ヨガはお腹にどんな風に働きかける?
夏が近づいてくると、街中では肌を露出した洋服や水着が店頭を飾るようになります。「今年の夏は何処にバケーションに行こうかなあ~」とワクワクするのと同時に、自分の体を見て気になる部分が出てくるという方もいるのではないでしょうか。代表的なのがお腹。ヨガはお腹にも効果的です。ヨガをすることで有酸素運動で脂肪を燃やし、基礎代謝を上がることでカロリーを消費することが出来ます。脂肪燃焼、基礎代謝アップがカロリー消費につながるのでダイエットになるのです。たくさんあるお腹周りに働きかけるヨガのポーズを正しい方法ですればお腹に働きかけることが出来るのです。
ヨガと筋トレどっちが効果的?
ダイエットをするためには基礎代謝を上げることが重要です。基礎代謝を上げるためには筋肉量を上げることも有効です。よって筋トレをすることで基礎代謝を上げ、ダイエットするのは理にかなっています。一時期大流行したダイエットジムでは筋トレがメインです。では、なぜヨガがダイエットの方法として根強い人気を誇っているのでしょうか。
あるスポーツジムのトレーナーがぼやいていました。「その人向けのメニューを組みますが、最初はダイエットするぞとやる気満々なのに、ほとんど持続しませんね」なぜ続かないのでしょうか。それは心が折れてしまうから、なのだそうです。ダイエットジムの筋トレは横にトレーナーがいてペースを作ってくれるのだと思いますが、それが怖いという人もいます。その点ヨガはどうでしょうか。
ヨガのポーズは体に確かに影響を与えます。普段使わない筋肉を動かすことで余計なぜい肉は落ちて引き締まるのですが、それだけですぐに痩せる、ということはありません。ヨガのポーズで大事なのは身体よりも心です。ポーズを取りながら呼吸に集中することで心の雑念がなくなっていきます。ヨガが終わった後はしばらくぼんやりした状態になり、外にあるものに心が向かわなくなります。食べ物も同様です。すぐには食欲が湧かないことも。心が刺激的な者を欲しなくなり、今の状態に満足してしまうからです。今の満足している状態を維持したいので、心が刺激のあるものに向かわなくなります。この心に与える影響がヨガで体が痩せる理由の一つと言えるでしょう。ダイエットジムでは手が届きにくい所にダイレクトに働きかけるのがヨガ、というわけです。
お腹の悩みに効くヨガのポーズ
便秘~マーメイドのポーズ
便秘などのお腹の悩みに効くポーズはたくさんあります。まず一つ目は「マーメイドのポーズ」をご紹介します。このポーズはお尻周りの締め付けによって骨盤的筋群を刺激します。まず横向きに寝て下の腕を上に伸ばし、頭をのせます。その状態で腰、お尻、内腿の筋肉を引き締めながら足を上げていきます。脇腹に効いていると感じる高さまで上げたら5呼吸ほどして、反対側も同様に行いましょう。
ポッコリお腹~舟のポーズ
ポッコリお腹を何とかしたいなら「舟のポーズ」がおすすめです。まず両膝を立てて座ります。両手はお尻のそばに軽く手をつき、背筋を伸ばします。息を吸いながら背筋を伸ばし、体重を両手に移動させて、両足を床から離します。その状態で呼吸を繰り返し、両手は脛に軽く添えます。出来る人は両膝を伸ばしてやってみるのもいいでしょう。
お腹にガスがたまって不快感…なんとかしたい。というあなたにはまずは仰向けになって寝っころがりましょう。布団の上で行うのがよいでしょう。そして片足を抱え込むようなポーズをとります。その状態を保ちながら、腹式呼吸を10回ほど行い、終わったら、体を起こし、反対の足を持ってもう一度行います。これを1日左右両方を1セットとして3セット行ってみてください。
生理痛~がっせきのポーズ
ツラい生理痛は日常生活にも影響大です。そんなときは簡単にすぐできる「がっせきのポーズ」をしましょう。床に座り両膝を外側に曲げて、足裏を合わせて股関節の方に引き寄せ、膝の内側を外に伸ばします。股関節から体を前に倒すことで、太ももの内側を伸ばすポーズです。股関節をほぐすことで、血行を良くして生理痛を緩和します。
ついでに腰回りのぜい肉も!~半ねじりのポーズ
半ねじりのポーズも効果的です。まず座り込んでから、右足を立て膝にして、左足の外側に置きます。そして息を吐きながら右側の方に体を大きくねじります。このポーズをを1分間ほど維持して腹式呼吸を行うようにしましょう。そして今度は左右の足を逆にしてもう1度行ってみましょう。
まとめ
筋トレのように即効性があるわけではありませんが、ヨガは身体に働きかけつつ心を整えてくれる効果があります。ヨガの効果を体感するには、まずは正しい方法で継続することが大切です。筋トレで挫折してしまった、という人もヨガでじっくりお腹痩せを目指してみませんか?整った心と体を手に入れれば、日常生活にも好循環が生まれることでしょう。