヨガは受け入れられるけど、チャクラを開くとかそういう教義は何となく宗教っぽい」というイメージを持つ人も多くいるのではないでしょうか。
そのため、日本国内で「クンダリーニヨガ」を教えてくれる場所は、ヨガ教室全体の中でかなり少ないというのが現状です。
しかし全くない訳ではないので、「コレだ!」と思った方は国内で受けられる場所を調べたり、または本場インドへ訪れる人もいるようです。
ヨガアシュラムではそれぞれの教義に沿うスケジュールが用意されていますが、Youtubeなどに「それぞれのチャクラを活性化する」という音源があるので、それを聴きながらポーズを取るのも有効といえるでしょう。
チャクラを開くと5感だけでなく第6感まで冴え渡る!ヨガ瞑想をしてみよう
そもそもヨガとは肉体とともに精神の在り方まで見つめ直すというもの。忙しい時間配分・情報過多から自分自身を離し、精神・肉体どちらかが先走ることなくバランスを取って行われるものです。
自分自身を静かに見つめ直し、肉体に感じる感覚と精神状態を1つずつ解きほぐしていくことを極めていくのです。
その過程で、5感がこれまでより鋭くなったり、第6感が冴えたりするのは深い瞑想を行ったことのある人には理解できる感覚でしょう。
覚醒体験はそれ以上に得るのが難しいですが1日の中で2時間ほど瞑想に時間を使うことで「気づき」を得やすくやるのは確かです。
一見肉体だけのものでありそうなヨガが、スピリチュアルな面と深く繋がることで、「真のヨガの目的」へと近づくのですね。
ヨガを行う人は、せっかくなら教義を勉強し、静かに瞑想を行う時間を生活の中に取り入れると良いでしょう。