もくじ
秋の到来を肌で感じられるようになってきました。
食欲の秋・読書の秋などさまざまな楽しさがありますが、これから冬へと移り変わる自然を存分に体感したいものです。
今回はそんな気持ちの良い秋を満喫することができる「ピクニック」の楽しみ方や便利アイテム・コロナ禍での安全対策・おすすめメニューレシピをご紹介します。
ピクニックしたりする?
芝生の広がる公園や、清流や川沿い・海辺沿いの広場など自然を感じられる場所で、外の風と空気を浴びながらゆっくり過ごす時間のことを考えるととても気持ちがいいものです。
街の中での散策もとても楽しく、カフェやさまざまなショップなど興味の惹かれるものに溢れていますが、コロナ禍が続く今、屋内施設へのお出かけは自粛しているという人も少なくないでしょう。
かといって、ずっと家にこもっているだけでは心身が凝り固まってきますね。
夏から秋に、そして冬へと移り変わる美しい自然に触れて、気持ちよい時間を過ごし、心身ともにリラックス&リフレッシュしたいもの。
そんな時に、BBQやキャンプほど装備が必要でなく、安全かつ手軽な「ピクニック」はとてもおすすめです。
デパ地下や好きなお店でテイクアウトして飲み物を用意してふらっとプチピクニックという手軽さでも、自宅で料理してシートなど用意してゆっくり過ごす感じでも、好きなスタイルで楽しめます。
ピクニックを満喫するためのおすすめアイテムとは
きれいな景色や自然の中でちょっとした時間を過ごす、というだけのことですが、しっかり用意して行きたいアイテム・あると便利/気分が上がるアイテムがあります。
規模の差はありますが、基本的に「ピクニック」と聞けば、食べ物と飲み物を用意し、シートを敷いて…というイメージがありますね。
ないと不便なもの・あると便利なものについてご紹介します。
これは準備しよう!マストアイテム
- レジャーシート
- 食べ物・飲み物
- ウエットティッシュ・ティッシュ
- 割り箸やスプーン/フォークなどのカトラリー
- 割れない/捨てられるカップやグラス
- 取り皿
- 虫除け/日焼け止め
- 雨具
- ゴミ袋
- ペーパーナプキン
- 保温バッグ
屋外/公共の場で時間を過ごし、飲食もするので、上に述べたアイテムは最低限必要かと思われます。
屋外は最高なんだけど、虫がヤダ!!という人は少なくありませんね。日焼けも大敵です。ガードするものを用意しましょう。
地べたにシートを敷いてその上に座ったり、食べ物・飲み物を置くケースが多いと思われますが、安定しなくて何かを倒すことも結構あるあるなので、手でも物でもサッと拭けるもの/ゴミ袋はしっかり用意したいものです。
食器類は紙・プラスチックなど捨てられるものから、ホーローやキャンプで使うような軽いステンレスのようなものなど、好みか手軽さかで選びましょう。
近年は紙皿や紙コップ・プラスチックグラスなどでもかわいいものがたくさんあるので、洗う手間が嫌な人はすぐ捨てられるものが便利ですね。
あると便利/気分が上がるアイテム
- アウトドアチェア
- ミニテーブル
- ブランケット
- ピクニックバスケット
- かわいい食器やカトラリー
- Bluetoothスピーカー
- カッティングボードとナイフ
地べたで長時間だと疲れる、または虫が気になるという場合は、椅子があると便利です。
また、食べ物の容器は安定しているものが多いですが、グラス・ワインやビールのボトルなど飲み物関連は縦長の形状が多く、倒れにくいものの上に置く必要があります。
そのような時にミニテーブルがあると便利。ミニテーブルにかわいいクロスなどかけると、よりピクニック気分が盛り上がります。
ピクニックは屋外でのことなので、気候/天気の対策はしておきましょう。暖かいブランケットや折りたたみ傘、ちょっと羽織れるものなどあると安心です。
絶対必要ではないですが、やっぱりピクニックといえば!なアイテムの代表はピクニックバスケットですね。
かわいいシートやブランケット・食器類・カトラリー・ナプキンなど好みで揃えてバスケットに詰めて持って行きたいですね!
小型のBluetoothスピーカーなどは、周りに人がいない時であれば、とてもおすすめなアイテムです。
楽しい時間にBGMで好きな音楽があれば、より気分が上がります。スマホの中の曲を簡単操作で楽しめるのが魅力。
カッティングボードとナイフもピクニックであると便利なアイテム。
たとえばバゲットやチーズ、フルーツなどをワインなどと一緒に楽しみたいという時、小型のものでもあればしっかり役立ってくれます。
コロナ禍でも安心安全に楽しむために心得ておきたいポイント
コロナ禍ゆえの生活の制限は煩わしいものですが、今やきちんと対策を行いながら楽しむことが新常識のようになっています。
ピクニックは屋外で楽しむものなので、屋内施設よりは安心ですが、公共の場で行うものなので、マナーや対策は必要です。
ピクニックをより安心・安全に楽しむためのポイントやマナーをご紹介します。
1・自然豊かで広いスペースのある場所がおすすめ
屋外であっても、「蜜」となるのは避けたいところ。そして、自然の豊かさやリラックスを充分感じられる場所を選びたいですね。
1日では回りきれないような広さのある公園が近くにあればピクニックにとてもおすすめです。
芝生の広いスペース・池などの水辺・散歩コース・木々の豊かなスペースなどさまざまな場所があり、食べたり飲んだりを楽しんだ後はちょっと散歩して…などという楽しみ方ができるからです。
しかしそれぞれの地域で混雑状況が異なるため、特に都会に住む人は混みすぎていないかチェックしましょう。
大きな川の河川敷や海辺・湖などの水辺沿いで、芝生があったり座れるようになっているようなスペースがあれば、そんな場所ものんびりできそうですね。
2・公共の場であることを認識してマナーを守ろう
どのような場所でピクニックを行うとしても前述したように公共の場であることには変わりないため、マナーを守りましょう。
コロナ関係なくゴミをきちんと持ち帰るなり、適切な場所に捨てるなりすること、まわりに人がいる場合は騒音に気をつけることなどは最低限のマナーです。
コロナ禍ゆえのマナーとしては、屋外でピクニックといっても近くに人がいる場合はマスク着用というものがあるでしょう。
屋外で羽根を伸ばせる気持ちにはなりますが、飲食でマスクを外す時間も長く、気も緩みやすくなります。
トラブルになるケースもないとはいえないため、しっかりと守りたいところです。
3・感染対策はしっかり
ピクニックを楽しむ場所はその時間個人スペースのようになりますが、手洗い場やお手洗いなどはさまざまな人が使用します。
子供さんも一緒のピクニックで、そこに遊具があれば利用することもありますね。
大きな公園などであっても、石鹸のないお手洗いなどは少なくありません。
ある一定時間以上を屋外で過ごすため、手を洗いたい場面も結構ありますね。
- 手軽に持ち運びできる石鹸などを持っていく
- アルコール消毒を行う
- 人のいる場所では必ずマスクを着用する
というコロナ対策の基本は、いくら屋外であってもしっかり行うことが大切です。
ピクニックがちょっとおしゃれに!おいしいおすすめメニューとレシピ
それではピクニックをちょっとおしゃれに演出する、おすすめメニューとレシピをご紹介します。
お酒とともに優雅にのんびりしたい時にもおすすめ!
1…鯖とアボカドのサンド
鯖缶を使う簡単なサンドウィッチです。バゲットに挟んでも食パンに挟んでも、ピクニックの場所に着いてからカナッペのようにのせてもOK。
用意するもの
- 鯖の水煮缶 …1缶
- オリーブオイル …適量
- 塩こしょう …適量
- 水切りヨーグルト …カレースプーン2程度
- アボカド …1個
- レモン汁 …少々
- 玉ねぎみじん切り …大2
- ケイパー(あれば) …好みの量
- オリーブの実 …好みの量
- ディル …あれば
オリーブの実・ケイパー・ディルは入れても入れなくても良いですが、好きな人は絶対に入れることをおすすめします。
水切りヨーグルトは、コーヒーフィルターにプレーンヨーグルトを入れて、一晩水をきったものです。
作り方手順
- 鯖缶の水気をしっかりきってボウルに入れる
- みじん切りの玉ねぎ、アボカド、塩、こしょう(ブラックペッパー)、オリーブオイル(ひと回し)、水切りヨーグルト、レモン汁を1に入れてよく混ぜる
- ワインのおつまみなどにしたい人や好きな人は、ケイパー・オリーブ・ディルを適当な大きさに切って2に混ぜる
- 好きなパンに挟んで、適当な大きさに切る
2…魚介などのフリット
洋風版天ぷらのようなフリット。塩こしょうの下味をつけて揚げるだけで、つまみやすくおいしい料理となります。
イギリスのフィッシュアンドチップスのように白身魚とポテトにしても良いですし、小魚やエビ・イカなどの魚介もとてもおいしいです。
またカリフラワーやマッシュルーム、ズッキーニなどもおすすめ。家にある好きな食材をフリットしてみましょう。
用意するもの
- 薄力粉 …70~100g
- ビール …150cc
- 塩 …適量
- はたく用の薄力粉
- 揚げ油
- イカ・エビ・小あじやメヒカリ・ワカサギなどの小魚・骨のないタラやキスなどの白身魚・カリフラワー・ズッキーニ・マッシュルームなど好みのもの
- レモン汁・クミンパウダー・ビネガーなど好みのもの
エビは皮をむいて背わたをとっておく。小魚は水洗いして水気を拭き取る。野菜は適度な大きさに切り、マッシュルームは石づきを取る。
作り方手順
- 好きな食材を食べやすい大きさに切り、必要なものは下処理をして水気を拭い、塩こしょうを全体的にまぶす
- 薄力粉とビール、塩をボウルで混ぜる。ダマなどがないように
- 食材にまず粉をはたき、2の衣につけ、170度の油で揚げる
ここにあげた食材は火が通りやすいものが多いため、揚げすぎないように。
食べる時に好みでレモン汁やクミンパウダー、ビネガー類などをかけてもおいしくておすすめです。
3…ペンネアラビアータ
ショートパスタであるペンネは通常のスパゲティの麺よりもかなりおつまみ感覚で楽しめます。もちろん食事としても。
もうひとつ優秀なポイントが、熱々でも冷たくても常温でもおいしく食べられるところ。
ノーマルなトマトソースですが、屋外で、バゲットとワインなどと一緒に食べるととてもおいしいです。
用意するもの(作りやすい量)
- ペンネ …200~250g
- トマト缶 …1缶
- ニンニク …1片みじん切り
- 唐辛子 …1本(種抜く)
- オリーブオイル …多め
- 塩 …適量
作り方手順
- 鍋に湯を沸かす。水の量の1%の塩を入れる(分量外)
- 沸騰したらペンネを茹でる。表示より2分短くタイマーをセット
- フライパンにニンニク・唐辛子・オリーブオイルを入れて弱火でじっくり熱を入れる→ニンニクから泡がたって色が変わるまで(唐辛子は辛さの好みで取り出す)
- オイルに香りが移ったらトマト缶を入れ、強めの中火にして木べらで混ぜる(オイルでトマトソースを揚げるイメージで)。ちょっと塩を入れる
- 2分前であげたペンネを4のフライパンに入れ、強めの中火のまま木べらでソースを吸わせるように混ぜる(2分ほど)
- 味をみて塩で調整して完成
極めてシンプルなアラビアータです。コツはオイルでソースを揚げる感じというところで、そのためオイル量はしっかりある方が甘みが出ておいしくなります。
食べる時に、モッツァレラやブルーチーズなどあれば上にのせて好きに楽しんでください。
4…塩漬け肉とレンズ豆の煮込み
塩漬けした豚肩ブロックを使った煮込み料理です。
豚肉は1日塩漬けの必要がありますが、野菜のみじん切り以外はほとんど放っておける料理なので簡単です。
こちらも熱々でも、常温でもおいしくいただけて、ピクニックでもちょっと高級感もあり、お酒にもよく合いますよ。
用意するもの(作りやすい量)
- 豚肩ブロック …500g
- ローリエの葉 …4~5枚
- 塩 …70g
- ニンニクスライス …適量
- バター …40~50g
- ニンニク(みじん切り)…1片
- 玉ねぎ(みじん切り)…1個
- にんじん(みじん切り)…1本
- セロリ(みじん切り・茎も葉も) …1本
- レンズ豆 …250g
- ローリエ …1枚
- ローズマリー …1枝
作り方手順
- 豚ブロックをフォークでぶすぶす刺し、塩を全体にまぶす。ニンニクスライスとちぎったローリエも全体にまぶし、ラップして1日冷蔵庫で寝かす
- 寝かせた豚ブロックのローリエやニンニクを取り除く
- 煮込み用鍋にバター・みじん切りのニンニク・玉ねぎみじん切りを入れて火にかけ、ちょっと塩こしょうする(分量外)
- にんじんとセロリ、ローリエ、ローズマリーも入れて炒める
- 大まかに火が通ったら乾燥のレンズ豆を洗わずにザーッと野菜の上に入れ、混ぜずにその上に豚ブロックを脂身を上にして置き、水(分量外)を肉がちょっと顔が出るくらい入れて中火
- アクを取りながら、沸騰したら蓋を閉めて弱火で1~1時間半煮込む。水分が少なくなったら足す
- 味を見て塩を入れて調整して完成
大人も子供もワンちゃんも!デートも女子会も楽しめるピクニック
ピクニックはアウトドアなので天候に左右されるイベントではありますが、天気さえ良ければ自然の中でのびのびと楽しめるのが魅力。
持っていくアイテムや食事メニューこだわったりと楽しみ方に広がりもありますね。
家族同士はもちろん、お友達とでもデートでも、ワンちゃんとも一緒に楽しむことができます。
コロナ禍ではありますが、せっかくの秋。
しっかりと感染対策には気をつけながら、思う存分秋の自然を堪能して楽しんでください!