もくじ
ヨガのよくある質問7つ
ヨガをするうえで、悩みはつきもの。ヨガをはじめる前、またはヨガを生活のなかに取り入れてからしばらく経つと、さまざまな疑問が浮かんでくると思います。生理中はヨガをひかえたほうがいい?ヨガに柔軟性は必要?などの疑問が浮かぶのは自然なこと。
質問できるようであれば、その場でインストラクターに聞いて解決してしまう方が楽でしょう。しかし、インストラクターやスタジオスタッフに聞きづらいことだってあります。
今回は、ヨギー(ヨガをする人)からよく寄せられる質問に回答していきたいと思います。一緒に心の中にあるモヤモヤを解決して、快適なヨガライフを目指しましょうね!
週に何回ヨガをするべき?
・週5〜6日ペースでヨガをする人は1日休む
・毎日ヨガをする人はヨガのスタイルを変える
ヨガをやるのに年齢制限はある?
結論から言うと、ヨガに年齢制限はありません。
ヨガは他のことと同様に、一定の年齢に達すると遅すぎると感じ、年を取りすぎて始められないと考える人が多いです。しかし、自分の体調にあっているヨガクラスであれば、何歳でも、どんな性別でも、痩せていても太っていても、筋肉があってもなくても、すべての人が参加することができます。
ヨガのスタジオでは、年齢制限を設けていないことが多いです。ケガや病気などで医者から運動するのを止められていなければ、だれでもヨガを楽しむことができます。
一般のヨガのクラスに参加することに対して少しナーバスに感じる方は、特定のクラスに参加することをおすすめします。男性専用、女性専用、年配の方、子ども用のクラス、若者のための速いヴィンヤサクラスなどがあります。自分に最適だと思うクラスを見つけて参加してみてください。
繰り返しますが、ヨガをするのに年齢は関係なく、ヨガをするすべての人々の生活の質を向上させる変化をもたらします。ヨガだけではなく、何事も年齢にとらわれずに、自分の体に耳を傾けて、挑戦できそうことにチャレンジする。そうすることで、より充実した日々を過ごすことができるのではないでしょうか。
生理中はヨガを控えたほうがいい?
生理中にヨガをおこなうことに関して、異なった考えを持つヨガスタジオやインストラクターがいるのが事実。ある教えによれば、女性は月経中には休息をとって、激しい運動をしてはいけないとされています。その一方で、ゆっくりしたシークエンスのヨガならば、生理中でもできると答える人もいます。
ヨガをしたことがある人はご存知かもしれませんが、ヨガのポーズには激しいものから、ゆっくりと体のストレッチを促すポーズまであります。そのため、生理中におこなっても大丈夫なポーズと、生理中には取ることが好ましくないポーズが存在するのです。
反転をふくむ自然の流れを妨げる可能性のあるポーズは、生理中はおこなわないように教えるクラスもあります。一方で、生理痛を軽減できるポーズも存在します。生理痛を和らげるポーズとしてとくに有名なのは「橋のポーズ」。
生理のつらさを軽減してくれる程度のヨガであれば、おこなうことで、前向きに生理習慣を過ごすことを促してくれるのではないでしょうか。
生理というものは個人によって大きく違いがあります。そのため、「このポーズは生理中におこなえる」「このポーズは生理中に控えるべきだ」と画一的にとらえるのではなく、自分の体調にあわせて判断するようにしましょう。
生理中のヨガに関して、厳格な規則はありませが、自分の体調にあわせて柔軟に対応するようにしましょう。
柔軟性が必要?
ヨガには、柔軟性は必要ありません。ヨガは体の調子を整え、落ち着きをもたらし、癒しの感覚を与えます。柔軟性はその1つの側面にすぎません。
確かに柔軟性があると、取ることができるポーズの種類は増え、ポーズによっては新しい効果を体に与えることもできます。しかし、ヨガで大事なのはポーズを決めることではなく、意識を「今この瞬間」に集中させること。ポーズの完成度や柔軟性を気にするあまり、今この瞬間に集中できないといったことがあっては本末転倒です。
柔軟性を気にせずに、自分のできる範囲で体を動かしていくことで、体と心の両方に、健康を維持する効果を与えることができます。
柔軟性を養いたい方に朗報なのが、一定期間ヨガをおこなうことで自然と柔軟性が得られるということ。
柔軟性があると取ることのできるポーズの範囲も増え、さらなる効果を得ることができます。
妊娠中のヨガでできるポーズとできないことは?
マタニティヨガのメリットは、大きく分けて3つあります。
- 出産時の骨盤を開きやすくしてくれる
- ストレス解消の効果
- 呼吸法を学ぶことができる
マタニティにおすすめのポーズは、開脚のポーズ、猫のポーズ、花輪のポーズなどです。妊娠中の方にとってどのようなポーズが効果的なのかをしっかりと調べてから、ポーズを取るようにしましょう。
マタニティヨガで注意する点は、ホットヨガへの参加。妊娠中の方はホットヨガへの参加を避けましょう。理由としては、脱水症状を起こすことや子宮に負担をかけてしまうリスクが考えられるためです。
また、仰向けになると、赤ちゃんへの血液が遮断されてしまいます。胃に横たわることでも、赤ちゃんは圧迫されてしまいます。もうひとつ注意しておきたいのが、バランスを取るポーズ。妊娠しているときとそうでないときの体重は異なるため、バランスを取ることが難しく転倒する恐れがあります。
お腹を圧迫するようなポーズと転倒の恐れがあるポーズはさけるようにしましょう。
特定のポーズがとれない場合はどうすればいい?
ある特定のポーズをとれなくても、無理をすることはありません。無理に自分の身体能力を超えたポーズを取ろうしてしまうと、痛みを伴ってしまうことやケガの恐れが考えられるからです。
ヨガのポーズが取れるか取れないかではなく、身体が十分にストレッチされているか、呼吸が整っているか、今この瞬間に集中することができているかにフォーカスし、ヨガをやっていきましょう。身体に耳を傾けてあげることが何より重要です。
ポーズの習得にはステップを踏むことが大切です。練習を始めた頃は、取ることが難しいポーズにあふれているのが自然。そんなときにヨギーを助けてくれるのが、ヨガプロップス(ブロック、ベルト、ブランケット)です。ヨガプロップスを使用して可動域を広げていくことで、とれるポーズを増やしていきましょう。また、ヨガインストラクターにポーズのアドバイスをもらうのもひとつの手段でしょう。
ヨガは女性だけのもの?
女性の参加人口が多いようにも思えるヨガ。
Sports Marketing Surveys USAが収集した2012年の調査では、ヨガをおこなう人口のうち17.8%は男性であることがわかりました。さらに、ヨガをおこなう男性有名人も存在します。例えば、イチローさん、ビル・ゲイツさん、ジャスティン・ビーバー、スティーブ・ジョブズさんなど、さまざまな職業に就く男性有名人がヨガをやっています。
筆者が参加したタイのヨガ教室でも、約15人のクラスの規模で男性が3人いたのを覚えています。男性はおそらくクラスの中では少数派かもしれませんが、国やクラスの規模によっては、男性はあなただけではないと言えます。
ヨガはジェンダーに関係なく、すべての人に効果をもたらします。男性特有の体の特徴から考えると、ヨガは筋肉量アップや精神面でのストレス減少効果を発揮します。「男性のみ」「女性のみ」という既存の考えが広がったことにより、施したいことが施せないということがあってはなりません。ジェンダーに関係なくすべての人がヨガから効果を得られる日が来ることを期待したいものです。
悩みを解決して快適なヨガライフを送ろう!
ヨガを始める前や、ヨガをおこなっていると、ポーズ以外にもさまざまな疑問がでてくると思います。その場で直接、インストラクターやスタジオスタッフに質問できるのなら困ったことはありませんが、聞きづらい場合もあります。今回ご紹介した内容で、疑問や不安は解消されたでしょうか。
わからないことを解決したり、不安な要素を解消したりして、すっきりした気持ちでヨガレッスンに取り組んでいきましょう!