人気のクルーズ船旅行会社8選！国内/海外のおすすめは？選び方のコツから気になる疑問まで

クルーズ船旅行の選び方

国内、海外を含めてクルーズ船を運航する会社は数多くあります。クルーズ船での旅行を計画する際の選び方のポイントをご紹介しましょう。

寄港地で選ぶ

旅行を計画するうえで大切なのが目的地選び。クルーズ船旅行の場合は、発着地と寄港地選びがポイントとなります。どこに行きたいかを考慮してプランを選択しましょう。国内であれば、北海道や瀬戸内海、東北や沖縄の離島などをめぐるプランが人気です。海外では、地中海やエーゲ海、アラスカ海域の氷河クルーズやカリブ海などが定番ですが、日本から短い日数で行けるアジア地域も根強い人気があります。

客船のランクに注目して選ぶ

クルーズ船にはカジュアル、プレミアム、ラグジュアリーの3つのランクが存在します。

クルーズ人口の約8割が利用するといわれるのが、カジュアルクルーズ。アメリカに本社を置く「カーニバル・クルーズ・ライン」や「ロイヤル・カリビアン・インターナショナル」、イタリア生まれの「コスタクルーズ」などがカジュアルクルーズを運航しています。幅広いアトラクションが楽しめる船内設備や、気取らない雰囲気のダイニング、比較的低価格な乗船料金が人気の秘密です。

プレミアムクルーズでは、きめ細やかなサービスが提供され、落ち着いた雰囲気の船内でゆったりと過ごすことができます。世界中に多くの航路を持つ「プリンセス・クルーズ」や「セレブリティ・クルーズ」などが代表的です。

最も格式のあるラグジュアリークルーズは、高いホスピタリティと豪華な船内で、極上の体験ができます。「クイーン・エリザベス号」など伝統的な客船を多数所有し、英国王室とゆかりの深い「キュナード・ライン」が有名です。

船内の設備に注目して選ぶ

クルーズ旅行で最も多くの時間を過ごすのが船内です。各クルーズ船では趣向を凝らしたアトラクションが用意されており、寄港地から寄港地までの移動も楽しく過ごすことができます。船内設備は、演劇などのエンターテインメントをはじめ、プールやバー・ラウンジ、免税品のショッピング、フィットネス施設にいたるまでさまざま。
船内でどのように過ごすかを考えながらクルーズ船選びをすれば、旅行がより充実したものとなるでしょう。

日本人向けサービスの充実度で選ぶ

日本を発着するクルーズ船には、日本人スタッフや日本語を話せるスタッフが乗船しています。海外発着クルーズの場合、とくに日本人に人気のあるコースでは、日本語の話せるスタッフが乗船していることがあります。日本語サポートがあれば、チェックイン時や乗下船時、緊急時の対応など安心して旅行を楽しむことができるでしょう。
海外発着クルーズを予約する際には、日本語対応があるかどうかも事前にチェックしておくと安心です。

クルーズ船旅行に出かけるなら！気になる疑問を解決

クルーズ船で旅行する際の気になる疑問について、わかりやすく解説します。 

日本船と外国船に違いはある？

世界に約400隻ある外国船に対し、日本船は「にっぽん丸」、「飛鳥Ⅱ」、「ぱしふぃっく　びいなす」の3隻です。

日本船はどれも落ち着いた雰囲気で、日本語でのきめ細かなサービスを受けることが可能。日本国内をめぐるクルーズがほとんどで、海外に寄港するコースは一部に限られています。外国のカジュアルクルーズに比べると料金が割高で、乗客はシニア層の比率が高いのが特徴です。

外国船はカジュアルからラグジュアリーまで幅広いランクがあり、10万トンを超える大型客船も多数あるのが特徴。船内ではカジノが楽しめることも。

また、日本を発着する外国船は必ず国外に1カ所以上寄港するというルールがあります。そのため、外国船で日本国内のみを周遊するコースはほとんどありません。

船内での楽しみ方は？

船内では、それぞれ思い思いの過ごし方ができます。メインダイニングやカフェ、バーなどで食事を楽しんだり、プールやジャグジーでゆったりとした時間を過ごしたり、船内のエンターテインメントやイベントに参加したりと飽きることはありません。

船内では、毎日どこかで必ずイベントが行われています。朝は、インストラクターによるヨガやダンスレッスンなどが人気です。夜になると船内のシアターでミュージカルやイリュージョンなどバラエティ豊かなショーが上演されます。

海外をめぐる場合の入国方法は？

クルーズ船で海外を旅行する際には、当然、パスポートが必要です。パスポートの有効期限が、必ず「下船日から6カ月以上」残っているかを確認しておきましょう。 

クルーズ船の発着地が外国の場合は、出発する港へは飛行機で行くことになるので、空港での入国手続きがあります。一方、クルーズ船では、船会社が提出した書類に基づいて審査されるため、寄港地での出入国の際は個別に対面での手続きが行われない場合がほとんどです。

また、クルーズ船主催の寄港地ツアーを申し込んだ場合は、特別措置としてビザが免除されるケースも。船内のアナウンスに従い、スムーズに下船して寄港地観光がスタートします。

どこまでの料金が含まれている？

一般的にクルーズ料金には、運賃、宿泊費（客室代）、ビュッフェやコースなどの食事代、プールやサウナ、ジムなどの施設使用料、ショーなどのエンターテインメントやアクティビティが含まれています。
アルコールやチップ、エステやマッサージ、ランドリーサービス、特別なレストランでの食事、寄港地ツアーなどはクルーズ料金とは別に追加で徴収されるパターンが多いようです。

あまり追加費用をかけなくても十分に楽しめるシステムなので、陸路で各地をめぐるよりもリーズナブルな旅行が実現できるかもしれません。 

国内＆海外をめぐる人気のクルーズ船旅行会社8選

【海外・国内】ベストワンクルーズ

「ベストワンクルーズ」は、株式会社ベストワンドットコムが運営するクルーズ専門のオンライン・トラベル・エージェントです。取り扱いクルーズ会社数は、国内、海外合わせて64社と日本最大級。クルーズの予約だけでなく、航空券付きツアーや添乗員同行ツアーなど幅広いクルーズパッケージの中から自分に合ったクルーズ船旅行を選ぶことができます。さらに、ホテル送迎やオプショナルツアーなどの手配も個別に対応しており、自由自在な旅のアレンジが可能。クルーズ旅行が初めてでも安心して相談できます。 

ベストワンクルーズ

【海外】PEACE BOAT（ピースボート）

「PEACE BOAT」は、「地球一周の船旅」をメインに毎年クルーズを運航しています。さまざまな国際交流を実施しており、寄港地では環境や人権問題に取り組むNGOを訪問したり、現地の市民と一緒に街を散策したりと、出会いと学びを中心とした活動が特徴です。船内では、各国の文化を体験できるイベントも開催。1983年に初出航してから、これまでに100回以上のクルーズが実施され、のべ8万人以上が乗船しているそうですよ。 

PEACE BOAT (ピースボート)

【海外】オーバーシーズ・トラベル

「オーバーシーズ・トラベル」は、海外クルーズ「ホーランド・アメリカ・ライン」、「シーボーン」、「ディズニー・クルーズ・ライン」の日本代理店です。中でもカリブ海を中心に運行するウォルト・ディズニー社のディズニークルーズは、ファンタジーが魅力の人気クルーズ。フロリダのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートに行ける航空券付きのクルーズパッケージも販売しています。 

オーバーシーズ・トラベル

【海外】ロイヤル・カリビアン・インターナショナル

22万トン級の「オアシス・オブ・ザ・シーズ」をはじめ、超大型船を多数所有する「ロイヤル・カリビアン・インターナショナル」のクルーズ船は、まるで船上のテーマパークです。船内では、アクアシアターショーや大道芸人によるパレードなどが毎日行われ、ジップラインやウォータースライダー、ロッククライミングなどのアトラクションが充実。飽きることなく船上ライフを過ごせるでしょう。 

ロイヤル・カリビアン・インターナショナル

【海外】プリンセス・クルーズ

「プリンセス・クルーズ」は、約半世紀の歴史を持つアメリカのクルーズブランド。中でも大型客船「ダイヤモンド・プリンセス」号は日本で造船され、国内でも知名度の高い外国クルーズ船の一つです。アットホームなサービス、プレミアム・クラスの落ち着いた船内でリラックスした時間を過ごすことができます。新鮮食材にこだわった食事は常に高評価を得ており、日本発着クルーズではメインダイニングで和食も提供しているそうですよ。 

プリンセス・クルーズ

【海外・国内】飛鳥クルーズ

きめ細かなサービスと充実した設備を誇る日本最大のクルーズ客船「飛鳥Ⅱ」での船旅。全室海側のキャビンはバズタブ付きで、大海原を眺めながらリラックスできる展望大浴場もあり、日本人にとってくつろぎの船内が魅力です。横浜港を発着する定番のショートクルーズをはじめ、寄港地で紅葉を楽しむコース、クリスマスクルーズや有名歌手による船上コンサート付きスペシャルクルーズも人気。1年に1度、世界1周グランドクルーズも運行しています。 

飛鳥クルーズ

【国内】にっぽん丸

商船三井グループが運行する日本のクルーズ船。四季を通してさまざまなコースを展開し、日本各地の魅力が堪能できます。食事には寄港地の食材や伝統料理を取り入れるなど、高級旅館のようなおもてなし。日本船では唯一となるシングルタイプの客室があり、一人旅にもおすすめです。コースによって日本人有名歌手や音楽家などがエンターテイナーとして乗船し、乗客を楽しませてくれます。 

にっぽん丸

【国内】Venus Cruise（ヴィーナスクルーズ）

アットホームで親しみやすい雰囲気のクルーズ客船「ぱしふぃっくびいなす」を運行。3名1室で利用できる船室数が多く、家族連れなどのグループで気軽に参加できるのが特徴です。1泊2日のワンナイトクルーズの設定があり、記念日の小旅行にも利用されています。1週間未満のショートクルーズがメインですが、各地の絶景をめぐる日本1周コースも展開。寄港地でのオプショナルツアーも充実しています。 

Venus Cruise

国内＆海外をめぐる人気のクルーズ船旅行会社比較表

サイト画像
サービス名	ベストワンクルーズ	PEACE BOAT	オーバーシーズ・トラベル	ロイヤル・カリビアン・インターナショナル	プリンセス・クルーズ	飛鳥クルーズ	にっぽん丸	VENUS CRUISE
形態	代理店	国際交流NGO	代理店	運航会社	運航会社	運航会社	運航会社	運航会社
エリア	日本、アジア、アメリカ、地中海・エーゲ海、バルト海、南米、オセアニア、ヨーロッパ、アフリカ、南太平洋、北極、南極、世界1周ほか	世界1周	カリブ海ほか	アジア、アメリカ、中南米、南太平洋、オセアニア、ヨーロッパ、中東ほか	アジア、アメリカ、中南米、南太平洋、オセアニア、ヨーロッパほか	日本、オセアニア、世界1周	日本、アジア、インド洋ほか	日本
日数	2日～103日	19日～108日	6日～12日	3日～21日	3日～22日	3日～104日	3日～48日	2日～11日
参考価格	30,000円～3,311,415円	358,000円～9,950,000円	318,000円～788,000円	149米ドル（約21,697円※）～6,373米ドル（約928,036円※）	13,365円～1,154,115円	122,500円（税込）～30,300,000円	91,000円（税込）～8,150,000円	46,000円（税込）～4,719,000円（税込）
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※2022年9月12日 時点の為替レートで計算

 まとめ

国内と海外をめぐる人気クルーズ船旅行会社8選をご紹介しました。クルーズ船をひとことで表すとまさに洋上のホテル。目的地までの移動時間もリラックスして思い思いに過ごせる非日常空間です。各クルーズ会社は2022年だけでなく、すでに2023年のクルーズプランも発表しています。次の旅の計画は、ぜひクルーズ船旅行を検討してみてはいかがでしょうか。