もくじ
プーアール茶の効果は?
そもそもプーアール茶にはどのような効果があるのでしょうか。一般的には以下のような効果があるとされています。
- ダイエット効果
- アンチエイジング効果
- 便秘の改善
- 美肌効果
- むくみの解消
- 体内の老廃物の排出
- 冷え症の改善
- 二日酔いの緩和
- 脳梗塞、心筋梗塞の予防
- 糖尿病の予防
このような多様な効果があるので、今プーアール茶が人気なのです。
プーアール茶の基本的な淹れ方は?
次にプーアール茶の基本的な飲み方をご紹介しましょう。
用意するものは?
プーアール茶を飲むときには最初に以下のものを用意しましょう。
軟水
ペットボトルなどで販売されている硬水はミネラル分が多く、それが好きで飲んでいる人も多いでしょう。しかしそのような硬水でプーアール茶を淹れてしまうと、硬水のミネラル分がプーアール茶のうまみ成分の抽出を妨げるため、味わいに苦さしか出ず、おいしく飲むことはできません。
ですからプーアール茶を淹れる際には軟水を用意しましょう。水道水でも浄水器を通せば十分においしいプーアール茶を淹れることはできます。
お茶の道具
プーアール茶を淹れる際には特別な道具は不要です。基本的には以下のようなものさえあればプーアール茶を淹れることができます。
- ティーポット、急須、コーヒーサーバーなど(ただし、プーアール茶の匂いが移る可能性があることに注意)
- 湯のみ
- 沸騰したお湯(日本茶の場合50~80℃がよいとされますが、中国茶の場合は100℃に近い方がおいしく淹れることができます)
淹れる前にこれだけはしよう
お湯を注いでプーアール茶を淹れる前に以下のことをしっかり実践すると、おいしいプーアール茶を飲むことができます。
固形茶は細かく崩す
一般に販売されているプーアール茶は固形状になっています。プーアール茶を淹れる際には、この固形のプーアール茶を尖ったものでしっかりと崩し、1枚1枚の葉の状態になるようにしましょう。固まったままの茶葉ではうまくうま味成分が抽出できません。
洗茶も忘れずに
プーアール茶を淹れる場合は、飲むためのお湯を注ぐ前に、お湯で茶葉を洗いましょう。方法は後ほどご紹介しますが、このひと手間をかけるだけで、茶葉のほこりが落ち、格段に味わいが増します。
プーアール茶をおいしく淹れる6ステップ
ではプーアール茶をおいしく淹れるための6つのステップをご紹介します。
1 カップを温める
最初に湯のみにお湯を注ぎ、10秒ほどそのままにして器を温め、すぐにお湯を捨てます。
2 ティーポットに茶葉を入れる
ティーポットにプーアール茶の茶葉を入れます。プーアール茶の量はお湯100ccに対して1gと考えましょう。もしも通常の大きさの湯のみで2杯くらい飲むのであれば、2~3g、大きさで10円玉程度のプーアール茶が適切です。
3 洗茶
上も書いたように洗茶はおいしくプーアール茶を飲むためのポイントです。方法はティーポットにお湯を注ぎ10~20秒ほどそのままにしたらお湯を捨てることです。この捨てるお湯で湯のみを温めてもよいでしょう。
4 お湯を注ぐ
100℃を目安に沸騰したお湯を注ぎます。
5 蒸す
プーアール茶は抽出されやすいので、蒸らす時間は必要ないという意見もありますが、一般的には5分程度蒸らします。それで1度淹れてみて、あとは自分の好みで蒸らし時間を調整していくのがよいでしょう。
ただし、1杯目から2杯目は苦味が出やすいので、蒸らし時間は数十秒にしておいた方がよいかもしれません。3杯目、4杯目の時には少しじっくり蒸すと、うま味成分が十分に抽出されます。
6 湯のみに注ぐ
複数の湯のみにプーアール茶を注ぐ際には、濃さが均等になるように回し注ぎをしましょう。
プーアール茶はいつ飲むのが効果的?
プーアール茶の淹れ方が分かったところで、プーアール茶の健康効果を十分に受けるためにはどのタイミング飲むことがよいのかについてです。
ダイエットのためには食事と一緒に
プーアール茶に含まれる抗酸化成分のカテキンは、細胞の老化を予防するアンチエイジング効果があります。また身体の中の脂肪の排出を促進するので、ダイエットにも非常に効果的です。
このカテキンの効果を十分に発揮させるためには、食事を摂る時に一緒にプーアール茶を飲むとよいでしょう。
1日の適切な摂取量は2Lまで
ただし、プーアール茶の健康効果をできるだけ多く発揮させたいからと言って、1日に必要以上の量のプーアール茶を飲むことには気をつけましょう。具体的には以下のような上限を守って飲むことが大切です。
カフェインの過剰摂取に要注意
なぜプーアール茶の過剰摂取に気をつけなければならないかというと、プーアール茶にはカフェインが含まれているからです。カフェインを過剰摂取をしてしまうと以下のよう障害が発生します。
- 不眠になる
- 胃をこわす
- 腹痛や下痢が起こる
- 貧血になる
- めまいを感じる
- 高血圧になる
- 不整脈が発症する
- 肌荒れが起きる
さらには妊娠中の女性がカフェインの過剰摂取をすると、胎児にも悪影響が出る可能性があります。
カフェインの摂取上限は1日400mg未満
カフェインを1日にどこまで摂っても大丈夫かというと、EUの欧州食品安全機関によれば、大人の場合は1日に400mg未満が適切だとされています。さらに1回の摂取量も200mg以下にすることが基準です。
さらに妊娠中の女性の場合はこの半分の、1日200mg未満のカフェインまでに抑えることが推奨されています。
プーアール茶のカフェイン量は?
ではカフェインの400mgとはプーアール茶で言えばどの程度の量に換算されるのでしょうか。
固形のプーアール茶のカフェインの量は100mlあたり15mgだとされています。これを基に計算すると
400㎎÷15㎎=100ml の容器で27杯
になります。一般的な湯のみの容量は1杯だいたい200mですから、1日に13杯、総量で言えば1日2Lが上限ということです。ただし何度も繰り返しますが、妊娠中の場合はこの半分ですから、1日1Lが上限です。
健康的にプーアール茶を楽しむためには、この1日2Lの上限を守りましょう。
まとめ
いかがですか。
プーアール茶のおいしい飲み方についてご理解いただけたでしょうか。プーアール茶に限らず、健康に好影響のあるお茶を飲む場合は、おいしい飲み方イコール効果を発揮させる飲み方です。
ですから、以上の解説を参考に、プーアール茶をおいしく飲んで、ダイエット効果や健康効果を十分に得られるようにしましょう。
・プーアール茶の驚くべき10の効果とは?ダイエットや便秘に悩む人に毎日持ち歩いて飲んでほしいその理由。
・さらばぽっこりお腹!便秘を改善するプーアール茶の効果と正しい飲み方とは?