もくじ
顔ヨガ(フェイシャルヨガ)について
本記事では、顔ヨガのポーズ「ビックリスマイル」についてご紹介していきます。その前に、顔ヨガとは何か、簡単に触れておきましょう。
顔ヨガとは、顔の表情筋をたくさん使って、筋肉を引き締めたり、ストレッチさせたりするお顔のヨガです。
表情筋は小さく数が多いという特徴があり、短期間で効果が期待できます。
変化を楽しむために、定期的にご自身のお顔の写真を撮り、比べてみて下さい。
顔ヨガを行う時の注意点についてもおさらいしましょう。
- 思いっきり行う
- 呼吸を止めずに行う
- 慣れるまでは鏡でチェックしながら行う
顔ヨガに関する詳細は、「顔痩せに効果抜群「顔ヨガ(フェイシャルヨガ)」とは 」でご紹介しておりますので、是非ご覧になってください。
では、顔ヨガのポーズ「ビックリスマイル」の解説に入っていきましょう。
頬のリフトアップに効果的な「ビックリスマイル」とは?
ここで紹介するポーズの名前は、「ビックリスマイル」です。
ビックスマイルではありません。ビックリスマイルです。ビックリするほど笑顔が素敵になるから「ビックリスマイル」と覚えましょう。
どのようなポーズか、まず写真を見てみましょう。
…なんだ、やはり変顔をするのか。と思いましたか?
…不自然な笑顔でキープするのか。と思いましたか?
いいんです!ここぞという時にとっておきのスマイルができるように、練習の時は恥を捨てて思いっきり笑顔をつくりキープをしましょう。
後半にポーズの手順を丁寧に解説していますが、簡単にここでは説明すると、まず目を大きく開いて、にっこり笑います。下の歯はあまり見えないようにして、下唇を気持ち下の歯に巻き込みます。そのままの状態で10秒ほどキープします。その間、下がっている方の頬から少し上げる意識をして、もう少し上げて、もう少し…そんな意識をしてみましょう。頬の肉がピクピクしてるなーと感じたら、効いている証拠です。
では、このポーズをすると、顔にどんな良いことがあるのでしょうか?
効果
効果と効能
このポーズを行うと以下のような効果があります。
- 頬のリフトアップ
- ほうれい線の解消
- 小顔効果
一生懸命頬の筋肉を持ち上げていき、普段、なかなかここまでは上げないというくらいのところでキープすることで、口角とこめかみを結んでいる大頬骨筋や頬筋を存分に使います。
この二つの筋肉は、表情筋の中でも大きく、かつ骨と骨でつながれていないので、重力の影響を受け下がりやすく、たるみやすいと言えます。そうなると、平面的で大きい顔に見えてしまいますから、このポーズを行うことによって、頬の位置を高く、顔を立体的に見せます。つまり小顔効果が期待できるのですね。
また、下唇を巻き込んで顎を出すことによって頬骨が鍛えられ、笑顔がキュートになります。
頬がこけてしまっている人にとっては、弾力・ハリのある頬を目指していけますよ!
使っている筋肉
下の画像は、顔の表情筋を分かりやすく示しているイラストです。
ビックリスマイルでは、「大頬骨筋」と「頬筋」という筋肉を使います。大頬骨筋は口角とこめかみを結んでいる筋肉、頬筋は、頬をぷくっと膨らませた時、てっぺんにくる位置にあります。
前述のとおり、この二つの筋肉は、表情筋の中でも大きく、かつ骨と骨でつながれていないので、重力の影響を受け下がりやすく、たるみやすいという特徴があります。
どんな時にやると良いの?
このポーズは、次のような悩みを感じている時に行うと、悩みが少しずつ解消されます。
- ほうれい線が目立ってきた
- 頬がコケてきた
- 口角がうまく上がらない。ひきつる。
- 顔の輪郭が丸みを帯びて、なんかお母さんに似てきたかも…
- 無表情
1日の中で行うタイミングとしては、朝起きた時と、お風呂から出たあとに行うと良いです。朝に寝グセを、夜に一日の表情グセをとります。
また、「ながら」できるのが顔ヨガの良いところです。テレビを見ながら、お風呂に入りながら、料理を作りながら行っても良いです。
…家族の人に、「何やってるの?」と言われても、気にしない、気にしない…
どの程度やると良いか
下唇を巻き込んだ状態から、1回につき10秒ほどキープします。これを2、3回ほど行うと良いでしょう。
「ビックリスマイル」のポーズ
やり方
- 姿勢を正して、顔は正面。肩の力を抜き、背筋をまっすぐに伸ばす。鏡が顔の正面にくるよう鏡を持ちましょう。
- 目を大きく見開きます。目線は正面(自然な高さ)です。
- 頬を持ち上げて笑って、自然と上の歯が見える状態を作ってください。頬のおだんごをしっかり上げていきましょう。左右の頬の高さを観察し、より下がっている方の頬を、指でつんつんとつついて(つつくことで効果があるわけでなく、頑張れ、の気持ちを込めて)、持ち上げていきましょう。
- 上げきったら下唇を気持ち内側に巻き込んでロックし、そのまま10秒間キープしましょう。
- 終わったら、頬の筋肉を使ったーという感覚があるかと思いますが、少しほぐしてあげるために、指で頬をマッサージしたり、頬をもごもご動かしてもいいです。
頬の筋肉を使えているという感覚が分かってきたら、鏡を外して練習してみましょう。
ポイントと注意点
- 目が細くならないようにする。
- 額やこめかみに力を入れないようにする。あくまで頬の筋肉を使う。
- 頬がピクピクするくらいしっかり引き上げる。
- 上の歯と下唇の間は人差し指が1本分入るくらいの隙間にする。
- 下唇を巻き込み過ぎない。気持ち程度。
軽減法(おだんごロック)
ビックリスマイルで一番やりたいことは、頬を高い位置でキープすることです。
が、鏡を見ながら意識するだけでは、少し物足りない…うまくできているか不安…という人は、まず「おだんごロック」というポーズで練習をしましょう。
「おだんごロック」とはこんなポーズです。
やり方3.の目を大きく開いて、にっこり笑うところまでは一緒です。そこまできたら、親指と人差し指で丸を作って、頬のおだんごにセットします。そして、この指で作った丸で頬を持ち上げるようにして、頬を持ち上げていきます。下唇に意識が分散してうまくいかない場合は、下唇を内側に巻き込まなくても大丈夫です。
他のポーズとの組み合わせ
ビックリスマイルでは頬をリフトアップさせるので、だんだんほうれい線も解消されていきますが、やっている間はほうれい線を作ってしまうので、ポーズの後に「ムンクの顔」でストレッチさせると良いでしょう。
「ムンクの顔」は顔の筋肉をストレッチさせるポーズなので、表情筋を鍛えたり縮めたりするポーズの後に行うと、縮める・伸ばすのバランスが取れて効果的です。
ムンクの顔の詳細
いかがでしたでしょうか?ビックリスマイルは、小顔になりたい人には特にオススメです。フェイスラインが気になる方、是非やってみてください。
長く、頻度を上げるのもいいですが、終わった後に、「ちゃんと使えていたかな?」と頬の筋肉の感覚を観察してあげるのを忘れないようにして下さいね。
ちなみに、ビックリスマイルの軽減法であるおだんごロックは、顔ヨガの練習をした後、写真を撮りたい、しかも、顔ヨガにちなんだポーズで写真を撮りたい!という時に、よく使われるポーズです。見たことある方もいらっしゃるのでは?笑
写真・画像:顔ヨガ協会提供