Withコロナ時代のヨガスタジオの予防対策ルールとは?レッスン再開時にチェックしたいポイント!

緊急事態宣言が解除されてからというもの、コロナ感染者の数は増加してきています。スタジオでのヨガを習慣としている人たちが心配なのは、スタジオの安全面なのではないでしょうか。今回はヨガスタジオがおこなっている対策についてと、私たちができる予防策についてお届けしたいと思います。「Withコロナ時代」に求められるヨガスタジオでのルールを守って、ヨガのある生活を楽しみましょうね!

ヨガが免疫力をあげる?

出典:nippon.com

ヨガによって私たちの免疫力が高まれば、ウイルスを克服するのに大きな助けとなる 


これは、今年6月21日の「国際ヨガの日」にあわせた演説で、インドのモディ首相が発言した言葉です。モディ首相の示した見解の通り、ヨガは体にも心にも素晴らしい影響を与えます。ヨガをすることで、免疫力をつけることができるほか、安定した精神も手に入れることができます。

東京ほか3県と北海道では、5月25日に緊急事態宣言が解除されたことで多くのヨガスタジオが再開しました。自宅でヨガをおこなっていた人々が待ち望んだ瞬間でもあります。今までお世話になったヨガスタジオに訪れることで、支援したいと考えている人も多いはず。

しかし、緊急事態宣言が解除されてからというもの、コロナウイルス感染者の数は増加し続けています。スタジオでのヨガを習慣としている人たちが心配なのは、スタジオの安全面なのではないでしょうか。どのようなコロナ対策がスタジオではおこなわれているのかを具体的に知らないままだと、安心してヨガレッスンに参加することができません。

緊急事態宣言が解除されたあとからというもの、ヨガスタジオは他の企業と同じく変化してきています。

今回は、ヨガスタジオがおこなっている対策についてと、私たちができる予防策についてお届けしたいと思います。ご紹介する対策例を参考に、参加を希望するスタジオの安全面チェックをおこなってみてくださいね。安心した気持ちでレッスンに参加しましょう!

ヨガスタジオがおこなっている対策

ヨガスタジオは、緊急事態宣言を受けた直後に営業を停止した企業の 1つであり、現在着実に再開してきている場所になっています。ヨガスタジオは安全なのか不安になったり、どういったコロナ対策をおこなっているのかが気になったりすると思います。

人々が運動しているスペースで発生する感染症のリスクを減らすために、ヨガスタジオがおこなっている対策をご紹介します。

スタジオの定員数を減らす

通常の定員数から、人数を削減しているスタジオが多いようです。人数を減らすことで、余裕をもって人同士の間隔をあけることができるためです。各生徒の間に2メートルの間をとるようにしているヨガ教室が多いです。

ヨガ教室ではヨガをおこなう際にマットを広げるため、そのぶんのスペースがとられます。コロナ前は1回のクラスで参加人数が50〜60人規模だったものが、現在は10〜12人程度のみの参加が認められています。

このように、新型コロナウイルス感染症後のヨガスタジオでは、人と人との間隔を開けられるように、通常の定員数から人数を減らしておこなうのが前提になりました。

また感染リスクを減らすために、1対1のプライベートレッスンを始めるスタジオも浸透してきているそうです。

消毒・換気の徹底

レッスンとレッスンの合間には、スタジオおよび店内の消毒と換気を徹底しています。壁、床、カウンターのテーブルなどを含む表面部分は徹底的に消毒されています。ティッシュや手指消毒剤もすぐに利用できるようになっています。

密集・密閉を防ぐことを考えると、今後は野外ヨガやオンラインヨガの需要が増えることが予想されます。

野外ヨガは、天候には注意が必要ですが、人同士の間隔をあけやすく空気の循環もよいため検討する価値があります。

オンラインヨガも、個人レッスンやグループレッスン、サブスクライブ型から無料体験をおこなっているところまでさまざまな種類があるので、安全面を優先する方はぜひ検討してみてください。

ポーズ調整をおこなわない

通常のヨガクラスでは、インストラクターがヨギ(ヨガをする人)に触れてポーズの調整をおこなうことが多いです。

しかし緊急事態宣言解除後のヨガスタジオでは、生徒の間で菌が広がらないように、インストラクターによるポーズの調整はおこないません。インストラクターの言語指導をメインに、自分で調整をおこなう形をとっています。

接触が少ないほど、菌が広がる可能性は低くなります。ポーズ調整を控えることで、生徒は安全な環境でヨガをおこなうことができます。

受付時の間隔を確保

コロナによるヨガスタジオの変化は、生徒同士の距離間隔だけではありません。ほとんど全てのヨガスタジオでは、一定の間隔を開けてカウンターに並ぶように協力を求めています。

受付対応をおこなうスタッフと来店したお客さんの間にも、一定の距離を開けるようにしています。お金や会員証、鍵などの手渡しをするのも控えています。

受付カウンターが混み合わないように、事前予約した生徒のみを受け付けているヨガスタジオが多いようです。その場合は、希望するヨガスタジオの公式ホームページから予約をおこなって参加するようにしましょう。

マスクの着用

フロント対応時はマスクの着用が義務付けられています。ヨガクラス中にマスクを着用することは、熱中症などのリスクを伴うなどの危険性があるため、着用はフロントだけのルールをとっているヨガスタジオもあります。

ヨガ中のマスク着用が義務付けられているスタジオであれば、クラス内容はゆったりとしたストレッチベースまたは瞑想がメインの内容に変更されている可能性が高いことが考えられます。

マスクを着用しながらヨガをするときは、頻繁に休憩をとるなどして、少しでも呼吸を確保するようにしましょう。ヨガは呼吸ベースの運動です。マスクを着用しながらおこなうと、酸素を取り入れることが難しくなり呼吸が荒くなります。この状態が続くと、慢性呼吸不全などの大きな病気を引き起こす恐れがあります。普段よりも体の状態に気を配りながら参加するようにしましょう。

ヘルスチェックシートを書く

ほとんどのヨガスタジオでは、入店してからすぐにヘルスチェックシートを記入するようお願いしています。ヘルスチェックシートにて、発熱、くしゃみ、咳、鼻水、のどの痛みなどの症状がないかをチェックします。チェック項目に該当する点がある場合は、クラスを遠慮してもらう形をとっています。

私たちができるスタジオでの予防策

今後も継続してスタジオでのヨガを楽しむためには、私たちの意識と努力も重要です。私たちがヨガスタジオでできるコロナ予防策4つをご紹介します。

体調が悪いときは無理をしない

ヨガスタジオを訪れる前に、自宅で検温を済ませておきましょう。体温が、目安の37.5度以上ある場合は、ヨガスタジオを訪れるのは控えてください。

ヨガ用品を持参する

ヨガマットやブロックなどのヨガ用品を持参してレッスンに参加することも大切です。もし、ヨガ用品を持っていなければ、今がマットやブロックを購入するベストタイミングなのかもしれません。

多くのヨガスタジオでは、スタジオ再開後にマットの貸し借りをするサービスを休止しています。同様にブロックやストラップなどのヨガの小道具も借りることができないようです。

もちろん感染症が心配で、自分のヨガ用品を持ち込むのは気がひけるという方もいると思います。そんな方に朗報です!ヨガの先生によっては、ブロックやストラップを使用しないクラスもあるようです。

それでも、やはりマットは必要な場合は多いです。スタジオでヨガを受けたい人がマットに投資するときは今なのかもしれません。

おしゃべりを減らす

私語をなるべく減らすことで、コロナウイルス対策を徹底することができます。会話をした際に口から飛び出した飛沫によって、人から人へ感染する恐れがあります。リスクを回避するためには、できるだけ会話を減らさなくてはなりません。

楽しいことや嬉しいことなどを言葉でシェアできないのは辛いでしょう。しかし安全面を優先させることで、自分だけではなく大切な人の安全も守ることができると覚えておきましょう。

ヨガの前と後に手洗い・消毒をする

スタジオがきれいに消毒されているだけでは、菌から完全に身を守ることは難しいです。ヨガのレッスン前とレッスン後に、しっかりと手洗い・消毒をすることで、菌を徹底的にガードすることができます。インスタラクターもみな、徹底した手洗いと消毒で健康を管理しています。

シャワー施設がついているヨガスタジオでは、シャワーの使用を禁止しているところもあるようです。その場合は、帰宅後にシャワーを浴びるようにしましょう。

事前にホームページを確認すること

全てのヨガスタジオが上記で紹介したすべての対策を取っているとは限りません。安心してレッスンを受けるためにも、スタジオを訪れる前には公式ホームページを確認するようにしましょう。

具体的な内容を検索する際は、スタジオ名と「新型コロナウイルス感染症への対応について」と検索してみてください。

またコロナウイルスの影響により、クラスの数が減ったり時間が短縮されていることが考えられます。クラスのスケジュールは事前に確認しておきましょう。もし得たい情報がホームページから得られないときは、電話をして聞いてみるのも1つの手段です。

ちなみにクラスがまばらであったり、クラスの時間が短縮されたりする理由は、スタジオを消毒する清掃時間への対応や感染リスクを抑えることが背景にあります。

Withコロナ時代の、新しいヨガスタジオのカタチ

しばらくの間は、これまでと同じような条件でヨガスタジオを利用することは難しいです。しかし新しいルールを守ってヨガを楽しんでいるうちに、以前のようなヨガスタジオが戻ってくるかもしれません。新しいルールに慣れて、不自然さを感じずにヨガを楽しめるようになっている可能性も考えられます。

今は「Withコロナ時代」に求められるルールを守って、ヨガで毎日を快適に過ごしましょうね!

Z世代、ハワイアンダンス、ヨガ、国際コミュニケーション学部専攻(卒)元オーストラリア留学生。「誰もが生きやすい世界」をコンセプトに世界各地のカルチャー、社会問題×ライフスタイル、メンタルヘルス×ヨガなどを中心にお届けします!
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