「キッズヨガ」って?
「キッズヨガ」とは、3歳~12歳頃までを対象にしたヨガのレッスンになります。子どもたちが楽しみながら、呼吸やポーズを行っていきます。ヨガという「遊び」のなかでヨガの効果を得る事が出来ます。ポーズの正確さよりも、楽しく安全にヨガを行い、「健康なからだを形成し、子どもたちも上手にリラックスが出来る」ようになることを目的としています。
キッズヨガの目的、特徴、メリットなど第一弾の記事はこちらよりご確認ください。
お子さんの心にも体にもメリットがいっぱい!「キッズヨガ」の魅力について
欧米では学校の授業に導入される「キッズヨガ」
欧米では幼稚園や小学校の授業の一環として行われ、教育の一部となっている「キッズヨガ」。日本では大人の方向けのヨガ教室や、ヨガスタジオがたくさんありますが、子どもに対して行うヨガ教室はごく少数です。「キッズヨガ」という言葉を聞いても、大人と同じようなヨガを行うのか?それとも全く違うものなのか?どういうヨガを行うのだろう?全く知らない方がほとんどだと思います。子どもが呼吸を整えたり、ポーズを決めて集中したりそんなことできるの?という疑問も出てくるでしょう。今回はまだまだ日本では知名度が低い「キッズヨガ」。一体どんなポーズがあるのかいくつか紹介していきたいと思います。すべてのポーズに名前がついていますが、子どもたちとクラスの先生でポーズの名前を決めていったりします。各教室によってポーズの名前も全然違ったりします。
キッズヨガのおすすめポーズ6選
始める前のウォーミングアップとして、動物の歩く真似や声をだしたり、簡単なゲームを行ったりします。今回は初めてのこどもも、つい笑ってしまいリラックスして、ヨガを行える「笑いの輪」と気持ちがスッキリする「洗い流そう」を紹介したいと思います。
1、「笑いの輪」
レベル:★☆☆/緊張をほぐす
「笑いの輪」とは、仰向けに横になり笑わせられてしまう人を想像してその人の笑い方を真似して大きな声で笑ってみます。想像するのが難しい時や、恥ずかしがっている子がいたら、先生が大きな声で「わっはははー」と笑い、その笑い方を大きな声で真似してもらいます。次第におかしくなり本当に笑ってしまいます。笑いがおさまってきたら、呼吸をします。余韻を楽しみながらリラックスしていきます。
2、「洗い流そう」
レベル:★☆☆/緊張をほぐす
「洗い流そう」とは、高学年の子どもには頭から離れてほしいことを思い浮かべます。両腕の力を抜いて、両腕を外に振り、右にねじり左にねじっていきます。気持ちをスッキリさせたら、次にやりたいことや欲しいことを浮かべます。そのことを叩きいれる事を想像しながら、頭の上からつま先まで叩いていき、スッキリした気持ちになるまで続けていきます。低学年の場合は、緊張をほぐすためにからだを叩いて気持ちを落ち着かせていきます。
このような方法で、気持ちをリラックスし和んだ状態でクラスを始めていきます。
3、「鳥のポーズ」
レベル:★☆☆/肩甲骨の可動域を広げる
足を腰幅に広げて立ちます。手を後ろで組み、肩を寄せ合います。組んだ手を「パタパタ~」と鳥が羽ばたくように優しく上下に動かしていきます。
4、「波のポーズ」
レベル:★☆☆/背中を長く伸ばす
- 足を伸ばして座ります。息を吸いながら背筋長く伸ばして両手を天井高く伸ばします。
- 吐く息で「ザブ~ン」と高い波が来たように、両手をからだの前の方に背筋長く伸ばして倒していきます。
5、「カメのポーズ」
レベル:★★☆/股関節のストレッチ
- 膝を曲げて座り、両足をマットの端へ置きます。
- 息を吸って背筋を伸ばします。
- 吐く息で両手を足の下に入れていきます。
- 吸う息で背骨まっすぐ伸ばします。
- 吐く息で頭をマットの方へ近づかせていきます。
6、「ちょうちょのおひるね」
レベル:★☆☆/リラックスする力を身につける
- 仰向けになりひざを立てます。
- ひざを外に倒し、両足の裏を合わせ、両手は好きなところに置きます。優しく目を閉じていきます。
まとめ
「キッズヨガ」は、約束ごとがあったり、絵本タイムやお絵かきタイムがあったりします。ポーズの名前が違ったりもしますが、ポーズを取って運動不足解消や気持ちのリラックスなどは大人が行っている「ヨガ」と同じ効果があります。子どもの時から、ヨガをすることで、柔軟性が身につき怪我の防止にも繋がります。子どもの苦手な心のリラックスも上手に出来るようになっていって欲しいと思います。親がヨガをしているご家庭は、子どもも「キッズヨガ」を行うことで共通の話題が出来、同じポーズをしてみたり楽しい家族の時間にも繋がっていくといいなと思います。