もくじ
年末の恒例行事!全国各地で行われる「108回ヨガの太陽礼拝」
【おさらい】太陽礼拝ってそもそもなんだっけ?
・起源、意味
太陽礼拝は、サンスクリット語でスーリヤナマスカーラ、英語ではサンサルテーションといわれています。1910年頃に構成されたと考えられており、太陽礼拝が誕生してしばらくは、ヨガは一般人が健康のために行なうものではなく、出家修行者の禁欲的な精神修業法という位置付けをされていました。現在のような体系になったのはここ100年ほどだそうです。
12のポーズで構成された太陽礼拝は、「一日の太陽の動きへの畏敬の念」や「一年の四季の移ろいの中で感じられる気づき」、「生まれてから死ぬまでの一生に込められた祈り」などさまざまな思いが込められているといわれています。その他にも、地面に全身を預けて祈りを捧げる五体投地からきているという説もあるそうです。
・効果
太陽礼拝のように決められた12のポーズを繰り返し、呼吸に意識を向け続けることで、自然と集中し、心が落ち着いていく感覚が得られるといわれています。決められた型の動きを続けることで、日々の変化や心身の感覚の違いにも気づきやすくなるのが魅力の1つです。また、呼吸に合わせて動き続けることで血行を促進したり、体が温まることで柔軟性が増したりと、身体的にも嬉しい効果がたくさんあります。
編集部が行く!YMC主催「108人限定108回太陽礼拝」にお邪魔してきました!
2018年12月15日に開催されたYMCメディカルトレーナーズスクール主催の、「108人限定108回太陽礼拝」にYOGAHACK編集部は今回お邪魔させていただくことが出来ましたのでその全貌をリポートします。
今年のイベントに参加しても良し、来年は参加してみようかな!でも良し。是非参考にしてみてください!
煩悩を手放してくださる先生がたのご紹介!
佐藤ゴウ先生(右)と、河口智賢副住職(左)のお二人です。
ゴウ先生は、『人間力』にフォーカスを当てたヨガ講義や、心身の繊細な感覚をみつめるヨガレッスンが人気で、ヨガインストラクターの方々からも絶大な支持を受けている日本を代表するヨガインストラクターです。
河口副住職は、曹洞宗耕雲院の副住職を勤められていらっしゃいます。全国曹洞宗青年会の副会長もされています。
108回太陽礼拝いよいよスタート!
先生方から内容や目的などの説明があった後、厳かな雰囲気の中、木魚のリズムとお経とのセッションの中、参加者全員でカウントしながら進めていきます。
108回も体力が続くのかな、と不安に思うかもしれませんが、途中でお休みしてもちろんOK。
約2時間程度、体を動かし続けるので間違いなく運動量は多いですが、簡単な太陽礼拝のシークエンスの繰り返しのため、初心者の方でも最後まで粘り強く続けていた方が多い印象でした。
また、太陽礼拝の一連の動きを記憶すると「次のポーズは何をするのかな?」「この型で合ってるのかな?」と意識が散漫になることなく、呼吸に意識を向けるだけで自然と瞑想状態を味わうことができます。
会場にいる全員の一体感を感じることが出来、非日常的な高揚感に包まれます。
記念すべき108回目の太陽礼拝を動画でお届け!
開始から約2時間が経過。ようやく最後の108回目、太陽礼拝の瞬間を迎えます。貴重な108回目を動画でもお届けします。
達成感から笑顔が会場全体にひろがります!
無事に終了!確かに体の疲労感はかなりのもの。
途中苦しくなる瞬間や、軽さや爽快感を味わう瞬間、過去を思い返したり、未来を思い浮かべたりする瞬間もあるかもしれません。色々な想いや感情が思い浮かぶのは自然なことで、無理に振り払う必要もなく、そんなときは「今この瞬間この場にいることを感謝して」穏やかに自分自身と向き合っていきます。
ヨガの後は坐禅の時間。
30分の休憩の後は、全国曹洞宗青年会の方々による、坐禅についての説明、坐禅体験です。
禅とは仏教の修行法であり、ヨガと仏教はともに共通の考え方があり深い相互関係があると言われています。