もくじ
寒さに強く、冬におすすめの観葉植物7選
ぽかぽかと温かい陽気を好むイメージがある観葉植物ですが、なかには寒さに強く、冬でも安心して育てられる種類があります。冬だけど何か植物を育てたい、家の中でグリーンを楽しみたいというときはぜひ以下にご紹介する種類を中心に観葉植物をチェックしてみてください。
カポック
数ある観葉植物のなかでもとにかく丈夫といわれているのが、カポックです。寒さだけでなく、乾燥や日陰にも強く、様々な環境下で育てることができます。新しい葉っぱが出てきて背丈が伸びてきたら、わき芽を摘んで新たに鉢植えを増やすことも可能です。
寒暖差により葉っぱが落ちてしまうことがあるので、冬場は玄関の中やリビングの窓辺などで育てるのが良いでしょう。手のひらのような可愛らしい葉っぱがたくさんつく植物で、育てやすく成長も目に見えてわかる種類です。
ユッカ
太い幹の先に笹のような細長い葉っぱを多くつけるユッカは、リビングや寝室などに飾るインテリア植物としても人気が高いです。寒さと乾燥に強く、冬場も安心して育てることができます。耐寒温度は、‐5℃ほどとなっています。
ユッカは明るい場所を好むので、室内で育てるときは日当たりの良い場所に置くようにしましょう。環境が合えば10mほどにもなる観葉植物で、丁寧に管理して世話をすることで大きく育っていきます。ユッカにもいくつか種類があるため、見た目や育てやすさなどを考慮しながら選んでみましょう。
アロエ
果肉を食べることができ、傷口に良いとされるアロエは、観葉植物として見て楽しむこともできます。トゲのある肉厚な細長い葉っぱが特徴的で、寒さに強い植物です。冬場の水やりに悩んでしまうのが観葉植物ですが、アロエに関しては1ヵ月間水を与えなくても大丈夫です。むしろ、水分を少なくして育てることで、冬場の低い気温にも耐えられるようになります。
寒い季節に耐えて元気に過ごすことで翌年花を咲かせてくれるため、花が咲くのを楽しみに待ちながら冬場の世話をしてみましょう。
ガジュマル
鉢植えで小さなものから販売されているガジュマルは、その個性的な見た目から人気のある観葉植物です。鉢で育てることができるガジュマルですが、実は20mほどと大きく成長する木でもあります。寒さと乾燥に強く、幸福の木と呼ばれることから人気を集めています。
幹の形が独特で、葉っぱの付き方なども楽しみながらお気に入りの1本を見つけることができるでしょう。5℃以上の環境で育てるのが理想的なので、冬場は室内で育てると安心です。
オリーブ
細長い小さめの葉っぱがたくさんつくオリーブも、冬に安心して育てることができる観葉植物です。‐5℃近くまで耐えることができると同時に、乾燥にも強いのが特徴です。そのため、冬場の水やりは、土の中が乾いてから数日後で構いません。
もともと日当たりの良い場所を好む植物なので、屋外や窓辺に置くことで大きく成長していきます。寒さだけでなく暑さにも強い観葉植物という点から、一年を通して管理しやすいです。インテリアにもなるおしゃれな見た目のオリーブ、大切に育てて大きくしてみるのも良いでしょう。
ユーカリグニー
少しくすみがかった葉っぱがおしゃれで可愛らしいのが、ユーカリグニーです。小さくて丸い形をした葉っぱがたくさんつき、寒さに強いことから屋外や窓際で育てることができます。もともと乾燥した状態を好むため、冬場に関してはそれほど水やりも必要ありません。
-15℃まで耐えられる丈夫な植物なので、観葉植物を育てるのが初めての人にとっても比較的育てやすいでしょう。暖かい季節は風通しの良い場所に置くことで、元気に育っていきます。葉っぱの量が増えると風通しが悪くなってしまうので、適宜剪定をして整えると良いです。
シマトネリコ
シマトネリコは、屋外で冬越しが可能な観葉植物です。一年を通して鮮やかな黄緑色の葉っぱをつけているため、冬場も緑を楽しむことができます。寒さに強いことから、ベランダや玄関などに置くこともできるのが特徴です。
日当たりが良い場所を好み、‐3℃まで耐えることができる寒さに強い観葉植物となっています。日陰でも成長することができるので、置き場所に困ることはないでしょう。高さが10m以上にもなることがある植物ということで、年に数回剪定してあげた方が良い場合もあります。小さな葉っぱがたくさんついた、見た目にとても癒される観葉植物です。
冬に観葉植物を育てるポイント4つ
冬でも安心して育てられる観葉植物には、様々な種類があることがわかります。見た目の可愛らしさや好みのものなど、選ぶ楽しみもあるのが観葉植物です。自宅に迎え入れた観葉植物が元気に育ってくれるよう、冬場のお世話のポイントについても確認しておきましょう。
土が乾いてから2、3日後が水やりのタイミング
冬場の観葉植物は、水やりのタイミングがとても重要となります。しっかり乾いていることを確認したうえで水やりをすることがポイントです。そこで、土が乾いたなと分かった段階から、2、3日経った後くらいに水やりをしましょう。
土が乾いたらすぐ水やりをするのではなく、しばらく待つことで耐寒性が高まります。土が乾いているかわからないというときは、土の中に指を入れて確認してみましょう。乾いていれば、指に土がくっついてきません。
葉っぱが乾燥しているときは葉水を
冬場、空気が乾燥しやすい季節です。観葉植物も、葉っぱ部分が乾燥してしまうことがあるので、そのようなときは葉水をして潤いを与えてみましょう。
乾燥した状態が続くと、葉っぱが乾燥するだけでなくダメージを受けやすくなってしまいます。葉水は葉っぱに潤いを与えられるだけでなく、害虫がつくのを予防するのにも役立ちます。水やりをするタイミングと合わせて、葉水もしてみましょう。葉水に関しては、水やりより頻度が多めでも大丈夫です。より鮮やかな緑を楽しめるよう、葉水も心がけてみてください。
昼間は日光を当てる
冬場でも日差しがある日は、観葉植物にも日光を当ててあげましょう。昼間の暖かくなる時間帯にしっかりと日光を当てることで、熱量を体内で保てるようになり寒さに強くなります。日光は、光合成をする際にも必要です。
冬場は日光を当てる時間帯が限られてしまいますが、少ない時間であってもきちんと当てることが大切です。置き場所を移動させるなどして、観葉植物が元気に過ごせるよう工夫してみましょう。
風通しの良い場所に置く
観葉植物をはじめとした多くの植物が、風通しの良い場所を好みます。じめじめと湿気の多い環境では、土の中で根腐れを起こしたり、水やりのタイミングが難しくなってしまいます。観葉植物を置きたいと思っている場所がある場合は、風通しが良いかを確認しておきましょう。
置き場所が決まっていないときは、家の中で風通しの良い場所はどこかを考え、置くようにすると安心です。植物にとって風通しの良さは重要なポイントとなるので、置き場所を考えるときにチェックしてみてください。
肥料や栄養剤を与えるのはやめよう
植物が、元気により大きく成長するためには肥料や栄養剤も必要です。しかし、冬場に与えるのはやめましょう。
肥料や栄養剤を与えるのに適しているのは春や夏で、休眠期となる冬場に与えると肥料や栄養剤をきちんと吸い上げることができません。さらに、誤ったタイミングで肥料を与えることで肥料焼けを起こし、葉っぱが枯れてしまうことがあります。冬場は、水やりと葉水、日光浴くらいにして、肥料や栄養剤を与えるのは控えましょう。
素敵な観葉植物で冬も緑を楽しもう!
冬といえば、外の景色は何だか殺風景になり、落葉樹は紅葉を終えて葉を落としてしまいます。一方、室内や玄関先などで育てることができる観葉植物は、いつも鮮やかな緑で私たちを癒してくれます。冬に強い観葉植物をチェックして、ぜひ緑のある生活を楽しんでみましょう。園芸店やホームセンター、雑貨店などに足を運んで、どんな観葉植物があるのか見てみてください。