もくじ
今年こそヨガにチャレンジしてみたいという方へ
疑問や不安は最初に解消しておきましょう
ヨガは基礎代謝アップや血行促進、デトックス効果やアンチエイジング、体の歪み矯正など身体の健康に効果が期待できるのはもちろん、自律神経の安定など心のバランスを整えることなど様々な効果が期待できます。
実際「ヨガを始めてみたい!」と思う反面、疑問や不安を感じている人も多いのではないでしょうか。ヨガを始める前に、疑問や不安を解消しておくことで、持続可能なヨガライフを送ることができます。特にクラスの選び方やスタジオ選びなどを入念に行わないと「こんなはずじゃなかったのに…」とすぐに挫折してしまうことも。
ヨガの基本Q&A
Q そもそもヨガって何ですか?
「ヨガ」とはサンスクリット語の動詞の語源「yuj」から派生し「Yoga(ヨガ)」という言葉になりました。ヨガには、「コントロールする」「調和をとる」、「つなぐ」といった意味があります。
ヨガというと「ポーズ(Asana/アサナ)」を思い浮かべると言う方がほとんどかもしれません。しかし、これはヨガの中のほんの一部分。ヨガには8つに分けた段階があり、ポーズはその中の一つ。この8つの段階のことを「ヨガの八支則」と呼ばれ、ヨガの経典「ヨガスートラ」にて説明されています。
段階 | 概要 |
ヤマ | 禁戒。盗まない、無用な暴力をふるわない等の慎むべきことや行動。 |
ニヤマ | 勧戒。感謝の気持ちを持つこと、清潔さを保つなど自分自身の生活態度を見直す。すべきことや行動。 |
アサナ | ポーズ。動く瞑想。身体の健康を保つ。 |
プラーナヤマ | 呼吸法。生命力(プラーナ)をコントロールする。 |
プラティヤハーラ | 制感。動作を鎮め五感を内に向かわせ瞑想に入る準備。 |
ダーラナー | 集中。 |
ディヤーナー | 意識が同化してきて直感が起きてくる。 |
サマディー | 悟り。全てから解放された状態。 |
ヨガ発祥の地インドでは、ヨガは身体の健康のため以外にも、より良い生き方を実践して、八段階目にあたるサマディーに向けて実践されてきた訓練方法です。それが世界中に広がり派生していきました。
ヨガを習う上で、必ずしもこの「八支則」を理解しなければできないわけではありませんが、知っていることでよりヨガの深い効果を感じられるかもしれません。
ヨガの効果って?
ヨガの魅力は、健康的な身体に導いてくれることはもちろんのこと、「心」にも良い方向で作用するという点。ヨガは心身のバランスを整える手段としてとても効果的ともいわれています。
Q 運動は苦手な私でもできますか?
ヨガにおいて運動の上手い下手は関係ありません。それは、ヨガは他人と競い合ったり点数を採ったり勝ち負けを決めるものではないから。
それぞれがヨガを通して、自分の身体や心に向き合っていくことで、ヨガの効果を最大限に感じることができます。運動が苦手な方でも、気軽に始めることができますよ。
Q 身体が硬いのですが大丈夫ですか?
身体が硬い人ほど、ヨガの効果を実感することができます。柔軟性がどうしても先行してしまうヨガですが、ヨガには柔軟性そして強さ(筋肉)も必要になります。
ヨガを通しての身体の変化は早いです。ヨガの練習を毎日コツコツ続けていくことで、この2つの要素が身についていると実感できるのではないでしょうか。
Q ヨガで痩せますか?
ヨガを行うことで全身の筋肉をバランスよく使い、呼吸法によって基礎代謝アップを期待できます。また、ヨガを練習することで「中庸(バランス)」に近づくことができ、それに応じた美容やダイエット効果も期待できます。
Q 何を揃えればいいですか?
ヨガスタジオの多くは、ヨガの練習に必要な道具は貸し出ししています。具体的には、ヨガマットやプロップス(ポーズを取る際の補助道具)。
後述するウェアやタオル、またマイボトルなど、スポーツジムに行く際に必要な一般的なものを揃えておけば問題ないことが多いでしょう。
ただし、個人で運営しているヨガの教室や、グリーンヨガ(公園やビーチヨガなど)では「ヨガマット持参」としている場合も多いため、事前に確認するようにしましょう。
Q ウェアは何を着ればいいですか?
動きやすい服装であることが第一条件。フード付きパーカーや厚手素材、装飾の多いトップスなどはポーズを取る際に邪魔になることも懸念されるため避けることをおすすめします。
Q レッスン中心がけたいことは?
初めてヨガをする方は決して「無理」はしないことを常に念頭においておきましょう。
頑張りすぎたり、無理をしたりしてしまうとケガに繋がることも。疲れを感じたら、遠慮なく休息を取るようにしましょう。
Q 生理中もヨガはできますか?
生理痛や心の浮き沈みなどにも良い効果を感じられることがあるヨガは、むしろ生理中でも積極的に行うことをおすすめします。ただし、「常に自分の身体の声に耳を傾ける」ということを覚えておきましょう。自分の体調が常に最優先です。
「腹部を圧迫するポーズ」(ねじりのポーズ等)や「逆さまになるポーズ」などは生理中のNGポーズです。
ホルモンバランスがゆらぎがちなこの時期は、自宅でセルフプラクティスするのもおすすめです。
ヨガスタジオ選びのポイント
ヨガには、パワーヨガ、ホットヨガ、アシュタンガヨガ、ヴィンヤサヨガなど様々なスタイル(流派)があります。また人によって通える時間帯も異なります。
ヨガを始めるにあたってスタジオ選びの一番のポイントとなるのは「続けやすい」かどうかということ。
習い方を選ぶ
ヨガは今やスタジオだけでなく、オンラインで自宅にいながらも習うことができます。それぞれのメリットやデメリットをしっかり把握した上で選ぶようにしましょう。
スタジオに習う?
スタジオでのレッスンは時間の拘束などがネックになりますが、インストラクターから直接指導してもらえるという最大のメリットがあります。グループレッスンであっても、インストラクターがそれぞれの状況を把握した上でレッスンを進行していくため、レベルに合った軽減方法(ポーズの段階を簡単にして負担を減らすこと)を指導してくれます。それぞれに合ったヨガのポーズに導いてくれることで、怪我などを未然に防ぐこともできます。
メリット |
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デメリット |
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オンラインフィットネスで習う?
「仕事が忙しい」、「まだ子どもが小さい」などスタジオに通うことが困難な方も多くいます。時間の制約がなく、自分の空いた時間にレッスンを受けることができるのはオンラインフィットネスの最大のメリットと言えます。
ただし、録画されたオンラインフィットネスの場合、インストラクターは一般的なポーズのとり方を指示することが多いのが懸念点。それぞれの身体のコンディションやレベル、経験に合わせているわけではないので、初心者の方は指示通りに身体を動かそうとすると怪我に繋がることもあります。
メリット |
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デメリット |
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オンラインフィットネス「SOELU(ソエル)」では、自宅にいながらもライブレッスンを受講することができます。初心者の方で身体の使い方やヨガに慣れていない方などにはおすすめですよ。
通いやすい場所を選ぶ
ヨガは通えば通うほどその効果を感じることができます。持続可能なヨガライフを送るためには、スタジオレッスンの場合は「通いやすさ」はとても大切なポイント。
通勤やお買い物のついでに楽に行ける場所を選ぶようにしましょう。
通える時間帯にクラスがあるか
子どもがまだ小さい主婦の方などは、平日の午前中やお昼間に、フルタイム勤務の方はお仕事帰りの夜など、行きたいタイミングでが開講しているかどうか確認しましょう。
料金プランを比較する
スタジオレッスンの場合
ヨガスタジオの場合は、「毎日通う人のためのフリープラン」、「週に数回通う人のための回数券」など、それぞれの通い方に合った料金プランが用意されていることが多いです。
スタジオによって料金には差がありますが、少人数制などをとっているスタジオやクラスの場合は比較的料金は高めの設定です。また大まかでも良いので、入会金やレンタル料金、電車賃なども含めて毎月どの程度かかるのかというのも計算しておくのがおすすめです。
オンラインフィットネスの場合
価格を安くというのであれば、スタジオレッスンよりもオンラインフィットネスがおすすめです。オンラインフィットネスの多くは数日間から数週間程度の無料体験レッスンを実施していることもあるため、料金プランと照らし合わせながらコストパフォマンスの良いものを選ぶようにしましょう。
キャンセルポリシーも確認する
スタジオレッスンの場合は、いつでも簡単にホームページやメールで予約できるかどうかも重要。最近はアプリで予約ができたり、キャンセルができるスタジオも増えてきています。急用で当日キャンセルしてもOKというスタジオの方が初心者の方でも長く続けられますよね。
インストラクターとの相性も重要
スタジオレッスンの場合の最大のメリットはヨガインストラクターから直接指導してもらえる点。ヨガの歴史、身体のことや心の事など様々な知識のあるインストラクターとの練習は「ヨガを続けたい」というモチベーションにも繋がりますよね。
レッスンの作り方や、アジャストメントの方法(ポーズの調整)なども人によって好みがあります。長く続けるためには、自分の好みにあった相性の良いインストラクターを選ぶのがおすすめ。
今年こそヨガライフをスタートしよう!
ヨガへの挑戦は始めの内はちょっぴり緊張してしまうかもしれません。事前に不安や疑問を解消して始めると予想以上に効果や楽しさを実感できるかもしれません。是非、ヨガをスタートしてみたいという方は参考にしてくださいね。