ヴィンヤサヨガは初心者でもできる?ヴィンヤサヨガの特徴やその効果について!

名前からして何となく難しそう?ヴィンヤサヨガの特徴やその成り立ちと効果についてまとめました。

ヴィンヤサヨガとは?

 「ヴィンヤサヨガ」とは、休憩を挟まずに連続したポーズをとっていく、「呼吸とポーズの一体化」をテーマにした運動量の比較的多めのヨガポーズのことです。ヨガの流れるような音楽と一緒にテンポよく身体を動かすことで、精神的にも没入感を得られ、一度やるとハマる人も多くいます。

運動量が多いと言われるヨガには「アシュタンガヨガ」というヨガが有名ではあるのですが、そこから派生したヨガであることがわかっています。

「アシュタンガヨガ」を基本として、そこにアレンジを加え、休みなく連続してポースをとることで発汗と心拍増加を目指します。軍事用ヨガとも呼ばれています。身体を動かすことが好き、呼吸と身体の動きの一体感を感じたい人には是非やってほしいヨガスタイルです。

ヴィンヤサの単語は、サンスクリット語の「ヴィ(特別な方法)」「ンヤサ(配置する)」を繋げた造語です。

しかも「こうである」という決まりはなく、「ヴィンヤサヨガ」と一言に言ってもインストラクターによって「瞑想やリラックスを重視する」のか「運動量と循環器を鍛える方向を重視する」のかが違ったりします。
スタジオで事前に運動量を確認するなど調べてから、レッスンを受けても良いと思います。

ヴィンヤサヨガの歴史

アシュタンガヨガから派生したヨガです。シヴァ・レイ、シンディー・リー、ジェイソン・クランデル、ショーン・コーンなどの方々がヴィンヤサヨガの指導者として名前が知られています。

アメリカで生まれたとされるヴィンヤサヨガ。今では多くの指導者に支持されています。ダイエットができるヨガとして雑誌に紹介されたこともあるほど。ヴィンヤサヨガをきっかけにヨガに興味を持ったという人もいるくらいです。

ヴィンヤサヨガ・ポーズの特徴

ヴィンヤサヨガの大きな特徴はその「運動量」にあります。

ポーズが連続して流れるように連なっているので動作一つ一つが長く、そして腹式呼吸や身体のねじりなど、息が上がるポーズもしばしば。思い切り体を動かすことで体脂肪が燃焼し老廃物(汗)が排出され、インナーマッスルを鍛えるという特徴があるのです。

また、なんと言っても呼吸に乗せて体を動かしていくことは、どんどん交感神経を優位にしてくれ、代謝が向上、結果的に脂肪燃焼に繋がります。また、交感神経は気持ちをリフレッシュし集中力の向上にもつながります。

つまり、引き締め効果とリフレッシュ効果については折り紙つきのポーズがヴィンヤサヨガの特徴なんです。

ヴィンヤサヨガ・ポーズは初心者には難しい?

休憩を挟まず流れるようにポーズをとるヴィンヤサヨガ・ポーズ。一見初心者には難しそうに聞こえるのですが、プロのインストラクターから学ぶことができればそんなに難しいものではありません。

ヴィンヤサヨガがなぜ、ヨガスタジオの難易度を示す表で上位に位置しているかという理由はただ一つ。「休憩なしに一連のポーズをするから」。

基本は他のヨガのポーズと同じですし、理論さえ分かれば難しいものでもありません。初心者の方でも挑戦することができます。

しかし、ある程度スピード感のあるポーズの連続性の中で、一つ一つのポーズを正しく取っていくことは、ヨガ初心者の方は、こんがらがってしまうこともあるかもしれません。根気がいることは確かです。ある程度の体力も必要になるので「ハードなヨガをいきなりやるのは苦手」という方は他のセラピー効果の高いゆったりとしたヨガから始めるのが良いでしょう。

ヴィンヤサヨガにはどんな効果があるの?

ヴィンヤサヨガにはたくさんの効果があります。

その代表的なものには、「全身の引き締め効果・ストレス発散・首や肩や腰の疲れをとるもの、リフレッシュ、痩せ、デトックス」など身体全体に大きな効果をもたらしてくれます。

週3〜4回を目安に1ヶ月実践してみるとその効果がよくわかるでしょう。もちろん大きく体を動かすので汗をかきますし、腰や首など身体を痛めていたり怪我をしている人、妊娠中の人は避けなければなりません。

しかし、運動不足やリフレッシュを目的としている人には試して嬉しい効果がたくさんあるんですよ。

ヴィンヤサヨガに慣れてくると、身体を動かした際に呼吸もうまく合わせることができるようになるため、「身体と心が一体になる感覚」を味わうことができるようになります。そうなるとリフレッシュ効果や深いリラックス状態に入ることができるので、ヨガの楽しさに触れることになるでしょう。

ヴィンヤサヨガのポーズの流れをご紹介

では実際ヴィンヤサヨガのポーズはどのような流れになっているのでしょうか。

インストラクターによって様々ですが、大体が普段よく知られたヨガのポーズが休憩なしで流れるように繰り返されるというパターンが多いもの。

1)下を向いた犬のポーズ

2)戦士のポーズ1

3)戦士のポーズ2

4)体側伸ばしのポーズ

5)閂のポーズ

といったように、ヨガの基本的なポーズが流れていくようなイメージです。そのポーズひとつひとつに対してもインストラクターによってアレンジが加えられており、教室によってその内容は様々。

音楽が流れているのでフィットネス感覚で汗をかきながら代謝をあげることができるのも魅力ですね。

まとめ

 一見難しそうなヴィンヤサヨガですが、ポーズの基本や理論が理解できればマスターできないことはありません。リズムや音楽に合わせてポージングをすることが得意な人や、細かいポーズを覚えるのが好きな人、そして何より、運動量が多いヨガでデトックスや痩身を目指している人にとってはやりがいを見いだすことができるはずです。

百聞は一見にしかず。歴史あるヴィンヤサヨガを「難しそうだから」と嫌厭するのは勿体無い。ぜひ一度、触れてみてから考えてみてくださいね。

ライター。インタビュアー。フリーマガジン「灯す人」編集長。ヨガ歴10年。
毎朝“太陽礼拝”3回と好きなポーズを5種類やって瞑想をすることが日課。
雑誌で紹介されていた“太陽礼拝”をしてみたら予想以上に気持ちがよかった&ダイエット目的でSHIHOさんのDVDを購入して自分でやり始める。
スタジオに通っていた時期もあったが、今は自宅ヨガ。ヨガをすることで長年悩んでいた体質が改善。
「今ここ」を感じながら呼吸に集中することを楽しんでいる。