もくじ
小型キャンピングカーとは?
小型キャンピングカーは軽自動車をベースにつくられており、普通のキャンピングカーと比べて車両のサイズが小さいのが特徴です。
小型キャンピングカーには、主に軽キャブコンと軽バンコン2つのタイプがあります。
軽トラックに専用ボディを架装した軽キャブコンは、軽自動車の規格内ギリギリまで車体を拡張できることから居住性に優れています。また、断熱材が多く使われており、夏は涼しく冬は暖かく過ごせるキャンピングカーです。
軽バンコンは、キャンピングカーの装備を軽自動車のバンやワゴンに搭載しています。内装のみをキャンピングカー仕様にしているため、価格が安く普段使いしやすいといった特徴があります。
大注目の小型キャンピングカーの魅力
小型キャンピングカーはなぜ人気なのでしょうか。その魅力をご紹介します。
一般的なキャンピングカーよりも気軽に乗れる
小型キャンピングカーの魅力のひとつは、低価格で購入できること。普通のキャンピングカーと比べると半額以下で購入でき、保険料や税金なども安いため気軽に乗れます。
女性も運転しやすい
普通のキャンピングカーは道幅が狭いと走行できないことも。しかし小型キャンピングカーはコンパクトで運転しやすいため、大型車を運転する自信がない女性にもおすすめです。
小型キャンピングカーの気になる維持費は?
小型キャンピングカーの税金やガソリン代などの維持費について見ていきましょう。
税金
小型キャンピングカーの税金は、基本的には一般的な軽自動車と同じです。
装備の内容により4ナンバーや8ナンバーとして登録できる場合は、10,800円の軽自動車税が5,000円に減額されます。自動車重量税は年間あたり3,300円です。環境性能割については、取得金額に対し1.0%または2.0%の税率が課される場合と、条件により非課税になる場合があります。
なお、軽自動車の規格より大きいモデルの場合は、普通車の税金額が適用されます。
ガソリン代
小型キャンピングカーは軽自動車をベースにしているため、普通のキャンピングカーと比べて燃費は良好です。ただし、装備内容や大きな荷物により重量が重くなるため、架装していない同型の軽自動車に比べると燃費はやや悪くなる可能性があります。
メンテナンス費
多くの装備を搭載している小型キャンピングカーは、メンテナンスが必要な箇所が一般車よりも多くあります。また、過酷な道を通ったり長距離移動をしたりすることを考慮すると、車検以外にもしっかりとしたメンテナンスが必要です。
駐車場代もしくは施設利用代
普段から駐車しておくための駐車場代が必要です。
またオートキャンプ場やRVパークの駐車場代、高速道路料金などの施設利用代がかかることも、購入前に考えておきましょう。ただし、車中泊ができる小型キャンピングカーならば、一般車で出掛けて宿に泊まるよりも施設利用代を安くできる場合もあります。
小型のキャンピングカーを選ぶ際のチェックポイント
小型キャンピングカーを選ぶ際のチェックポイントをまとめたので参考にしてみてください。
設備内容
車中泊する場合には、就寝設備だけでなくトイレ、冷蔵庫などの設備があると便利です。
エンジンの停止時にも電化製品が使えるように、サブバッテリーの有無についてもチェックしましょう。また、寒いシーズンに車中泊する場合には、車内を暖かくするFFヒーターもあるといいでしょう。
何人乗れるか
小型キャンピングカーの乗車定員や就寝定員は、モデルにより異なります。乗車定員が4人でも就寝定員が2人となっているものもあるので、誰と使いたいか、何人で使いたいかを考えて選ぶといいですよ。
燃費
小型キャンピングカーに限らず、車を選ぶ際は燃費も重要なポイントです。また、設備により車体が重くなることで燃費が悪くなる場合があります。低燃費であるか、搭載する設備は必要最低限であるかをチェックして選びましょう。
デザイン
小型キャンピングカーで旅をするときは、車内で過ごすことが多くなります。ただの乗り物ではなく生活空間と捉え、外装や内装にもこだわりたいですね。
おすすめの人気小型キャンピングカー5選
【軽キャブコン】INDY(インディ)727/INDIANA(インディアナ) RV
DAIHATSU(ダイハツ)のHIJET(ハイゼット)をベースにつくられた小型キャンピングカー。天井が上に開くポップアップルーフが装備され、子どもを含む4人が就寝できます。
最大の特徴は美しい仕上がりのアルミボディーパネル!このパネルを採用することで断熱性の高さはもちろんのこと、軽量化により高い安全性を実現しています。サブバッテリーが搭載されているほか、シャワー付きのシンクやカセットコンロなどもあります。
神奈川県にある直営店のほか、全国20以上の販売代理店などで購入が可能です。
- 美しい仕上がりのアルミボディーパネル
- 断熱性や安全性が高い
- シャワー付きシンクやカセットコンロが装備されている
- サブバッテリー搭載
ベース車:ハイゼット/ダイハツ
定員:乗車定員4人、就寝定員4人(子どもを含む)
販売店:神奈川県の直営店、全国の販売代理店
本体価格:税込3,151,500円~3,576,100円(ベース車両や仕様による)
【軽キャブコン】Mini POP Bee(ミニポップビー)/MYSミスティック
ルーフの前後両方が上部に立ち上がる窮屈感のない4人乗りの小型キャンピングカーです。全体が立ち上がるタイプのポップアップルーフは珍しく、国内では「Mini POP Bee」のみとなっています。
電子レンジや冷蔵庫、ポータブルトイレを取り付けられるほどのスペースがあるのも魅力です。また、フルフラットにできるシート部分は、大人2人が横になれるほどの広さです。
SUZUKI(スズキ)のキャリーKCとダイハツのハイゼットがベース車で、シンプルなカラーからポップなカラーまで多くのバリエーションから選択できます。また、サブバッテリーも標準装備されています。
山梨県の本社や展示場、湘南店で購入が可能です。
- ポップアップルーフ全体が持ちあがるため窮屈感がない
- スペースが広い
- シートがフルフラットになる
- カラーバリエーションが多い
- サブバッテリーが標準装備となっている
ベース車:キャリーKC/スズキ、ハイゼット/ダイハツ
定員:乗車定員4人、就寝定員4人(子ども1人を含む)
販売店:山梨県内の本社や展示場、湘南店
本体価格:税込3,180,100円~3,633,900円(ベース車両や仕様による)
【軽バンコン】Lunetta(ルネッタ)/VANTECH(バンテック)
SUZUKI(スズキ)のEVERY WAGON(エブリイワゴン)をベース車とする、スタイリッシュな見た目の小型キャンピングカーです。衝撃の吸収と発散に優れたCSボディが特徴で、その床下には安定性の高い基礎があるため快適に運転できます。
美しい曲線を描くインテリアや柔らかな間接照明が採用されており、上質で優雅な室内空間を求める人にもおすすめのモデルです。シンクに付いているシャワーヘッドは収納式で、引き出して外でも使えます。
北海道、埼玉、愛知、京都にあるメーカー直営店のほか、12の正規販売店で購入できます。
- スタイレリッシュなエクステリア
- 衝撃の吸収と発散に優れたCSボディー
- 安定性の高い基礎により快適に運転できる
- 柔らかな間接照明を搭載し、上質で優雅な空間を実現
- シャワーヘッドが収納式なので引き出して外でも使用可能
ベース車:エブリイワゴン/スズキ
定員:乗車定員4人、就寝定員2人
販売店:北海道、埼玉、愛知、京都の直営店、12の正規販売店
本体価格:税込3,082,000円から3,434,000円(仕様による)
【軽バンコン】N-VAN COMPO(エヌバンコンポ)/WHITE HOUSE CAMPER(ホワイトハウスキャンパー)
限られたスペースをうまく利用し、冷蔵庫や電子レンジなどの電化製品をオプションで装備できる小型キャンピングカーです。助手席側の開口部が広く、サイドオーニングを付ければ大自然につながるテラス席ができあがります。
ガスダンパーが左右に取り付けられたルーフは、女性でも開け閉め可能。インテリアを3つのタイプから選択して、自分好みのレイアウトにできるのもうれしいポイントですね。サブバッテリーで作動するFFヒーターを採用しています。
「WHITE HOUSE CAMPER」は名古屋、横浜、福岡に店舗があります。
- 限られたスペースをうまく利用
- 開口部の広い助手席側にテラス席がつくれる
- 女性でも開け閉め可能なルーフ
- 3タイプのインテリアから選べる
- FFヒーター搭載
ベース車:N-VAN/ホンダ
定員:乗車定員4人、就寝定員2人
販売店:名古屋、横浜、福岡にある直営店
本体価格:税込2,234,100円~3,676,200円(仕様による)
【軽バンコン】N-BOX Camper Neo(エヌボックスキャンパーネオ)/WHITE HOUSE CAMPER(ホワイトハウスキャンパー)
「N-BOX Camper Neo」は回転装置付きのフロントシートを180度回転することで、フロアに向き合うソファ空間がつくれます。ソファに座ってみんなでテーブルを囲めるので、雨が降った際の車内での食事も楽しくなりそうですね。ポップアップルーフを上げれば頭上も開放的に!
折り畳み式のマッドベッドは、身長180cmの人でも2人並んで足を伸ばして横になれます。ポップアップルーフ部分と合わせて4人が就寝できる小型キャンピングカーで、FFヒーターも搭載しています。
名古屋、横浜、福岡の直営店で購入できます。
- フロントシートが180度回転する
- 高身長の人が2人並んで足を伸ばせる折り畳み式マッドベッド
- ポップアップルーフ部分と合わせて4人が就寝できる
- FFヒーター搭載
ベース車:N-BOX/ホンダ
定員:乗車定員4人、就寝定員4人
販売店:名古屋、横浜、福岡にある直営店
本体価格:税込2,032,500円~(仕様による)
人気の小型キャンピングカー比較表
商品画像 | |||||
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メーカー名 | INDIANA RV | MYSミスティック | VANTECH | WHITE HOUSE CAMPER | WHITE HOUSE CAMPER |
製品名 | INDY727 | Mini POP Bee | Lunetta | N-VAN COMPO | N-BOX Camper Neo |
ベース車 | ハイゼット/ダイハツ | キャリーKC/スズキ、ハイゼット/ダイハツ | エブリイワゴン/スズキ | N-VAN/ホンダ | N-BOX/ホンダ |
特徴 | ・美しい仕上がりのアルミボディーパネル ・断熱性や安全性が高く、省エネにも配慮 ・シャワー付きシンクやカセットコンロが装備されている ・サブバッテリー搭載 |
・ポップアップルーフ全体が持ちあがるため窮屈感がない ・スペースが広い ・シートがフルフラットになる ・カラーバリエーションが多い ・サブバッテリーが標準装備となっている |
・スタイレリッシュなエクステリア ・衝撃の吸収と発散に優れたCSボディー ・安定性の高い基礎により快適に運転できる ・柔らかな間接照明を搭載し、上質で優雅な空間を実現 ・シャワーヘッドが収納式なので引き出して外でも使用可能 |
・限られたスペースをうまく利用 ・開口部の広い助手席側にテラス席がつくれる ・女性でも開け閉め可能なルーフ ・3タイプのインテリアから選べる ・FFヒーター搭載 |
・フロントシートが180度回転する ・高身長の人が2人並んで足を伸ばせる折り畳み式マッドベッド ・ポップアップルーフ部分と合わせて4人が就寝できる ・FFヒーター搭載 |
定員 | 乗車定員4人、就寝定員4人(子どもを含む) | 乗車定員4人、就寝定員4人(子ども1人を含む) | 乗車定員4人、就寝定員2人 | 乗車定員4人、就寝定員2人 | 乗車定員4人、就寝定員4人 |
販売店 | 神奈川県の直営店、全国の販売代理店 | 山梨県内の本社や展示場、湘南店 | 北海道、埼玉、愛知、京都の直営店、12の正規販売店 | 名古屋、横浜、福岡にある直営店 | 名古屋、横浜、福岡にある直営店 |
本体価格 | 税込3,151,500円~3,576,100円(ベース車両や仕様による) | 税込3,180,100円~3,633,900円(ベース車両や仕様による) | 税込3,082,000円から3,434,000円(仕様による) | 税込2,234,100円~3,676,200円(仕様による) | 税込2,032,500円~(仕様による) |
商品リンク | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 |
まとめ
人気の小型キャンピングカーをご紹介しました。普通のキャンピングカーと比べ、小型キャンピングカーは運転しやすさや維持費の安さから、より気軽に乗ることができるでしょう。ベース車や仕様によってそれぞれの特徴があるので、好みに合った小型キャンピングカーを手に入れてくださいね。