もくじ
絶対に必要なキッチンツールでもないし、買っても使い切れずにほとんど出番なく買ったことを後悔するかもしれない…。でもちょっと欲しい。
そのような商品はさまざまにありますが、「ホットサンドメーカー」も購入時にこのような声が多そうなアイテムといえるでしょう。
しかし、ホットサンドメーカーはホットサンドのみだけでなく、さまざまな料理に活用できて、しかも優秀。
今回は、直火型のホットサンドメーカーで楽しめる、10の活用方法をご紹介します。
ステイホームが基本となっている今ですが、さまざまな料理をホットサンドメーカーで楽しんでみてください。
家でもアウトドアでも、あると楽しいホットサンドメーカー
ホットサンドとは2枚の食パンの中に好きな具材を入れて縁がカリカリにくっついてトーストされているものです。
フライパンに重しをのせて作ることもできますが、専用のホットサンドメーカーはそれぞれのメーカー独自のマークがあったり、縁がきちんとくっついたりします。
電気式と直火型があり、正方形のホットサンドが1つできるものもあれば2つ同時にできるもの、1枚分の食パンでできるハーフサイズ用も。
直火型であれば上下が取り外しできるものであれば洗いやすい、などそれぞれメーカーごとに特徴があります。
直火型のものは自宅だけでなくアウトドアでもホットサンドを楽しめますし、取り外しができるタイプであれば2つの小型フライパンとしても使えて本当に便利なのです。
縁がカリカリにくっつくということは、両サイドから挟み込む力が充分に加わるということ。
具材がたっぷりでも、無理やりギュッと閉じる力が加わることでちゃんとおさまります。
ホットサンドだけでも充分楽しめるのですが、意外に他の場面でも優秀なのです。
ホットサンドメーカーでこんなにも楽しめる!おすすめの使い方10選
それでは早速、主たる使い方となるホットサンドとともに、おすすめのホットサンドメーカーの使い方を10選ご紹介します。
1…ホットサンド
まずはじめに、ホットサンドです。チーズやハム、ピザソースと野菜、バナナとハチミツなどなんでも、しょっぱい系も甘い系も好きなものを挟んで焼いて楽しめます。
コツはホットサンドメーカー内側の両面ともにバターを塗ること。そうすると表面がカリッと焼き上がります。パンの内側にも塗ってください。
焼き色を見ながら片面ずつの時間は調整が必要ですが、強火は焦げやすいのでNG。弱火~中火で火にかけていきましょう。
マークのかわいいメーカーや、グリルの縦線がくっきり付いたものだと写真映えもして楽しいです。
上の画像のように結構な量の具材を入れても、蓋を閉じることができれば簡単にホットサンドが作れます。
2…焼きおにぎり
2つめにご紹介するのは焼きおにぎり。普通に握ったおにぎりでも、コンビニで買ったおにぎりでも、外側が香ばしくカリッと焼き上がり手軽です。
自分で握ったおにぎりの場合、少しだけ味つけを濃いめにすると熱々でも味をしっかり感じられておいしくなります。
火からおろすちょっと前にごま油やしょうゆを振るという方法も、おいしくできあがります。
アウトドアではBBQや、煮込みなどゴージャスな料理を楽しむことができますが、合間にちょっと焼きおにぎりを挟むとほっとしますね。
3…ナスのとろとろ焼き・野菜グリル
少し前にTwitterで人気の出た投稿で、ホットサンドメーカーでナスをトロトロに焼き上げるというものがありました。
ナスとオイルは相性がいいので、素揚げでもフライパンでもおいしく調理されるのですが、油の吸い込みが多いので結構な量のオイルを使います。
しかし、ホットサンドメーカーで調理の方法は、ナス自体にキッチンペーパーでオイルを表面に塗るというもの。これだとかなり少量ですみます。
また、一本のナスを縦1回・横1回に切って4等分という厚さ・大きさでも蓋さえ閉じることができれば(大抵できる)、トロトロ焼きができあがるのです。
ポイントはやはり弱中火くらいの火力でじっくり焼くこと。柔らかくトロトロになるので、その後は生姜としょうゆやポン酢でも、ダシに漬けても最高です。
ナスだけでなく、かぼちゃやピーマン、ある程度カサの出るように切った野菜もおいしくできあがります。玉ねぎでもトマトでもOKです。
4…お好み焼き
お好み焼きも簡単にできます。フライパンや鉄板だとひっくり返す必要がありますが、ホットサンドメーカーだと上下面を返すだけなのでより簡単。
小麦粉にダシや山芋のすりおろしなど、ご家庭での作り方で生地を作り、キャベツの千切りを混ぜておきます。
片面に油を敷き、豚肉やエビ・イカ・卵など好みの具材を軽く焼いておき、そこにキャベツ入りの生地を流し込んで弱中火で焼いていきます。
焼きそばも入れたい場合は、はじめにフライパンとしてソース焼きそばを作って一度取り出し、肉や海鮮などの具材に火が軽く通ったら焼きそば→生地という手順でOKです。
ソースやマヨネーズ、紅生姜、青のり・かつお節をかけてできあがりです。
5…肉・魚焼きグリル
フライパンとして使用できるため、キャンプの時の朝食で目玉焼きやベーコン・ソーセージを炒める人は少なくありません。
それだけでなく、肉や魚のグリルも幅広く楽しめます。
オイルやバターを表面に塗りつけ、魚や肉・イカ・エビなど好きなものに塩を振り、ホットサンドメーカーにのせてグリルできます。
和であれば焼き上がりにしょうゆを垂らすだけでおいしいですし、洋風であればオイルはオリーブオイルかバター、ハーブやニンニクの薄切りなどのせて焼けば風味豊かにできあがります。
薄切り肉の場合、他の具材と一緒にある程度片面で炒めて、途中から蓋を閉じて片面ずつじっくり火を通してもいいでしょう。
6…餃子・焼売・肉まん
餃子や焼売、肉まん(餡饅・ピザまんなども含む)もホットサンドメーカーでおいしく簡単に焼き上がります。
餃子や焼売はコンビニや取り寄せなど冷凍のものでも、自分で作ったものでもOKです。
冷蔵庫に置いてあるくらいの温度であればホットサンドメーカーにオイルをひき熱し、熱くなったら餃子・焼売を並べて50ccくらいの水を入れ弱中火で7分ほど加熱、その後ホットサンドメーカーごとひっくり返して3分ほど焼きます。
焼き色がいい感じについたらできあがり。
冷凍餃子・焼売の場合、油も敷かず熱せず餃子をのせてから蓋をしめてサンドし、片側7分・もう片側3分を基準に、焼き色がついたらできあがりです。
肉まんは冷凍状態であれば、ある程度解凍しておきましょう。
ホットサンドメーカーの材質によって鉄製のように焦げが出やすいものであればオイルを塗り、焦げない加工がされてあればそのまま肉まんを挟みます。
中火で片側1~1.5分ほど焼き色を見ながら両面焼きます。いい焼き色がついたら、中の餡によってオイルを垂らすのもおすすめです。
肉まんならごま油、ピザまんならオリーブオイル、餡饅ならバターなど。
肉まんといえばドーム型でふわふわもっちりの皮の中に旨みある具材というのが定着する概念ですが、ペタンと押しつぶされ、皮がカリカリと香ばしく焼きあがった肉まんもおいしいものです。
7・ポテト料理
前述した野菜のグリルで、さまざまな野菜のひとつとしてじゃがいもの薄切りのグリルも楽しめたり、フライドポテトくらいのサイズの切り方でじっくり焼いてもおいしくできあがります。
でも、よりホットサンドメーカーならではの料理で試してみることをおすすめするのがフリコというイタリア料理や、千切りじゃがいもを固める料理。
まずはフリコの作り方です。
固めに茹でたじゃがいもをすりおろし、ホットサンドメーカーの片面に入れ、好きなチーズ(ブルーでもパルメザンでもミックスでも)を入れ、焦げないようによく混ぜます。
チーズとじゃがいもがよく混ざったら、蓋(もう片側)をして弱火で時々ひっくり返しながら、両面に焼き色をつけます。
千切りじゃがいもの方は、ホットサンドメーカーにバターを塗り、片側で千切りしたじゃがいもを塩を振って炒め、ある程度火が通ったら玉子を割り、蓋を閉じます。
弱火で時々ホットサンドメーカーをひっくり返し、じゃがいもが柔らかくなったらできあがりです。
ひっくり返しが面倒なこれらの料理はホットサンドメーカーで作るのが簡単!
8・チーズを使った料理
近年は日常的にチーズを楽しむ人が増えていますね。クセの少ないカマンベールなどは特に人気です。
市販の切れてないカマンベール丸ごと1個を使った料理はBBQやパーティーにもおすすめです。作り方はとても簡単。
カマンベール丸ごと1つを、薄切りされているベーコンで包み、ホットサンドメーカーで弱火でじっくり焼くのは、おつまみとしても最高です。
また、カマンベールチーズを丸ごとホイルに包み、ホットサンドメーカーで弱火で焼き、上にラム漬けレーズンをのせるのもおいしくておすすめです。
市販の餃子の皮をホットサンドメーカーに敷き、その上にカマンベールやモッツァレラ・ブルーチーズなど好きなチーズをのせ、上にまた餃子の皮をのせて弱火で焼くのもおいしいです。
皮がパリパリして、チーズはトロトロに。皮の間にチーズだけでなくエビやハム・ベーコンなどをはさんだりと応用もきき、ちょうどいいおつまみになります。
9・パンケーキ・ホットケーキ
パンケーキやホットケーキもひっくり返す工程があるので、ホットサンドメーカーだとより簡単にできるのがおすすめポイントです。
生地はそれぞれのレシピによって作り、フライパンの代わりにホットサンドメーカーで焼くだけです。
お子様のいる家庭であれば、ホットサンドメーカーのマークやいつもと違うスクエアの形が喜ばれます。
ホットケーキやパンケーキ生地はある程度膨らむようにできているので、ホットサンドメーカーで分厚くてふわふわのものを作ることができます。
まずホットサンドメーカーの片面に油かバターを塗り、生地を8割程度入れて、中火で2分かけます。
そうすると生地が膨らんでくるので、ここで蓋をして、反対側にひっくり返して弱火で4分を基準に焼きます。
あとは好みの焼き色であること、竹串で刺して何もついて来なければ内部も焼きあがった証拠。
ふわふわホットケーキやパンケーキがホットサンドメーカーで簡単に焼き上がります。しかもかわいい焼印付きですよ!
10・何でも焼いちゃおう
ここまでさまざまなホットサンドメーカーの活用方法をご紹介しましたが、ホットサンドを作るためのものだという概念にとらわれず、あれこれ試すのがおすすめです。
厚揚げとチーズ・スパニッシュオムレツなどもいいですね。
ホットサンドメーカーの性質によって脂分を塗るか否かは判断が必要ですが、それほど厳格な判断も実際必要とされません。
ひっくり返す工程のあるものは、ホットサンドメーカーだとストレスなくできます。
閉じて裏返すことのできる調理器具はそれほどありません。
お好み焼きやスパニッシュオムレツなどは、簡単にするためにお皿を使うことがありますが、その必要もありません。
気になったものは焼いてみましょう。手軽で使いやすいんだという認識ができれば、どこでも持って行って自由に使うことができます。
ホットサンドメーカーの選び方
サイズや絵柄のかわいさなど選び方に悩んでしまいますね。
その他に上下が外せること、洗いやすいこと、焦げにくいことがポイントとなります。
例えばこちらの『i-WANO × 燕三条 ホットサンドメーカー』はフチがくっつき、耳まで焼ける日本製のホットサンドメーカー。ロゴもおしゃれで、キャンプ道具としてもおすすめです。
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手軽に使えて大満足のできあがり♡楽しいステイホームを
ホットサンドメーカーというと、ホットサンドばかりが前面に出てきてしまうのは名称からいって当然といえます。
しかし、それだけにおさめておくにはポテンシャルがとても高いのです。
通常おいしく食べていたものがよりおいしく楽しく食べられたり、調理工程がとても楽になったり。
直火型で1枚分のサイズのものは本当にコンパクトですが、アウトドアでも使える幅の広さがあります。
しかもかわいいマークやデザインの焼印が押されたり!
大人も子供もおいしく楽しめるホットサンドメーカーで、ステイホーム期間を楽しく過ごしましょう。