もくじ
ヨガを極めれば極めるほど体験したくなるのが、発祥の地・インドでの「ヨガ修行体験」。特にリシュケシュは「ヨガの聖地」として知られ世界中から様々なヨギー・ヨギーニがインドを訪れています。
インドではヨガに限らず、「自分自身と向き合う」・「精神を静かに内観する」という修行の目的として「アシュラム」という場が数多く点在しています。
世界中のヨギー・ヨギーニとともに生活し、1日中瞑想やヨガの修行を行うアシュラム。数ヶ月滞在し、ヨガの教義に基づいた暮らしをしている人も多数います。
日本から、そんなインドのアシュラムでヨガ修行をするために知っておくべき知識はどんなもの?慣れないインドの地で修行するのに何か用意すべきものは?また、おすすめのアシュラムはどこ?
今回はこのような、「アシュラムでのヨガ体験」について知りたいことを解説します!
ヨガの発祥インド・リシュケシュでヨガ修行してみたい!
インドのアシュラム、おすすめの場所はどこ?
さて、インド中にアシュラムは多数ありますが、とにかくヨガのアシュラムとして真っ先に名前が上がるのがリシュケシュ。
「ヨガの故郷」といわれるリシュケシュ
リシュケシュはインド北部・首都のデリーよりバスで5~6時間ほどに位置する街。ガンジス川のほとりにヒンドゥー教の寺院が点在しています。
「ヨガの故郷」「ヨガの聖地」と呼ばれるリシュケシュには数多くのヨガ・アシュラムがあることで知られ、1日体験や指導者になるためのコース・長期滞在などこちらの希望に応じた滞在が可能。
全米ヨガアライアンスなどの資格も30万円ほどで習得できるため、ヨガインストラクターも多く訪れます。
もちろんヨガの初心者だって、リシュケシュを訪れたついでにちょっと体験!なんてこともできるのです。リシュケシュで特に有名なアシュラムはシヴァナンダ・アシュラムやヨガニケタン。
シヴァナンダ・アシュラム
「スワミ・シヴァナンダ」という偉大な師によって設立されたシヴァナンダ・アシュラムは世界的に超有名です。
動きの中に「お休みのポーズ」がはさまるシヴァナンダヨガが好きな人はこちらを訪れると良いですね。
偉大なヨガの教師を何人も輩出したシヴァナンダ・アシュラムでは3度の食事・プージャ・朝の瞑想・ヨガなどに参加できます。
ヨガニケタン
こちらもリシュケシュで有名なアシュラム。日本人にも名が知られており、シヴァナンダ・アシュラムよりも日本人の利用が多いようです。流派はハタ・ヨガ。ヨガに慣れていない人も多く日本から来ているので、初心者にもおすすめのアシュラムです。ドロップイン(宿泊せずコースだけ受けることは不可)
ヨガ・ヴィニ
ヨガ・ヴィニも日本人に人気のアシュラム。ドロップインも可能です。ヴィニ先生は大阪でヨガ・クラスを持っており、リシュケシュにいない時はアメリカ人の先生やヴィニ先生のお兄さんが教えてくれるそう。
アナンダ・プラカーシュ
日本人通訳もおりとても綺麗な施設として有名なアシュラムです。ドロップインも可能。ヨガの流派は呼吸が強めのハタ・ヨガ。歌やマントラが長いようです。ヨガはハードではなく軽めなので初心者にもおすすめ。
アシュラムでヨガ体験をするにはどれくらいの費用がかかるの?
さて、アシュラムでヨガ体験をするのに必要な費用はどれくらいか、気になりますよね。
「2週間以下の滞在ではアシュラムに宿泊できない」・「初めての人は2週間までしか滞在できない」などアシュラムによって設定がされているので要確認。
アシュラムに宿泊する場合、1泊900ルピー(1,500円前後)ほどが相場のよう。宿泊せず、様々なコースのみ受けるという場合は200ルピー(330円前後)ほどで体験できるようです。
日本に比べてはるかにお値打ちな価格でヨガ生活を満喫できますね。
アシュラムに宿泊せず、ゲストハウスへ滞在しながら様々なアシュラムのコースに参加する人も多数いますよ。
日本からどんなものを持っていけば良い?
インド旅行のついでにアシュラムへ立ち寄るのではなく、アシュラムに一定期間以上滞在する場合、どんなものを持っていくと良いでしょうか?
ヨガウェア・ヨガマット・普段着・寝間着・タオル・脱ぎ履きしやすいサンダル・スリッパ・ウォーキングシューズ・雨具・日用品(生理用品やシャンプー・リンスなど)・常備薬・虫除け・痒み止め・日焼け止め・目覚まし時計・洗濯洗剤・洗濯用品(洗濯バサミやハンガーなど)・水筒・トイレットペーパー・名前を書ける油性ペンなどが必須アイテムのよう。
共同生活なので、身に付けられる貴重品収納バッグは必要でしょう。また、あまり大荷物にしないため、ウェアは数枚、こまめに洗濯しましょう。
斜めがけできるショルダーバッグやタオル・ウェアなど現地購入できるものはその方が気楽かもしれません。
アシュラムのヨガ生活ってどんな1日なの?
気になるアシュラムの1日はどんなものか見てみましょう。各アシュラムでプログラムはちょっとずつ異なります。ここでは「ヨガニケタン」の1日の流れを見てみます。
- 4時45分起床
- 5時15分~6時15分 瞑想
- 6時30分~7時半 朝のヨガ
- 8時 朝食
朝食後は自由時間。散歩をしたり、他のヨガコースへ参加したり、図書館で本を読んだりと思い思いに過ごします。
- 12時 昼食
- 15時15分~レクチャー(質疑応答)
- 16時 イブニングティー(チャイとクッキーなど)
- 16時30分~17時45分 夕方のヨガ
- 18時~19時15分 夕方の瞑想
- 19時45分~夕食
というものです。1日に2回のヨガと瞑想、食事は3食ですね。また、マントラやインドのお祈り・プージャ、掃除、歌なども様々なアシュラムで行われます。
さあ!アシュラムでヨガ修行してみよう!
ここまで読んだあなたはアシュラムへヨガ体験したくなったのではないでしょうか?規則正しい生活と自己内観、深い呼吸に合わせてポーズを取り、食事も身体に負担のかからないベジタリアン。日本の電磁波に見舞われた忙しい生活とはまったく違う生活でしょう。
普通の生活の時のように情報が勝手に入ってくるのではなく、必要な情報のみ得られるというアシュラムの暮らしでは脳や精神も本来のバランスを取りやすいでしょう。
アシュラムでのタイムスケジュールに従って行動していると、身体が本当に求めているものを敏感に察知しやすくなる人も多いようです。
しっかりとお腹がすき、運動するとともに深い呼吸もでき、バランスが図られ精神的にもリラックスできる。
そんな魅力に惹かれて、何度もアシュラムを訪れる人が世界中で跡を絶たないのでしょう。