夏の「冷え」に要注意!夏ヨガポーズ6選で冷え知らずのハッピーボディーを作ろう!

この時期に女性が気をつけたいのが夏の”冷え”。冷房や冷たいものを飲み食いする機会が多い時期ですが、気づけば体が冷えて体調を崩すなんてことも珍しくありません。夏の冷えは放おっておくことで様々な不調を招く原因にも。

夏に冷える?

夏の冷えの原因

冷房

夏の冷えの一番の原因が「冷房」の使用。人間の体というのは、暑い時には表に近い血管を広げて体の熱を放出。一方で寒い時には血管を収縮させて血液を体の深部に集めて熱を逃さないように働くようになっています。そして、この体温調整の働きをコントロールしているのが「自律神経」なんです。

しかし夏は、外と室内の温度差が激しいこともあり、自律神経がうまく機能しなくなっり、夏の冷えにつながってしまうのです。

冷たい食べ物・飲み物

暑い時期は、スイカやアイスクリーム、冷たい麦茶などが美味しく食べれる時期。けれど、冷たい食べ物や飲み物を過多に摂ることは体の冷えに繋がります。

食べ物・飲み物の消化に適した消化器官の温度は37℃前後と言われています。つまり、冷たいものばかりを食べてしまうと胃腸が冷えて消化機能が低下。そして体が冷えてしまうのです。

服装

外が暑いからと言って室内でも同じ薄着でいることも冷えに繋がります。冷房が強く効いている環境下に長くいる場合は、羽織物などで調整するようにするのがベター。

筋肉量の低さ

また女性の場合は、男性に比べて「筋肉量」が少ないことも冷えの原因に。人間は1日に発生する熱量の約6割が筋肉で作られると言われていますが、運動不足や長時間のデスクワークにより熱を作ることができずに体の冷えに繋がることも。

夏の冷えは放っておくと危険です

血流が悪くなる原因に…

体が冷えると血管が収縮します。すると体全体の血流が滞りがちに。血流が滞ると、全身の血液循環にも影響して、ますます手足が冷えてしまうことも。

代謝が悪くなる

冷えで血流が悪くなると代謝が低下します。すると体内に老廃物が溜まる原因に。老廃物がお尻や太ももなどの下半身に蓄積されると「セルライト」にも繋がります。痩せやすい体にも冷えは大敵なのです。

免疫力の低下

体温が下がることは、免疫力低下にも繋がります。疲労感や風邪を引きやすくなることも。免疫力の低下は、ウィルス感染や生活習慣病やアレルギーといった病気につながる可能性もあるため、普段から免疫力は高く保つことに越したことはありません。

ヨガで夏の冷えを撃退しよう!

夏ヨガのメリット

血流改善

ヨガは全身の血流をよくしてくれるため、血流改善に繋がります。特に、デスクワークなど長時間同じ姿勢でいることが多い方などは血流が滞りがちな下半身にアプローチするポーズなどがおすすめ。足先の冷えなどが改善されますよ。

自律神経を整える

体温調節をする自律神経を整えてくれるのもヨガのメリットです。自律神経のアンバランスさは体の冷えだけでなく、睡眠障害や鬱など様々なデメリットをもたらします。特に、現代人は交感神経が優位に立ちすぎることが多いこともあるため、活発になった自律神経をヨガで鎮めていくことがおすすめです。

インナーマッスルを鍛える

ヨガではインナーマッスル(体幹)を積極的に使っていきます。インナーマッスルを鍛えることがで発熱効果が期待でき、身体の冷えを予防することができるのです。

夏におすすめのヨガポーズ

合蹠のポーズ

「合蹠(がっせき)のポーズ」は、股関節の柔軟性をアップさせる代表的なポーズ。骨盤を刺激することで血流が促すことができます。デスクワークなど長時間同じ姿勢でいることが多い方、運動不足で足腰を普段から使っていない方は、股関節周りの血流が悪く、足先まで血の巡りが行かずに冷えてしまうことがあります。

リラックス効果の高いポーズでもあるため、一日の終わりにベットの上でプラクティスしてみてはいかがでしょうか。

合蹠のポーズ

三日月のポーズ

股関節を前後に開き、下半身の血流を促してくれるポーズ「三日月のポーズ」。こちらも、合蹠のポーズ同様に、股関節周りの血流に効果的。また座りっぱなしの姿勢で、骨盤が歪む女性が多い現代では、三日月のポーズはまさに救世主と言えるヨガのポーズ!

三日月のポーズ

足首回し

足首をケアしてやわらかくすることで、膝関節や股関節、骨盤もゆるみ、下半身全体の流れがよくなり、血流やリンパの流れもスムーズになります。

「足首回し」は、ヨガのポーズの準備となる動き。わざわざヨガマットを広げなくても、椅子に座りながらもできるため、オフィスなどでちょっと「足先が冷たいな」、「脚がむくんできた!」と感じたら、トライしてみて下さい!

椅子のポーズ

「椅子のポーズ」は、お尻を後ろに引き膝を曲げることで椅子に腰掛けるような体勢になるポーズ。膝を閉じた状態で腰を下ろすことで、下半身へ負荷を与えることができ、スクワットに似た働きをしてくれ、下半身強化に繋がります。また体幹部や背中周りのコアも使っていくポーズなので、全身を引き締める効果があります。

椅子のポーズ

鷲のポーズ

片足立ちで行う「鷲のポーズ」。上半身から下半身までしっかり動かすし全身の筋肉を使い、全身の血行が促進。冷え性の改善に役立ちます。

鷲のポーズ

板のポーズ

「板のポーズ(プランク)」は、おなか周りの筋肉を鍛える効果が高く、特に助骨から骨盤までのおなかの前面にある「腹直筋」とインナーマッスルである「腹横筋」を鍛える効果が高いポーズです。体幹力をつけて熱を作り出せる体を目指したいなら絶対におすすめのポーズ!

板のポーズ

ヨガで夏冷え知らず

夏の冷えの怖いところは、自分では気づかないうちに体が冷えているといういうこと…。「私は大丈夫!」と思っていても、実は隠れ夏冷え性かもしれません。何となくの不調がある場合は、冷え対策にトライしてみるのも価値があるかもしれません。是非冷え知らずで夏を楽しんで下さいね!   

シンガポール在住8年フリーランスライター・ヨガインストラクター (全米ヨガアライアンスRYT200保持)。
WEBメディアを中心にライフスタイル、トラベル、ヘルスケア、エコについての執筆を手掛けながら、トレンドを取り入れつつそれぞれのニーズに合ったヨガクラスを当地で開催。
東洋と西洋の文化が集まるシンガポールからヨガや健康、ロハスなライフスタイルなど海外のトレンドをお届けします。
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