ヨガポーズ「立位開脚前屈」のポーズの効果とやり方の解説

身体が固いからヨガは!?今まで身体を動かす習慣が無かったから!!そのような声は時に耳にします。大丈夫です!ヨガは身体の柔軟性や年齢に関係なく全ての方のものです。たとえ1日数分でも長く続けて戴く事で少しづつ身体と心に変化を感じて戴ける事でしょう。以下のポーズは前屈でも比較的入り易いものです。

プラサリーターパドッタナーサナ(立位開脚前屈ポーズ)ついての解説

全ての前屈に共通している事はお腹から前に曲げる事ではなく、足の付根からガラケー携帯のように折り曲げ上体を倒していく事です。長くヨガをやっている方でも前屈が苦手な方はいます。正直私もその一人ですが、プラサリーターバドッタナーサナは開脚で行いますので、足を閉じた前屈より行い易く初心者の方でもそのポイントが掴み易いと思われます。又前屈ポーズは心臓より頭が下にくる逆転の要素もあります。日常生活では心臓より頭が下になる事は殆どありませんが、逆転ポーズは体内の滞った血液が効果的に巡り・浄化され、冷え性やむくみ改善に繋がります。前屈が行い易いプラサリーターパトッタナーサナで身体の循環を調え、中から奇麗になりましょう。

ポーズの効果

以下のように身体と心に効果が期待出来ます。

1.足のむくみ

2.冷え性の改善

3.血圧の安定化

4.気持ちを穏やかにする

ポーズのやり方

1.マット使用の際はマットを横向き中央に、気を付けの姿勢で立ちます。

2.両手を肩の高さでマットと平行に広げ、手首の下に足首が足幅の目安です。この幅がきついようでしたら若干狭めても大丈夫です。

 

3.土台である足の小指側はマットのへりと平行に、親指・小指の付根と踵で押し立ちます。小指側を特に強く押すと足が安定します。

4.手は腰に置き、骨盤の高さが左右同様である事を手の位置で確認します。

 

5.息を吐きながら背筋を伸ばし、足の付根から折るように上体を床と平行まで倒します。

 

6.更に息を吸いながら、両手が床につくようでしたら肩の下に手首を置きますが、背筋がまるくなるようであれば伸びる位置まで戻しそこでキープです。又ヨガブロック(無い場合は本を何冊か積む方法も一つです)で高さを調整すると背筋が円くならない位置で手がつく事が出来ます。ただ手を付ける事が目的ではなく背筋を伸ばす事が目的です。

 

7.床に手が付く状況でしたら、息を吐きながら足と足の間一直線上に手は肩幅で置きます。更に頭頂が床につく場合は足・手・頭が一直線上に置きます。その際背筋は若干ゆるやかなカーブでも問題ありません。

 

  

その日の体調で5~7を選択しましょう。

(ポーズの解放方法)手は腰に置き、上体をゆっくり戻し、膝を軽く曲げ、つま先⇒踵を交互(内股・外股)に少しづつ数回繰り返しセンターへ戻り気を付けの姿勢(山のポーズ)へ帰ってきましょう。                                        

初心者や実践のポイント

上体を倒す際、背筋を長く伸ばすと身体にスペースが生まれ呼吸を通し易くするだけではなく、上体に長さ出る為床に近づけ前屈が深まります。更に頭頂が床に向かう際、お尻のしっぽ部分を真上に送ると伸ばした上体が真下に伸びやすくなります。

禁忌・注意すべき事

逆転の要素

眼圧がかかる為、緑内障や網膜剥離の方は禁忌です。逆流性食道炎の方は胸やけが酷くなったり気分が悪くなる可能性がありますので控えた方がと思います。

腰の動き

前屈を行う際足の付根から上体を倒していくのですが、その際腰にも動きが発生します。よって椎間板疾患の方も避けて戴く事をお願い致します。

ポーズ時の注意

開脚の際、膝でロックし足を安定される方法は膝に負担がかかります。膝は若干ゆるめ親指・小指の付根と踵でしっかり押し安定させましょう。

 

最後に

身体が固く前屈が苦手と思わないで、パラサリーターパドナッタサナ(立位開脚前屈ポーズ)で少しづつ身体の柔軟性を高め怪我し難い身体と血流アップで内面も整えていきましょう。

現在ファーストシップでRYT200取得を目指しております。
昨年迄一般企業に在籍しており、仕事と子育てを経験しながら人との関わりの大切さを感じました。
子育ても一段落し、5年間行ってきたヨガを通じ人との繋がりの大切さや今後どのように進んで行く事が良いか、 参考にする事が出来たらと思い昨年末ファーストシップに入校しました。

それから7か月が過ぎ、”アーサナ(ヨガポース)の基礎知識構築は勿論の事、 社会との関わりや進む為の考え方はヨガ哲学から、身体の健康は心の健康である為の健康維持方法をアーユルヴェータから学ぶ事が出来ています。
とても有意義な日常を現 在送る事に繋がっています。
今はインプットの段階ですが、アウト プットの一つとしてヨガに関わる事を多くの方にお伝えする事が出来たら、とても嬉しく思っております。