人気の炊飯鍋と口コミを紹介!炊飯器・鍋炊飯それぞれのメリットデメリットは?ごはんをもっとおいしく!

お米を炊くというと炊飯器が一般的ですが、その一方で炊飯鍋を使って炊く人も少なくなく、優秀な炊飯道具もさまざまに登場しています。人気かつ優秀な炊飯道具と実際に使用している人の口コミ・鍋炊飯する人が憧れるおひつとその効果をご紹介します。

私たち日本人の主食といえばお米。粒だちよく光った炊きたてのお米は魅力的で、本当においしいものです。

1950年代に登場した炊飯器は、現在に至るまで一般家庭に広く浸透しています。

炊飯とともに保温ができ、「おいしく炊く」ということが日々研究されている炊飯器の進化はすごいですが、その一方で原点回帰のように「おいしいごはん」にこだわり、昔ながらの炊飯方法でごはんを炊く人もいます。

今回は優秀かつ人気の炊飯鍋と実際に使用している人のクチコミ、炊飯器・炊飯鍋それぞれのメリットとデメリット、鍋炊飯する人がいつか持ちたい憧れのおひつとその機能についてご紹介します。

"おいしいごはん"食べてますか?

国内には多種多様な飲食店があり、和食や家庭料理だけでなく、海外のさまざまなメニューもレベルの高いものが楽しめます。

食のバリエーションはとても豊かであり、欧米食の浸透度も高いため、なかにはお米はほとんど食べないという人もいますが、まだまだ「主食はお米」という認識は広く浸透しています。

毎日お米を炊いて食べるというのは極めて自然なことで、日々のこととなると工程に手間がかからないというのはマストな条件ですね。

日々進化している炊飯器はおいしいお米が炊けるように研究・開発され、手軽においしいお米が炊けて、さらに保温もできてとても便利です。

毎日一定以上レベルのごはんを食べている人は現代ではとても多いと思われますが、それでも時折びっくりするような"おいしいごはん"に出会うことがあります。

おいしいごはんは何かが違う

"おいしいごはん"といっても、普通の白米では味付けがあるわけでもないので、大きくは「水」「お米の種類」「炊飯方法(道具)」の3つの要素で成り立っています。

炊きあがりから蒸らしまで蓋をするのかしないのか、洗米は軽くがいいのか水が白くなくなるまでするのか、浸水させる水の温度や時間はどれくらいなのか、など細かいことはもちろんありますが。

しかしこの細かいことを炊飯方法に入れると、たった3要素でなぜ記憶に残るほどの違いが生まれるのでしょうか。おいしいごはんの要素として挙げられる意見としては以下のものがあります。

  • 米粒がツヤツヤ光っている
  • 粒だちがしっかりしながらふっくらしている
  • 甘い

硬さの好みはあるものの、おいしいごはんはとにかく何かしら記憶に残るものです。そしておいしいお粥も印象に残ります。

日々のことだから、「あのおいしいごはんを毎日食べたい」と自分なりの最高の炊飯を追い求める人はある一定数います。

料理では、調味料を足して味を追求しがちですが、実は反対に引き算が大事といわれます。

そして、優秀な調理器具を使うこともできあがりをおいしくする大切な方法のひとつといえるでしょう。

ごはんを炊く目的の調理道具はさまざまにありますが、それぞれにどのような特徴やメリット・デメリットがあるのか、次の項から見ていきましょう。

炊飯器・鍋炊飯それぞれのメリットとデメリットとは

炊飯器と炊飯鍋でごはんを炊く場合のメリット・デメリットにはどのようなことがあるのでしょうか。

炊飯器のメリット・デメリット

炊飯器のメリット

  • 洗米して水を入れてボタンを押せば勝手に炊飯されている
  • できあがり時間もタイマーで選べる
  • 保温されるからいつでも温かいごはんが食べられる
  • 焦げもなく、洗いやすい
  • 普段料理をしない人でも簡単に炊ける
  • ある一定水準以上のごはんが炊ける

炊飯器のデメリット

  • 何となく鍋炊飯より粒だちは良くない
  • 炊飯器の機能が大きく炊きあがりを左右するため、工夫しても衝撃の変化は得られない

鍋炊飯のメリット・デメリット

炊飯鍋のメリット

  • 通常慣れている炊飯器での炊きあがりと違うことが実感できる
  • 粒だちが良くおいしい
  • お焦げは自在で作れる
  • おいしさを幅広い方法で追求できる
  • 日常の一食への意識が高まる
  • やはり炊飯器よりもっとおいしく炊ける
  • 炊きあがり・蒸らしまでの時間が早い

鍋炊飯のデメリット

  • 保温できない
  • 鍋の種類によってはすぐ別の容器に移す必要がある
  • 扱いに気を遣う(割れやすい・錆びやすい・吹きこぼれ・焦げとこびり付きがとれないなど)
  • 鍋の種類によっては重すぎる
  • コンロをひとつ占領する
  • 鍋そのものの特性を見極める必要がある

ライフスタイル・重視するポイントで炊飯方法を選ぶのがおすすめ

炊飯器・鍋炊飯それぞれのメリットとデメリットを検証してみました。

炊飯器はどんどん進化し、ある一定水準以上のおいしいごはんを炊けるようになっており、さらに保温ができて扱いもとても楽です。

それに比べ鍋炊飯は前時代的ともいえるほど、気を遣う必要のある場面・気になるポイントが少なくありません。

しかし鍋炊飯したごはんがおいしいことも事実といえます。

手間がかからないことが何より重要だったり、そこまで味に違いを気にしないライフスタイルの人は炊飯器がおすすめです。

手間がかかること・ちょっと気になることがあっても、"おいしいごはん"を追求したい人は、さまざまな種類の鍋での炊飯を試してみると、色々な発見が得られて楽しいのではないでしょうか。

次の項では、優秀かつ人気のさまざまな種類の炊飯鍋と、実際使用している人の口コミをご紹介します。

炊飯鍋にはどんなものがある?優秀かつ人気の鍋と特徴・それぞれの口コミとは?

炊飯鍋にはさまざまな種類があり、値段も使い勝手もそれぞれ異なります。

鍋の個体ごとに特性があるため、個人であれこれ工夫するのが大事なポイントです。

土鍋

おいしいごはんが食べられる、というとまず「土鍋」を想像する人は多いのではないでしょうか。

土鍋といってもさまざまな種類があり、100円均一のショップで売られているものから、窯元で作られた値の張るものまであります。

ただ、あまりに安い土鍋で中国産のものだと、カドミウムや鉛が溶融するともいわれ、問題にもなっています。

土鍋で有名とされるのは伊賀焼き。炊飯用で作られている土鍋もあれば、そうでないものもあります。

土鍋で炊いたごはんは他の炊飯鍋と比べてふっくらするという特徴がありますが、鍋自体の特性で下側がべちょっとしがちという意見も見られます。

土鍋を使うのであれば一応気にとめておきたいことは、ヒビや割れが生じやすいということ。

長持ちするケースもありますが、消耗品(5~10年)だという認識を持っておきましょう。

他の炊飯鍋同様、気をつけるべきことはありますが、「やはりごはんは土鍋」という土鍋ファンは少なくありません。

土鍋で炊飯している人の口コミ

ごはん炊くのは土鍋最強においしいわ
炊飯器が数年使わないまんまになってしまった
ご飯が軽くてうまい
使ってないご飯好きにはぜひ試して欲しい

 

 ためしに普通の土鍋で炊いてみたらおこげができて少し焦げもできた。
蒸気穴からけっこう湯気が出ているからまだかなと思っていたら焦げ臭い匂いがしてきてあわてて火を止めた
ごはん自体はもっちりして甘みもあってうちの安い炊飯器で炊くより美味しかった。

 

 土鍋で内蓋あるのは吹きこぼれなくていいよ
結局土鍋が1番かな

土鍋で人気の「かまどさん」

「かまどさん」は土鍋愛用者の中で人気の商品で、簡単においしく炊けることが魅力とファンが多い商品です。

蓄熱性が高いため、沸騰したら火を止めて20分~もう少し蒸らせば、それほど気を使わずにおいしく炊けます。

通常、炊飯鍋では沸騰後弱火で何分か炊き、その後蒸らしの時間がありますが、かまどさんの場合は沸騰後すぐ火を止めます。

火加減いらず、吹きこぼれなしというのは魅力ですね。

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鋳鉄ホーロー鍋

鋳鉄鍋で代表的なものは、バーミキュラやストウブ、ル・クルーゼです。

カラフルでおしゃれなデザインで知られていますが機能性もとても高く、さまざまな料理がおいしくできることが根強い人気理由です。

鋳鉄ホーロー鍋に心酔する人も多く、サイズ違いを集めて、日々の料理の主菜も副菜も汁物も炊飯も全部それで行うという人も少なくはありません。

ル・クルーゼなら「ココット・エブリィ」、ストウブなら「ココット de GOHAN」、バーミキュラなら「ライスポット」という、炊飯に特化した商品があり、それぞれ評価を得ています。

鋳鉄ホーロー鍋で炊飯する特徴として、割と水分が少なめで粒だちが際立つという特徴があるため、好みの炊き加減にするためには他の炊飯鍋同様、さまざまな方法を試すのがいいでしょう。

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鋳鉄ホーロー鍋で炊飯している人の口コミ

ストウブのオーバル17cmの小さい鍋で炊飯するのが好き。
容量が1Lで1.5合炊けるので、夫婦二人なら丁度いいご飯の量が炊ける。
手に乗るくらいの小さい鍋だけど、鋳物でずっしり重くて本格派。
まるで盆栽を楽しむような感じで炊飯ができる。

 

私の好みは粒立ちの良さなんだけと、バーミキュラライスポットでもいい感じで炊けてますよ
ガスレンジ のご飯ボタンでも同じ感じで炊けるので、逆にライスポット偉いなと

 

南部鉄器

南部鉄器は岩手県の伝統工芸品。

代表的なのは「南部鉄瓶」というお湯を沸かすための鉄瓶ですが、スキレット・フライパン・鍋・たこ焼き器などの調理器具の他、蚊やりや風鈴などさまざまなものが手作りの伝統芸で作られています。

南部鉄器を使用した料理はおいしいという評判の他、鉄分がとれるというメリットもあります。また、鉄瓶で沸かしたお湯は本当においしいです。

デメリットは鋳鉄鍋同様重いことと、水分を残すと錆びるため、毎度水分を飛ばす手間がかかることです。

鉄製品の鍋に料理したものを長時間放置しておくと、料理に鉄の味が移るため、手早く他の容器に移す必要もあります。

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南部鉄器で炊飯している人の口コミ

南部鉄器使って炊いたほうが美味しい。

 

確かに南部鉄器は美味いんだが、重いから使わなくなっちゃうんだ

  

釜炊き三昧

鍋炊飯でおいしいごはんを追求する人に人気の商品のひとつであるのが、ウルシヤマ金属工業の「釜炊き三昧」。

ステンレス製で、どう炊いてもおいしく炊けると評価の高い商品です。

吹きこぼれが少なく、他の炊飯鍋より軽いことも魅力。

他の炊飯鍋に比べて安価なため、鍋炊飯をちょっと試してみたいという人にはおすすめです。

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釜炊き三昧で炊飯している人の口コミ

もう10年以上釜炊き三昧使ってる。その前に土鍋使ってたけど、それよりも扱いやすくて浮気する気がおきない。

 

 釜炊き三昧で炊いたご飯が凄く美味しかった!

鍋炊飯でごはんをおいしく炊くためのポイントとは?

鍋炊飯でごはんをおいしく炊くための基本的なポイントを解説します。

  • 洗米する→ぐるぐると手でかき混ぜ、2~3回水を替えて洗米する
  • 米を浸水させ、冷蔵庫で1~2時間冷やす
  • 浸水させた水はザルできり、炊飯鍋にお米を入れて冷水を適量入れる
  • 蓋をし、沸騰するまで中火、沸騰後は弱火にし(15分ほど)、火を止めて蓋をしたまま20分ほど蒸らす

これは基本的なひとつの方法ですが、お米をガシガシ、白さが無くなるまで研ぐことを提唱する人もいます。

蓋をしたまま蒸らしまで終えるのではなく、沸騰したらかき混ぜることを提唱する人も。

鍋の個体差・お米の種類によっても最善の炊き方が異なるため、鍋炊飯の場合はケースバイケースでさまざまな方法を試してみましょう。

おひつを使うことは何がいいの?

炊飯器がない時代、釜炊きしたお米はおひつに移していました。

今でもごはんがおいしいといわれるお店や旅館に行くと、炊き上がったお米はおひつに移されて運ばれてきますね。

おひつは木製が基本ですが、木は呼吸しているため、炊き上がったごはんの水分調整に優れているのです。

いつまでも炊きあがりのようなホカホカごはんではありませんが、「冷めても硬すぎず柔らかすぎず」と水分調整がされ、冷めてもモチモチのままおいしいのがおひつを使う理由です。

鍋炊飯からおひつに移すというのは昔ながらの伝統といえますが、それでも温かいごはんが食べたい、という人のために、レンジにかけられるセラミック製のおひつもあります。

いつかは手にしたい憧れのおひつ

しかし、良いおひつは冷めてもおいしい・むしろ温かいごはんよりおいしいと評判であり、鍋炊飯をする人の憧れでもあります。

良いおひつは「一級品の調理器具」といわれるほどごはんがおいしくなるといわれます。

栗久(くりきゅう)

1874年創業の、秋田県の老舗。天然の秋田杉を使った曲げわっぱやおひつは高価でありながら評価が高く、憧れの品となっています。

夏場でも2日間常温でお米が保存できると謳われており、香りの良さ、お米のおいしさが高い評価を呼んでいます。

使い終えたら洗剤を使わずお米を洗い流し、しっかり乾燥させる手間はありますが、乾燥にはレンジも使えますし、大事に使えば一生物となります。

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木曽さわら

栗久と比べるとかなり安価ですが、こちらも評価の高い「木曽さわら」のおひつ。

桶釜を被せるタイプのおひつで、柔らかく香る木の香りが良く、こちらも余分な水分の調整をしてくれます。

おひつの良さを体感してみたい人にとてもおすすめ。 

木曽の桶屋 木曽さわらのおひつ 3合用の商品ページはこちら

日本人ならではの伝統的な味わい。"おいしいごはん"で心豊かな生活をしよう

ひとくちに「ごはん」といっても、炊飯する方法もお米の種類もさまざまで、おいしさを極めたい人には奥深い道のりです。

しかし、食は一度感動するレベルのものに出会うと忘れがたく、なんとか再現したいと思うことは少なくありません。

鍋炊飯にもさまざまな方法がありますが、興味のある人はぜひこの記事を参考に、自分なりの最高のごはんを追求してみてください。

ゆっくりとした深い呼吸を意識しながら身体を動かすヨガ、自然由来のコスメやスキンケア、身体に優しく美味しい食事を生活に取り入れて、本来の人間の力を引き出すことを日々実践しています。
神秘的な自然治癒力に興味津々!