もくじ
読書の効果
多くのビジネス書や自己啓発本などでも読書の大切さについて書かれているように、読書がもたらすメリットはたくさんあります。読書好きの筆者が、特に注目している効果を3つご紹介します。
ストレスレベルを下げる
サセックス大学が2009年に行った研究によると、読書は音楽を聴いたり散歩したりお茶を飲んでゆっくりしたりするよりも、ストレス解消に効果的であると示唆されています。被験者は、読書によってストレスレベルが58%まで低下したのだとか。
さらにこの研究では、読書を6分間するだけでもストレスレベルが下がることを証明しています。本の世界に没頭することがストレスレベルを下げる鍵のようです。
読書の世界に入り込んでいる間は、スマホを手に取ることが減る気がします。それがストレスレベルを下げる要因になるかは分かりませんが、インターネットの普及により誰とでも常に繋がっていられる現代では脳が疲労を感じやすいです。1人の時間を持つことはストレスを抱えないためにも重要です。
スマホに使っていた時間を読書に使い、1人本の世界に没頭することで脳をリラックスさせてあげましょう。
コミュニケーション能力が向上する
読書をすることで、コミュニケーション能力の向上が期待できます。本にはたくさんの文字や表現があふれていて、読書を通して新しい言葉の表現をインプットすることができます。また、読書することで脳のコミュニケーションをつかさどる部分に刺激を与えることもできます。
記憶力と集中力を向上させる
読書は記憶力と集中力の向上にもつながります。継続して本を読む人は、必要な情報を探そうとする力が毎回鍛えられていきます。この繰り返しが集中力を高める基盤となります。
また、読書が習慣になっている人は、1度どこかで読んだ内容が別の本で再び登場するという場に遭遇する可能性が高いです。そうなると、脳は何回も登場する情報は重要だと判断し、情報を「長期記憶」に移動させます。長期記憶に移った情報は忘れにくいという特徴があり、読書をすればするほど記憶力がよくなっていくと考えられているのはこのためです。
読書の効果を最大限に引き出す本の読み方4つ!
1. 本は2回読む
人の脳は一度に多くの情報を処理することができません。1回読んだだけでは、重要な内容をスルーしてしまったり、記憶できなかったりする可能性も。自己啓発本など記憶したい情報が載っている本に関しては、2回読むなどして、効果を最大限に引き出しましょう。
2. ページの端を折る
上記でも説明したように、読書では読み返しが重要です。しかし、全ての内容を再度読み返すのは時間がもったいないので、1回目の読書で読み返したい内容を選定しておくのがおすすめです。
見返したい内容や覚えておきたい内容が1つや2つの場合は、付箋で補うことができますが、いくつも見返したい内容が出てきた場合、そのたびに付箋を貼るのは億劫ですよね。そんなときは、ページの端を折るのをおすすめします!
気になったページに蛍光ペンを引くのも1つの方法ですが、読み返すときに見つけづらくなる可能性があります。気に入った部分をメモするのもいいですが、書いて読んでを繰り返すと内容に集中できないこともあります。
ページの端を折って読み進めることで、読書に集中しながら、知識をインプットできるのです。自分が読み返えしやすい工夫を加えて、知識のインプットを効率的におこないましょう!
3. 読んだ後はメモをとって情報をインプット!
読書好きの筆者にとって悩みなのが、たくさんの種類の本を読みすぎて本の内容を忘れてしまったり、混同してしまったりすること。
その問題を解決してくれるのが、読んだ後のメモです。本の要約や自分の考えを言葉にすることで、内容を覚えている確率が高まったように感じます。勉強した内容を覚えるには、人に教えるのが効果的という話も有名ですが、その通りなのだと実感。
ぜひ皆さんも、読書後に本の要約・意見をノートに書いたり、人に説明したりしてみてくださいね!
4. いくつかの本を同時に読む
読書を習慣にしている人からよく聞くのは、新しい本を読みたいために今読んでいる本を早く読み終わらせたいという気持ち。
新しい本の内容が気になるのに、いま読んでいる内容がまだまだ終わらない、終わらせないといけないと考えてしまい、読書がなかなか進まなかったり楽しめかったりすると言います。
「読み終わらせないといけない」と考えてしまうと、読書をタスクとして考えてしまい、楽しさを充分に味わうことができません。
新しい内容を読みたいけど、今読んでいる本もしっかり読み終わらせたいという方におすすめなのが、いくつかの本を同時進行で読む方法です。複数のジャンルの本を同時に読んで「味替え」することで、新鮮な気持ちで読書することができるでしょう。読書のモチベーションを長期にわたって保つことができるので、ぜひお試しくださいね!
読書の時間を豊かにするグッズ
読書をより楽しいものにする手助けをしてくれるグッズを紹介します!
ブックカバー
本を持ち歩く際に、破れたり汚れてしまったりするのを防いでくれるブックカバー。移動時間やカフェで読んでいる本の内容を見られたくない方にもおすすめです。
毎回本を開ける際の表紙にもなるため、せっかくなら愛着のわく一品を見つけたいですね。
日本を代表するプロダクトデザイナーの深澤直人氏がデザインしたSIWA(紙和)の和紙でできたブックカバーです。「紙って大丈夫?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、こちらのアイテムは、耐久性があり、水に濡れても破れない特徴を持っています。
軽くて手触りが心地よいブックカバーは、毎日の読書タイムがちょっとうれしくなりますよ。
ブックマーク
読書中、一息つきたい時などに活躍するのがブックマーク。どこまで読んだかわからなくなって、ページを行ったり来たりする時間を省いてくれます。今は、おしゃれなデザインのブックマークがたくさん売られています。
出典:amazon
価格:1,100円(税込み)
イスラエル発の雑貨ブランド「Peleg Design(ペレグデザイン)」のおしゃれなブックマーク「Lightmark Bookmark(ライトマーク ブックマーク)」。デスクライト型のかわいいしおりで、光の部分は半透明になっています。
読みかけのページを照らしてくれているような遊び心溢れたデザインは、読書時間もおしゃれに過ごしたいという方におすすめ!
カラーはレッド、グレー、ホワイトの3色から選ぶことができます。
読書ノート
読書後に活躍する読書ノート。読んだ内容を書き留めておくことで、本の世界をより深く楽しむことができます。
出典:amazon
価格:1,760円(税込)
READING EDiT 本読むエディット / EDiT マークス
手帳で有名な「EDiT(エディット)」の読書ノート。ノートの中には「心に残った言葉」や「読書リスト」などを書き込むページが。普段はスルーしがちなことも、この読書ノートがあることで目を止めるようになるかも?
コーヒー
読書のお供に欠かせないのがコーヒー。コーヒーを飲みながら読書する時間は、最高のリラックスタイムになること間違いなしです!
出典:uminomukou
「海ノ向こうコーヒー」は、アジアのコーヒーを中心に販売するコーヒーブランド。フィリピンやミャンマー、タイを含む7カ国で取れたコーヒー豆を取り扱っています。
農薬や化学肥料に頼らないコーヒー豆を使っていたり、コーヒー豆の精製過程で出る廃水を浄化するシステムを導入したりしながら環境面に配慮したコーヒーを販売しています。
コーヒーを飲みながら、そのコーヒーの原産国に関する本を読んでみるのも楽しいですね!気軽に海外旅行ができない今だからこそ、こういった楽しみ方をしてみるのをおすすします。
こだわりの豆を選んで、ゆったりとリラックスしながら読書を楽しんでくださいね!
読書の効果を最大限に高めよう!
今回は、読書の効果についてや、効果を最大限に高めるコツ、読書の時間を豊かにしてくれるグッズをいくつかご紹介しました。
読書は私たちに多くのメリットをもたらしてくれますが、ただ読書をしていてもその効果は発揮されません。ぜひ今回ご紹介したコツを参考に、読書から多くを学んでくださいね!
何よりも忘れてはいけないのが読書を楽しむことです。楽しむことができなければ、読書を続けることもできませんので、まずは楽しむことを目標にしてみてくださいね。