もくじ
日々の生活の基盤となる「食べること」。さまざまなキッチンで日々いろんな料理が作られており、身体と心の健康や幸せな気持ちを支えています。
今や百円均一など、低価格でも一通り最低限のキッチンツールは手に入り、そんな低価格なものでも海外の通常価格のものより品質がいいといわれるほど。
しかし、ずっと選ばれ愛され続けるキッチンツールにはそれぞれ理由があります。生活の基本となる食を支える優秀なキッチンツールをご紹介します。
キッチンツール…こだわっていますか?
日々の生活でキッチンツールにこだわっていますか?料理を専門とする人や趣味の人以外は「ないから買おう」、「安いからいいか」という場合で適当に選ばれるツールも多いでしょう。
日本の商品は基本的に「ものがいい」というのは世界的に常識となっています。
しかし、ずっと選ばれ続けるキッチンツールも確かに存在し、選んだ人にとっては「そのツールがあることで得られる喜び」が直接心の豊かさへと繋がり、実際にとても有能であるゆえです。
毎日扱うものだから、より食のライフが豊かになるものを選びたいですね。有能で愛されるおすすめのキッチンツールにはどのようなものがあるのでしょうか?
錦見鋳造…魔法のフライパン
三重県桑名にある錦見鋳造(にしきみちゅうぞう)の「魔法のフライパン」は、現在公式ホームページでは4年待ちという大人気商品です。
鉄鋳物でサイズは24・26・28センチとなっており価格はそれぞれ8,000円・10,000円・12,000円。
鉄フライパンですが本当に重い!ということがないので扱いやすく、劣化せず、有害物質を一切使わない手作り商品で使えば使うほど焦げ付きなどもなくなっていきます。
安心して長く使い続けられるフライパンで、食材の味がギュッとつまる感じがし、ステーキや餃子など表面の具合が大事な料理などは特にお得意。
同じ火力・材料・工程で作っても熱効率がよく温度上昇が早いため、時短できておいしく仕上がります。
お手入れは洗剤を使わず洗って水分を飛ばし、オイルでコーティング。毎回やるなんて大変じゃない…?と思うかもしれませんが、それほど大変ではありません。
水分を飛ばしたフライパンを、サラダオイルを染み込ませたキッチンペーパーで拭けばいいのです。
鉄本来の色が出てきても性能には問題がなく、じっくり育てられるフライパンです。
有次…型抜き・物相・瓢玉子
京都・錦市場にある有次。大正7年創業の包丁が有名なお店です。
包丁はもちろん物がいいと知られていますが、型抜きやご飯を型にはめる物相、卵焼きを瓢箪の形に整える瓢玉子など、心躍る商品に溢れています。
おせち料理やお祝い料理を彩るためのツールはセンスが良く、型抜きや物相の種類が多いため、和食にはもちろん洋食でもセンス良く飾ることができます。
型抜き・物相ともにサイズがさまざまですが、型抜きの小・中は1つ千円台、大は2千円台です。
オンラインショップがないため、詳しい値段は分かりませんが、好きな型抜きいくつかと物相1つで1万円軽く超えるくらいの値段でした!
型抜きなど、特に特別なものでなくても使えるんじゃないかと思いますが、有次の型抜きは生地離れが良く型崩れしないと評判。
物相は富士山や花形・紅葉・瓢箪などさまざまあり、型抜きは色んな花型・動物や桜の花びらなどもあります。
桜の花びらの小さな型で抜いたクッキーなんかもとても可愛いですよ!
型抜きはサイズも形も豊富で、選ぶのが楽しくなります。オンラインショップはないので、京都に行った際は立ち寄ってみてください。
ストウブ(STAUB)…鍋
フランス・アルザス地方で生まれたストウブ。さまざまなサイズやカラーがあり、SNSでも多くの料理好きが日常的に利用しています。
保温性がよく丈夫で、素材の旨みを閉じ込めることができ、さらに見映えも可愛いです。重さはたっぷりありますが…。
ホーローの加工がしてあることで味わいが豊かになります。
野菜はみずみずしく、お肉はジューシーになり、お米を炊いても光沢が出て粒がたち、無水で素材際立つ煮込み料理もできます。
見た目が可愛いので料理好きな人へのプレゼントや結婚のお祝いにもなりますね。
サイズ・カラーともにバリエーションがたくさん。人気のラウンド・22cmはおおよそ17,000円前後で売られている場合が多いです。
辻和金網…網焼き
京都の金網細工のお店・辻和金網の「網焼き」は大人気商品。コンロに直火の上に持ち手の付いた(または足の付いた)金網を置き、食パンなどを焼くことができます。
金網が直火の火力のあたり具体をマイルドにしてくれ、外はカリッ中はフワッという理想のトーストを焼き上げてくれるとSNSでも評判の高い商品です。
金網細工のお店なので、水切りカゴや金網のコーヒーフィルター、茶こしなどさまざまな商品があり、いずれも人気です。
食パンを金網に置いて直火で焼く、というのはありそうでなかなかないかも知れません。
火加減や焼け具合など、それなりのコツはいりそうですが、外側がちょっと焦げてふわっとしているなんてなかなか味がありますね。
人気の手付焼網・サイズ大は税込¥4,400。足のみ付いているものは税込¥2,090です。
そうび木のアトリエ…ごまあたり器
そうび木のアトリエは埼玉・川越にある木工製品のお店。オリジナルの木工の商品・食器・アクセサリーなど温かい木の温もりを感じられるものが売られています。
そのなかで胡麻やコーヒーを挽くミルは優秀商品。胡麻擂り器は「ごまあたり器」と呼ばれます。
このごまあたり器はみずめ(5,700円)・えんじゅ(6,210円)があります。
基本的に洗剤も使えず水洗いもしないため、ごまにしか使えませんが、キッチンに置いておくと何かと料理の時に便利なのです。
ごまは日常的に摂取した方が健康面から見てもいいし、薬味として欠かせない魅力もありますね。
普通の粒のごまを適量入れ、軽く回しているとすぐにすりごまとなり、新鮮なごまができあがった!という気持ちになります。
Saturnia(サタルニア)…チボリ
サタルニア(Saturnia)はイタリアの食器ブランド。イタリアのレストランや家庭の食卓がよく使われています。
イタリアの食堂をイメージ…といってもなかなか難しいですが、装飾などはほとんど入らず、シンプルの極みかつ分厚くて丈夫、といった感じです。
特にこのチボリシリーズは真っ白・分厚いというのが特徴ですが、白の色合いや艶感から、海外の自由で気楽な雰囲気を想像することができます。
イタリアではごく普通に使われているお皿ですが、その土地感=イタリア感を満喫できる商品です。
丸皿や深いパスタ皿、楕円のオーバルなどの形があり、サイズも2,3センチ刻みであるのですが、サイズ違いで揃えてのせるものを変えたい!と感じさせてくれるお皿です。
筆者はSNSで載せている人が多くて購入し、オーバルの23,28センチを持っていますが、食事が楽しくなり、サイズ違いを集めたいという気持ちでいます。
一番人気のオーバル・28cmは税抜きで¥2,800です。
無印良品…シリコーン調理スプーン
使用している人が多いかも…と予測できる無印良品のシリコーン調理スプーン。
このスプーンは炒めたり、混ぜたり和えたり、取り分けたりと万能に使うことができる商品です。
シリコンなので柔軟性に優れており、ソースなど残ってしまう部分もしっかりしなって取りきることもできるし、液体のものもすくうことができます。
炒めはこれ、茹で物はこれ、など用途で使い分ける必要がなくこれ1本が数本あればこと足りる、という感じ。
柔らかい食材を崩すこともなく、使用した人はあまりの便利さにとりこになっているようです。
サイズが26センチとそれなりに大きめなのも使いやすい理由かも知れません。値段は税込590円という手軽さ!
Ballarini(バッラリーニ)…鍋・フライパン
Ballarini(バッラリーニ)は日本にアクアパッツァという料理を広めた東京・青山にイタリアンレストランを構える日高良実シェフも愛用するフライパンが有名なブランド。
バッラリーニのフライパンはとにかくくっつかないことで知られており、見た目は石のような硬さを感じるもの。もちろん重量もあります。
高熱をあてても劣化しにくく、金属タワシでこすっても傷がつかないとのこと。
適温を感知できるサーモスタットが付いていることが特徴で、生焼け状態や焼きすぎを防いでくれます。
オイルなしでは絶対にくっつきそうな料理でもオイルなしでできるほどくっつかない・焦げつかないということで知られています。使いやすい28cmのフライパンは¥11,000。
マッシュポテトをバッラリーニにしきつめ、お好み焼きのようにひっくり返す料理でもオイルなしでサラッとひっくり返っていましたよ!いかにもくっつきそうなのに…。
無印良品…ステンレスバット・メッシュトレー
最後にご紹介するのは無印良品のステンレスバットとメッシュトレーです。
それなりの大きさがあるステンレストレーは思っているより使い勝手がいいもの。
冷凍の際にも均等に並べられるし、マリネなどの漬け込みにも液体分が多すぎず均等に行き渡らせることができます。
長時間にわたって味を馴染ませる工程では、ボウルより効率がはるかによく、作業がしやすくなります。
サイズ感もちょうどよく、家庭で使いやすい大きさです。
メッシュトレーはステンレスバットと重ねて使うことができ、馴染ませつつ液体を切りたい・油をきりたいなんていう時にも便利。
料理の中でも脇役としてメインを引き立たせる役割であるキッチンツールの中でとても地味なアイテムですが、使うことで縁の下の力持ちを実感できるでしょう。
価格は小が税込¥790、大が¥1,090です。
日常的に使うキッチンツールは喜びを感じられるものを!
今回は優秀有能なキッチンツールをご紹介しました。
キッチンツールはそれほど選ばなくてもこと足りる、という結論にもなり得るものですが、やはり優秀なものにはそれなりに理由があり、日々の暮らしへの取り組みを豊かにしてくれるものでもあります。
料理・食べることはずっと続くもの。実際に口に入れる食材や料理がメインであることはもちろんですが、それを充分引き立たせる有能なツールは確実に存在します。
ぜひこの記事を参考に、自分にとってのお気に入り道具を手に入れましょう!